「実は今回チームに新しいウマ娘さんが来られる運びとなりました。
　体験、という形ですが是非仲良くしてもらえればなと思います」

「新しいのが増えるの！？どんな感じ？どんな感じ？大型新人！？」

さっきまで眠そうに飴玉をなめていたターボが早速食いついた。
もちろんターボ以外の皆も、私もその先を促す。

「少し小柄な方ですが、力強い走りをする方ですよ。
　元々他のチームに所属していたそうですが、チームが解散する事となり
　勧誘ポスターを見て、このカノープスに興味を持っていただけたようです」

なるほど。と一息ついたイクノが部屋内のポスターを指差した。

「事実、視覚的なアプローチに訴えかけることは他のウマ娘から見ても有意義なアプローチです。
　ネイチャのお手柄ですね、とても鼻が高い思いです」

イクノとターボが一緒にえっへん！とする姿とは対象的に、やや気恥ずかしそうなネイチャちゃん。
私も今度ポスターを作る時は、キラキラのシールとかたくさん貼っちゃおっかな！

「もっ、も〜〜〜話逸れてるじゃん！ところでその子はどこにいるの？」

「失礼しました、今芝2000mのコースでウォームアップをしていただいているので
　そこで顔合わせと、合同トレーニングを始めようかと……
　その際、彼女への補助をタンホイザさんにお任せしたいのですが、大丈夫でしょうか？」

「えっ！？わたしでいいの！？」
「一人では心細いでしょうから、僕たちがトレーニング道具を持って行くまで
　チームについての説明や、話し相手に並走なんかをしてくださるととても助かるのですが……」

びっくりして帽子がずれたのをやんわりと戻す。
嫌なわけじゃない、でもちょっと嬉しいと言うかどっちかと言うと新人だった私が、新しい子を面倒見る立場になったんだな。
と思うと、頬が緩んでしまう。よぉし、頼れる先輩な所を見せてあげなきゃ！

「えー！ターボがやりたい！」
「ターボは私と一緒にウェイトと水を持ってください」
「……むえー」
「はいはい、皆で持てばそんなに重くないって。
　じゃ、新人さんのことよろしくね、マチタン」

お〜！何だか皆の期待の眼差しを感じる！
何だか誇らしくて素敵な気分……

「うん、まかせて〜！よーし！先輩として頑張るぞー！
　えい！えい！…むぅん！」

トレーナーから詳しい話を聞いて、早速その子を迎えにコースへと走る。
ターフを走る姿は一人だけだったのですぐに見分けがついた。

黒い髪と、ターボより少し大きいぐらいの小柄な女の子。
走りのフォームはとってもキレイで、キラキラしている。そう思った。

でも、一人できっと心細いに違いない！
ここは元気いっぱいに頼れる先輩として暖かく迎えなきゃ！
その子に向かって、大きく手を振りながら大きな声で呼びかける。

「やっほー！私、マチカネタンホイザ！
　よろしくねー！キンイロリョテイちゃーん！」

勝ちきれない愛されウマ娘ちゃん良いよね
と幻覚を書きましたタンホイザちゃんかわいい！

多分なんやかんやあって鼻血は出る

リョテイが来たらカノープス乗っ取られそうだな…

よりによってお前かぁ〜

小柄ってだけでまさかと思ったがやっぱりお前か…

第一声は
「…言いにくいんだけど俺、先輩だからな？」

お前か〜

マチタン受難の日々が始まる

正直リョテイちゃんどんな喋りなのか分からない
でもいい性格だと思う

>「…言いにくいんだけど俺、先輩だからな？」
と思ったがマチタンのが年上なん！？！？！？！？

実はカノープスメンバーと比較すると年代的にはステ……リョテイは後輩になるのがなんとも

もしかして元いたチームが解散した理由って

お前はG1勝ってるだろ！

>実はカノープスメンバーと比較すると年代的にはステ……リョテイは後輩になるのがなんとも
年代見たらターボネイチャイクノマチタンのが早く生まれててめちゃビビった

こうして先輩達からG1勝利への意志を受け継ぎ
スズカフクタイキスペオペラオーとかの想いを背負って海外G1勝利する王道物語とか愛さずにはいられなさそう

ステ……リョテイでも南坂トレーナーなら上手いことうやってくれる

上手い事トレーナーしてくれるとステ……リョテイがＧ１で大暴れするのでは？

南坂トレーナーだとプールに沈めようとしてもさらっといなされそう

>南坂トレーナーだとプールに沈めようとしてもさらっといなされそう
何回でも助けには来てくれるけど溺れさせようとしたら抱きかかえて動き封じるやつだ

何度もプールに投げ込まれて懲りないやつ！って笑ったら
これが貴方の事を理解するのに必要なことであれば何度でもって返す南坂トレーナー