二次元裏@ふたば

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129463 B21/05/08(土)22:07:32No.800750930+ 23:08頃消えます
「逃げないでよ。あと、手。どかして」
二人っきりのトレーナー室。アタシ、ナリタタイシンは部屋の隅に後ずさりするトレーナーに迫った。
「いや、これは……」
トレーナーが汗をかきながら首を振る。両手はなぜか股関を押さえたままだ。横に逃げようとするのを軽くステップを踏んで牽制する。
「別にやましいことなんてないでしょ」
今までにないくらい、嗜虐心が燃え立つ。
アタシのことをチビだとか嘲っていた奴らも、こんな気持ちでアタシを見ていたんだろうか。
アイツらと同じにはなりたくないな、っていう嫌悪感と……でも、コイツ相手なら少しくらいいいでしょ、っていう甘える気持ちが混ざり合って。
自分でもおかしいくらい興奮してるのがわかった。止められない。
「早く。手をどかしてみせてよ」
アタシはトレーナーを追い詰めた。

アタシがトレーナーに対してツボ押しマッサージを始めたのは温泉旅行がきっかけだった。
あの時の疲れたトレーナーの姿、ツボ押した後の大げさな反応。それが面白くて、忘れられなかったのだ。
それで、ちょっとツボ押しのことをスマホで調べておいた。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/05/08(土)22:08:05No.800751218+
旅行からしばらくして。
トレーナー室で自分で肩を揉みながら書類仕事をしていたトレーナーに言ってみたのだ。
「トレーナー。肩凝ってるなら、またアタシがツボ押してあげよっか?」
「じゃあ、頼むよ」
まさかOKの返事があると思ってなかった、あんなに嫌がってたのに。
彼によるとあの時確かに効果があったように感じたらしい。
トレーナーに言って長椅子うつ伏せ寝てもらう。アタシはスマホを取り出して、メモっておいた記事を読み直した。
えーっと、肩コリに効くツボは……っと。
「イテテテテテテッ!!」
「ちょっと。アンタがやっていいって言ったんだから我慢しなよ」
身をよじって逃げようとする彼が面白くて、つい口角が上がってしまう。
でも、これじゃ、ちょっと押しにくいな……。
221/05/08(土)22:08:42No.800751566+
「えっ、タイシン!?」
「騒がないでよ。別に変なことしてないでしょ」
アタシは彼の腰にまたがっていた。
腰を下ろしてから、大胆なことしすぎたって後悔する。
顔に血が昇ってくるのがわかった。でもそれを気づかせないように、もう一度ツボを押した。
「イテッ!イタイイタイイタイッ!」
「えーっと、じゃあ次はこれで」
「エッ!アッ!?あ、これ、ムリムリムリムリッ!!」

散々トレーナーを喚かせてから、アタシは彼の腰から下りた。
「どう?効いた?」
「……まだ痛くて、効いたのか……よくわからない………」
彼はヨロヨロと立ちあがってストレッチをした後、再び書類と向きあった。
321/05/08(土)22:09:09No.800751798+
しばらくして。
「おっ……痛いだけあってかやっぱり効果あるよこれ。ツボ押しはタイシンの隠れた才能かもな」
トレーナーは嬉しそうに言った。
「バカ」
アタシは素っ気なく返したけど……彼の力になれて良かったって、本気で思ってた。
「また肩凝ったら言ってよ。やってあげるから」
「ありがとう」

それから週1ペースくらいで、アタシはトレーナーにツボ押しマッサージを施すようになった。
彼に楽になってもらいたくって、ツボだけじゃなくてマッサージとかも調べたり。
その時見つけたのが、精力増強のツボだった。
これは……でも、アイツ、精力あんのかな?アタシが勝負服とかでヘソ出ししても一切動じてなかったし。もしかして、疲れてる?
いや、そういう目で見られても嫌なんだけど。でも一切反応されないのも癪だ。
アタシは一応それをメモった。
421/05/08(土)22:09:28No.800751956+
「ふぅ〜……タイシン、またお願いできるかな?」
目元を揉み揉んでいるトレーナーにツボ押しマッサージを始める。
彼の腰にまたがるのはまだ恥ずいけど……まあ、慣れた。
まずは眼精疲労のツボっと……。
「イッ……ッテ!!イテェ!」
それから肩コリ、腰痛……ついでに、精力増強も押してみる。
「アッ!?グッ!?イタイイタイイタイ!」
どこを押しても彼の反応は変わらない。本当に効いてるのか疑わしいところもあった。
もしかするとアタシと触れ合いたいから、とか?
だったらヤダな……。そんなことを考えつつ、ひと通りツボを押してから彼の上から降りた。
「あ、ありがとう……」
いつもと違って、妙に前かがみでトレーナーが立ち上がる。両手が股間を押さえた。
……?あっ……。
本当に効果アリ、なんだ?
521/05/08(土)22:09:49No.800752147+
部屋の隅で逃げ場をなくしたトレーナーは、最終的に土下座した。
「本当に、何もないから!勘弁してください!」
そこまで追い詰める気はなかったのに。
「元気出た?」
「う、うん」
アタシの質問に彼は頷いた。
……そっか。ふーん。へぇ……。
「タイシン……?あの、何か、いつもと違うツボ押さなかった?」
何とか机に戻ったトレーナーが聞いてくる。
「どんなやつだと思う?」
彼は返事をしなかった。
「元気出してよ。アタシのレースはまだまだこれからだから。アンタにはもっと元気出して頑張ってもらわなきゃ、困る」
いや……ここが元気になっても、とつぶやくトレーナー。
「バカ」
アタシは顔を背けてそう返した。
621/05/08(土)22:10:00No.800752272+
トレーナーが元気なのは……元気になれるのはよくわかった。
こんな小さなアタシの、走りの魅力を彼は見出してレースで勝たせてくれた。
次は……アタシの別の魅力を見つけてくれたっていいんだけどね。
そんなガラにもない乙女なことを考えながら、アタシは書類仕事に戻る彼をチラ見した。
721/05/08(土)22:12:39No.800753671そうだねx1
抱かないの……………が、これも良い…
821/05/08(土)22:16:19No.800755909+
抱けーっ!
921/05/08(土)22:18:24No.800757221+
まぁこのタイシントレーナーなら時期が来たら抱くだろ
抱くよな?
1021/05/08(土)22:20:25No.800758538そうだねx1
いずれ抱くだろうけど
これくらいの距離感を楽しみたいところはある
1121/05/08(土)22:21:21No.800759017+
ナリタタイシン後方で足を溜めています、どうでしょうこの展開?
1221/05/08(土)22:26:12No.800761740+
抱かなかったら逆ぴょいされるだろこれ
1321/05/08(土)22:29:36No.800763814+
あんま焦らすとNemesisするぞ…
1421/05/08(土)22:31:51No.800765039+
すぐにぴょいせずにムード作ってくるのも追込らしい
1521/05/08(土)22:34:53No.800766807+
>すぐにぴょいせずにムード作ってくるのも追込らしい
姉貴は先行だからぴょいしても良いんだぞ
1621/05/08(土)22:37:20No.800768272そうだねx4
タイシンストーリーやるとすごい孤独耐性高くて真面目な子じゃん
ぴょいするなんてとんでもない!これは時間かかるやつだよ!
ってなったよ
1721/05/08(土)22:41:14No.800770672+
タイシンの孤独耐性はトレーナーが3年かけて半分くらい削っちゃった気はする
1821/05/08(土)22:46:08No.800773963+
性的な目で見られるの嫌がってる感じの距離感好き


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