「よしブライアン良いペース配分だ！」
一周を駆け終えブライアンの、トレーナーへ向かう足が速くなる
トレーナーに飛びついて抱きつく
「兄貴！」
「おっとっと」
今にして思えばブライアンのおせっかいに付き合うべきだったかもしれない
ブライアンは私のトレーナーくんへスキンシップを取るようになったのだ
おそらくそうすることで私が嫉妬しトレーナーくんにアプローチを
かけるようになるだろうと考えての行動だろう
甘いな妹よ、私はそんな見え透いた手には乗らん
と、その頃は余裕を示していたつもりだった

だがそれが毎日のように続き
ブライアンのスキンシップが当たり前になり
それにトレーナーくんが応えるのも当たり前になると
いつしかブライアンのトレーナーくんへのスキンシップの過激度が日に日に増していった
最初は頬をツンツンしたり拳同士を押し付け合ったりする程度だったのが
後ろから抱き着いたり頬をすりすり合わせたり・・・私でも控えていることを堂々と私の前でし始めた
なぜこのようなことになってしまったのか
よくよく考えたらスキンシップをすればするほど
トレーナーくんはブライアンに構うことになる
ブライアンのスキンシップの真意を知らない彼は
そのスキンシップを真摯に受け止めて彼女を向き合う
体を寄せ合えば自然と心だって寄せ合ってしまう

きっとそれがブライアンにとんでもない感情を与え
私にとって良からぬ結果をもたらしてしまったのだろう
彼女自身も予想出来ていなかったに違いない
ブライアンは「チョロかった」のだ…そして今では
「兄貴凄いだろ！」
「ああ流石はブライアンだ」
ブライアンの家族愛含めた"義兄貴"呼びも
いつしか一人の女性として愛情溢れる"兄貴"呼びに変わった
私は少し遅れて一周を駆け終えトレーナーくんの元へ急ぐ
トレーナーくんはブライアンの頭を撫でまわしていた
ブライアンは心地よさそうに彼の手を受け入れ
ちらりと私の方を見て・・・ニヤリとした
ブライアンは可愛い妹だ
私のことを自慢の姉と言ってくれたように彼女は私の自慢の妹だ

だけど、だけど、それは譲れない
レースでもそうだが、恋でも負けられないのだ
「トレーナーくん、私のタイムは」
「ハヤヒデもまた記録更新だ、二人とも本当に調子が良いな」
それもそうだろう、君に良いところを見せたくて私たちは必死だから
「トレーナーくん」
私も彼に抱きつく、胸部を堂々と押し付けそれとなくおねだりする
トレーナーくんは恥ずかしがりつつも、もう片方の手で私を撫でてくれた
それをブライアンがムッと頬を膨らまし私を見る
以前の私では考えられない卑しい行為
ブライアンがおせっかいを焼いて引き出そうとした行為は
皮肉にも彼女が恋においてもウマ生最大のライバルとなったことで出さざるを得なくなった
そのうちブライアンはこれ以上に大胆なスキンシップを取るに違いない
その時は・・・私は明日以降にトレーナーくんにするべき行動を考えながら彼の掌の温かさを堪能した

最近卑しいナリタブライアンが流行っているので私もついつい書いちゃった！
本当はクソボケーっ！と叫ぶブライアンが書きたかったんだよ・・・
いつものように渋に事前投下したんで転載禁止で

これは同着以外無いと思いますがどうでしょうか

三人でナニすれば良いのではないでしょうか

姉妹どっちも卑しい

勝負がついてるなら「2番でも良いから……」というかもだけど
勝負がついてないからお互いに譲らんだろこれ

同着ルート、多分2人揃って告白する事になったがトレーナーが
「お前らまだ学生だからな、卒業してまたゆっくり考えてきてくれ」
と言って逃げると2人揃って襲い掛かる辺りかね

>三人でナニすれば良いのではないでしょうか
(指を折る)