マヤノが俺の部屋に来た時は俺の部屋を細かく見ていた
いくつか架かっているミリタリージャケット　いつも着ているMA-1やN-2BのフライトジャケットにM65やジャングルファティーグなどの野戦服もある　全部昨今の暴騰前に買えた払下の実物だ
棚に飾られたいくつかのプラモデル　ジョンFケネディやエンタープライズ　サラトガなどの空母に　F14などの航空機もある
俺もまた空を夢見てた
…最もパイロット試験などは色々あり…あるいは色々無く受けれなかったが…それでも地上から空を見るのが好きだ
ゲームもある　大体やってたのはエースコンバットあたりか　フライトシムよりはフライトシューティングであるこいつの方がバカスカ戦えて気持ちいいんだ
そして何より俺が好きなのは
「トップ…ガン?」
そうだ　俺が一番好きな映画だ
恐らく君の名前の由来でもある
海軍のエース戦闘機乗りの1パーセントくらいしか入れないエリート戦闘機学校トップガンの話で同時にトップガンは海軍航空機エースを意味する
君はまさに競走バを目指すウマ娘たちの上位のURAトレセンに通い　まさにウマ娘たちのエースとして戦うんだ！と
マヤノは目を輝かせて見たいと言った
⏰

見終わったマヤノは興奮して暴れだした
「うわー！すごいすごーい！トレーナーちゃん！面白よこれ！　あっ」
そして棚に手を当ててしまい…棚に飾ってあったF14は撃墜された
左主翼からの墜落　可変翼は折れ　キャノピーも吹き飛び　エンジンも破損した
一瞬で床は墜落現場となった
「あっ…ごめん…」
一瞬怒りそうになったが…同時に見せてあげた映画でここまで興奮してくれたという事にむしろ感謝すら覚え「大丈夫　気にしなくていい」と言ってもマヤノは落ち込んでいた

マヤノはそのあとから絶不調となった
気にしなくていいと言っても「トレーナーちゃんの物を壊したから…」と落ち込む
そこからマヤノは負け続けた
ついには「キラキラしているレース場は似合わないんだ…」とまで言い出す

そして迎えた目標レース…だがマヤノは勝負服に着替えてもなお闘志がわかない
マヤノ…一つ言いたいことがあるんだ
「なぁに？トレーナーちゃん…」
追い風は走るのを楽にしてくれるが飛行機は向かい風じゃないと飛べないんだ
空母も風に向かって走ることで飛行機たちを飛ばす
だから向かい風が吹くのは…お前を応援しているんだ　空を飛ぶために
「…」
さぁマヤノトップガン少尉　準備は済んだか
「なに…それ」
お前がどう考えてもあれは仕方ない事故だったし　それに本当に大切なものがわかった
「…」
ではマヤノトップガン少尉俺は今欲しいものがあるんだ
「…なに？」
今日はどっかの誰かさんの誕生日だ　そうだな　どこぞの聖人に勝利をプレゼントしてくれ　十字でも切ってな
「…トレーナーちゃんじゃないんだ？」

ハッハッハ　俺はふたご座だからな　少しだけ顔も笑いが戻ってきた
さぁマヤノトップガン少尉　お前は勝てる　俺のトレーニングにしっかりついてきた
さぁマヤノトップガン少尉　あの映画のマーヴェリック大尉は戦線に戻ってきた　お前も戻ってくる時だ
さぁマヤノトップガン少尉　ランディングギアをカタパルトに付けろ　既にスチームは充填されている　You copy？
「…！アイ！コピー！！」
テイクオフ！グッドラック！勢いをあげて逃げ切っていけ！
絶好調でなくとも　意気軒昂となった彼女はもう負けないだろう　いいぞ　やんちゃな猫のように飛んでいけ！

また彼女はターフという空を掛ける　そしてラジオを付ける
実況よりもラジオを流し聞きした方がそれっぽいからな…運が余程いいようだ　これは俺が一番好きな音楽！

黄昏へ向かい　翼を広げ　"俺は彼女"を離陸させた　よし　限界まで飛ばせ
危険地帯の"ターフ"へ　危険地帯へ突っ込むんだ

そして最初から最後まで逃げ切りでゴールを決めた　そして十字を切り　投げキッスをした
彼女が一位という栄光を撃墜したならば帰投しなければならないだろう…その基地は…俺なのだ
「あーるてぃーびー！」
彼女を迎える準備をして少し腰を落としハグのポーズをした
「ランディーング！」
そして愛バが駆け寄り
「キーッス！ん！」
唇が重なる

ラジオから
「ただ今の音楽はケニー・ロギンスよりデンジャーゾーン
　映画トップガンの主題歌でした」

マヤノの操縦するF14のRIOかWSOになりたい人生でした
トップガン　マーヴェリックがやることをこれ書いてる時に初めて知りました
（元）武豊町民でした。

昼のマヤノ怪文書はいずれ癌に効く

マヤノいいよね…

マヤノの元気さにトップガンのいぶし銀が合わさって最高の愛バになる

>唇が重なる

デンジャーゾーンいいよね

>唇が重なる
こんなの子供出来ちゃうじゃん…！

たけゆたか町民…