「トレーナー、おはよ！」
「…ああ、おはようテイオー…ふぁ〜あ」
「むー、なんだよ！眠そうじゃんか〜」
「ま、ちょっとな…」
「ねえねえ！今日って何の日か〜…」
「ん、今日は授業の日だろ？またトレーニングでな」
「…え、う…うん…じゃあ…また」
…あれ。
ま、まだまだ…サプライズがあるかもしれないし…
そう！なんかすごーいものを用意してて、こんな所じゃ言えないのかもしれないし…それならしょうがないよね！
でも。
…そんな気持ちは、あっさりと裏切られた。
午後のトレーニングはいつも通り終わり、トレーナーからはなんの言葉もなく…
日は、落ちてしまった。

なんだよぉ…
トレーナーにとって、ボクなんてそんなものなの？
泣きそうになる。
…でも、泣かないもん。泣いてやらない。
だって、負けた気がするから…
すごいプレゼントを用意してくれてるんだと思ってた。だから…トレーナーの誕生日には何してやろうかって、いっぱい考えてたのに…
ボクの気持ちなんて、全部無駄だったんだ。
……レースで負けた時より、怪我した時より…走れないって言われた時より…
今までのどんな時より、胸が…苦しい。

夜。
トレーナーからのメッセージがあった。ちょっと俺の部屋に来て…って。
…なんだよ、今更。…ボクの誕生日も忘れてるくせに…
…でも、しょうがないから…行ってあげようかな。きっとまだ期待してるんだ、ボク…どうせなにもない。わかってる…
適当に着替えて、トレーナーの部屋のドアをノックした。
「お、来たか…まあ入れ！座って座ってー」
なんだか上機嫌なトレーナー…むかつく。ボクがどんな気かも知らないで…
「なに…？」
「…誕生日おめでとう」
「…あ」
…覚えてて、くれてたのかな。でも…
「な、なんだよぅ今さら〜…どうせ忘れてたんでしょっ…そう、誰かに聞いたんでしょ！」
「いーや…へへ、これと一緒に渡そうと思ってな」
そう言って、小箱を開けるトレーナー。
「欲しいって言ってたろ？」

小ぶりなリング…その中央で、青い光が控えめにきらりと光った。
…いつか出かけた先で、ボクが欲しがった指輪だった。
「ほんとに、覚えててくれてた…の？」
「なんだ、忘れてると思われてたのか」
「だって…今の今まで……うっ…うぇえん……」
どの気持ちかわからない涙がぽろぽろと零れてしまう。嬉しいんだけど…うう。
「わわわわ、ごめんテイオー…お祝いはすぐ言うべきだったか」
「……ぐすっ…ううん…いいよ、覚えててくれたなら…えへへ」
「…ね、トレーナー…付けてよ」
「おー、いいぞ…何指だ？」
「なんだよ〜…そんなの、決まってるでしょ…？」
…今度、トレーナーの分の指輪も買いに行こうね…そんな約束をして、ふたりで眠りについた。外泊許可、やっぱり取ってきてよかったな…
その日から、ボクの勝負服から手袋は消えた。え？なんでって…
だって今は、このリングがあるからね！

ウワーッ！！！歯が浮くほど甘ええ！！！！！

甘い…

甘々じゃねえか！
いいぞもっとやれ

素晴らしいですわ！

甘々怪文書は世界平和に効く

一心同体ですわ！
一心同体ですわ！

>その日から、ボクの勝負服から手袋は消えた。え？なんでって…
>だって今は、このリングがあるからね！
レース中にライバルに観客に見せびらかすと！？
かーっ！見んねルドルフ！卑しか帝王杯！！

>……レースで負けた時より、怪我した時より…走れないって言われた時より…
テイオーさん…

トレーナーも俺に渡す資格はあるのか？ってギリギリまで悩んでたやつ

>>その日から、ボクの勝負服から手袋は消えた。え？なんでって…
>>だって今は、このリングがあるからね！
>レース中にライバルに観客に見せびらかすと！？
>かーっ！見んねルドルフ！卑しか帝王杯！！
誰だよオメーは

ああああああ〜〜〜〜！！！！！１１！！１！

デジタル
ステイ

甘々テイオー誕生日怪文書はいくらでもあっていい
3連打がよく眠れそうだ

っぱ良馬場よ

その指でいいんですか！中学生ですよ！

九州から来たウマ娘存在したのか

>トレーナーも俺に渡す資格はあるのか？ってギリギリまで悩んでたやつ
テイオー大好きなのに踏み出すタイミングに迷いまくってるトレーナー解釈一致です3冊ください

>その指でいいんですか！中学生ですよ！
キングとかグルーヴとか母親の現役時代のレースをみたいだし珍しくないのかも

左手で指3本ピースをするようになるんだ…

>九州から来たウマ娘存在したのか
ヨカヨカちゃん…

テイオーのこれが知れ渡りはじめてそのうち指輪付けてくるウマ娘ばっかになるんだろうなって

この後から勝利のたびに掲げる指は人差し指でなく薬指になったという

うっかり中指に指輪をつけたら...

クソボケの方じゃなくてよかった

なんか他のスレよりレス少ないね