二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1618829335917.png-(1055870 B)
1055870 B21/04/19(月)19:48:55No.794399077+ 20:49頃消えます
トレーナーとの初対面は、専属トレーナーがついたというボクの浮ついた心を一瞬で凍らせるようなものだった。
顔合わせで部屋に入ったボクをテーブルに座った人物が射抜くように見つめる。
「お前がトウカイテイオーか」
エアグルーヴよりも冷たい目をする人を初めて見た。じっとこちらを観察する目つきは生き物に向けるものじゃない。
まるで、そう、自分が使う道具がちゃんとしたものか確かめるような目だった。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/04/19(月)19:49:09No.794399141+
「キミが、ボクの、トレーナー…?」
否定して欲しいとうっすら思いながら問いかける。
「そういうことになる、"皇帝"シンボリルドルフ打倒を掲げる無謀なウマ娘だと聞いているが、本気か?」
返ってきたのは肯定する返事と、どこか挑発するような質問。
221/04/19(月)19:49:24No.794399220+
「もちろん、本気だよ!もしかして疑うの?」
「いいや、だが私から言わせてもらえば不相応だ。無敗の三冠バ、伝説の七冠バ相手によく言えたものだな。」
「確かに会長は凄い!でも絶対に追いついてみせる!ボクをトレーニングしてくれるの?くれないの?!」
ボクはカッとなって怒鳴ってしまった、まるで浅はかだと嘲笑われたようで。でも、それでも瞳の冷たい光は揺れもしない。
321/04/19(月)19:50:28No.794399546+
「するさ、仕事だからな。契約上まずは3年間お前を担当することになる。だが途中でお前が嫌になったら辞めてやってもいい、という契約だ。
つまりお前が諦めなければ私も諦めない。言っておくが楽な道ではないぞ、トウカイテイオー。皇帝を超えると豪語するなら、お前は血反吐を吐きながら走り続けることになる。
それでも尚構わないというのなら、私の手を取るといい。警告はした。まだお前には別のトレーナーを探すチャンスがある。」
気遣いなんてかけらも感じさせない。本当にこの人はボクを限界まで追い込むことだろう。でも、それぐらいしなきゃ、会長は追い抜けない。だからボクは頷いた。
421/04/19(月)19:50:38No.794399596+
「覚悟は出来たているようだな。今そっちに行く。」
トレーナーは立ち上がることなく、腰のあたりに両手をやって、車輪を転がしながらこっちに向かってきた。
そこでやっと気付いた、ボクのトレーナーは、車椅子に乗ってたんだ。
521/04/19(月)19:52:17No.794400130そうだねx12
共に歩めないトレーナーとウマ娘というので一つやりたかったので筆を執ってみました
よろしくお願いします
621/04/19(月)20:04:32No.794404471そうだねx7
続けて
721/04/19(月)20:08:23No.794405919+
トレーナーはテンポイントか何かかな?
821/04/19(月)20:18:26No.794409860+
老兵っぽいトレーナー安定感あって良いね
921/04/19(月)20:19:53No.794410455+
一瞬デューク東郷かと思っちゃった
1021/04/19(月)20:24:38No.794412460そうだねx1
>続けて
URA優勝までは頑張るつもりですありがとうございます
1121/04/19(月)20:33:14No.794416282そうだねx1
楽しみだ、スポ根とかそっち系の二次創作とても楽しみ


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