とりあえず顔を拭くなり洗うなりした方がいい、とタオルやフェイスシートを手渡す。

「うーん…どうせならこのままシャワー浴びちゃおっかな？トレーニング終わってから汗そのままだしね。トレーニング終わったらミーティングすると思ってたのに…トレーナーが待たせるのが悪いんだよー？」

成る程、今日だけで負い目を二つも作ってしまったようだ。

「負い目だって感じてるならボクの言うこと聞いてくれるかな？」

イタズラっぽく笑うテイオーを見て脳内で財布と口座の中身の合計を計算する。

「何か失礼なこと考えてない？」
「50万までなら…」
「何の話？」
「給料日前なんだ加減してくれ」
「だから何の話なの？」

「ボクの髪を洗う権利をあげよう！」

彼女は服に手をかけひとつづつ脱ぎながらそう言った。なんかすごいこと言わなかったかこの子。

「トレーニング後のマッサージはトレーナーの仕事でしょー？脚も頭皮も同じだって………うわぁぁぁぁ！？トレーナー！？なに一緒にシャワー浴びようとしてるの！？」

シャワー浴びると言われたうえに髪を洗えと言われれば一緒に浴びて洗うものだと思ったのだが…違ったらしい。

「違……わないけど！先に身体を洗うから！ボクが呼ぶまで待ってて！」

そう言われシャワー室を締め出されてしまった。服をまた着るのも面倒なので全裸待機と洒落込もう。

「トレーナー！もう来てもいいよー！」

メイクデビューからURA優勝までをダイジェストで振り返るくらいの時間が経った頃、テイオーからの許可が下りた。ウマ娘って身体洗うのにこんなに時間がかかるものなのか。後で共有しておこう。

浴室に入ると一糸纏わぬ姿のテイオーが髪を下ろして椅子に座っていた。

「お…お待たせ！さあさあトレーナーの洗髪の腕前をこのテイオー様に見せてたまえー！」

ほんのり顔を赤らめて何か言っている。シャワーで軽く髪を濯ぎ、シャンプーを手に取り頭に手を入れる。

「痒いところはありませんかー？」
「んっ……もうちょっと右かなー…？」

テイオーはどうやら痒いところは遠慮なく言うタイプらしい。言われた通りに頭皮を刺激するよう意識しつつ洗髪を続ける。

「………ねえトレーナー？」
「何だ？」
「ボクと一緒にシャワー浴びてさ、その……言うこととか、ないの？」

「テイオー……」
「なに、かな…？」

仕上げも終わらせて後は浴室から出るだけとなった段階で、テイオーを振り向かせ正対させる。

「お前って髪下ろすとシンボリルドルフに似てるよな」
「だよねー！！わかる？わかっちゃう？ボクもね、お風呂入って鏡見るたびに似てるなーって薄々思ってたんだけどね！やっぱりボクのトレーナーは見るべきところは見てるなー！ボクのこと今日からカイチョーって呼んでもいいぞよ！」

憧れのウマ娘に似ていると言われ一瞬で上機嫌になる彼女を微笑ましく思いながら頭をポンポンと叩く。テイオーよりカイチョーの方が上なのか？

「ハハハ、こんなちんちくりんな生徒会長がいるもんかよ」
「なにをーっ！」

洗ったばかりの髪を乱しすぎるのも酷かと思い、その手を胸や尻に回し揉みしだく。シャワーを浴びて程よく解れた身体は抵抗なく揉む手を受け入れていく。

「ルドルフが7冠ならお前はさしずめ2…いや3……4冠……？」
「神妙な顔しながら揉まないでよ…」

妙な空気になったので浴室を出て身体を拭き髪を乾かす。おのれシンボリルドルフ。

「あーっ！！」

テイオーの素っ頓狂な叫び声にどうした、と駆け寄るとごうんごうんと回る洗濯機の前で項垂れるテイオーがいた。

「服…全部洗っちゃった…」
「じゃあ全裸で寮まで戻らないとな」
「嘘…だよね？…なんだよぉ…怖い顔しないでよぉ……」

勿論嘘だ。担当ウマ娘が痴女だと流布されても困る。服が乾くまでの間、風邪をひかないように二人で布団に入りシンボリルドルフの話で盛り上がった。

「やっぱりカイチョーの一番良いところって言ったら…ねぇ？」
「そりゃぁ…なぁ？」

「カッコいいとこでしょ！」
「キレイなとこだろ！」
「は？」
「ん？」


ルドルフ観の違いにより喧嘩になった。全裸でトレーナー寮まで戻る羽目になった。おのれシンボリルドルフ。

健全なテイオーは脳にやさしい

こいつらうまぴょいしｔ・・・してない！？

健全だな
>洗ったばかりの髪を乱しすぎるのも酷かと思い、その手を胸や尻に回し揉みしだく。シャワーを浴びて程よく解れた身体は抵抗なく揉む手を受け入れていく。
んん？

これアプリ本編よりお子様になってるじゃねーか！

爽やかにペッティングしてんじゃねー！

ク…ク…ソ、ボ…ケ？
（あまりの距離感のバグりっぷりにキブリアンは恐れ慄いている！）

これもう半分うまぴょいですよね

しっとりしたテイオーを書こうとしたらメスガキ入ったテイオーも書きたくなって距離感がバグってきました

聞いた話ですが髪に触れることを許す関係というのはセックスする関係よりも近しい関係らしいです

ただいちゃついてるんだ！

距離感がゼロ越えて虚数に触れてる…

テイオーは欲しいとなったら即行動しそうだから…

してそうでしてない…

流石に今から生ぴょいはな…
将来のためにはもうちょっと後にしないと

これはシてる距離感では…？

こいつらもううまぴょい済みの距離感じゃないか…？

これはすでに何回かうまぴょい済みなんではないでしょうか？

一緒にシャワー浴びて尻揉んで寝てるのにしてないのは逆に嫌だよ！

自分の子供くらいの扱いをしていないか？？？

わー微笑ましいって思ったがよく読んだらめっちゃ直接的にイチャイチャしてた

> 自分の子供くらいの扱いをしていないか？？？
自分の娘の胸や尻揉みしだいてたらやばいやつだと思う

良かったクソボケは回避したがただのバカップルだこれ

生ボディタッチに全く動揺しない段階だと…？

もうこれ理由作ってうまぴょいしなくてもいいくらいの間柄ですね

慣れてるからかもしれないけど勃ってなさそう

これもうぴょい済みどころか週一くらいでぴょいしてる距離感だろ

もうお互いの裸に興奮するなんて段階軽く過ぎ去ってるな

手出ししてない段階でここまで距離つめたのに会長に似てるはさすがにテイオーキレてもおかしくないし十分な関係の進展が成された後だよね