重厚な扉をノックをして「バクシンします！」……ではありませんでした。「失礼します！」生徒会室に入りました。
「サクラバクシンオー。もう少し静かに入れないのか。あと、ノックが早すぎる」
エアグルーヴ副会長が眉をしかめます。
「いつも通り元気なのは良いことだ。で、何か報告したいことがあるのかな？」
シンボリルドルフ会長は懐深く穏やかに応じてくれました。今日はナリタブライアン先輩は不在のようです。
「はい！このような雑誌を生徒から取り上げてしまったのですが！」
私は先程開かれていたページ、一連の特集を彼女達に示しました。

マズい

『ウマ娘のしっぽは乙女の♡♡♡　カレにだけ触ってほしい♡』
『カレにおねだりしたいテールオイル特集！これで心も体もバッチリ』
『テールコーム三大メーカー、今期モデル勢揃い。注目はどれ？』
『しっぽの整え方の基本。ウマ娘の心得。カレに教えておきたいこと』
『しっぽケアプレイから始めるXXX。私はこれでXXXしました』

「……あの……男性にしっぽをケアしてもらうのは……もしかして、エッチなこと、なのでしょうか……？」
私の自信なさげな声に、二人がビクリと体を震わせたような気がしました。

私は最近、トレーナーさんにしっぽのケアをしてもらっていました。そのおかげなのか、すこぶる調子が良いのです。
テールオイル特集とやらで一番にあげられていた商品。ラブテイルNo.5（100ml、24200円）。この瓶はトレーナー室で見たことがあります。見出しには『リッチなカレの愛でエッチな気持ちになっちゃいそう』と書いてあります。
この！優等生な私が！リッチでエッチな気持ちに！？そんなはずはありません！……でもバクシン的にバクシンできているのは事実です。
もしや、私は、すでに悪の道に堕ちていたのでしょうか？トレーナーさんの手によって……？
トレーナーさん、信じていたのに……また嘘を……。

裁きを求めて、厳しいエアグルーヴ副会長の顔を伺うと、なぜか一筋、汗を垂らしていました。
「いや、その、一般的な話をすればそうかもしれないが………もしその男性が信頼に値する、そう、その……トレーナーなどであり、お互いの理解があるなら……かまわないのではないだろうか？……どう思われますか、会長？」

シンボリルドルフ会長に目を向けると、なぜか会長も一筋、汗を流されていました。
「そ、そうだな。ウマ娘とトレーナー、といった一心同体、唯一無二の信頼関係の中で行われるのであれば、男女間であれなんら卑猥なことなどない、と思われる。副会長も同意見かな？」
「もちろんです。会長」
良かった！トレーナーさんは私を不良の道に誘い込まれた訳ではないようです。一瞬でもトレーナーさんを疑ってしまったのは、学級委員長として恥ずかしいです！
私はトレーナーさんに磨いていただいた艷やかなしっぽを少し撫でました。このツヤツヤ具合は自慢したいくらいです。
「お答えいただきありがとうございます！最近トレーナーさんにしっぽをケアしてもらっていまして。そのおかげか調子が良く、レースでも勝つことができました！……ただ、ケアの最中にちょっと心地良くて意図せぬ声などが漏れてしまい、少し恥ずかしい気持ちになったこともありましたが……安心しました！決してエッチではないっ、ですね！この調子でバクシンしたいと思います！」
私は意気揚々と生徒会室から退室しました。

そういえば、会長は奥の席に座っておられたので見えませんでしたが……隣に立っておられたエアグルーヴ副会長はずいぶん綺麗に整ったしっぽをお持ちでした。
さすがトレセン学園の誇る副会長！しっぽのケアも完璧というわけでしょう。素晴らしいです。私も見習わなければいけません。
これからトレーニングです。しっかり走り込んで、そしてシャワーを浴びて……またトレーナーさんにたっぷり時間をかけてしっぽの毛を磨いて貰いましょう。
今から楽しみです！

「ふむ。このような特集の雑誌があるとは……これは私から風紀委員に渡しておこう」
「いえ、会長の手を煩わす必要はありません。私から渡しておきます」
サクラバクシンオーが退室し、静まった生徒会室。
一冊の雑誌に、二人の手が同時に伸びた。

雑誌の取り合いすんなや…

こいつら…

興味津々かよ

>今日はナリタブライアン先輩は不在のようです
もうダメな流れだ…

風紀委員長が回収してもバクシンと同レベルのバンブーメモリーだから同じオチになる

別にそう高い雑誌でもなさそうなんだからこっそり買いなさいよ

>>今日はナリタブライアン先輩は不在のようです
>もうダメな流れだ…
でもいたらいたで姉貴に教えようと雑誌を奪おうとするよ

>トレーナーさん、信じていたのに……また嘘を……。
怖い

なかなかお高いの使ってるな…

>『ウマ娘のしっぽは乙女の♡♡♡　カレにだけ触ってほしい♡』
何？ち◯こ？

こいつらやってもらう気なんだ！

拙者は尻尾ネタ大好き侍

しっぽケアプレイかぁ…
ちょっといいな…

化粧品にしろスキンやヘヤケア用品にしろ一瓶で二万超えてるやつはマジでマジのいいやつ

>>『ウマ娘のしっぽは乙女の♡♡♡　カレにだけ触ってほしい♡』
>何？ち◯こ？
性感帯かな…

また、ってあたり嘘バレててだめだった

尻尾はふさふさの根っこに本体部分があるからよ…ふぅ

しっぽこねこねさくらもち

>「1200mの3バクシンは3600mと同じにはならんやろ」という天からの声を聞いてしまい。
タマ…見損なったぞ

トレセン学園のトレーナーなら担当のケアに金を惜しまないという確信はある

しっぽの手入れをしても瞳のサクラがハートにならなければ一般には卑猥は無いとされています

善意100パーセントのトレーナーを襲う風評被害

今度は耳特集を組んでほしい

100mlで24200円って冷静に考えるとめちゃくちゃ高いな…

私こういう異種族ならではのいちゃいちゃプレイ盛り込んでるの好き！

>でもいたらいたで姉貴に教えようと雑誌を奪おうとするよ
ビワハヤヒデは普通に尻尾ケアしてもらって普通に帰ってそう

尻尾の付け根辺りの毛の無い部分にドキってしそう

桜餅じゃないからセーフ

むしろブライアンはすでに雑誌をマヤノから入手して姉貴に持って行ってるので不在なのでは？

オイルの名前がいかにもすぎる

>100mlで24200円って冷静に考えるとめちゃくちゃ高いな…
多分香水だから使っても一滴二滴なんじゃねえかな…

尻尾の付け根をトントンされると気持ち良くなってトロトロになる委員長は強すぎるのでダメ

雑誌くらい買えや！

>100mlで24200円って冷静に考えるとめちゃくちゃ高いな…
でも実際最高級ヘアオイルって60ｍｌ４万とかするし…

トレーナーは本当にケアのつもりでやってた気はする

>トレーナーさん、信じていたのに……また嘘を……。
こいつやっぱり気づいて…

しっぽって結構筋肉とかあるんだっけ
下半身に近い部位触らせるのはもううまぴょいですよ

尻尾ケアはウマ娘のたしなみだからな

>しっぽって結構筋肉とかあるんだっけ
>下半身に近い部位触らせるのはもううまぴょいですよ
アレだけ自由に動かせてるんだからそれなりに筋肉も神経も通ってそう

今日も尻尾を綺麗にしてもらってる姉貴

最近のビワハヤヒデは尻尾だけじゃなくてあの髪の毛全部のケアもトレーナーにしてもらっているよ

姉貴は湿気多いと尻尾通すとこに入れるの大変らしいからな

ウマ娘の尻尾と耳は性感帯
みんな知ってるね？

>最近のビワハヤヒデは尻尾だけじゃなくてあの髪の毛全部のケアもトレーナーにしてもらっているよ
滅茶苦茶時間かかりそうだな…

雑誌を奪い合おうとするな

やっぱりあんまり他人には触らせない部位なんだろうか尻尾

髪に櫛を入れてもらったりもするんだろうか…

>やっぱりあんまり他人には触らせない部位なんだろうか尻尾
慣れ親しんでない相手に尻尾触らせる動物ってあんまいない気がする
犬や猫でもちょっと嫌がる

>やっぱりあんまり他人には触らせない部位なんだろうか尻尾
自分にあったらって考えてみよう

>>100mlで24200円って冷静に考えるとめちゃくちゃ高いな…
>多分香水だから使っても一滴二滴なんじゃねえかな…
残念ながら香水ではない
地肌や髪に直接塗り付けてその質を保つために使うようなケアオイルは根本的に香水とは全く別のもの
香水は香りつけてそのときを飾るものだからだ

さらに言えばこういった化粧水関係の品は高かろうが安かろうが大量に使うことが前提の品でたっぷりの量を適切に使って初めて効果を発揮するのだから
そういうものが単価で2万を越えてるのははっきり言ってヤバイ
値引き前提の大袈裟な値段付けてるものが多いといってもそれでも2万超えてるのはそれ自体が完全にハイブランド
の証

バクシンオーもまとめてるし手入れするとなると長時間になりそう

触ってもらう髪の毛がねぇ…

良い匂いしそうだよね委員長の髪の毛

アプリのプロフィールにちょくちょく尻尾について書かれてた気がする

専属トレーナーつけて尻尾の手入れしてもらうってめちゃくちゃステータスだろうな…

経費で落としてたらともかく自費で買ってたらやばいなこのトレーナー…

位置を考えると髪以上にセンシティブな部位だろうと思う
子供はしっぽ鬼とかするみたいだけど

しっぽエステとかあるんだろうな

>経費で落としてたらともかく自費で買ってたらやばいなこのトレーナー…
いいだろ
中央だぜ？

>経費で落としてたらともかく自費で買ってたらやばいなこのトレーナー…
相応に高給取りだろうしトレセントレーナーなんて

>滅茶苦茶時間かかりそうだな…
たっぷりと二人で密になるのか
なぜそれで何も発展しないんだ…

会長とか尻尾も爆発しやすいだろうから大変だろうな整えるの

>>滅茶苦茶時間かかりそうだな…
>たっぷりと二人で密になるのか
>なぜそれで何も発展しないんだ…
「「？尻尾の手入れ以上に何をするんだ？」」

>残念ながら香水ではない
ガチ解説たすかる

>経費で落としてたらともかく自費で買ってたらやばいなこのトレーナー…
まぁGⅠ常勝するような名バのトレーナーなら手当で家建つだろうし……

ウォッカやダスカに聞かせたらそれだけで鼻血出しそうな話だなこれ

>たっぷりと二人で密になるのか
>なぜそれで何も発展しないんだ…
最近は姉貴もリラックスして完全に身体を預けて寝入ってしまっているのに手を出さない義兄のクソボケがー！

>>>滅茶苦茶時間かかりそうだな…
>>たっぷりと二人で密になるのか
>>なぜそれで何も発展しないんだ…
>「「？尻尾の手入れ以上に何をするんだ？」」
クソボケがーっ！

少なくとも担当トレーナーはマッサージくらいは普通にするとタキオンさんが教えてくれる

耳と尻尾の手入れしてもらうのはなんならG1の一勝より価値があるかもしれん

大好きな人に全身のマッサージも尻尾の手入れも耳の手入れも髪の毛の手入れもされる気分はどうだ？

尻尾の手入れするときちょっとくすぐったくって声が出ちゃうバクシンの怪文書はまだでしょうか

決して邪まな気持ちはないんだけども髪と尻尾はケアしてあげたい
できるならマッサージとかストレッチもしてあげたい
ふっくらしちゃうのは仕方ないと思う

原作だと買った金の大半は馬主で一部が調教師って感じだけど
馬主って概念が無いからどうなんだろうな

問い詰められた時にうっかりバクシンオーのしっぽにさわってしまったトレーナー
こころなしかおとなしくなったバクシンオー

その時、ふと閃いた！
このアイディアは、バクシンオーとの
トレーニングに活かせるかもしれない！

という流れでテールオイルは最高級品を自腹で買ってます
特にトレーナー自身にいやらしい意図はないです
ただバクシンオーのエッチな吐息には反応しているようです

>特にトレーナー自身にいやらしい意図はないです
うｎ
>ただバクシンオーのエッチな吐息には反応しているようです
うｎうｎ

おそらくウマ娘の稼ぎの一部がトレーナーにも流れるだろうし学園からの固定給のあるだろう
俺の愛バのためなら出せちゃうんだろうな

行けー！抱けー！

背景見るに割といい家住んでるもんなトレーナー…

うまぴょいの時は大人しくなる委員長
私の性癖には合っていますね

第二の桜餅が…

G3で一勝が精一杯だったけどトレーナーに尻尾の手入れしてもらえたんだ…みたいなモブ娘が

中央ならケア用品サポートくらいはありそうだが

尻尾の手入れをすることが新潟みたいな隠語になってそう

>>トレーナーさん、信じていたのに……また嘘を……。
>こいつやっぱり気づいて…
そもそも冒頭で勉強の成果で3600にはならないことに気づいて問い詰めてるからな

姉貴は尻尾はストレートだったかな

頭の天辺に耳があると自分で耳掃除するの大変そうだよなと思う
自分でやると腕がつる気がする

>中央ならケア用品サポートくらいはありそうだが
書類申請めんどくさそうだし

日本で売ってるのは皆質がいいから安めのを量使って重ね塗りした方がお肌に良いとはよく聞くよね

やっぱり委員長を騙してる罪悪感から高級品を使った綿密な手入れを…
鬼平犯科帳でも悪人ほど悪行の反動で慈善事業めいたことをしたがるって言ってたし…

でもこのバクシン長距離勝ってる……

まぁ単純に尻尾は自分で手入れしにくそうな部位だと思う

自分はバクシンには3600理論を半信半疑よりも嘘だと気づいてるけど騙されてあげている方が好き