結論から言えば彼女は素晴らしいウマ娘だった。
「スタミナは努力で補える」という考えを見事に体現してみせ皐月賞、日本ダービーを連覇。その後の菊花賞でも強敵ライスシャワーとの激戦の末、遂に三冠ウマ娘の称号をもぎ取った。
彼女の勢いは留まる所を知らず、3年間で勝利への思いやライバルの存在を得たミホノブルボンは遂にURA優勝という快挙を成し遂げたのだ。
ポーカーフェイスの彼女だが彼女なりに他のウマ娘と交流を図ろうとする努力家な一面もあり、「世間話」の為に一緒にゲームセンターでぬいぐるみを悪戦苦闘しながら獲得したのも良い思い出だ。
ミホノブルボンは三年間を共に駆け抜けた理想のパートナーだと言っても良いだろう。
彼女が望むことなら何だってしてあげたい。

しかし、いつからだろう。
URAを終え、トレーニング以外で共に過ごす時間が増えた辺りから俺の中でミホノブルボンに対する仄暗い感情が芽生えてきた。
スラリとしたボディライン、起伏のハッキリとしたスタイル。正直に言ってその辺のグラビアアイドルなんて比較にならないくらいにはミホノブルボンは美しい。
そんな見目麗しい少女がレオタードと超ミニスカートを合わせたような勝負服を着て走る訳だ。たわわな膨らみがブルンボルンと揺れ、引き締まったヒップラインがチラチラとミニスカートの中から見え隠れする。
これほど目に毒な事があるだろうか。
最初の3年が過ぎるまでは彼女の夢を叶える為に必死だったのか、そんな事を考える余裕はなかった。
だがある程度予定が落ち着き、彼女との距離が冷静に見られるようになった事でミホノブルボンに対する俺の汚らわしい感情に気がついてしまったのだ。

ある時、同期のトレーナーから「一心同体の担当ウマ娘と温泉に行った」という話を聞かされたのが切っ掛けだった。
商店街の福引で特賞になっていた温泉旅行チケット、もしもあれが当たっていれば俺もブルボンと一緒に温泉へ行っていたのかもしれない。
あの勝負服の下に隠されたくびれ、膨らみ、秘裂、そしてほんのりと紅く染った頬……
そのような下卑た想像に至るのにそれほど時間は掛からない。
そして遂に俺は……想像の中でミホノブルボンを汚してしまった。
クールなあのポーカーフェイスを蕩けさせ、陶器のような白肌を抱きしめながら何度も何度も自分の欲望を彼女に叩きつける妄想は実に背徳的で、官能的だった。

事が終わって直ぐに俺を襲ったのは、とてつもない罪悪感と自己嫌悪だった。
俺の事を心から信頼してくれているミホノブルボンに対して何て最低な想像をしてしまったのか。
べたついた右手を拭いながら、何度も自分を責める。
こんな事はもう終わりにしよう、そうしなければ彼女に合わせる顔がない。と固く思った決意も、24時間と持たなかった。
他のウマ娘に比べてもハードな朝練をこなすブルボンを見ながら、何とか昨日の妄想の影を追い払おうとする。
「マスター、坂路走行の規定本数を走り終えました。次の指示を」
うっすらと汗をかいたブルボンが俺の元へとやってくる。
ジャージの中で蒸された彼女の汗の匂いがふわりと鼻腔をくすぐれば、その甘酸っぱい匂いに反応して下半身に血が集ってしまうことはもはや自分の意思ではどうしようもできなかった。
「…マスター？」
スンスンと鼻を鳴らすブルボンに慌てて次の指示を出し、その場を離れさせる。
一度意識してしまった以上、もはや彼女に対する劣情を抑えるには発散しか手段がなかった。

担当とトレーナーという関係上、彼女と触れ合う機会は非常に多い。
変に避けてしまえばあぁ見えて繊細なブルボンは傷ついてしまうだろう。
学園内で致すなど非常識の極みだというのは重々承知だが、これからも彼女と健全な関係を続けるにはこうするしか無かった。
プライベートスペースに近いトレーナー室でこっそりとブルボンのトレーニング時間までに欲望を発散させておく。
手段は最低ではあるが、結果としては上々だった。
一度解決手段を得てしまった俺は、手早く済ませる為だと自分に言い訳をしながらミホノブルボンのレース映像や宣材写真で劣情を発散させる事を躊躇わなくなった。
終わる度に自己嫌悪に陥るが、自分と彼女の為なのだと言い聞かせる。
仕方がないんだ。そういった動画を見たところでミホノブルボン以外では興奮出来ないようになっていたんだから。

そんなある日の事だった。
いつも通り昼休みの間に手早く済ませてしまおうと行為を行っていた時、正に達する寸前にトレーナー室の扉が開いた音が耳に入る。
鍵を閉め忘れたのか！？
反射的に身体が跳ね、侵入者の顔を確認すれば、それは今正に自分が想像の中で汚していたミホノブルボン本人だった。
終わった。これで彼女からの信頼はゼロになるだろうし、学園にも居られなくなるだろう。
担当ウマ娘を性的な目で見るトレーナーなど許されるはずがない。俺は屑だ。
「ちが……違うんだブルボン、これは……」
見苦しい言い訳が口を吐く。
しかし、その言い訳はミホノブルボンの口付けによって止められた。
思考が止まる。
「んぅ……♡ぷぁ……♡れろ……まふ……たぁ……♡」
目の前のミホノブルボン……彼女は顔を上気させ、荒い息を吐きながら太腿をもじもじと擦り合わせ、右手は秘部の辺りをもどかしそうにスカート越しに擦っている。

そんな馬鹿な、これではまるで想像の中のブルボンじゃないか。
物凄い力でソファへと引き倒される。
「ミホノブルボン、オペレーション『恩返し』を遂行します……❤」
制服のボタンを外しながらうわ言のように呟く彼女は、俺の知るサイボーグではなくなっていた。

今朝の人か

理事長！？これいいんですか！？

私の性癖には合っていますね

うまぴょいだ

>理事長！？これいいんですか！？
黙認ッ！！！！

ブルボン怪文書良い…

会見ッ！！

性を知って歯止めが効かなくなったミホノブルボンに滅茶苦茶にされたいロボ
発進！

レース後にトレーナーくんの人参の匂いを嗅ぐのが習慣になっちゃうんだ…

いざ意識してしまうと振り払えないってシチュエーションは
私の性癖には合っていますね

ブルボン視点が見たいわ！自分を女として見てくれていたことに悦びを感じるブルボンを見せてちょうだい！

トレーナーさんと温泉ですわ！
トレーナーさんと温泉ですわ！

トレーナー視点いいねぇ…

>ブルボン視点が見たいわ！自分を女として見てくれていたことに悦びを感じるブルボンを見せてちょうだい！
朝かどっかにある怪文書がブルボン視点だよ

>朝かどっかにある怪文書がブルボン視点だよ
これがむしろ別視点側だったのか…ありがたい

リミッター開放♡
ミホノブルボン発進♡

鋼の意思はウマ娘の前には無力だ

良い…

これがミホノブルボン発進ですか

別視点じゃないですかー

匂いで色々スイッチが入ってしまうウマ娘シチュエーションは私の性癖には合っていますね

いつ間にかブルボン以外で抜けない身体にされてる！

ドスケベ回路起動します

>発進！
ばかやろうガイドビーコンなんて出すな！

ブルン♡ボルン♡

>たわわな膨らみがブルンボルンと揺れ、
ちょっと余裕あるだろお前

>発進！
合体ッ！

トレーナー01
応答しろトレーナー01

むっ！

トレーナーが何のためにこんなみじめな努力をしてきたと思ってるんだ…
それを台無しにしやがってぇ…

>ある時、同期のトレーナーから「一心同体の担当ウマ娘と温泉に行った」という話を聞かされたのが切っ掛けだった。
マックイーンのところはトレーナーもこんな感じだったのか…

>ミホノブルボンのレース映像や宣材写真で劣情を発散させる事を躊躇わなくなった。
他の娘の勝負服はだいたい下にショーパン的なのとかだったりするのにダイレクトだもんなブルブルボンのは…

実はブルボンはライブ用衣装でもエロいんだ

あの白レオタードって雨降ったレースとかだと透けそう

やっぱりこういうのは男側もちゃんと意識してるのがいいよね

よくウマ娘側で理解あるトレーナーが三年一緒ならとか言われるけど
トレーナー側も三年間とんでもない距離感で可愛い女の子と過ごしたらこうもなろう

3年間忙しいのを駆け抜けるとみんな（あれ？冷静に見ると俺の担当世界で一番かわいくね…？）ってなるのか

夏合宿なんてまるまる1か月付きっきりだもんな…

ウマ娘側の異性観は破壊されるだろうがトレーナー側の性癖も破壊される…

私の性癖には合ってますよ

ブルボンがスンスンと精の臭いに反応する辺りが朝のと対になってるのか

URA優勝したなら実家に挨拶も言ってるからOKだな！

>3年間忙しいのを駆け抜けるとみんな（あれ？冷静に見ると俺の担当世界で一番かわいくね…？）ってなるのか
ゲームでもそうなるから実際に動くブルンボルンを間近で見てたこの男が3年越しのオカズにした時の背徳感と快感は凄まじいものがあるのは想像に難くない

アニメのせいで桐生ちゃんが浮かんできてだめだ

俺もゴールして手を振ってるブルボンのブルボンがブルンボルンしてるの見たときえっろ…ってなったから分かるよ

ブルボンがトロ顔で善がってる想像したら滅茶苦茶興奮するのは分かる
次の日いつも通りスンとしてる現実とのギャップで二度おいしい

俺の担当可愛すぎると思ってるトレーナーと私のトレーナーカッコ良すぎると思ってるウマ娘…

むしろ良く三年我慢できたよ

無機質なサイボーグが恋を知り一人の女の子へと戻れるんだ
尊いことなんだ

>むしろ良く三年我慢できたよ
このトレーナーとブルボンの場合は逆、三年間まるで奇跡のように意識しなかった
それがある日意識したら途端にフラッシュバックしてしまうので
理性での歯止めの掛け方や発散方法が熟れてない
（例えばスズトレ書院の人のトレスズ、どっちも筋トレで発散出来る）

なので順序がちょっと激しく前後