二次元裏@ふたば

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3009714 B21/04/02(金)06:04:24No.788975242そうだねx1 10:09頃消えます
「おかえりなさい、トレーナーさん」

玄関を開けると自分の担当ウマ娘であるグラスワンダーが出迎えた。彼女との付き合いはもう3年を超え、今ではただの担当ウマ娘とトレーナーの関係から一歩も二歩も踏み込んだ仲だ。合鍵だって渡してあるし、こうして出迎えてくれた事も何度だってある。ならばなぜ今自分の背筋を冷たい汗が伝ったかと言えば、現在時刻が早朝、つまりは朝帰りをしたからであり、目の前の笑顔のグラスから大きな圧を感じるからである。
「た、ただいまグラス...随分早起きだね...今日は確かトレーニングも休みだったと思うんだけど...」
だからこそ昨晩、珍しく予定に空きがあるというたづなさんと居酒屋で夜通しレース談義に興じた訳なのだが。一応言っておくが、誓って変なことはしていない。帰りのタクシーで寝てしまったたづなさんが自分の寄りかかってきたというアクシデントはあったが、それだけである。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/04/02(金)06:04:34No.788975253+
「えぇ、休みの日こそ有意義な時間を過ごしたいですから。ですから、こうして朝一番にトレーナーさんの寝顔でも眺めようかと来てみたのですが...」
一歩、また一歩とグラスが近づいてくる。いつもの笑顔が、なぜか今は般若よりも恐ろしく見える。自然と後ずさるが、後ろは扉。本能が背を向けてはダメだと警告を発している。
気づけばもうすぐ目の前にグラスがいる。
「トレーナーさん、私...」
グラスが手を伸ばす。だんだんと距離がなくなり、そしてそのまま、
221/04/02(金)06:05:01No.788975274+
「...私、寂しかったんですよ?」
そのまま抱きしめられた。顔を自分の胸に埋めたグラスは弱々しく呟く。
「私にとってあなたはとても大事な人なんです。あなたと離れている時も、気がつけばあなたの事を考えてしまう。大和撫子なら、本当は奥ゆかしくあなたの事を想うべきなのに、どうしても気持ちが抑えられないんです。今日だって、トレーニングが無くてあなたと会えないと思うと居てもたってもいられず来てしまいました。そうしたらあなたがいなくて、私...」
だんだんと声が小さくなっていく。たまらず彼女を抱きしめ返す。
「ごめん、辛い思いさせちゃったな」
「いえ、私こそごめんなさい...もう大丈夫ですから」
顔を上げたグラスと見つめ合う。二人の右手が、絡み合うように繋がれる。お互いの顔が近づいていく。
「トレーナーさん...」
唇が触れ合う。啄むようにキスをして、そして
321/04/02(金)06:05:23No.788975285+
「昨晩は楽しかったですか?」

急速に血の気が引いていく。眩しい程の笑顔の後ろには、薙刀を持つ般若が見えた。
「トレーナーさんも知っての通り、私負けず嫌いなんです。だから、トレーナーさんから他の女性の匂いがするのは放ってはおけません。幸い今日はトレーニングもありませんし、時間はたっぷりありますから、ね?」
繋いだ右手はさながら鎖か。抱き合っている以上逃げ場など当然なく。けれど、してやったりと笑う彼女を見ていると、結局は惚れた弱みなのだろうと思ってしまう。
「お手柔らかに」
苦笑いしながら言うのは少し情けないが、致し方なし。きっとこれからも、自分は彼女に勝てないのだろうから。
421/04/02(金)06:15:14No.788975651そうだねx6
朝から足腰立たなくされそうで素晴らしい
521/04/02(金)06:17:44No.788975745+
足コキされたい
621/04/02(金)06:18:29No.788975783+
どうせ抱くなら若いほうがいいもんな
721/04/02(金)06:21:01No.788975887+
ごめ…もう許して…

あらどうしたんですか?
トレーナーさんは悪い事してないのに謝る必要ありませんよね?
821/04/02(金)07:37:42No.788980299+
朝から良いものを見た
921/04/02(金)08:16:19No.788983989+
愛が重めのグラスワンダーのイチャラブ怪文書は健康に良い
1021/04/02(金)08:27:00No.788985086+
夜伽の支度をせい!とか言いそうなので意外だ
1121/04/02(金)08:29:52No.788985420そうだねx1
霊が武士なだけで言葉遣いは大和撫子を装った女の子なのが良いんだ
1221/04/02(金)09:52:42No.788994011+
>夜伽の支度をせい!とか言いそうなので意外だ
「よし、床を敷けぃ!」


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