既に下腹部の痛みは引いている。
その代わりに、腹の奥に残った鮮明な異物感と温もりが優しく身体に染み込んでいた。
人差し指を丘陵伝いに走らせると、指先に彼の愛の結晶がこびり付いた。
私は愛おしげにそれを舐め取りながら、もう一度トレーナー君に目を向けた。
彼とは、もう二度とトレーナーと担当ウマ娘という関係には戻れないのだろう。
そうだ。それでいい。
私以外の女と共に幸せになる彼を爪を噛んで眺めるくらいなら、己の権威やプライドをかなぐり捨てた方が断然マシだ。
「トレーナー君」
ビクリとトレーナー君の肩が震えた。
そんな姿を見て微笑みながら彼に語り掛けた。
「映像は私の携帯に入ってるし、今更奪い取って削除しても既にデータは他の端末に移してるからね。まぁ、君が私を力でねじ伏せられればの話だけどね」
ウマ娘と人間では膂力の差が大きすぎる。
だから安心して彼の肩を押し付け、手首を掴み、無理矢理ズボンを引き破ることが出来たのだ。

自分では絶対に逆らえない。そんな強迫意識を震えるトレーナー君に植え付けながら、私は努めて優しい声色で語り掛ける。
「言っておくが、この動画を消すつもりはないよ。絶対に消すものか。だって、これさえあれば君を私の元に繋ぎ止めることが出来るからね」
私が自慢げに言うと、トレーナー君は僅かに身体を動かし、強張った顔を私の方に向けながら唇を震わせた。
「なんで……なんでだよルナ」
その声は震えており、今にも泣き出しそうだった。
「俺達は……そういうのじゃないだろ。だって、今までずっと、俺達は二人で一緒に……！」
言葉も絶え絶えに言う彼に私は静かに尋ねた。
「温泉旅行に行った時、私が君に言った言葉を覚えているか？」
「えっ……？」
「忘れたとは言わせないよ？」
その途端、トレーナー君の顔からサッと血の気が引いた。
どうやらあの日、私が零した言葉を思い出したようだ。

「『君を手放す気は毛頭無い』——無論これから先も、ずっとだ」
更に震え上がり、死人のような表情で青褪める彼の弱々しい姿に愉悦を覚えながら、私は彼の首に両手を回し、そっと抱き締めた。
「君が結婚し、あの女を抱き、子を作り、育て、門出を祝い、孫が出来ても、私は絶対に君を手放さない。どんな生涯を送ろうとも、君は永遠に私の物だ」
耳元でそう囁くと、トレーナー君は再び嗚咽を上げて泣き出した。
彼は弱い人だ。
妻の預かり知らぬ所で思い悩み、後悔し、精神を磨耗するだろう。そうしたらきっと、妻を名乗る賤しい女も彼を見捨てる筈だ。
それに最悪私が直接出向いて、トレーナー君と別れるように『説得』することも出来る。
幸い、それが可能な力は彼と共に過ごした時間の中で身に付けていた。
もし彼が一人になれば、彼と私とを隔てる壁は無くなる。
そして、彼は正真正銘私の物になる。
思わず口角が獰猛に吊り上がった。

私は彼の背中を優しく叩きながら、仮眠室の壁に掛けられた時計に目を向けた。
今日は土曜日だ。生徒会の仕事も無いし、時間はたっぷりある。
『説得』には追々行くとしよう。
今はただ、トレーナー君と共にこの耽美な時間を貪るとしよう。
「愛してるよ、トレーナー君」
私はトレーナー君の首元に顔を埋めると、声を潜めて囁いた。

初めてPixiv以外にウマ娘怪文書上げた

ヤンデレルドルフ…

絶対に逃げられない

>『俺、今度結婚するんだ』
エイプリルフールネタだと思ったらガチなやつだった

ウマ娘が本気になったら人間は勝てねぇ...

パワータイプか

嫁がウマ娘だったらどうなる？

>嫁がウマ娘だったらどうなる？
多分実力的にも成績的にも圧倒的だから簡単に捩じ伏せると思う

理事長これはどうなんですか！？

>嫁がテイオーだったらどうなる？

>>嫁がテイオーだったらどうなる？
最高ですね

というか渋にもこんなの上がってるのかよ…堀に行かなきゃ…

>>>嫁がテイオーだったらどうなる？
>地獄ですね

でも会長に尻込みせずトレーナーを支えられるのもテイオーくらいだと思う

委員長のマッサージぴょいも渋に同時投稿だったからな
割とみんな投げてらっしゃる…

婚約者が女帝だった方が私の性癖には合っていますよ！

渋にはヤンデレウマ娘の怪文書上げてるから、興味があれば是非見てくれ

ヤンデレルドルフありがたい....

>理事長これはどうなんですか！？
……黙認！

>>理事長これはどうなんですか！？
>……黙認！
いやアカンやろ！逆うまぴょい黙認は流石にアカンて！

>>>理事長これはどうなんですか！？
>>……黙認！
>いやアカンやろ！逆うまぴょい黙認は流石にアカンて！
隠蔽！

>>>>理事長これはどうなんですか！？
>>>……黙認！
>>いやアカンやろ！逆うまぴょい黙認は流石にアカンて！
>隠蔽！
解決ッ！

泣いちゃうトレーナーさん可愛いね…