今日は鰤の照り焼きだ
フライパンにごま油を引き粉を打った鰤を入れ焼き色が着くまで火を入れる
タレの割は──うん、砂糖醤油みりん酒が1:2:2:2でちょうどいいな
それをフライパンに入れ火を弱め軽く詰める
勿論詰めている間に他も用意する
米は──炊けている
味噌汁は──あとは味噌を溶けばいいな。確か360ccに出汁入り味噌28g白味噌3gだったか…？まあ調整は後でもできるしサクッと終わらせよう
小鉢は──そうだ、この前作ったお浸しが残ってたな
そうしているとタレが詰まっていたので皿に盛り付ける
付け合せは新生姜の甘酢漬けだがまあ良いだろう

「出来たぞ」
「ん…ありがとう。君の料理は中々食べる機会がないからな。期待しているよ」
「そこまで手が込んだ訳じゃないけどな」
「ふっ…何もしなくても食事が出てくるのはそれだけで素晴らしい事さ」
「…それは、そうだな」
確かに休日に共に食事をする時は概ねビワハヤヒデが作る流れになっていたのを今更思い返す
「私が好きでやっていることだから気にしないで欲しいんだが…」
とバツが悪そうな顔に気づいたのかフォローを入れてくる
それに苦笑で返しながら
また今週も二人の食事が始まるのだった

箸を進めながらふと気づいた事があったので聞いてみる
「そういえば門限は大丈夫なのか？」
夕食の作者が変わったからか普段よりも食べ物についての会話に花が咲き気付けば門限も危うい時間となっていた
「………電話を貸して貰えるだろうか」
…それと一言口添を頼みたい
どうやら外泊届は出していなかったらしい
スマホを貸して栗東寮へ繋げる
「もしもし…ビワハヤヒデです。本日なのですが──」
と通話して少し経った後に
「変わって欲しい、らしい」
どこに居るかの確認も兼ねて…らしく電話を変わる

『もしもし？フジキセキです。貴方はハヤヒデのトレーナーさんで大丈夫ですか？』
はい
『本来は戻って来て欲しいのですが…まあ特例として認めます。』
えっ？
『ハヤヒデは普段なかなかこういうことしないですから…今回は目を瞑らせていただきますね？』
勿論何回もやるようなら罰当番ですが
とフジキセキは続け
『ではハヤヒデに変わっていただいてよろしいですか？』
と交代を促してくる

「いや…すまない助かったよ」
「まあいいんだが…最後に何を言われたんだ…？」
顔が赤くなってたがと聞くと
「言わないからな！？」
耳を赤くして反応する
そういうことなら聞くのも野暮だろうか
そんなことを考えつつ二人で洗い物を終え適当にテレビを回す
その中のバラエティ番組に目が止まる
「…引退した有名ウマ娘のその後？」
「あの人とは今、ってやつだな」
面白そうだと思いながらかつてチラホラ見た名前が紹介されていく
が

「…なあトレーナー君」
…なんだビワハヤヒデ
「なんでトレーナーとの結婚率がこんなに高いんだ？」
…高いというか100%だよな
「…まあ私達にとって一番触れ合う相手だが」
俺達にとってもだよ
そう…紹介、というか甘々結婚生活がみっちり1時間詰め込まれていたのだった
勿論アフターキャリア的な観点から見ればなるほど…となる内容もあったが…

「…つまり君にとっての私は…？」
ビワハヤヒデには少々刺激が強すぎたらしい
下手な事は言えないな…と思いつつも正直に言ったほうがいいと判断し
「パートナーだよ。とても、素晴らしい。尊敬に値するし好意も感じてる。」
「つまり私の事が…」
「好きだよ。」
「はぅ…」
どうやら言葉選びを間違えたようで彼女は目を回してソファーに倒れてしまった

翌日
二人でパンとバナナと野菜ジュースで簡単な朝食を取りつつどうしたらバレずに寮に戻れるかを考えていると
「もう素直に正面から行くのがいいと…思うが、どう思う？」
そう提案される
確かに下手に小細工するよりかはよっぽど安全なのは確かだが…
「それでもいいのか？変な目で見られ──」
「いい、問題ない」
そうか…ならそうしようか
そう作戦が固まると手早く用意を整え学園に向かう

フジキセキには朝には戻ると連絡しており車で寮の前まで着ける
しかしそこには
「…ブライアン！？」
「え？」
ナリタブライアンの姿があった
「ブ、ブブ…ブライアン…！？な、何でもないぞ？何もしてないからな！？」
どう考えてもそんな様子では無い彼女を半目で見るブライアンだが
ふっ…と笑みを溢し寮へ戻って行くのだった

翌日ビワハヤヒデからナリタブライアンのみならずクラスメイトが生暖かい目で見てくると訴えがあったがこちらも同僚からの謎の祝福で手一杯になっており二人で頭を抱える羽目になるのだった
これはそういう日の出来事

・うまぴょいした
＋1000000000000000ブライアンポイント

結婚おめでとう姉貴

なんか並んでる…

クソボケがー！してないナリブ初めて見た

>「あの人とは今、ってやつだな」
皆そうなるんだね…

おい…どうしてトレハヤ怪文書が並んでいる…

カタログに姉貴が二人…来るぞ姉貴！

気ぶり妹も大満足

トレハヤ怪文書は何枚あってもいい
あればあるほどいい

>おい…どうしてトレハヤ怪文書が並んでいる…
仕方なかったってやつだ
書きたいって情熱を前に二人に何が出来たよ

姉貴が義兄貴と結ばれたようで妹も鼻が高い…

これはブライアンもご満悦

二人が見たバラエティ番組について他のウマ娘の反応が見たい
甘々結婚生活のところを特に

本当にご満悦だけして去っていくブライアン

ケオリブライアンとケオラナイブライアンでバランスがいい

結婚率100％はダメでしょ…

>結婚率100％はダメでしょ…
無問題ッ！

真っ当にくっつく二人を見て俺は…キュンキュンした

このデケェもさもさが
俺が今から祝福してやる

またブライアンがレスしてる…

本当に焦れったかったよ…

>「つまり私の事が…」
>「好きだよ。」
>「はぅ…」
>どうやら言葉選びを間違えたようで彼女は目を回してソファーに倒れてしまった
やりとりが可愛すぎる…

産駒はまだかと催促されてそそそそういう関係ではないっ……まだ…て言うトレハヤもいいぞ！

うまぴょいせずに同衾したんだ…
でもチューはしたんだ…！！

姉貴イイイイ
義兄貴イイイイ
幸せになれえええ

妹はきっと生徒会権限をフル活用して挙式の準備してる

あいつら手綱と絆したんだ…

私の性癖にもあってますね。

初心な恋愛しやがって…
もっとやれ…

連動してナリブの調子もめちゃくちゃ上がりそう

これで二人がうまぴょいしてないと知られたら
あの妹黙っちゃいませんぜ

>あいつら手綱と絆したんだ…
その隠語は下手すると関係ないたづなさんに飛び火しそう…

>これで二人がうまぴょいしてないと知られたら
>あの妹黙っちゃいませんぜ
ここまで来たら時間の問題だから妹もご満悦だろう…

姉貴の怪文書が2つあるとかキブリブライアン多いな…

>連動してナリブの調子もめちゃくちゃ上がりそう
マヤが絶対勝てなくなる奴

ナリタブライアン驚異の末脚！

>姉貴の怪文書が2つあるとかキブリブライアン多いな…
良いだろ？
3冠ウマ娘だぞ

>マヤが絶対勝てなくなる奴
負けイベブルボンみたいなステしてそう

>良いだろ？
>3冠ウマ娘だぞ
この返しがマックイーン並に無敵の返しすぎる

沈む夕日どころか真夏の太陽と化したブライアン

幸せになった姉貴を見て全身を真夏の太陽の如く発光させるブライアン

>負けイベブルボンみたいなステしてそう
甥っ子姪っ子連れてきたらコースレコード出すよ

>この返しがマックイーン並に無敵の返しすぎる
効かないの会長くらいだからな

>>負けイベブルボンみたいなステしてそう
>甥っ子姪っ子連れてきたらコースレコード出すよ
計画的子作りぴょいしようと思ってたのに気が付いたら愛しい我が子を2人も産んでいた

>>良いだろ？
>>3冠ウマ娘だぞ
>この返しがマックイーン並に無敵の返しすぎる
あんたほどのウマ娘がいうなら…ってなる

少し掛かり気味かもしれません、どうでしょうこの関係？

そうそうこういうのでいいんだこういうので

私のあなたの性癖には合っていますよ

>あんたほどのウマ娘がいうなら…ってなる
実際三冠取ったんだしそれくらい言っても問題はないだろうな

そう思うと会長とオージ無敵過ぎる…いやオージはそもそも無敵なんだが

>少し掛かり気味かもしれません、どうでしょうこの関係？
彼女たちの心持ちには合ってると思いますよ

私の愛馬が幸せです

>そう思うと会長とオージ無敵過ぎる…いやオージはそもそも無敵なんだが
オージは姉貴のルームメイトだったか

ハヤヒデのルームメイト驚くだろと思ったけど
ルームメイト誰か分かったらそんな心配無かった

>私の姉が幸せですがもっと幸せになっていいと思う

>ハヤヒデのルームメイト驚くだろと思ったけど
>ルームメイト誰か分かったらそんな心配無かった
オージだっけか