「悩み事ですか？　何か力になれることがあれば……」
「ありがとう。しかし、これは私が自らの手で答えを出さねばならないことだ。その気持ちだけ頂戴するよ」
悩み。
最近の私の心の内を占めるのは、彼のこと。
一緒にいる時は気が付けば彼の事を追い、そうでない時は瞼の裏に彼を夢見る。
甘く、そして切ないこの感情──その正体がわからぬ程、私は子どもではない。
だが。
「空振りなラブリー……いや……イマイチだな……」
この感情の処理方法がわかる程、私は大人ではなかった。

彼はどう想っているのだろうか。
私を一人のウマ娘ではなく、一人の女性として見た場合に。
彼は、私と同じ気持ちを抱いているのだろうか。
確かめるのは簡単だ。いつものように二人きりで屋上に向かい、たった二文字の言葉を伝えれば良い。
だが、その返事が三文字の言葉だったなら？
その事を想像するだけで、私の脚はその一歩を踏み出せなくなってしまう。
ああ、何という笑い種だろうか。
皇帝などと大層な二つ名を名乗りながら、この幼いとしか言いようのない心に翻弄されているのだから。

「あんな顔、初めて見たぞ……！？」
「まさに深慮遠謀と言う他にないな……我々には想像も付かない理由があるのだろう……」
「……そういや姉貴も似たような顔をしてたような……いや、まさかな……」

溜息は、尽きない。

生徒会の用事を済ませ、トレーニングを終えた頃にはすっかり日も沈んでいた。
春を迎えても夜は少し肌寒い。体調管理には気を付けねば──と、帰路を歩いていると、視界の端に彼の後ろ姿を見つけた。
キョロキョロと辺りを見渡して何かを探っている。
誰かを探しているというよりは、周りに誰もいない事を確認しているといった様子。
何をしているんだ？──その一言が言い出せず、咄嗟に物陰に隠れる。
また、誰かと会うのだろうか。
桐生院トレーナーか、それとも理事長秘書か。
脳裏を過った想像に胸が痛む──が。
「大樹のウロ……？」
彼が向かった先は、大樹のウロ。
負けたウマ娘たちが悔しさを吐き出す場所のはずだが、彼は何故ここに？
その疑問を抱いた直後、それを掻き消すようやな大きな声が周囲に響いた。

「ルドルフーーーーー！　好きだーーーーーー！！！！」

「ルドルフーーー！　いつも綺麗だーーーー！」
「いつもみんなを見守っているところが好きだーーーー！」
「凛々しい立ち振る舞いも、柔らかい微笑みも好きだーーーーー！！」
「走っている姿が最高に格好良くて好きだーーーーーーーーーーーーー！！！」
「これからも一緒に理想を追いかけたい！　好きだルドルフーーーーーーーーーーーーーーー！！！！」

彼が、ウロから顔を上げた。

「……ふぅ、スッキリした。ルドルフはこれからが大事な時期だからな。本人にこんな気持ちを聞かせて惑わせるわけには……あ」


彼と、目が合った。

『コンセントレーション』

『逃げけん制』

『ささやき』

『独占力』

『一陣の風』

『円弧のマエストロ』

『汝、皇帝の神威を見よ』

結論から言えば、彼と私は同じ気持ちを抱いていた。
そして彼が私の為に学んだ技術で、彼に尽くすことができた。
実に晴々しい気持ちだ。
やはり、気持ちは真っ直ぐに伝え合うべきなのだ。
ああ、そうだ。もしも同じ悩みを抱えているウマ娘がいるのであれば、この方法が役に立つのではないだろうか？
「悩みは解決できたようですね」
「ああ、心配をかけてしまったな。すまなかった……そうだ！　ところでエアグルーヴ、トレーナーとの仲はどうなっている？」
「……どう、とは？」
「エアグルーヴが自分のトレーナーに抱いている気持ちのことだ。もし良かったら、今度場を設けて──」
「……用事を思い出したので失礼します！」
私が言い切る前に、彼女はさっさと生徒会室から出て行ってしまった。
去り際に見えた彼女の頬は林檎のように紅潮していた。
「……ブライアン、私は何か間違えたのだろうか？」
「あぁ、かなりな」
「むぅ……空振りな、ラブリー……か」

ルドルフと温泉行きたい

これはありがたい…

ルナ・・

会長のあまあま怪文書助かる…

>『円弧のマエストロ』
途中で回復してる…

あいつらシッポリルドルフしたんだ！

>『コンセントレーション』
>『逃げけん制』
>『ささやき』
>『独占力』
>『一陣の風』
>『円弧のマエストロ』
>『汝、皇帝の神威を見よ』
怒涛のスキル発動でちょっとダメだった

最近ちょっと胃もたれしてたからスカッと爽やかに甘い怪文書ありがたい…

では一つエアグルーブの分の生徒会の仕事を頑張るどるふか

個人的に会長は恋愛奥手であってほしいけど自分の恋が成就した瞬間に調子に乗って周りにアドバイスしてほしい

>怒涛のスキル発動でちょっとダメだった
間違いなく勝ったなってなる理想的な発動順

甘々ルドルフ怪文書いい…

皇帝は寄り添えるようになったので今度は乙女としての自分が寄り添えるのかどうかで悩む会長良い…

甘々ありがたい…

こんな会長ほんとに好きもっといっぱいちょうだい

甘々な恋愛模様がしっとりやクソボケで荒んだ心にスーッと効いて・・・ありがたい・・・

会長怪文書そこそこあるけど良馬場ギャグ薄めに絞ると一気に減るからありがたい

今丁度会長で温泉券もらった俺にタイムリーな怪文書…
これは何が何でも温泉に行かねば…

逃げきれなかったか

甘くて優しい会長怪文書は貴重なんだ…
ありがてえ…

途中の描写が吹っ飛んでるところがあの会長が理性忘れて衝動のまま走ってったんだろうなってのが推察できて良い

もっと専属トレーナーくんと甘々イチャイチャするよわよわ会長怪文書増えてほしい

スキル発動後のｽﾞﾋｭｳｳﾝというSEと共に猛追する皇帝

温泉で初めて私服会長見たよ
眼鏡なのね

メチャクチャ全力で追いかけててダメだった

顔真っ赤にして追いかけてるんだろうな

最高でした

少し掛かり気味ではないでしょうか？

>『汝、皇帝の神威を見よ』
四回戦ヤったのか…

>温泉で初めて私服会長見たよ
>眼鏡なのね
キャラスト読むと良いよ

>少し掛かり気味ではないでしょうか？
私
性
合

>>『汝、皇帝の神威を見よ』
>四回戦ヤったのか…
ああ三回抜いたのか…

>最高でした
普段クールで落ち着いてる会長が年相応の少女みたいな照れ顔してるの良い…

>最高でした
ありがとう……本当にありがとう……

私のきぶり癖には合っていますよ

会長との純愛に飢えてたんだ
ありがたい…

個別ストーリー1−4話見てから育成やって節々のコミュニケーションを見るともっといいと思います

イチャついてるところを見られたら「見せつけてやればいいさ」って抱きついてほしい

>逃げきれなかったか
逃げなかったのさ

トレーナー君の方もごめんなさいが怖くて目があった直後は逃げようとしてたのかな…
似たもの同士でもっとイチャイチャしろ

もっとわがままルナちゃんになれ…

>最高でした
su4732560.jpg

大樹のウロに思いの丈を吐き出すと恋が叶うというジンクスがあるのかもしれない

これそのまま外でしたんです？

してはないと思う
精々お互いの思いを確かめながら抱きしめてキスしたくらいだろ

ウロの中にはなんと丁度いい小部屋があるんだ…

>ウロの中にはなんと丁度いい小部屋があるんだ…
大樹のウロまで隠語になっちまうだろ！

やたらと色々ある小部屋