「トレーナーちゃんはよくこういうところに来るの？」
「…まあまあかな」
嘘です。嘘をつきました。よく来ます。お酒大好きです。
とはいえ酔っ払った状態でマヤノトップガンを寮まで送るわけには行かないので今晩は控えめだけれども。
運ばれてきた酒精の薄いカクテルで唇を湿らせていると、ノンアルコールのカクテルを前にした彼女がふわぁとため息を付いた。
「今日のトレーナーちゃん、いつもよりすっごく大人っぽい…」
「うーん、そうかな」
「いつもはちょっと野暮ったいジャケットとデニムパンツ姿なのに…」
「いつもそんな風に思ってたの！？」
ショックだ。精一杯普段着の範囲でお洒落していたのに。
内心深く傷ついて思わずウィスキーをロックで頼みたくなった私の前でマヤノトップガンがカクテルをひと舐めした。
瞼が瞬く。影色の照明の下で、大きな目がぱちぱちと。
「…大人の味がするね…」
「アルコールこそ入ってないけどカクテルには違いないから、それは間違いなく大人の飲み物だね」
「そっかぁ。これが大人なんだ…」

黄金色の飲み物を彼女はしげしげと見つめた。
今やトゥインクル・シリーズを代表するウマ娘であり、数え切れないほどの大人たちを熱狂させるアイドルは今大人の一端に触れて何かに戸惑っているようだった。
こんなカクテルで触れられる“大人”なんて、本当にごく些細な一端でしかないけれど。
「…トレーナーちゃん。今日はありがとね。なんだかマヤ、すごく大人っぽいことした気がするの。
　友達とは絶対に行かないようなすっごくお洒落なレストラン行って、すっごくお洒落なもの食べて…。
　今はすっごくお洒落な飲み物飲んでる。全部トレーナーちゃんが教えてくれたことなんだよね。
　今日だけじゃなくて、トレーナーちゃんはいつもマヤにオトナを教えてくれてるんだ」
「…ねぇマヤノ。そのカクテル、なんていう名前か知ってる？」
「？」
「シンデレラっていうの」
一瞬キョトンとしたマヤノトップガンだったが、次の瞬間にはまだあどけないお姫様の笑顔がそこにあった。
これが見られただけで、今日彼女をここに招待した甲斐を感じた。

「分かっちゃった！じゃあマヤは今トレーナーちゃんに魔法をかけられてるんだ！」
「私に使える魔法なんてこのくらいだけれどね」
「ううん！トレーナーちゃんはもっともぉ〜〜〜っとたくさんの魔法が使えてるよ！
　でもね、マヤ決めたよ！いつかマヤも魔法が使えるようになって、トレーナーちゃんをお姫様に変えて…。
　それで、今日マヤがドキドキしたのよりもっといっぱいドキドキさせてあげる！ユー・コピー？」
承諾を求められたが、私は黙ってゆっくり首を振った。マヤノトップガンには悪いが、そこにはひとつ訂正しなければならないことがあったからだ。
「違うよマヤノ。私はいつもドキドキしてる。いつもマヤノに魔法をかけられたみたいに…レースのたびにドキドキしてるよ」
「知ってる！マヤがトレーナーちゃんのことだいすきなのと同じくらい、トレーナーちゃんもマヤノことだいすきだもんね！」
お互い顔を見合わせて笑いあった。そこで私たちは改めてグラスを手にし、乾杯したのだ。

新しいおねロリだ

暑いな
アルコールのせいかな

言葉にしづらいけどこういうの大好き…

トレーナーを調子に乗らせて酔い潰すんだ…

>言葉にしづらいけどこういうの大好き…
言葉にしてもいいんだぞ

逆伊藤ハチされるのか…

レースのたびに酔っ払ってカウンターで惚気けてそう

オレンジジュース20ml
レモンジュース20ml
パイナップルジュース20ml
カクテル言葉は夢見る少女

>逆伊藤ハチされるのか…
いつか食われるだろうってぐらい隙だらけだからなここのトレーナー

しっとりした雰囲気が実に大人って感じ

マヤがちゃんとマヤっぽい

俺もこの雰囲気大好きだがそれを言葉で表現できない自分の語彙のなさが憎い

つまり大人に憧れて背伸びをする少女が大人の世界の玄関に招待されてふわわってなってるのと普段は身近でほんのり大人を感じさせてくれる大人がそんなところに招待してくれたのが嬉しくてでもいつかはそんなトレーナーちゃんを惚れさせてやる！と言ったらとっくに惚れてますーって返されて知ってたートレーナーちゃんすきーというイチャイチャ

酔ってるトレーナーちゃん見たらマヤノは一線越えると思う

良いよね…

短い文章の中に全てが詰まっている…

>酔ってるトレーナーちゃん見たらマヤノは一線越えると思う
ふにゃふにゃしてるトレーナーちゃんかわいいからね

トレーナーちゃん♡

これは完全に予想外です

マヤは泥酔したトレーナーちゃんをそのまま…とかやる

>マヤは泥酔したトレーナーちゃんをそのまま…とかやる
いや最初はそんなことない
ちゃんと心配してくれる
最初以外は分からん

最初はちゃんと寮に送り届けてくれるよ
その後酔っ払うと記憶がなくなるってわかっちゃうよ

最初は心配でそれどころではないと思われる
二度目は最初で分かった判断能力の鈍さとかで何かするかもしれない

珍しく酔って帰ってきたトレーナーちゃんを献身的に介抱するもその扇情的な姿につい唇を重ねてしまい口内に残る酒気に宛てられてそのまま貪っちゃうマヤが見たいです

私の性癖には合っていますよ

>私の性癖には合っていますよ
こいつ何でも合うな

ここのマヤノは逆伊藤ハチなので夢見る少女的な反応をしてても
次の瞬間猛禽になってもおかしくない

絶対にお嫁さんにしてやる…するマヤノいいよね

いい…

>ここのマヤノは逆伊藤ハチなので夢見る少女的な反応をしてても
>次の瞬間猛禽になってもおかしくない
独特のバランスがある
逆伊藤ハチを匂わせつつ大人へ憧れる女の子は外してない

子供を子供扱いせず対等な存在として扱う所に絶対的な大人の余裕を感じる気もする…

相思相愛すぎる

伊藤ハチするんだ…

もういっぱいトレーナーちゃんのこと色々知ってるつもりだったのにやっぱり
自分なんかよりずっと大人のお姉さんなんだなってとこ見ちゃった上でそれでも背伸びしてても
追いつこうとしてるマヤノはとっても良い女になると思う

マヤノは常に挑戦者なんだよね…何事にも…

このテンションのままトレーナーとマヤノが情熱的なうまぴょいしてるのが読みたい

なんかでも合法になるまで待ちそうな気もする

一緒にお酒飲むようになったその日に襲われるんだ…

トレーナーちゃん！
マヤも今日から大人なんだよ…☆