「やるからには一番よ、一番！」
「お前ホントに相撲やんのかよ……」
ダイワスカーレット、参加種目、相撲。
肉体派ウマ娘がいないではない彼女のクラスだったが、それぞれ出たい競技が別にあるという不運に見舞われた。
毎年相撲はもうウンザリだと言われれば、強くも出られない。
そうなれば、どうなるか。
困った時に頼る相手がいるではないか。
頼まれ事を断らない女、ダイワスカーレット関の誕生であった。これにはウオッカも呆れ顔である。

第一戦
東、ダイワスカーレット。西、トウカイテイオー……トウカイテイオー？
「いやそっちも人選おかしいでしょ！？」
「いーじゃん、ボクは出たい競技に出るの！」
言わずと知れたテイオーステップ、身軽さが売りのトウカイテイオー。体格の良いダイワスカーレットに対し勝算はあるのか。
緊迫した空気が漂い、両者が手を付かんとする。出走直前に似た張り詰め具合に観客が息を呑む。
はっきよい……のこった！
「っ！」「いただきっ！」
”究極テイオーステップ！”
”ポジションセンス”
正面へ飛び込んだスカーレットを横っ飛びに躱すテイオー。無防備な側面へ組み付こうとし……
──相撲でも何でも、負けるもんですか！！
”ブリリアント・レッドエース！”

四足の獣を思わせる高速旋回で向き直るや否や、ためらいなく正面衝突。
勢いの差、瞬間の気迫の差が大きく、テイオーは鞠の如く吹っ飛んだ。
「ｳﾜｰｯ!　大人気ないよー！」
「立ち会いで変化しておいて大人気ないのはどっちよ！」
ダイワスカーレット、一勝。

第二戦
東、ダイワスカーレット。西、ゴールドシップ。
「圧力、すごいわね……」
「トウカイテイオーがやられたか……奴は四天王の中でも最強。次はアタシが相手だオラァ！」
「いや絶対格付け間違ってるわよ」
これ以上無い人選、並走する時とはまるで違う圧迫感。不沈艦ゴールドシップここにあり。
大きい事はそれだけで強い！　しかし体格差で全ては決まるのか！？
はっきよい……のこった！
「しゃおらーっ！！！」「ぐむ……！」
がっぷり四つに組み合うも、重さと力は比べ物にならない。ゴールドシップの圧倒！
（投げられる！　押し切られる！　どっちにせよ負ける！！）
懸命に踏ん張りながらダイワスカーレットは考える、逆転の秘策を。そんな都合良く湧いてくるものかと思いつつも……

「と、隣の客はよく柿食う客だ！」
「相撲の最中に早口だとぉ！？　……へへっやるじゃねぇか。受けて立つぜその”早口相撲”！！」
そんなものはない。
ダイワスカーレットの明晰な頭脳が導き出した勝利への答えは、別の事へ興味を移らせる事だった。
真面目な空気を纏っていなかったゴールドシップは釣れた。
「うりゃあ！！！！！」
「バスガス爆発ばすがづっ、ぬわーっ！？」
技をかけられた拍子に舌を噛み、舌を噛んだ拍子にバランスを崩したゴールドシップは、見事な上手投げを食らい倒れた。
ダイワスカーレット、二勝。
「負けたぜ……早口相撲世界王者に挑むには、まだ早かったか……！」
「無いわよそんなの」

優勝まであと一勝に迫ったダイワスカーレットだったが、決勝戦でグラスワンダーにあっさり敗れた。
ウマ娘は薙刀（※イメージ）には勝てない。
「なぁ……もしかして泣いてるのか？　相撲で？」
「泣いてないわよ！！！！！！　見るんじゃないわよバカウオッカ！！！！！！！」

グラスはブタになるから相撲も強いデェェス！

馬チ馬チ

流石にサシでやるのはちょっとね…

八卦良いでは…？
ターボはいぶかしんだ

>グラスはブタになるから相撲も強いデェェス！
エル。

>グラスはブタになるから相撲も強いデェェス！
エル。

絡めても使えるデバフダスカは強いな…

グラスちゃんの方が細身だと思うんだけど
やっぱ気迫の違いかな…

グラスは薙刀にみたてた手刀で切り刻んできそう

ゴルシは飽きなければめちゃくちゃ強いんだろうなこいつ…

>ゴルシは飽きなければめちゃくちゃ強いんだろうなこいつ…
ガタイめっちゃいいしなコイツ…

su4714270.jpg

>su4714270.jpg
タキオンはダスカに甘いからな…