「あれぇ〜ネイチャさんどうされましたぁ〜？ 脚が進んでないみたいですなぁ〜ビビりましたかぁ？」

ふと通路の横から聞きなれたおふざけの声が聞こえた。見ればトレーナーが腕を組みながら通路の端で体重を寄せている。

「これはこれはトレーナーさん。お見送りご苦労様デス、いい席で見たいから先に観客席に行くぞなんていってさっさと控室出て行ったのどちら様でしたっけ〜？」

負けじと肩をすくめながら、近づいていく。彼は私が見上げるほどの背をしているが、態度はその二倍超ぐらいになるほどデカかった。

「いいんだよ、商店街の皆さんが取ってくれたから。…緊張してるか？」

「いやー、この大舞台で緊張するなってほうが無理でしょー」

「だな。だが、心配するなネイチャさんよ！ 何たって、このトレセン学園ナンバーワントレーナーである俺がついているんだ、負ける道理はねぇよ！」

「自称だけどね、トレーナーの評定三番だったんでしょ」

「やかましい」

いつものように軽口をたたき合い、笑い合う。いつの間にかここはトレーナー室のような雰囲気になっていた。

「…聞こえるかネイチャ。この声援、俺が聞く限りじゃあ、トウカイテイオーが八割だ」

「そうだね、やっぱり主人公だわあの子。もうみんなに愛されるのが宿命っていうかー脇役が似合ってる私なんかじゃ到底かないっこありませんよ」

「だな！」

「オイ、そこはトレーナーとして否定するところだろ」

「一番人気は変えられんからな！ だが、負けてるのは人気で実力じゃあない！そしてどんな時だって俺の中じゃあネイチャが一番だぞ！ なんたってナンバーワントレーナーが選んだんだ、一番以外にねぇ、はじめっからな！」

「まーたそういう…」

どうにも私はこの男の真っすぐと叩きつけてくる言葉に弱い。恥じる様子もなく、一番綺麗だ、一番かわいい、一番早い、一番、一番、一番。それに乗せられてまんまとここまで来てしまった私にも問題はあるんだろうけど。

「行ってこい。どんな時だって、走ってるお前の姿が一番だ」

とんと背中を押してもらって、さっきまで重かった脚がいつの間にかとても軽く踏み出せる。

「自称ナンバーワントレーナーさんよー！」

「なんだー！ 自称ナンバーワントレーナーのウマ娘ー！」

私は振り返ることなく声を上げた。

「自称、消してきてあげる」

光と声援に包まれる。遠くに見えるは一番偉大で小さな背中。
勝負だ、一番をかけて。

俺が一番なトレーナー来たのか！

オデ…ネイチャかいた…
ネイチャさんの温泉いいよね…

ネイチャVSテイオー熱くていいよね…

俺が信じるお前を信じろ
いいよね…

一番人気俺！
二番人気アグー豚！
三番人気ナイスネイチャ！
なアレか

育成のトレーナーとはちょっとキャラ違うけどこういうのもいい…
ネイチャにはカラッとした男が似合う

>一番人気俺！
>二番人気アグー豚！
>三番人気ナイスネイチャ！
>なアレか
二番人気アグー豚！？

やったーネイチャさんだ！

>二番人気アグー豚！？
すまん違うやつか忘れてくれ

ウワーッ！……カッケェ！

あったなトレーナーの1番は俺！トレーナー！
2番目は俺の身体を作ってくれるアグー豚！
そして3番目はお前だ！ネイチャ！ってやつ

>あったなトレーナーの1番は俺！トレーナー！
>2番目は俺の身体を作ってくれるアグー豚！
>そして3番目はお前だ！ネイチャ！ってやつ
知らなかったそんなの…アグー豚食べさせなきゃ…

あのスレは結構面白かったな
自己評価低い子と高い子の組み合わせいいよね…

ショタ食いウマ娘でもいるのかと思った

怪文書が掛かり気味ですがこれは大丈夫でしょうか？

>怪文書が掛かり気味ですがこれは大丈夫でしょうか？
私
性
合

Q ネイチャさんは何番目？
A 3番目！
Q えー…じゃあ参考までに一番と二番教えて？
A 1番俺！2番アグー豚！
って酷い流れがあって
でもウマ娘で一番目だったらネイチャさん喜びそうだよねとか
自己肯定感の塊と自信が無い娘の組み合わせいいよねとか
そんな自尊心の塊が手作りトロフィー作るとかあざとくね？とか
そういうことになった

確かにこのトレーナーもトロフィー作ってるんだな…そう思うとあざといな…

オカマライスといい良い怪文書が続いてるな

闘志に燃えるナイスネイチャを見るのは脳に良いとされる

グッドネイチャー！

ネイチャさんの怪文書が見られて嬉しいよ…

こういうトレーナーだったら最低でも(ネイチャには将来もっといい男が出来るだろ…)みたいにはならなさそうで良いと思う

うーんちょっとパンチ足りなくない？
失恋要素も加えようぞ！

俺が信じるお前を信じろは死亡フラグも併発する諸刃の剣…

>うーんちょっとパンチ足りなくない？
>失恋要素も加えようぞ！
兄者は黙ってろ

>確かにこのトレーナーもトロフィー作ってるんだな…そう思うとあざといな…
なんでも1番と言っておきながら徹夜で頑張ってなんとか作ったよれよれの折り紙トロフィー…マーベラス☆

>うーんちょっとパンチ足りなくない？
>失恋要素も加えようぞ！
あんたはこっちよ〜ん♥

むぅ…気ぶりマーベラス

一番の俺が育てるお前が一番だ！って折り紙トロフィー渡してくるトレーナーか…

プレッシャーにならない程度にお前ならやれる！をする…つまりある程度こいつアホだなという行動をしなくてはいけない

つまりテイエムオペラオーはトレーナーとしても優秀だった…？

>つまりテイエムオペラオーはトレーナーとしても優秀だった…？
トレーナー側が調教されてる節はある

気ぶりマーベラスやさしいから好き

俺も好き…

>気ぶりマーベラスやさしいから好き
>俺も好き…
そういうこと言ってるとネイチャが少し嫉妬した後に自己嫌悪するぞ