飛び立ちたいね

バキッ！と音を立てて破壊されるドアノブ
扉が開く事を確認したディズヌフは背後を振り向き
キラキラ笑顔でサムズアップする
ディズヌフ:よし！開いたよ！
ヘルツ:
1〜3.馬鹿野郎ォォォォォ！！！何やってんだお前ェェェェ！？
4〜5.開いたじゃないよ！お前何しにここに来たのかわかってるんだよな！？なぁ！？
6.どっか壊れたら反応する魔法とかあったらどうするんだ！？もうバレるぞコレ！
dice1d6=2 (2)

おばか！！！

どれもノリツッコミ

真仁:はいはい贋造魔女〈ハニエル〉
喚くヘルツを尻目に真仁は天使を用いて修復する
ついでに細工がないか調べてみるも…特にそういったものは無さそうだった
真仁:ほら、早く行くよ…あんまり時間かけ過ぎるとバレちゃうし
真仁に急かされ教会の地下室へ向かうヘルツは自然に扉を破壊するディズヌフより自分の方がおかしいのかと思い始めた
ヘルツ:…アレが普通なのか？
ヴィータ:ぜってぇちげぇ…

自分がいると急に雑になるお姉ちゃん

ハニエル便利すぎ

ディズヌフ:おお、いっぱい本があるねぇ
ヴィータ:無限書庫程じゃねぇけどな
薄暗い地下室に並べられた数々の古書
一応セキュリティも兼ねた保護魔法が掛けてあったが…真仁によって解かれてしまう
真仁:さーてお仕事お仕事
ヴィータ:(仕事じゃねぇだろ…)

兎集ねぇ〜！

100%セールだぜ！

やってることやばいよ！

真仁:イングヴァルトの手記…は興味あるけどいいや、エルドリッチ・ライト…も良いや
アレじゃないコレじゃないと本を浮遊させて持ってきては読まずに積み始める真仁
ディズヌフは積み上がるそれを適当に取り出し読み漁っていた
ヴィータ:これバレたらマジで怒られるぞ真仁姉ちゃん…
真仁:最悪の場合無かったことにするからー…おっ？あったあった…
1〜3.魔法少女の大いなる遺産！
4〜5.聖王のゆりかご！これが書かれてる本が欲しかったんだよ！
6.…ん？ウェストコット？
dice1d6=4 (4)

一気に真相に迫れそう

当たり見つけてる！

これ見たものをそこら辺の木屑とかを贋造魔女で模倣しちゃえばコピー完了か…

ディズヌフ:へー、子供でも作るの？
ヘルツ:げっほげっほ…！お前なんて事…！
唐突にそんな事を言うものだからヘルツは唾が気道に入ってしまい咳き込む
ディズヌフ:ふーん…興味あるの？まぁそれよりも…
真仁は先程見つけた本に夢中なのでディズヌフは近くに置かれた本を手に取る
ディズヌフ:魔法少女の大いなる遺産、ねぇ…
1〜3.…ん？この白いの、ヘルツじゃないかい？
4〜5.魔法少女って言うと、やちよ達を思い出すね
6.…なんか、見たことある奴らが居るような…？
dice1d6=2 (2)

練り物か…やってんなアイツら…

こっちも手に入ったか

ヘルツ:インキュベーター…
ヴィータ:契約して願いを叶える宇宙人…だったか？
真仁が読書に夢中になってるので真仁達の方に来たヴィータはかつてヘルツから教えて貰った事を思い出し口にする
ヘルツ:ああ、彼等は宇宙の延命を目的として活動している…最もその代償は個々人には大きな物だが
ディズヌフ:まぁ、コイツらを利用してる奴らもごまんといそうだけどね
1〜3.…居たのか、こんな昔にも
4〜5.…もし今もこのミッドに居たら…余計な事ばかりに利用されそうだな
6.無限の力、か…
dice1d6=1 (1)

それこそ紀元前くらいからいるみたいだし

悪用するやつが少ないのが奇跡だよ

ヘルツ:相当昔から居るみたいだからな…他の異星人はコイツのことをどう思ってるのか聞いてみたいものだ
まぁ身近に居るそうなので会う機会があれば是非聞いてみようかとヘルツが今後を考えていると、ヴィータが本のタイトルを見て首を傾げる
ヴィータ:てか、大いなる遺産ってなんだ？
ヘルツ:そうだな…ちょっと貸してくれるか？
ディズヌフ:ほい
途中だったがヘルツのお願いならと本を渡す
ヘルツは早速本をめくり、関連するページを探し当てようとし…
1〜3.成る程、昔突如現れた魔女を倒す為に魔法少女が何処からともなく現れたみたいだな…でもこの話、どうもきな臭いな
4〜5.…よくわからないが…簡単にまとめると5人の魔法少女が危機を救ったって感じだな
6.…鍵？
dice1d6=2 (2)