◆そしておもむろに背を向けたペニシリウムは、ダン!と力強い踏み込みと共に、肩から背中にかけての広い範囲を壁めいてスイセンに叩きつけた! 「イィヤーーーーッ!」「ンアーーーーーッ!!?」暗黒カラテ技・ボディチェック! 全身に先程の変則的メイアルーアジコンパッソ以上の凄まじい衝撃を受け吹き飛んだスイセンの意識はそのまま闇に沈んだ。◆ ◆筆はナデシコのカタナであり、ツルギであり、ヤリであり、ナギナタであった。振るわれる筆致は太刀筋。白い和紙の上に刻まれる墨は敵の上げた鮮血の跡。 完成したショドーはウキヨエめいた勇壮なるイクサの図そのもの。 敵が増え、強くなるほどにカラテは高まりイクサは激しく華々しく……あくまでも内なる夢想に過ぎない。高揚は一瞬、すぐに現実に引き戻され、熱は冷め、 また煩悶が湧き立つ。その繰り返しだ。◆ ◆だがそれでも。筆を執り、ショドーするごく僅かなゼンに満ちた瞬間に広がる世界。そこでナデシコは誰よりも強く、自由だった。◆ 【エヴリィ・フラワー・マスト・グロウ・スルー・ダート】#1【後半】 ◆◆◆ ……「イヤーッ!」「ンアーッ!」鳩尾に衝撃。痛みと苦悶にスイセンの意識は現実に引き戻された、腹を踏み躙る丸太のような足。「起きたかよお嬢様」 ペニシリウムはスイセンの顔を覗き込み下卑た笑みを浮かべた。 「うぅ……」スイセンはボディチェックを受けた全身の痛みに呻いた。もはや足腰は立たず、砕けた左肩から先には感覚が無い。動くのは右腕だけ、唯一無傷は 顔面のみ。「よっと」「ンアーッ!」ペニシリウムはスイセンの平坦な胸の上にどすんと腰を下ろし顔を覗き込んだ。その重量にスイセンは苦しみ悶えた。 下劣ニンジャは覗き込むようにスイセンに息のかかる距離に顔を寄せた。「けっ!デカイ口叩いておいてアクビが出るほど手応えナシときた。ザイバツって のはお上品なひょろっちいサンシタの集まりって訳か」「貴様ァッ!」スイセンは瞬時に怒りを燃やしペニシリウムの顔面に右フックを繰り出す! 「ふん」ペニシリウムはそれを難なく手首を掴んで止め、ギリギリと締め上げた。「ンアーッ!」スイセンの拳は崩れ開いていきブルブルと震える。下劣 ニンジャはそのシラウオめいた美しい指をまじまじと見た。 「綺麗なお手てしてるじゃねぇか」ペニシリウムの声は突然冷たくなった。その一声にスイセンは全身を粟立たせ、瞳には恐怖がよぎった。「お?ちょいと 反応が違うな?この手が大事ってワケか」ペニシリウムはニヤニヤと笑いスイセンの掌に頬ずりすると、指にしゃぶりついた。 「嫌ッ!?」スイセンは華奢な悲鳴を上げ、必至でもがくがマンリキめいた力で押さえられた手首はびくともせぬ。5本の指を生温かくぬめる舌と粘膜が弄ぶ 感触にスイセンは怖気立った。ペニシリウムはおもむろにスイセンの指から口を離すと掴んだ右手をダン!と床に激しく叩きつけた! 「イヤーッ!」「ンアーッ!」締め上げられ閉じぬ掌。いつの間にかペニシリウムのもう片方の手にはスイセンの取り落とした小カタナ。「おめぇのカタナ だ。返すぜ」見せつけるようにスイセンの眼前でちらつかせたそれをおもむろに振り上げる。スイセンは何をされるか察した「やめ」「イヤーッ!」 「ンアァーーーーーッ!!」室内に響き渡るスイセンの絶叫!下劣ニンジャの繰り出したカタナはスイセンの右掌を貫き床に深々と縫い付けた!なんたる 非道!「アァーッ!?アァーーーッ!」スイセンは身をよじらせ泣き叫ぶ!「オイオイあんまし動くなよそのまま裂けちまうぜ?」 (筆が握れなくなる!)頭の中に響いた叫びに、スイセン自身が驚き困惑した。ニンジャのイサオシ、武家の誇りであるカタナを握りカラテする手ではなく。 ショドーの筆を握るための手。激痛と絶望の中、ヨロイを引き剥がされた自我の叫んだ本心。 ふいに剥き出しとなった己の心の声に放心する隙に、下劣ニンジャは突如スイセンの唇に食いついた!「んンーーーーッ!?」スイセン……ナデシコ・ オウショウは初めての唇を奪われた。恋愛事に興味を殆ど持ったことのないスイセンであったが、漠然とそれは清く、神聖なものだと捉えていた。 それはあっけなく壊れた。ウシめいて鼻息を荒くする下劣ニンジャは音を立てて柔らかな唇を貪り、舌を捻じ込み、吸いつき、唾液を流し込む。顔を逸ら そうとするスイセンの頭は両腕でがっしりと押さえつけられ逃げられぬ。 「ンーーーッ!?ンンーーーーッ!!」口内を蹂躙されるスイセンのニューロンは衝撃と困惑に理解が追い付かず、カメラのフラッシュめいてチカチカと 激しく明滅していた。「フゥー……」やがて下劣ニンジャはじゅるりと音を立てて口を離しスイセンを解放する。 「ウェーッ!ゲホッ!ゲホーーッ!」スイセンは涙目で激しく咳き込み、幾分呑み込んでしまった口中に流し込まれた生臭い唾液を必死で吐き出す。 下劣ニンジャはそののたうつ様にニヤニヤと眺める。「なに……をっ…!」スイセンは己を強いて睨み返した。 「決まってンだろうが?今からテメェを存分にファックしてやるのよ。こちとらそのためにカラテしてンだ」「ファ……?」スイセンは唖然とした。何も かも理解できなかった。いったい今何と言った?悔しいがこの男のカラテは確かだった。それを何と?考えるのも憚られる猥褻な単語。 ニンジャにとって、武家にとって、カラテとは……イクサとは命とイサヲシを懸けた神聖な儀式の筈だ。それを……口をパクパクして目を点にするスイセン の反応に笑いを堪えるペニシリウムの手は、キモノ装束の帯にかかる。 「感謝しろよ?箱入りのお嬢様に合わせてわざわざお上品にまずはキスから順番にってな、テーブルマナーだぜ。食前酒とくりゃあ次はオードブルよ」 「なにを……」スイセンの目に不安に新たな不安がよぎり、帯を掴む下劣ニンジャの指に力が籠る!「イヤーッ!」「ンアーーーーーッ!?」 音を立てて帯が引き裂かれ、イクサで乱れたスイセンの貴族めいた美しいキモノ装束は無残に剥かれ、艶やかな白い肢体が露わとなった!「ぶははははは! ヨイデハ・ナイカ!ってなぁ!」もはや身を守るものは平坦な胸と股間を覆う下着のみとなり、恐怖と共に外気に晒されたスイセンの柔肌は震えた。 「歳もガキなら身体もガキじゃねえか、下着も白一色とはまた味気ねえ」鼻で笑うペニシリウムの手は、続いて純白の上等なオーガニックコットン製のサラシ めいたビスチェと褌めいたパンツを次々と引き裂いていく!「嫌ぁーーーッ!」その叫びはニンジャではなく少女の声だった。 縫い留められた右手がこれ以上傷つかぬよう、動かさぬように。スイセンはどうにか身をよじらせそれらを隠そうとした。だが無駄だった。色づく先端が 主張する僅かな膨らみの平坦な胸も、添い遂げる相手以外生涯見せることが無かった筈の秘めた場所も。何もかもが晒された。下劣極まる最低の男の前に。 「ぶはははは!クネクネしやがって笑えるぜ!お貴族様から一転、踏まれた虫かミミズってか!」ペニシリウムはまず、スイセンの平坦なバストに目を 向けた。痛みと恐怖、恥辱に震える身体は、スイセンの意識と無関係に強張っていた。閉じた蕾めいて固く上向くサクラ色の先端。 「ガキが。平坦の癖にいっちょまえにおっ勃たせやがって。こりゃあオシオキだな、ほれ!」ペニシリウムの指はさながら、花を手折るような三つ指で スイセンのバストの両の先端を千切れるほどの力で摘まみ上げる!「ンアァーーッ!?」「ほうれどうした?捩じ切れちまうぞ!」 スイセンは右腕が動かぬよう、軋む身体を強いて頭頂部と脚だけのブリッジめいた体制で上体を持ち上げ痛みに耐える。やがてペニシリウムが手を離すと スイセンの実はどっと床に落ちた。「頑張ったじゃねえか。そのまま千切ってやろうと思ったんだがなァ。テメェの如き平坦な胸ぁ白けるぜ」 「く……!」スイセンは両胸の先端の痛みに震えながら歯を食いしばり堪えた。この男は自分の反応を愉しんでいる。恐らく襲った相手ごとに都度合わせた バラバラな罵り文句をのたまい、煽り弄ぶのだ。乗ってしまっては思うつぼだ。 「ダンマリかよ。まあやってろ」その反応も織り込み済み、と言わんばかりに。ペニシリウムはひときわ醜く笑いながら、スイセンの下半身側に移動した。 背筋に悪寒を走らせたスイセンは必至で脚を固く閉じて抵抗を試みた、しかし。 「イヤーッ!」「ンアーッ!」外道!ペニシリウムはスイセンの鳩尾に拳を打ち下ろした!閉じた足が崩れた瞬間にその間に身をこじ入れ、スイセンの最も 秘めたる茂った場所に顔を押し付ける!(誰か……助けてっ……) 血液に留まらず、チドク・ジツを発動したスイセンの全身の体液は猛毒と化している。だが口中を貪られた時と同じように、ペニシリウムは全く意に介さず、 ピタリと閉じたその秘裂を押し開き、果肉に食らいついた! 「嫌ァっ!」思わず上がったスイセンの悲鳴にペニシリウムは目を細める。罵倒の代わり、聞かせるようにわざとらしく大きく鼻を鳴らして恥部の匂いを 嗅ぎ回し、唾液混じりに音を立て粘膜を貪る。スイセンは嫌悪と羞恥に寒気すら覚え、震えていた。 ジュルジュルと啜る猥褻な音が室内に響き渡る。「ーーッ!ーーーッ!」スイセンは歯を食いしばり憤怒と恥辱を、下劣ニンジャを悦ばせるだけの叫びを 必死に堪える。唇の端からは血が漏れ始めた。その様に下劣ニンジャは興が乗ったように再び口を聞いた。 「耐えるじゃねえか?じゃあもっと好きにさせてもらうぜ」ペニシリウムはスイセンの下半身を起こし、両脚を抱え大きく開く。さながらパワーボムからの フォールめいた姿勢だ。「おぉ、よく見える見える」電灯の明かりでよく照らすよう晒されたサクラ色の肉が、二枚貝めいてこじ開けられ奥まで検められる。 下劣ニンジャは笑い出した。「……ぶはははははは!オボコかよお前!そりゃあそうか!お貴族のヨメ入り前のお嬢様が中古品じゃセプクもんだからなあ! キョートじゃ号外にも出ちまうか?」 屈辱極まる体勢のまま、ぶるぶると震える結んだ口の横から息を漏らして、涙目で気丈に睨み返すスイセン。下劣ニンジャは再び下品に音を立て啜り付き、 内側に己の唾液を送り込んでは飲み啜り、分泌液を口に含む。 やがて雑にスイセンを解放したペニシリウムは仁王立ちすると、下卑た笑みを浮かべおもむろにスイセンの顔にむけ唾を吐きかけた。「ペッ!」「うっ」 スイセンは顔を背けようとしたが、目元に命中し声を漏らした。下劣ニンジャの唾交じりの己の体液が涙めいて頬を垂れていった。 「不味ィ、舌がビリビリしやがる。最悪だぜ、澄ました顔とお上品なキモノの下で股座は性病持ちのオイラン並ってか?んなモン引っ提げてよく表出歩けた もんだなオイ」「っ……!」ペニシリウムの嘲りにスイセンの顔は羞恥と屈辱に瞬時に耳まで赤く染まる。 「ま、そいつもファックしてバラしてやったがな!俺は平等なんだ。おめぇのもちゃんと使ってやるから気ぃ落とすな」「下衆がっ……!」赤く腫らした目に 涙を滲ませペニシリウムを睨みつけるスイセン。「おぉ。ダンマリ終了か?早ぇじゃねえか」だがそれは下劣ニンジャの更なる劣情を滾らせるのみだった。 「そいじゃそろそろ俺も良くさせて貰うぜ」ペニシリウムはカチャカチャとベルトを外しズボンを投げ捨て、下半身を露にし見せつけた。「ひ……」それを 目の当たりにしたスイセンの眼は点になり、赤面を越え青褪めた。腹に張り付く角度でそそり立つ肉の塊。直径10インチはあるか。 (なに……あれ)スイセンの性知識はせいぜいスクールの授業程度しかない。これまで人生においてそうした情報は極力遠ざけ、考える事も避けていた。 実際実物を目にしたのは幼い頃、4歳か5歳頃の弟のそれぐらいだ。だがむしろ目の前のそれは肘から先の腕を想起させた。 「今からこいつでお前の中を滅茶苦茶に抉りまわすんだ。いいだろぉ?普通の女じゃすぐに色々切れたりなんだりぶっ壊れちまっていけねえ。持つ者の 悩みってやつだ。その前にだ」肉塊をヤリめいてしごきながら、ペニシリウムはスイセンの上半身に跨ると先端をその唇に押し付けた! 「ンンーーーーーーッ!?」「ほれ、今度はこっちにアイサツしな!」スイセンは二度目の唇を奪われた、汚れた醜い肉塊に。声にならぬ叫び。目と唇を 必死で固く閉じ、息を止め顔を背けるスイセン。 だが下劣ニンジャはもはやその顔に跨り鼻先を中心に顔じゅうにマーキングめいて肉塊を擦り付け回す!先端とその先の口から、溝、裏筋、更には根本を 水嚢めいて。何度も、何度も入念に。 「ぶはっ」ペニシリウムが退き、ようやく解放されたスイセンは呼吸を取り戻し、そして涙目で酷く顔をしかめる。「臭い……っ!」顔中のギトギトとした 油めいた感触に、纏わりつくツキジめいた臭気が鼻をつく。自分自身が汚物になってしまったかのような錯覚さえ抱いた。 「あぁ酷ぇ、傷つくじゃねェかよ?平等に痛み分けって事で今度をおめぇの番だぜ」ペニシリウムはスイセンが悶える間に既にその脚の間に移動していた。 脈打つ熱い肉塊の裏が自身の中心とピタリと触れた怖気。スイセンから血の気が引いた。 「狭っこい小っせえ穴だよなぁ?それをこいつで今からぶち破るって訳よ」「嫌……!」「裂けちまったら今度は腕を根元までぶち込んでやる。俺の ルーティーンって奴だ。ガンバって耐えろや」ペニシリウムは肉塊に手を添え、先端をスイセンの入口に宛がい、そしてあえてゆっくり押し込み始めた。 「痛い!痛゛いぃっ!!」既にそこからは血が流れだし、スイセンはじわじわと身体が割かれる痛みに叫んだ。ペニシリウムの局部は実際常人のそれを 遥かに上回る凶悪な物体であり、モータルのオイラン相手では命に係わる裂傷さえ引き起こすが、スイセンはニンジャ耐久性によって免れていた。 直接的な痛みはイクサで受けた傷、そして今も血を流す右手を縫い付けるカタナの痛みの方が上ではあろう。だが読者の皆さんも経験がおありだろう。 幼い頃に病院等で受けた予防接種や採血の注射。実際の痛みはごく僅かだ、むしろ日常の些細な怪我の方が痛みは上回るはずだ。 だが処刑めいて身動きとれぬ中で、ゆっくりと鋭い切っ先が迫り、つぷりと己の肌に深く突き刺さっていく様はどうか。まじまじと見せつけられる極度の 緊張と恐怖は主観時間を何倍にも引き延ばし、同じく痛みも何倍にも鋭く、鮮明にする。今スイセンには巨大な注射針が打ち込まれていた。 「ンアァーーーーッ!」直径10インチ、周径は成人の手首にも及ぶ巨大な針。それが彼女の最も脆い部分にゆっくりと、深々突き挿さっていく。更にそれは ただ挿す留まらなかった。下劣ニンジャはスイセンに侵入しながら前後上下左右に破壊するかのように、入り口から内部をグリグリと抉り回している。 それは新人研修看護師が、おぼつかぬ手つきで幼子の血管を捉えられず、何度も針を抜いては挿し、挿したままの針で皮膚の下の血管を探し回るように。 そして最奥に達した瞬間、ペニシリウムは一転大きく身を引き、破城槌めいてそこを激しく打ち付けた!「イヤーッ!」 「ンアアァーーーーーーーーッ!!?」スイセンはまさに幼子めいて泣き叫ぶ!「ぶははははは!いいぞ!もっと泣けや!勃つぜ!」ペニシリウムはスイセン の絶叫を皮切りに、もはやボンノ晩の108回の鐘撞きめいて高速で激しく前後! その度にスイセンの呻きと悲鳴、そして血にまみれた接合部から粘着質な水音が大きく響く!「ンアーッ!ンアーーッ!ンアァーーーッ!!」さながら濡れた テヌギーを叩くが如き音打ち鳴らし、地鳴りめいた振動を床に響かせながら、高速前後運動は激しさを増していく! 「殺すっ……!殺してやる!!」泣きじゃくりながらスイセンは叫ぶ。「おうやってみろ!また捻り潰してやる。今度はそのツラ潰してやろうか?それより 先にこっちか!」ペニシリウムは激しく腰を打ち付けながらスイセンの右手を貫くカタナを掴み抉った!「イヤーッ!」「ンアーーーーッ!」スイセンは 再び激痛と絶望に叫んだ。「おっ?締まり良くなったな。こいつぁいいや!」ペニシリウムの喜悦の声とカタナを握る手に籠る力にスイセンは揺さぶられ ながら青褪め慄く。「止めてっ……!手は止めて!やめてェッ!!」 「イヤーッ!」「ンアーーッ!」「イヤーッ!」「ンアーーッ!」「イヤーッ!」「ンアーーッ!」「イヤーーッ!」「ンアーーッ!」「イヤーッ!」 「ンアーーッ!」「イヤーーッ!」「ンアーーッ!」「イヤーッ!」「ンアーーッ!」「イヤーーッ!」「ンアーーッ!」 ナムサン!なんたる残虐!なんたるゴア!おおブッダよ!寝ているのですか!ペニシリウムが抉る度、スイセンの右手の傷からはグジュグジュと音を立てて 血が溢れ出る!「おぉっ!?」ペニシリウムは突如息を荒げ、腰の動きが早まった。激しく揺さぶられながらスイセンは本能的にその意味を察した。 「いやっ……嫌だ!ヤダぁっ!!」「何がイヤだってんだ!?ニンジャにガキができる訳でもねえ!便所に小便やクソひり出すのと同じって……ヌゥーッ!」 ペニシリウムは呻き、両手はスイセンのヒップを爪が立つ程に鷲掴むと己の身体と深く密着させ、限界まで奥へと捻じ込んだ! 「カハッ……!」内臓を押しつぶされるかのような強烈な圧迫感にスイセンは呻きのけ反り、ガクガクと震え目を見開いた。そして。 「ウッ!」「アァーーーーーッ!?」スイセンは泣き叫んだ。ぶるぶると跳ね震える肉塊から下腹部の最奥にとめどなく。打ち付けるように吐き出されて 広がる熱さ。全身が粟立つ凄まじい嫌悪と絶望。それは多く、長く続いた。 「ぅ……ぅっ……うぅっ……」「んン……ヌ……フゥーッ……!」肉塊が脈打ち、吐き出す度にスイセンは震え泣き、ペニシリウムは恍惚の息を漏らす。 やがて脈動が収まり、最後にぶるりと震えた。「へへ……出した出した」ペニシリウムは満足げに、血に塗れた己をずるりとスイセンから引き抜いた。 白くゼリー状の糸を引きながら、痙攣めいて軽く震えたのち、スイセンの両脚はだらりと崩れ落ちた。床に打ち捨てられたジョルリ、或いは轢き潰された カエルめいている。「……ぁ」やがてちょとちょろと水音を立てて、そこから液体が溢れ床に広がっていく。スイセンは失禁した。 「……ぶはははははは!ヒヒヒヒヒヒ!コイツ漏らしやがった!汚え!」「……っ……っ……!」スイセンは震え、固く目と口を閉じながらすすり泣く。 「分かったかガキ?誇りだのイサオシだの抜かして、テメェのごときカラテのねぇサンシタなんぞ非ニンジャの屑と同じ食いモン、ただの穴だ。いや? よっぽど情けねぇよなァ?しかも小便臭ぇ毒まみれの汚ったねぇ穴ときた!」ペニシリウムは手を叩きゲラゲラと笑い囃した。 「……!……!……」閉じた目の端からぼろぼろと涙を流すスイセンに再び深く覆い被さったペニシリウムは、その耳と穴を舌で舐りまわす。スイセンの 腹には再び固く膨張しつつある肉塊が熱く脈打ち押し付けられる。 「てめぇの腐れ毒穴に幾らぶち込み抉ろうが俺は何ともねェ。ケツの穴も口も全部ぶっ壊れるまで使い潰してやる。いい拾いもんだぜ、ジツ様様ってわけよ」 ジツ。と聞いたスイセンの瞼はピクリと開き、赤く泣き腫らした目が動いた。 頭によぎったのはギルドのアプレンティスへの教練。ジツの座学、ドク・ジツ。その耐性の一覧。ドクに長けた憑依ソウル由来による体質変化。コドク・ ニンジャクランのメソッドに基づく後天的鍛錬。内臓サイバネ・バイオサイバネ。そして稀有な一例。 ひとりの女として受けた、文字通り身を裂く屈辱も絶望も、マインドセットめいてほんの一時頭から遮断し、ザイバツ・シャドーギルドのニンジャ・スイセン の意識は腕に。肩から先の感覚のない左腕、使えぬ。ズキズキと痛むカタナで縫い留められた右手。 右手を注視しながら、スイセンはマインドセットを突き崩すほどの、胸の内でのたうち回り泣き叫ぶ声を聞き震えた。ニンジャアドレナリンの分泌で鈍化した 主観時間。心拍が聞こえるほどに上がり、呼吸が乱れる。実際には僅か数秒の、数分間に及ぶ逡巡。やがてスイセンは大きく目を見開き叫んだ。 「……イヤーーーーッ!!」「ア?」スイセンは渾身の力で腕を引いた。カタナで縫い付けられた右手は大量の血と共に人差し指と中指の間で無惨に引き裂けた。 「イヤーッ!」「オゴーッ!?」スイセンの裂けた右手は無防備に空いたペニシリウムの口中に突っ込まれた!達した虚脱感のまま完全に警戒を怠ったウカツ! 同時にスイセンは泣き声に掠れた声で、聞き取れぬ早口でチャントを唱える。「リンピオトーシカイジンリッツァイ……ゼン!」 スイセンは裂けた右手の指先に意識を集中し再びマインドブースト・ジツを発動!ゼロ距離でペニシリウムのニューロンにジツを流し込む!「ゴボーーー!?」 その瞬間、ペニシリウムの頭部はみるみる変色し目・耳・鼻からどす黒い血を噴出した! これはいかなることか!?ペニシリウムには毒は効かぬはず!「イイィヤァーーーーッ!!」スイセンは血の涙を流しながら、限界までマインドブースト ・ジツの出力と内なるドクを練り上げる!裂けた掌から溢れる血は変色していき、もはや赤黒を通り越し墨汁めいた黒! 濛々と煙を立たせるそれはペニシリウムの口中に噴出!「アババババババババーーーーッ!!!?」ニューロンにミキサーを突っ込まれたかの如く掻き回さ れながら、全身をチアノーゼめいて変色し血管を浮かび上がらせたペニシリウムは七孔噴血し痙攣!そして「サヨナラ!」腫瘍めいて肥大化した頭部が爆ぜ、 毒の血と脳漿をぶちまけながらペニシリウムは爆発四散した。 「ハァーッ……!ハァーッ……!」限界まで目を見開き黒い涙を流すスイセンの荒い息が暫し続いた後、静寂が訪れた。スイセンは大量の返り血とあらゆる 体液にまみれ、震える右手を掲げたまま呆然と停止していた。墨汁めいた黒い血をとめどなく流す。掌の中央から人差し指と中指の間にかけ大きく裂けた右手。 ……ブレッシング・ジツ。使用者の肉体を外部の毒から守り、既に受けた毒の進行停止・解毒も可能とする。極めて稀有なハクメイ・ニンジャクランの秘伝 のジツである。このジツが発動する限り生体毒・ウィルス・疫病の類は使用者には通用しない。ニューロン攻撃でそれを乱し続け、ドクを流し込み続けた。 本来であれば使用者の周辺一帯を浄化するジツであるが、ペニシリウムのレッサーソウルのもたらしたそれは彼自身の身体にのみ作用するに留まっていた。 もし本来の強度のジツであればスイセンは己の体内のドクが消えたことを訝しみ、このジツに気付けただろう。 だが結果は何も変わらない。どちらにせよスイセンはあの醜悪極まる下劣ニンジャにカラテを以て完膚なきまで敗れたのだ。己のウカツ、慢心、そしてカラテ 無き故。選ばれし者ニンジャという存在を、ギルドの名誉を、武家貴族の誇りとイサオシ全てを貶めながら。女としての尊厳を全て壊され犯された、 そしてこの手を……己と不可分であると今更悟ったショドーを手放してまで残ったのは、ただのブザマな汚れた肉だった。「う……」嗚咽がこみ上げる。 「ワ……アァ……」それはどこまでも弱々しかった。 無惨な有様の手を投げ出すと、スイセンは堰を切ったように赤子めいて泣きじゃくった。「ワアァーッ……アァーーッ……」 ◆◆◆ 土砂降りの重金属酸性雨。スイセンは壁に腕を着き這う這うの体でビルの外に出た。再び羽織ったフードの下、乱れに乱れ帯を裂かれたキモノ装束は、 見る影もなく。もはや布を被っているだけに等しかった。チドク・ジツの失せた右手の血は既に赤に戻り、点々と水溜まりに落下していく。 抉られ裂けた右手と砕けた左肩、執拗に殴られた腹……全身が軋み痛んだ。そして両脚の間に残る鈍痛と異物感。随分と時間が掛かった。ワイルドハント の采配で既に手近なニンジャの増援が向かっているかもしれない、しかし……(誰にも見られたくない) 任務完了の通信を送り、どこかで身体を清めねば。スイセンは震える裂けた手で袂の携帯IRC端末を探ろうと「スイセン=サン!」よく知る声だった。 びくりと震えたスイセンが顔を上げると、自分と同年代の女ニンジャが息を切らせて駆け寄ってきた。 ケモパンクスめいた派手な装い、オイランヘアにはブドウめいたカンザシ。女子高生めいた快活な顔には焦燥と不安、そして僅かな安堵が浮かぶ。ルビーロマン。 苦楽と志を共にする、かけがえのない仲間。 「酷いケガ……!」ルビーロマンはスイセンのフードの下に覗く乱れたキモノ装束と大量の返り血、憔悴した有様に激しいイクサを想起した。肩が砕けぶらぶら と垂れた左腕と、引き裂けた重症の右掌を確かめると泣きそうな声を出した。(嫌)そして素早く懐から携帯メディキットを取り出す。 流れるような手つきで消毒と止血、バイオ包帯による応急処置を行う。(触らないで)スイセンは息を漏らしながらカタカタと歯を鳴らして震えた。それを ルビーロマンは傷の痛みに必至で耐えるものと解釈し、目を潤ませアワレを深めた。包帯を巻き終える。「遅くなってゴメン……!直ぐテンプルに」 その時、突如ルビーロマンは硬直し表情が青褪めた。スイセンは訝しみそして直ぐに察した。ルビーロマンの視線の先はスイセンの下半身、乱れたキモノ のスリットから覗く太腿。粘性を失った下劣ニンジャの注ぎ込まれた大量の黄ばんだ白い精がスイセンの内からどろりと零れ出し、血と混じり伝っていた。 「ぁ……」ルビーロマンは青褪めたまま呆然とし、無意識めいてふいにその身が半歩退いた。(あ)その瞬間、スイセンのニューロンには濁流の如くノイズ が溢れ出し、そして白く弾けた。「イヤーーーーッ!」「ンアーッ!?」スイセンはルビーロマンを渾身の力で突き飛ばした! スイセンは全身の痛みに耐え、包帯の撒かれた右手で砕けた肩を抑えながら全力で走り去った。その場に尻餅をついたルビーロマンは悲壮な表情で叫び、 引き留めようとした。だが身体に力が入らなかった、声も出なかった。ルビーロマンもまた震えていた。 更に雨足を増していく滝のような重金属酸性雨の帳と闇に覆われ、スイセンの後ろ姿は見えなくなった。 ◆◆◆ ウグイス・ディストリクトの外れ、どことも知れぬ路地裏。スイセンは茫然とゴミ箱の並ぶ壁にもたれ座り込んでいた。激しく打ち付ける重金属酸性雨の 雨足は一向に弱まらぬ、滝めいた憎々しい汚濁の雨。だがそれが今はありがたかった。 今の自分はこの雨以下、比べるなら汚泥に等しい。むしろ洗い流してくれる、このまま骨まで削ぎ溶かして完全に消してくれればどれだけ楽だろう。だが モータルにとっても即座に命に関わるものでない重金属酸性雨は、ニンジャにとっては所詮ただの汚い雨に過ぎない。 「ぅ……」またしても足の間から零れ伝う液体の感触、一体どれほど吐き出されたのか、おぞましさに背筋が冷える。身じろぐだけで全身が痛んだ。 ルビーロマンに巻かれた右手の包帯にはなお血が滲み出し、赤く染まっている。 ふいに、フードの合間に覗くキモノ装束の襟、白いザイバツ紋の刺繍と目が合った。ザイバツ・シャドーギルド。偉大にして誇り高き絶対者の、全てを 見通すかのような恐ろしい目がこちらをじっと見ている。そこに無数の目が重なった。 優しい諦観を宿した両親の目。己の代わりに周囲の期待を過剰に背負い泣いてカラテする弟の目。カラテなき惨めな落伍者を嘲るフローライトの目。呆れ 果てた侮蔑のパーガトリーの目。なんの興味も示さぬニーズヘグの目。非ニンジャのそれ以下の穴と罵り笑うペニシリウムの目……そしてルビーロマン。 「……ウワアァーーーッ!」スイセンは叫び、手繰り寄せた襟に歯を立てた。そして何度も往生し、その目の刺繍をブチブチと噛み千切った。勢いのまま 水溜りの中に倒れ込んだスイセンは、そのまま延々と泣き叫び続ける。 その慟哭も涙も、全て猥褻なネオン光と喧騒、激しい重金属酸性雨に吞み込まれ、誰に知られることも届くことも無かった。 その後、スイセンはラクシャージ・テンプルには戻らなかった。一人帰還したルビーロマンは、ペニシリウムのアジト内のツキジめいた大量の血痕残る イクサの痕跡と爆発四散痕跡を確認したが、室内に突き立ち放置された愛用の小カタナのみを残しスイセンは発見できなかったと報告。死亡と判断された。 ほどなくして、ニンジャスレイヤーによるものとされるラクシャージテンプル襲撃と、シテンノを含めた駐屯ニンジャ部隊全滅の報せを受けたザイバツは ネオサイタマより撤退。スイセンというニンジャをあえて振り返る者はキョート城内には居なかった。 そして月が砕け、数か月が過ぎた。 【NJSLYR】 ………… 「ドーモ、此度もお使い頂きアリガトゴザイマシタ」恭しくドゲザしながらモネは感謝を述べた。満面の笑みで見下ろす客は返事の代わり、その艶やかな 黒髪の後頭部めがけジョロジョロと音を立てて生暖かい液体をぶちまけた。「フゥー……」浴室のタイルに黄色い水たまりが広がっていく。 ………… 「モネチャン、アナタそれじゃ長生きしないわヨ」煙草を片手にハーフガイジンめいたカールヘアマイコが嘆息する。その口元にはうっすらと青髭が浮かぶ。 「いいんです、私はこれで」「ほらね。アナタみたいな子みーんなそう言うのヨ」 ………… 「せっかくいいカモだったのに。どうしてくれンのよ?弁償してくれる?」先ほどまでの怯えた弱々しい態度と一転、ストリートオイランめいた女は大袈裟 に嘆息しふてぶてしい強気でモネにまくしたてる。ふいに女は怪訝な顔で首を傾げた、サクランボめいたピアスが揺れる。「……まさかあンた、ニンジャ?」 ………… 「ドーモ、アイデアルです」手を合わせオジギした女に困惑しながら、モネもまたオジギを返した。「ドーモ……スイセンです」 ………… 「あンたいいトコの子でしょ?多分キョート系。歩き方からオフの安マイコじゃないもん」「勘がいいんですね」「やった当たった!賞金ある?」憮然とする スイセンにアイデアルはケラケラと笑った。 「で?なンでそれが毎日汚ったないオッサンのボーやケツノアナしゃぶってンの?勘当?それとも家出?もしかして破産で借金とか、一家離散やセプクとか?」 「多分あなたと同じじゃないですか」楽しげに煽るアイデアルにスイセンは深く嘆息する。もはや相手にするのも面倒だ。 「"鯛は華麗/カレイは泥"、"迎え酒で三日酔い"」スイセンは小声で呟いた。「なんて?」「なんでもありません」どうせ意味の伝わらぬ古典ハイクとコトワザだ。 キョート貴族にありがちな、我ながら意地の悪い返しだとスイセンは小さく省みた。 「……今の古いハイクとコトワザ。なんのつもりって聞いてンのよ」上機嫌だったアイデアルは一転眉をひそめて詰め寄った。 ………… パァン!アイデアルはスイセンの頬を張った。赤く染まった頬を押さえながら、スイセンは憮然とした表情を崩さぬ。アイデアルはその両肩を鷲掴みフートン に強引に押し倒す。なおもスイセンは無関心めいて不動。 「アタシはいくら泥にまみれて啜っても這い上がってやる。失くした物全部、それよりもっと幸せになってやる」スイセンの両肩に強く指を食いこませながら、 アイデアルもまた無表情。ぞっとするほど冷たい、淡々とした囁き。 されるがまま無抵抗だったスイセンはそこで違和感に気付く。全身に酩酊のような倦怠感、身体の芯に熱。「こ、れは」呂律が回らない。鼻と鼻が突き合う 距離で、ガラス玉めいて見開くアイデアルの両目には妖しい輝き。ようやく危機感に身をよじらすスイセンにアイデアルは目を細めた。 「……あンたみたいに堕ちるために墜ちたがる、汚れるために汚れたがって酔ってる奴、どんなご身分よ。ムカつく」囁きは次第に嘲笑と甘い熱を帯びていく、 スイセンの背中は粟立ち、アイデアルは赤く長い舌を出した。「ムカつくから滅茶苦茶にしてやる」スイセンのブラウスが引き裂かれた。 ……… 「あンた今も興奮してる?じゃあ証拠」「え?」「え。じゃなくて見せろって言ってンの、証拠」アイデアルはスイセンに片手を差し出す。スイセンは躊躇い がちにその手を取り、逡巡する。そしてセーターの中に導いた。汗ばむ平坦な左胸を掌で包むように押し付ける。 「うわホントだ。凄く鳴ってる。でもさ」アイデアルはスイセンに密着し、頬を突き合わせながら耳元で囁く。「もっとわかりやすいトコ。あるでしょ?」 スイセンはびくりと震えた。アイデアルの指先はバストの先端を弄ぶ。「どうなってるか教えてよ」目を泳がすスイセンの呼吸は荒く、そして深い。 「早くして」ふいに突き放すような冷たい声音に、スイセンは再び震え、アイデアルの掌を更に導いた。ゆっくりとバストから下へ、スカートの中へ、 下腹部より下へ、そして下着の中。湿度。ふわりとした感触の更に奥へ。ぬるりと、容易に指が溺れた。熱い。 「……ん……んン……!」目を閉じて声を抑え震えるスイセンの顔から、アイデアルはじっと目を離さず無表情。指は絶え間なく内側を確かめ続ける。 どれ程続いたか。やがてアイデアルは身を離し、ふやけかけた指の間にぬるぬると糸を引く粘液をまじまじ確かめ、噴き出した。 「……アハハハハハ!安マイコがせっせと体売ったカネでオイラン遊び!完全に終わってるね」「……っ」耳まで赤くなり、俯くスイセンの顔を覗き込み ながら、アイデアルは見せつけるように赤く長い舌を伸ばし、スイセンの粘液が糸引く塗れた指をそこに乗せた。「ぁ……」スイセンは身震いした。 それは舌と絡み合い咥えられ、入念に舐め尽くされる。最後に唇を舐めるとアイデアルは再び囁いた。「いいよ。売ってあげるよアタシのこと」 アイデアルは下着を降ろしながらベッドに腰掛ける。あられもなく片膝を立てて大きく足を開き、上着をたくし上げた。そのバストは標準的だ。 「あンたがヘンタイの客にいつもされてる事、全部してあげよっか?それともアタシにしたい?」