>No.1256737841
【このIRCスレッドは】
「今日は本編更新もコミカライズ更新もないはずなのにスレッドがPOPしている。妙だ」
「これはリアルタイム実況スレッドではなくて、ダイスを振って二次創作するIRCスレッドなのよ」
「なるほどそうか！　丁度ニンジャ成分を補充したく奇遇なのでレスポンスだ！」

>No.1256738162
◆それは集合知！◆
https://wikiwiki.jp/threadgrep/
https://ux.getuploader.com/nanrakanonanika/
https://drive.google.com/drive/folders/1RaQ1jXPWbAnxsc1QRy3hAwAM_vuWPy0i
◆不足してるログがあれば保管メントします◆

>No.1256738210
◆連続IRC小説「マルカントニオズ・アドヴェンチュア」◆

ウィーピピー！

>No.1256738276
おれはラミラがいた場所を掻き抱いた。だが両腕が掴んだのはなにもない空気だ。そこには何もない。彼女の魂も。「……チャンピオン。私のせいで」「いや、リエシンナル。君は正しいことをしたはずだ。その証拠にラミラは恨み言を言わなかった」おれは白亜の船を見上げた。「ならばおれも為すべきを為すだけだ」

dice1D6=5 (5)
1　幽霊島に何事もなく到着し、エヴァンドロと対峙！
2　魔の海を半分以上進むが、そこで因縁の島タートルが出現！
3　幽霊島まで到達するも、島を取り巻く激しい渦潮に船を採られて沈没してしまう！
4　航海の最中、魔王が差し向けた空飛ぶモンスターが出現！
5　甲板上で突如ハリックが本性を表した！　彼女は魔王の手先だったのだ！
6　航海の最中、リエシンナルがおれを呼び出した……

ウィーピピー！

そんなっ！

敵だったのか…！

>No.1256739228
そしておれ達は、ラミラが託した白亜の船で魔の海を踏破すべく航海を始めた。「まさか死んでまで船を駆ることになるとはな」「チャンピオン、戦いが終わったらこの船で世界を旅するのはどうですか？」「それも悪くない」「いいえ、それは出来ないわ」おれ達は振り返った。「あなた達はここで死ぬのよ！」「ハリック！？」

◆続く◆

>No.1256739729
【これまでのあらすじ】
異次元多重迷宮と化したキョート城の探索中、ドラゴン・ドージョーの三人娘はザイバツ斥候スパルトイと遭遇。
激しいイクサの末に捕縛に成功するも、突如ナンシー・リーの電子幻影が現れ磁気嵐の危険を告げた。
スパルトイは一瞬の隙を突いて逃れ、三人も急いでキョート城の脱出を目指すが……！

>No.1256740140
【アンダー・ザ・アムナス・ツリー】#6

まさかの…裏切り！

>No.1256740231
ほどなくして、まずゼツランが異変を感じ取った。「空気が妙だわ」彼女は立体的に変貌した板張りの廊下を走りながら呟いた。頭上には錆びたボンボリが頼りなく浮かび、天井に描かれた目と口と耳を押さえる六腕の猿のアートを不気味に照らし出す。

三猿曲解してんじゃねえ！

一人見猿聞か猿言わ猿！？

>No.1256741213
「あれは……後ろを見てください！」最後尾のソードフラッシュが叫んだ。「アイエエエ！？」キャンドルは彼女の脇腹のあたりから後ろを覗き込み悲鳴を上げた。011101010110101001……高密度の砂嵐じみた01ノイズが、廊下の壁を、天井を、床を飲み込みながら徐々に迫ってきているのである！

見る猿、聞く猿、言う猿、
はグッドネーミングすぎるボスだったことですね？

同じフロアに長居しすぎたのだ！

>No.1256741889
「あれが磁気嵐？　あんなものが前触れもなく起こるの？」『そう。このキョート城は、おそらく無限に拡大し続けている』振り返ったゼツランの隣にナンシーの電子幻影が出現し、滑るように並んで飛翔する。『いくつもの異なる次元、ありえた可能性、過去や未来と接続されている。勿論現在とも』

異なる次元…あり得た可能性…過去と未来…

…ビール次元…？

>No.1256742511
「現在とも？　どういうことですか？」「イヤーッ！」KRASH！　先頭のゼツランに立ちはだかる水晶ショウジ戸の破壊を任せ、ソードフラッシュが会話を引き継いだ。『キョート城に入る方法は、あなた達が使ったポータルだけではないということよ。ネオサイタマ……いいえ、世界中の何処かにランダムに門が開く可能性がある』

>異なる次元…あり得た可能性…過去と未来…
アウトレイジ、インセンス、エグザスペレート…

>No.1256743028
「そ、それってェヤバくない？　ウチら元の場所に出られるの！？」『大丈夫。今回は私がナビゲートする。幸い、今のあなた達なら導くことが出来るわ』ナンシーの幻影は微笑んだ。『私の物理肉体は、このキョート城の遥か深淵にある。あの黒い根……いえ、茨が絡み合った森のような場所よ』

どっかの誰かがいきなりキョート城に召喚される可能性もあるのか…

>No.1256743660
『ザイバツはあくまでキョート城のコントロールを取り戻すために、天守閣を目指そうとしている。だから私の物理肉体が、奴らに脅かされる心配はないわ。恩もそれなりに売っておいたことだしね』「ザイバツに手を貸したんですか？」『この城の脅威を解明するためには、その選択肢も必要になる』

実際ザイバツはあるじの時であるなら味方よりでいてくれたほうがいろいろと便利ですからネー

城はこの場にありつつも漂流してるような感じでもあるのか…

あまりに滅茶苦茶なところにいるナンシー＝サンのヘイキンテキも心配な

>No.1256744209
水晶ショウジ戸をハードル競走めいて走りながら飛び越えた三人は、禁酒法時代のスピークイージーを無理矢理に巨大に拡張したような閉鎖空間に出た。「「「イヤーッ！」」」無限めいて長いカウンターの向こうから顔のないカウボーイめいた奇妙な存在が複数出現！　BLAMBLAMBLAM！　銃弾の雨だ！

新生ザイバツはパガ山とかパコ=サンいないのがどう響くかわからんなぁ

>No.1256745107
dice8D6=1 5 2 5 4 2 3 6 (28)
ゼツラン【ワザマエ】判定HARD　必要成功度10（全員判定で合計を求める）

>No.1256745325
dice9D6=5 6 4 3 4 5 2 1 4 (34)
キャンドル【ワザマエ】判定　HARD

10…！

>No.1256745583
dice10D6=3 4 2 1 6 1 5 5 1 2 (30)
ソードフラッシュ【ワザマエ】判定　HARD

>新生ザイバツはパガ山とかパコ=サンいないのがどう響くかわからんなぁ
やだなぁパコ＝サンならいるではないか

>No.1256745672
dice2D6=1 3 (4)
残りダイス

>No.1256745743
dice4D6=2 1 6 1 (10)
ソードフラッシュが即応ダイスを使用

1足りない！？

アブナイ！

セーフ！

>新生ザイバツはパガ山とかパコ=サンいないのがどう響くかわからんなぁ
まぁネクサスいるなら大丈夫のはず…

>>新生ザイバツはパガ山とかパコ=サンいないのがどう響くかわからんなぁ
>やだなぁパコ＝サンならいるではないか
アッハイ
ベラトゥ＝サンはパープルタコ＝サンです
絶対にハイ

>No.1256745810
「イヤーッ！」「「「アバーッ！」」」ゼツランの投げたスリケン三枚が手前の無貌カウボーイをスリケン殺！「イイーヤヤヤヤ！」「「「「アバーッ！」」」」続けてキャンドルがきりもみ回転から繰り出したソニックカラテランダム切断衝撃波がカウンターもろともカウボーイを切断殺！

フェイスレスカウボーイ！？

成功度複数要求は本当に難しいのだ！

>No.1256746161
カウンターはジグ・ザグめいて横方向に拡大！　さながらタノシイ・ランドの自走トロッコアトラクションめいて移動を阻害する！「「「イヤーッ！」」」前方にカウボーイ出現！「イヤーッ！」「「「アバーッ！」」」ジャンプした二人の下を抜け先頭に躍り出たソードフラッシュのイアイで断頭殺！　ワザマエ！

>No.1256746614
01110101010101……KRACK！　KRACK！「床が……！」ソードフラッシュは01の嵐が後方ではなく真下からせり上がっていることに気付いた。踏み板が呑まれ、乱雑に散らばったテーブルやチェアが粉砕されていく！「カウンターの上に！」「「イヤーッ！」」ゼツランとキャンドルは浮島めいた床を飛び石めいて渡る！

ウェスタンムービーめいた…

>No.1256747387
「道を拓きます！　イヤーッ！」KRASH！　ソードフラッシュの燃えるイアイが天井を破壊！　土石流めいて穴の向こうから零れ落ちてくる陶器壷やカンオケを回避！　雪崩めいた落下は終わらない。そして巨大エロチックサイケブッダ像出現！「飛び乗るわよ！」「イヤーッ！」巨大質量に三人は飛び移り膨れた腹を上へ！

>巨大エロチックサイケブッダ像
ワッザ？？？？

>巨大エロチックサイケブッダ像
ワッザ！？

>巨大エロチックサイケブッダ像出現！
どんなだよぉ！

エロチックサイケブッダ…エロチックサイケブッダ！？

エロチックサイケ…ブッダ！
…なにこれ！？

>No.1256748193
ニンジャのカラテならば一定以上の質量物の落下よりも早く、それ自体を登ることが可能だ。三人はケゴン・フォールめいた無数のカタナの雪崩をくぐり抜け穴の淵に着地！　そこは古めかしいジンジャ・カテドラルめいた空間！　二体のブッダデーモンが両目に緑の炎を燃やし三人を睨む！

エロチックでサイケな巨大なブッダなのかブッダめいた巨大でエロチックでサイケななんかかで話が違うな…

>No.1256749176
『そいつら、動くわよ』ナンシーのアドヴァイスとブッダデーモンがツーハンデッド・カタナブレードツルギを振り上げたのは同時だ！『『イヤーッ！』』KRAAAASH！　バツ字を描くような振り下ろし！　ゼツランとソードフラッシュは左へ、キャンドルは右へフリップジャンプ回避！『奴らの間にある扉へ！』シメナワの巻かれた木造フスマ！

>No.1256749756
『『イヤーッ！』』KRAAASH！　10フィートを超える巨大ブッダデーモン像の同時ストンプ！　だが左右に分かれた三人はスプリントで既に抜けている！「ウチがやる！」キャンドルが跳んだ！　ブラスト・トビゲリだ！「イイイヤアアーッ！」KRAAAASH！　　シメナワもろともフスマ破壊！　ゼツランが小さな身体を受け止め飛び込む！

>No.1256750272
フスマを抜けた先はライムライト・ボンボリで照らされた特に障害物のない巨大ホールだった。三人が背後を振り向くと、そこに扉はない。「今度はどこを目指せば」ソードフラッシュはカラテ警戒しながら四方の壁を見渡す。次に目指すべき道標が見当たらない。密室？　ここでデッドエンドなのか！？

四方の壁と聞くとシュギジキ思い出して困る

>No.1256751275
位置も角度もバラバラなライムライトは広大なホールをランダムに照らし出し、空間的な距離感を惑わせている。ライトの届かない影は完全な暗黒めいてニンジャ視力を凝らしても輪郭すら見えない……「待って、影が動いてるわ！」ゼツランは東方角の巨大な影溜まりを指差した。巨大な影の球体が床から立ち上がる。

影が…！？

>No.1256752263
それは巨大なショドー墨のダイフクめいてライトに照らされても一切中の見えない立体的な影である。直径4メートル近くまで膨らんだ影が、水風船めいて爆ぜた！「AAAARGH！」影の飛沫の中から出現したのは、影の龍と形容する他ない異様なモンスター！　　コワイ！

>No.1256752840
dice10D6=5 5 6 3 5 5 2 1 1 2 (35)
ゼツラン回避判定　UH

よし！

>No.1256753026
dice10D6=6 3 4 6 1 3 2 4 6 1 (36)
キャンドル回避判定　UH

>No.1256753115
dice10D6=3 1 2 4 3 6 3 6 4 3 (35)
ソードフラッシュ回避判定　UH

よしよし！

ムクロジがレベルアップしきって現世にポップしたらゲームオーバーになったりするのかな

>No.1256753195
影の龍は驚くべきスピードで迫った。その体格は高さが7フィート近く、強靭な影の翼を広げた横幅はさらに巨大！「「「イヤーッ！」」」三人はバラバラの方角にフリップジャンプ回避！　KRAAAASH！　近くにあった照明装置と床の残骸がバラバラに砕け舞い上がる。影の龍は消失した。

シャドウウィーヴ…

>No.1256753771
「消えた……？」キャンドルは別の影溜まりに着地した。彼女のニンジャ第六感が致命的危険を知らせた。足元の影が再び膨れ上がる！「キャンドル＝サン！」「イヤーッ！」ソードフラッシュの叫びと同時にキャンドルは垂直ジャンプ！　空中で縦回転し、ギロチンめいたソニックカラテ切断衝撃波を放つ！

なんだったんだいまのは…

まだおる！

>No.1256754241
SPLASH！　膨れ上がった影の球体はソニックカラテ切断衝撃波を不気味な柔軟性で受け止め、真っ二つに割れた。それは軟性の卵めいて奇妙に有機的だった。「AAARGH……ドーモ、シャドウドラゴン、デス」のっそりと7フィート近い巨体を起こした影の龍がアイサツすると、牙の隙間から黒い煙が漏れ出す。

>ムクロジがレベルアップしきって現世にポップしたらゲームオーバーになったりするのかな
リアルニンジャクラスのムクロジが現世に再臨したらオヒガン・ニューク化して最悪日本列島が吹っ飛ぶとも言われてマスネー…

ムクロジ…なのか…？

車に吹っ飛ばされて死んじゃったもんなこっちだと

レイジ…だった者の影

>No.1256754679
「ドーモ、キャンドルです」「ゼツランです」「ソードフラッシュです」アイサツを返しながらも、三人のニンジャ洞察力は言い知れぬ違和感を覚えていた。それはニンジャめいているが、あのムクロジなる蘇った死者のイミテーションに近いアトモスフィアを放っている。だが輪郭の01ノイズは存在しない。

ウィーヴだった頃に爆発四散してるのに
ムクロジはドラゴンの姿という…

…ん？

！やはり何かあるのか…？

なんだ…！？

別次元の存在か…？

>No.1256755794
加えてムクロジとシャドウドラゴンは同じ黒であるものの、僅かな濃度の違いがあった。それはより陰鬱で、ムクロジの生者に対する狂的なまでの敵愾心とは別の何かを孕んでいる。「AAARGH！」だが積極的な攻撃を仕掛けてくる点では同じだ！「イヤーッ！」「AAARGH！」

うん？

レイドだと変遷も大体原作通りだったよねレイジ

>No.1256756462
キャンドルめがけ飛びかかったシャドウドラゴンの背中に、ソードフラッシュのカタナが突き刺さった。「硬い！？」カタナは1/3ほど突き刺さったところで、得体の知れない反発力に阻まれた。「AAARGH！」「ンアーッ！？」シャドウドラゴンはきりもみ回転しソードフラッシュを振りほどこうとする！

アンコクトンじゃない純粋な影？

>No.1256757054
ソードフラッシュは突き刺さったままのカタナの柄を掴み、振りほどかれまいとした。5メートル近くきりもみ上昇したシャドウドラゴンは、ひときわ大きな影溜まりをめがけ放物線を描き滑降した。ソードフラッシュは今しがたの不自然な消失を思い出した。影に飛び込もうとしているなら、自分はどうなる？

>レイドだと変遷も大体原作通りだったよねレイジ
スモウドラゴン…は選択肢かなんかに出てきただけだったか

本体が爆発四散しても影だけは何とか生き延びたのか？

>No.1256757653
ソードフラッシュは咄嗟に飛び離れようとした。だが！「……！」彼女はカタナの峰と自らの両足に絡みつく影の触手に気付いた！　つい先度までしがみついていたはずが、今度は死に物狂いで脱出しなければならないのだ！「どうしたの？　離れて！」ゼツランは叫んだ。「イヤーッ！」キャンドルが状況判断し跳躍！

あぶねぇ！

>レイドだと変遷も大体原作通りだったよねレイジ
レイドの原作味方側ニンジャの変遷はあまり変わりがなかった気がする
世界のことは気にするな

>No.1256758199
地面が近づく。シャドウドラゴンは再び影の中に飛び込み何処かから出現するのだろう。だがソードフラッシュは？　景に一緒に呑まれるのか？　あるいは彼女だけが取り残され地面に激突するのか？　いずれにせよ致命的事態は明白！「イ……」キャンドルはソニックカラテで影の触手を切断しようとした……その時！

>>レイドだと変遷も大体原作通りだったよねレイジ
>レイドの原作味方側ニンジャの変遷はあまり変わりがなかった気がする
>世界のことは気にするな
ウン！

>No.1256759115
ドクン……強烈な心臓の鼓動が空間を震わせた。ゼツラン、ソードフラッシュ、キャンドル、そしておそらくはシャドウドラゴンの鼓動までもが完全に同期していた。

ヤバいぞ！

ワッザ！？一体何が！？

全員の…？

>No.1256759435
もっとも大きな影響を受けたのはキャンドルだった。そしてシャドウドラゴン。ゼツランは幾分マシではあったが、それでもその鋭敏さゆえにカラテ段位にそぐわぬ影響に見舞われた。一番影響の小さかったソードフラッシュは、それゆえに接触寸前に緩んだ影の拘束を逃れワーム・ムーブメントすることが出来た。

まさかサツガイ関連か？

>No.1256760374
「ンアーッ！」硬い床の感触に苦悶し、いくつかの照明を巻き込みながら転がったソードフラッシュは、割れたガラス片の鋭い痛みに顔を顰めながらも起き上がった。「アアアアア！　アアアアーッ！」同じように床に仰向けになり、破傷風患者めいてのけぞり狂乱するキャンドルの姿が飛び込んでくる。

マニカ＝サン！？

>破傷風患者めいてのけぞり狂乱するキャンドル
アイエエ…！

ワッツ…！？

>No.1256761511
ソードフラッシュは愕然とし、シャドウドラゴンのジツによる精神攻撃を疑った。「AAAARGH！！」だがその当事者もまた、飛び込もうとしていた影溜まりの中からゴロゴロと丸太めいて転がりだし、禁断症状に襲われたハッパ中毒者めいてのたうち回る。「AAAAARGH！！」「アアアアーッ！」「これは」ソードフラッシュは困惑した。

ハッパ…！

アイエエエ....アヘン屈めいたジゴク！

>No.1256761916
ドクン！　ソードフラッシュは悪寒に襲われ、キャンドルに駆け寄るよりも先に自らの身を守り、周囲を見渡した。「AAAARGH！！」シャドウドラゴンの他に敵対的存在はいない。膝を突き頭を抱えるゼツランが視界に入る。だが彼女は、確かに何者かが自分たちを「見て」いるのを感じていた。

誰が…！？

ワンソー！？

>No.1256762269
「こ、れ、は……！」ゼツランは血の涙を流し、歯を食いしばって強張る肉体を動かそうとカラテを振り絞る。彼女は自らが、巨大なミニチュア空間に置かれたちっぽけな人形の一つのように感じた。得体の知れない「何か」が、じっと己を見下ろしている。そして手を……「アーッ！　アアアアーッ！！」

アイエエエエ上位存在！

これがワンソーの凝視…！

>No.1256762828
「キャンドル＝サン！」「アアアア……」仲間の悲痛な叫びが、ゼツランの意識を引き戻した。「キャンドル＝サン、しっかりして……！」「ヤアアアー！」泣き喚くキャンドルを抱え、呼びかけるソードフラッシュ。ゼツランは未だ拭いきれぬ悪寒に逆らい、二人に駆け寄った。

カブキなのか！？

こういう時にチャドーって効くのだろうか…?

ソウルが強い順…か？いやマニカ=サンアーチ級だけどさすがにハデスより上って訳もないよな

>No.1256763235
「二人とも、大丈夫……」「ヤダ！　ヤダァ！　アアアア！」キャンドルは血の涙を流し、眦が裂けそうなほどに目を見開いて叫び続ける。抑え込もうとするソードフラッシュの腕を振りほどき、手足をバタつかせていた。「しっかりしてください……！」「アアアア……！」キャンドルは髪を振り乱した。

何が…

ワンソーの凝視にしては法則性が奇妙だ

ホラー描写が急に入って来るのだ

>No.1256763945
「これは……誰かが、何かが私たちを見続けている……？」ゼツランは手助けしようにも手段が思い浮かばず、惑いながら呟いた。オヒガンの深淵に横たわる巨大すぎる何かの凝視はじっとりとその空間を見下ろし……KA-BOOM！　突如として空間が大きく揺れ、全ての照明装置のガラスが吹き飛んだ。

>No.1256764853
ゼツランとソードフラッシュは爆音の方角を見た。空中に巨大なガラスの罅割れめいた穴が生じている。向こう側からこちらに向かってもうもうと煙が吹き込んでいた。（イヤーッ！）（グワーッ！）「アシャーダロン？」ゼツランは聞き馴染みのあるカラテシャウトを煙の向こうから聞き取った。

異次元の自分達の記憶が…？

助けが！

一体何が起こっているのだ！？

ダロン！

スミワノ！？

スミワノ…？いや何時の…何処のだ

いつかのスレイトでアウトレイジにふっとばされたデッスリ…？

>No.1256765374
ソードフラッシュは全身を包む悪寒と見られている感覚が嘘のように消えていることに気付いた。彼女はシャドウドラゴンを見た。「AAAARGH……」巨大な影の龍は未だ影響を脱しきれず悶絶しているようだった。『その穴に飛び込んで。早く！』姿なきナンシーの声が二人を急かした。

デッスリだったら面倒なことになりそう

ナンシー＝サンがナビしてるなら変なとこには行かなさそうだが…

時間軸がノーランめいて奇妙だ！

>No.1256765949
「私が先に行く。ソードフラッシュ＝サンはキャンドル＝サンを」「……ハイ！」ソードフラッシュの腕の中、キャンドルは胎児めいて身体を丸め啜り泣いていた。ゼツランは煙で先の見えぬ穴をめがけ駆け出した。ソードフラッシュがキャンドルを抱えその後に続く。「イヤーッ！」彼女は決断的に穴の中へ飛び込んだ！

>No.1256766536
【アンダー・ザ・アムナス・ツリー】#6終わり。#7へ続く。

どこに出る…！？

凝視者ってもしかして…我々？いや思考が飛躍しすぎか…

オツカレサマドスエ！

オツカレサマドスエ！