トレセンに在籍しているウマ娘はアスリートですから基本的には身体をしっかり動かす生活をしているはずです　しかしながらタキオンはその数少ない例外にあてはまる存在と言えるでしょう
意外と他のいろんなウマ娘に絡みに行くので第一印象よりはずっとアクティブなのですがタキオンは基本的に研究が最優先事項で出かけたり練習に出るのも実験データを取ったり研究成果の実証という側面が強いですし実際に育成ストーリーでは実験のためにトレーニングをサボる描写が多々あります　

脚のことがあるのでそれほど多く練習を組めないという事情はもちろんあるでしょうがおそらくタキオンは脚の補強が成った後もきっと一日の大半の時間モニターのデータと睨めっこしては神妙な面持ちを浮かべたり愉快そうに高笑いしていることでしょう　そしてそういう生活を続けていると肩や首の凝りや疲労も蓄積してくるわけですね
薬で何とかするという手もあるかもしれませんがやはり凝りに効くのは適度なほぐしと休息であることは言うまでもありません　そうしてお呼びがかかった我らがモルモットくんが「きみの大事な担当ウマ娘は肩凝りでたいそう苦しんでいるよ」などとけらけら笑いながら絶妙に気の抜ける手拍子でマッサージを要求するタキオンを見て苦笑するという光景はもはや必然とさえ言えるでしょう

モルモットくんはその狂気じみた献身的な姿勢とうらはらにタキオンに足りないものは何かと問われた時に道徳心と返答するなかなかいい性格をしているのも魅力だと思うのですがそういう性格なのでタキオンとの付き合いが長くなってくると彼女の我儘や要求に「えー」と渋ったりちょっとした皮肉で返すようになると思うんですよね　しかしながら他の我儘に比べてマッサージの要求はちょっと忙しかったりしても何故か素直に聞いてくれるんですよね
部屋の掃除や紅茶の用意よりはまだ一応担当ウマ娘の体のケアというトレーナーらしい仕事だからということもあるでしょうが何よりもモルモットくんはタキオンの脚のことを聞いてからは彼女は自分では気づいていないけど走ることにどこまでも純粋な想いを抱いているしそれを叶えるためならなんだってしてあげようと決めてるんですよね

そんなタキオンもタキオンでマッサージのときはなんだかご機嫌でベッドに寝転がっておよそうら若き女子高生の肩から鳴ってはいけない音を出しながらもモルモットくんのマッサージに「いいねぇ…按摩師になっても大成するかもしれないが、きみのこのマッサージは独り占めしておきたいな」と尻尾を振りながら高評価を下すわけですね
私の偏見かもしれませんが腕のいいマッサージ師の肩は総じて話し上手という印象があります　モルモットくんもその例に漏れずタキオンの脚をほぐす手つきと同じくらい優しい声で「また面白い科学の話でもしてよ、時間はいっぱいあるから」ってタキオンが話して楽しいような話題を振ってあげたりするんですよね

でも何よりもタキオンがモルモットくんのマッサージを気に入ってる理由は腰をほぐしながら「こないだ重点的に補強してみようって言ってたもんね。すごくいい走りになったよ」って言ってくれるように自分が考えて努力したことに気づいてそれをちゃんと褒めて労ってくれるからなんですよね
それを聞いてついつい嬉しくなって「そうだろう？ポッケ君にも試してみたがきっちり再現性が取れたよ、やはり私の予測に狂いはなかったねぇ」と得意げだし「そこに気づくとはきみもいい助手になってきたじゃないか」といつものにやにやした顔とは違う満面の笑顔を浮かべてるんですよね
いつも素直には言わないけどモルモットくんがいっとき諦めかけてた自分の脚にどこまでも夢を見てくれたから運命を乗り越えられたことを心の中ではすごく大事に思ってるし今もモルモットくんが自分以上に自分を大事にしてくれることが嬉しくてしょうがないタキオンは実に可愛らしいと思います

モルモットくんもそんなタキオンをどこまでも愛していて好きなことを話しているときの心から楽しそうな姿もマッサージが気持ちよくて喋り終わったら子猫みたいに電池が切れたようにすうすう寝ちゃうところも可愛くてしょうがないんですよね
そのまま寝かせてあげようと思って一旦離れようとするモルモットくんなんですがそうするとタキオンは眠ったままぎゅっとモルモットくんの腰に手を回してモルモットくんの胸に正面から顔を埋めるように抱きついてもうどこにも行けないようにしちゃうんですよね
口では素直じゃないくせに結局はなんだかんだで甘えてくれるタキオンのこういうところがどこまでも愛おしくてモルモットくんはもう辛抱たまらなくなっちゃってすうすう寝息を立てるタキオンに「…大好き」って囁いて幸せいっぱいのままキスをするんですよね

あんまりやると起きちゃうと思って後ろ髪を引かれながらもモルモットくんはそっと唇を離すわけですね
しかしそんなモルモットくんが顔を上げるとさっきまで閉じていた瞳をまだ微睡みながらもしっかりと開いているタキオンが目に入るんですよね
さっきの大胆さはどこへやら顔を真っ赤にしながら縮こまっちゃうモルモットくんなんですが「きみにとってはこれもマッサージに入るのかな？」とにやにやしながら問い詰めるタキオンなんですがその話しぶりは機嫌が悪いどころかむしろひどく嬉しそうなんですよね
そうして「まあ、それならそれでもいいさ。私はただマッサージを要求しただけだからね。
…きみがいいと思うやり方で、満足のいくまでしてみればいいじゃないか」と素直じゃない続きのおねだりをするタキオンとそれを聞いて心から嬉しそうに微笑むモルモットくんが「…うん。じゃあ、もっといっぱいしよ」って囁いていつもの騒がしさが嘘みたいにゆっくりと唇を重ね合って不器用だけどこれ以上ないくらい幸せなやり方で愛を確かめあってるところをずっと見ていたいんですよね

私の発表は以上です
では蓄光に戻ります

あいつ

>では蓄光に戻ります
ここまで読んだ

あいつ
最近やけに眩しいな…

あいつ眩しいよな

ベッドの上でぺちぺち手を叩きながら脚ぶらぶらさせてはーやーくーっておねだりしてくるタキオン
ヘッドマッサージされて「あ゛ーっ」って変な声が出ちゃうタキオン

劇場版に出てきたあのモルモットくんで想像したらオッケーですかね

いつもあんなんなのにキスのときはいじらしくモルモットくんの手をぎゅっと握っちゃうタキオン

モルモットくんが他のウマ娘と話してると「キーボードの打ちすぎで手が痛いねぇ」とか言ってわざとらしく手を出してくるタキオン

いつもウザいくらい喋るのに一回くっついたらとたんにしおらしくなって「ん…」とかしか言わないタキオン好き

耳を優しくほぐされておねむなタキオンいいよね

好きなひとに脚のお手入れをしてもらうのはウマ娘にとってキスと同じくらい幸せで大事なことであってほしい

レズ扱いじゃないタキオンが見れてどうのこうの