二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1731719194006.png-(1151848 B)
1151848 B24/11/16(土)10:06:34No.1253605627そうだねx2 12:21頃消えます
デジモンの怪文書書きました。
お月見ハロウィンのイベントスプシの会話を掘り下げたものと図書館戦争の前日譚の二本立てになります。
fu4254332.txt
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/11/16(土)10:08:02No.1253605967+
うちの子達
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お借りした方達
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言及や存在示唆でお借りした方達
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となります。
224/11/16(土)10:09:00No.1253606205+
「妙ですわね…」
千本桜 冥梨栖が訝しげにオディール・オクトアハトの顔を凝視する。
「えっ?…えっと………」
見知らぬ相手から急にガン見され、戸惑いを隠せないオディール。三上 竜馬や虎ノ門 詩奈の様に自分がオリジナルの魚澄 真菜ではないという事を見抜いたのだろうか…そもそも誰だこの人…オディールの中で様々な思いが錯綜する。
そうこうしている内に冥梨栖が口を開いた。
「詩奈さんの特別なガトーショコラに私が作ったオムそば……真菜さんからする筈の匂いがしませんわね。確かに顔はそっくりですが、あなたどちら様?」
324/11/16(土)10:09:32No.1253606305+
「(口振りから察するにここで知り合った人かしら?…厄介な…ていうか何よ、ガトーショコラにオムそばの匂いって…嗅覚凄すぎかよ)」
などという感想を抱きつつ、オディールは思いつく限りの精一杯の嘘を放り出した。
「さっきちょっと汚れることがあって、お手洗いを借りて顔を洗ってきた、んです。そのせい、かも?」
うまく誤魔化せたかな……そう安堵したのも束の間、冥梨栖の更なる追い討ちがオディールを襲う。
「体の中身まで綺麗さっぱり洗い流すなんて随分と器用な事が出来ますのね。どうやったか私に見せて下さらない?」
「ええと、その…」
424/11/16(土)10:10:01No.1253606393+
予想外の一言に困惑するオディール。
『…乙女の秘密というものをあまり詮索しないでやってくれないか』
見兼ねた彼女のパートナー、シードラモンがデジヴァイスの内部から口を挟んだ。
「ちょっと、シードラモン!」
『あまり真面目に取り合いすぎるな。…バイタルブレスの中から失礼した』
しかし、このやり取りによってオディールが真菜ではない事が冥梨栖に完全に露呈してしまった様だ。それでも冥梨栖は自身を真菜と偽るオディールの意志を尊重する事にした。
524/11/16(土)10:10:31No.1253606492+
「……えぇ承知致しましたわ。」
そう応えた冥梨栖は指をパチンと鳴らす。次の瞬間、ギュウキモンが山の様に聳え立つ超巨大オムそばを持ってやって来た。
「……ですが、あなたが本物の真菜さんだと言い張るのでしたら条件を揃えていただかなくてはなりませんわね」
「……??…!?」
食料とは思えぬ質量のクソデカオムそばを前に困惑を隠せないオディール。
ここへ来てから様々な屋台を梯子してたらふく食べてきたオディールにこの量は堪える。いや、何も食べてなくても堪える。先ほど中華屋のおっちゃんから貰ったゴマ団子をじっくりと堪能して〆と考えていたところでこれだ。
「さ、遠慮なさらず、召し上がって下さいな」
624/11/16(土)10:11:19No.1253606655+
オディールは目の前が真っ暗になった。……と思いきや、そこへ思わぬ救世主が登場した。
「おいおい何だよ…この量は…食いもんでふざけるもんじゃねえぜー。戦い終わってから飯食ってねえからコレちょっと分けてくれねーか。一緒に食おうぜ!」
偶然通り掛かったバンダナの少年、鉄塚クロウが助け舟を出してくれるというのだ。
「あっ、クロウさん!実はさっきたくさん食べちゃったんで、助かります…」
オディールがクロウに耳打ちするかの様にひそひそと話す。嗅覚だけでなく聴覚も常人離れした冥梨栖にも当然聞こえてはいたものの、今の彼女にはそんな事はどうでも良かったらしく、超巨大オムそばを悪ふざけと捉えられた事に大層ご立腹な様子であった。
724/11/16(土)10:11:45No.1253606733+
「ちょっと待ちなさい、そこのあなた!食いもんでふざけるですって!食べもせずにその様な言い草、とても心外ですわね。私、ふざけているつもりなど一切ございませんわ!」
大層ご立腹とは言っても以前に冥梨栖がイレイザーベースに攻め入った時の様な殺意に満ち溢れたものでは全くない、ぷんぷんしているという言い方が最もしっくり来る様な怒り方だ。
あれ、もしかしてこの人…結構可愛いんじゃないか?僅かながらもオディールの心にそういった感情が芽生えた。
824/11/16(土)10:12:08No.1253606814+
そしてオディールに助太刀したクロウはと言うと…
「美味ッ!確かに本気の味だぜ…となると一人前にしちゃ単に量作りすぎたかコレ?」
度重なる戦闘でよほど腹を空かせていたのか、物凄い勢いでオムそばを食べ進めている。
結局オムそばはそのほとんどをクロウが平らげてしまい、オディールはあまり食べずに済んだ様だ。
924/11/16(土)10:12:37No.1253606909+
食後の運動と称してさっさと走り去って行ったクロウに対し、冥梨栖はまだオディールの目の前に居る。
「な、何ですか?…まだ、何か?」
「ゴマ団子……」
「!?」
オディールが食後のデザートとして楽しみに取っておいたゴマ団子も当然の様に匂いで言い当てる冥梨栖。もしかして取られてしまうのではと考えたオディールは必死にこれを死守しようとする。
「これはあげませんから、絶対に…」
「心配しなくても取ったりなんてしませんわよ。それにしても良い香りですわね。匂いだけでわかりますわ…そのゴマ団子を作った方、相当良い腕をしていらっしゃる……この私が妬いてしまいそうなくらいに」
「そう…ですか」
小さな紙袋から取り出したゴマ団子を口の中へ運ぶオディール。
1024/11/16(土)10:13:14No.1253607057+
「!?」
途轍もなく美味だ。オムそばに時間を取られていたせいで出来上がりの熱々を…とはいかなかったものの、中でとろりととろける黒ゴマの餡はまだ熱を帯びており、これがまた丁度良い塩梅の温かさであった。
「(まさかこの人、そこまで計算してあのオムそばを…!?いや、それは流石に考えを飛躍させ過ぎか………でもそんな事どうでもよくなるくらい美味しい、これ!)」
オディールの顔に思わず笑みが溢れる。
1124/11/16(土)10:13:43No.1253607139+
「そうそう……話半分で良いので聞いて下さいませ。」
「うん?」
突然話を切り出した冥梨栖に対し、幸せそうな顔でリスの如くゴマ団子を頬張りながら返答するオディール。
「これは私のお祖父様から聞いた話なのですが、彼の有名な某製薬会社…。真菜さんも名前くらいは聞いた事あるでしょう?その会社、何でも裏ではクローンの製造に大変熱を入れて取り組んでいるそうですの」
もぐもぐしているオディールの口の動きが次第に遅くなる。
1224/11/16(土)10:14:15No.1253607267+
「そしてここからがまだ何処にも出回っていない話…との事なのですが、その会社が造ったクローン…実はある致命的な欠点があった事が最近わかったそうですわ。」
何それ!?そんなの聞いた事ないんだけど!?と内心思いながらもオディールは決してそれを悟られない様に努めた。
「どうやら美味しいものを食べて笑顔になると稀にほっぺたが溢れ落ちてしまう事があるらしいんですの…比喩的な表現などではなく実際に………」
「ちょっと!ウソでしょ!?」
オディールが咄嗟に両手で自分の頬を押さえた。
「…えぇ、嘘ですわ」
1324/11/16(土)10:14:48No.1253607397+
「………………………」
『貴様、いい加減にしろ!何がしたい!?我々をどうするつもりだ!?』
バイタルブレス内のシードラモンが怒り心頭な様子で吠える。
「始めに前置きはした筈ですわよ。話半分で聞いて欲しいと…。何もあなた方の不利益になる様な事をするつもりなど毛頭ありません。あなたがあくまで魚澄 真菜さんを自称するのでしたら、私はその意志を尊重致しますわ。ただ……………」
1424/11/16(土)10:15:22No.1253607541+
そう言って冥梨栖はオディールに顎クイをして顔を近付け、そのままの勢いで口付けをした。
「んっ…………!?」
突然過ぎる出来事にオディールはただ驚くしかなかった。触れた相手の口唇は異様なほどに冷たい。とても血の通った人間のそれとは思えないほどだ。身体中の精気を根こそぎ持って行かれる様な感覚に襲われるオディール。だが同時にまるで自身の全てを受け入れてくれる様な、そんな温かさも確かに感じられた。
1524/11/16(土)10:15:44No.1253607619+
暫しの沈黙の後、重ね合った口唇を離した冥梨栖は妖艶な笑みを浮かべながら言い放つ。
「それならば、あなたには私からの愛を一身に受ける権利が…いえ義務がありますわ。宜しくて?」
「…………」
オディールは何も言い返せず、ただ俯いて冥梨栖から視線を逸らすばかりであった。
1624/11/16(土)10:16:31No.1253607806+
クティーラお嬢編は以上。ここからは遥希ちゃん編となります。
1724/11/16(土)10:17:05No.1253607948+
ここはデジタルワールドのどこかにあるという大図書館。そこに千明 遥希の姿はあった。
寝袋に包まってすぅすぅと寝息を立てている。ここに居れば想い人がやって来ると信じ、図書館内での生活を始めてからかれこれ数日が経つ。
1824/11/16(土)10:17:30No.1253608034+
しばらくして目を覚ました遥希は寝袋から上半身を起こした。黒いブラトップにドルフィンパンツという出で立ちだ。まだ寝ぼけているのか、虚ろな目でぽけーっとしている。
大きな欠伸をした遥希は徐ろに寝袋の中を漁り出したかと思うと潜り込ませていた三下 慎平のテイぐるみを取り出し、それをギュッと抱き締めた。
1924/11/16(土)10:18:07No.1253608182+
抱き締めたまま暫しの時が流れると、今度はテイぐるみを抱えたまま寝袋の中に潜り込んだ。寝袋の中で暴れ出したのか、物凄い勢いで荒ぶる寝袋。
一頻り暴れ回った後、遥希は何事も無かったかの様に寝袋から出ると脇に置いてあったボストンバッグから洗顔料と化粧水、歯ブラシを取り出して館内の洗面所に向かった。
2024/11/16(土)10:18:38No.1253608288+
友人である千年桜 織姫とデジタルワールドでばったり出会って以降、物資の調達が非常に楽になった。彼女はデジタルゲートを自由に開く事が可能であり、曰くこの程度のこと姉様は造作も無くやってのけているのだから同じ血が流れている私様にできない道理は無いとの事らしい。理屈はよくわからないが、それで実際できているのだから何も言う事は無い。
歯磨きとスキンケアを済ませた遥希は鏡と睨めっこをした後、髪を結い始めた。今日は神田 颯乃を彷彿とさせるポニーテールだ。
2124/11/16(土)10:19:05No.1253608390+
「よし!」
鏡の前でぞいのポーズを決め、荷物を置いてある場所へと戻る遥希。
寝袋とテイぐるみを鞄の中へしまうと同時にキャンプ用の調理器具一式を取り出し朝食の準備に取り掛かる。
「あ、スプシモンさん!おはようございます!」
クッカーの中に水とトマトジュースを注ぐ最中、近くに居たスプシモンに気付き声を掛けた。
「え?今日もインスタントのラーメンなのかって?
はい!そりゃもう、私の想い人の好物ですよ?好きな人とは好きなものも共有したいですからね〜」
話しながら水とトマトジュースが入ったクッカーを火にかけ沸騰するのを待つ。
2224/11/16(土)10:19:36No.1253608507+
「街に命を吹き込むように〜 夜が明けてゆく〜」
湯が沸くのを待っている間、手持ち無沙汰になったのか歌い出す遥希。
スプシモンの亜種であるドキュメモンが保有している情報によると千明 遥希の歌唱力は並程度との事。なのだが特撮ソングを歌った時に限り、その歌唱力は爆上がりするのだという…。現にその歌声にスプシモンも思わず聴き入ってしまっている。
「輝くオーブを手にして〜」
そうこうしている内に湯が沸いた様だ。水とトマトジュースを混ぜた出汁がクッカーの中でグツグツと煮えている。
2324/11/16(土)10:20:17No.1253608658+
遥希は取り出したチキンラーメンの袋を開封し、クッカーの中へと放り込んだ。
「これであとは2分煮込めば完成!…なのですが私は硬めが好きなので1分40秒ほどで…食べてる途中で軟らかくなりますしね。スプシモンさんも食べます?」
スプシモンが首を縦に振ったので鞄の中から新たにお椀と割り箸を取り出す遥希。
2424/11/16(土)10:20:41No.1253608750+
時間が来たのか遥希のスマホのアラームがけたたましく鳴る。
火を止め、仕上げに粉チーズと黒胡椒をまぶして完成だ。
「出来ましたっ!結構美味しそうに仕上がったんじゃないですか?」
遥希はスマホで写真を取った後、お椀に半分ほどよそって割り箸と共にスプシモンに渡した。
「どうぞスプシモンさん!熱いので気を付けて召し上がって下さいね。……では、いただきますっ!」
割り箸を割って合掌し、いよいよ実食。ふーふーと箸で掬い上げた麺を冷まし二人同時に勢いよく啜る。
2524/11/16(土)10:21:03No.1253608834+
「っ!!…これ、凄く美味しくないですか!?私がトマト好きってのもあるかもしれませんが、かなり美味しく出来たんじゃないかと…!これならシンさんも気に入ってくれますよね!?ね!?」
鬼気迫る勢いで尋ねる遥希に気圧されながらもスプシモンは何度も首を縦に振り頷く。
2624/11/16(土)10:21:28No.1253608926+
「あ、それと気付いてくれました?今日は颯乃さん風なポニーテールにしてみたんですよ〜。教科書通りの大和撫子って感じの美人さん!颯乃さんの鍛錬に付き添っている時のシンさん……たま〜に颯乃さんと良い雰囲気になったりする事もあるそうで……ひょっとするとシンさんポニテが好きなのかなって!あぁでも大和撫子属性を持った子が好みって可能性も……なら姫カットってのもありだったかもしれませんね。よし!これで次に会う時の髪型も決まりました!」
ひたすら早口で喋る遥希。それに対しスプシモンは早く食べないとラーメンが伸びるぞ言いたげに遥希の食器を指差す。
「おっと、いけない。そうでした。」
指摘された遥希は残りの麺を食べスープも飲み干し完食。手を合わせ「ごちそうさまでした」と一言告げた。
2724/11/16(土)10:21:52No.1253609004+
食後、スプシモンは持参したビニール袋に割り箸を捨て、クッカーとお椀を洗うべくシンクがあるであろう場所へと向かう。食事を分けて貰ったお礼にという事らしい。
「すみません。いつもありがとうございます、スプシモンさん!」
遥希がスプシモンを見送った後、別のスプシモンがやって来て何か言いたげに両手をパタパタしている。
2824/11/16(土)10:22:10No.1253609080+
「え!?シンさんが図書館に!?こうしちゃいられません!!」
鞄からお気に入りのチャメゴンパーカーを取り出し勢いよく被る様にして着る。遥希の体格を考えればややオーバーサイズなパーカーで一見履いていない様にも見える。
「ごめんなさい、スプシモンさん。少しの間だけ私の荷物預かっていて下さい!」
私物をスプシモンに預け遥希は走り出した。
2924/11/16(土)10:22:32No.1253609169+
ディースキャナーを握りしめ、高らかに叫ぶ遥希。
「フェアリモンさん!」
走る遥希の隣にフェアリモンが出現し、併走する様に飛行する。
「シューツモンさん!」
続けて遥希を挟んでフェアリモンの反対側にシューツモンが出現。フェアリモン同様、横並びになって宙を舞う。
「風の力、お借りします!!ダブルスピリットエボリューション!!」
両サイドを飛んでいた風の闘士達が重なる様に遥希と一体化し、遥希はジェットシルフィーモンへと進化。伝説をも超えたとされる力をその身に宿した彼女は力強く地面を蹴り、空高く飛び立って行った。
3024/11/16(土)10:23:15No.1253609335+
以上になります。
誤字や脱字、解釈違い等があったらごめんなさぁい!
3124/11/16(土)10:28:08No.1253610455そうだねx1
もう一人うちの子が居ますが結構な長編になりそうなので、また次の機会に…
3224/11/16(土)10:33:32No.1253611733そうだねx2
遥希ちゃん?寝袋で何してたの遥希ちゃん?
3324/11/16(土)10:36:26No.1253612363+
やっぱりちょっと怖いよこの子達!
3424/11/16(土)10:36:49No.1253612450+
>遥希ちゃん?寝袋で何してたの遥希ちゃん?
ご想像にお任せします…
3524/11/16(土)10:39:11No.1253612978+
オディちゃんのファーストキスをズキュゥウウン
3624/11/16(土)10:41:43No.1253613533+
>やっぱりちょっと怖いよこの子達!
少しばかり好きな人に対して一途なうちの子達をコンゴトモヨロシク
3724/11/16(土)10:45:42No.1253614339+
>オディちゃんのファーストキスをズキュゥウウン
怒られるの覚悟でつい日和らずにやってしまった…。
3824/11/16(土)10:52:47No.1253615891そうだねx6
    1731721967225.png-(36284 B)
36284 B
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
3924/11/16(土)11:00:17No.1253617598+
おやうちの子までありがたい…料理はおいしくたべていただける量をお出しするのがイチバンさ
4024/11/16(土)11:02:01No.1253617983+
やめなよ雪奈ちゃん
4124/11/16(土)11:02:44No.1253618109そうだねx3
    1731722564773.png-(11196 B)
11196 B
>1731721967225.png
4224/11/16(土)11:08:11No.1253619198+
>オディちゃんのファーストキスをズキュゥウウン
これ保護者コンビよく怒らなかったな………
4324/11/16(土)11:08:13No.1253619204+
三颯とは新しい…
4424/11/16(土)11:11:14No.1253619828+
>おやうちの子までありがたい…料理はおいしくたべていただける量をお出しするのがイチバンさ
オーナーの口から言えばお嬢は間違いなく素直に聞く筈…
仮面ライダーカブトでじいやに接する時の天道みたいな感じにしたいって公式は思ってるので
4524/11/16(土)11:14:52No.1253620624+
>三颯とは新しい…
存在しない遥か昔の雑談スレで投げられてた一レス怪文書のネタを拾いました。
案の定、雪奈ちゃんに怒られました…。
4624/11/16(土)11:14:58No.1253620652+
>>オディちゃんのファーストキスをズキュゥウウン
>これ保護者コンビよく怒らなかったな………
✝️雷霆✝️の方は多分丁度このタイミングでオーナーに話しかけられてたか一華ちゃんをあやしてたかで瞬間を見てなかったと思います
見てたら顔真っ赤にして殴りこみ掛けようとしてメタルティラノモンに止められてたと思います
4724/11/16(土)11:15:15No.1253620710そうだねx2
    1731723315463.png-(36710 B)
36710 B
デフォルメ難しい…
4824/11/16(土)11:21:06No.1253621998+
>>これ保護者コンビよく怒らなかったな………
>✝️雷霆✝️の方は多分丁度このタイミングでオーナーに話しかけられてたか一華ちゃんをあやしてたかで瞬間を見てなかったと思います
>見てたら顔真っ赤にして殴りこみ掛けようとしてメタルティラノモンに止められてたと思います
見られてなくて一安心……?
4924/11/16(土)11:22:48No.1253622394そうだねx1
>デフォルメ難しい…
可愛いお手書きありがとうございます。
ちょっと困り顔のシンさん可愛過ぎる…
5024/11/16(土)11:22:55No.1253622410+
「はじめてとられちゃったわ…」とか後から聞いて動転する✝️雷霆✝️ちゃん…
5124/11/16(土)11:27:23No.1253623347+
>「はじめてとられちゃったわ…」とか後から聞いて動転する✝️雷霆✝️ちゃん…
>見られてなくて一安心……
というわけでも無さそうな雰囲気に…
5224/11/16(土)11:37:37No.1253625453そうだねx3
これくらい積極的なキャラがいた方が物語にも張りが出るってものですからね
いやでもズキュゥゥゥンは日和ってないなお嬢…
5324/11/16(土)11:47:52No.1253627651+
>これくらい積極的なキャラがいた方が物語にも張りが出るってものですからね
>いやでもズキュゥゥゥンは日和ってないなお嬢…
実は当初の予定だと顎クイで終わっていたのですが、脳内がお嬢がやれと言ってきたので…
5424/11/16(土)12:10:49No.1253632989+
もうじき赤字も出る時間なので……
読んでいただいた皆様方ありがとうございました。
今後ともうちの子達をよろしくお願いします。

最後に進捗も兼ねて残ったうちの子の怪文書の触りだけ貼って行きたいと思います。
5524/11/16(土)12:11:18No.1253633112+
「…何なんだ、あのピエロ……バーガーからニュルっとはみ出たあの玉葱……思い出しただけでも吐きそうになる…!」
全身炙り醤油風味のソースに塗れた千年桜 織姫が身を隠す様に図書館を駆けている。
前世の自分に関する記録を求めて図書館を訪れた織姫は道中で日竜将軍を名乗るデジモンに襲われ、不覚を取ってしまった様だ。ネオデスジェネラル___親戚や友人が次々と撃破している上に自身も既に一人撃破済み。デジモンイレイザーの腰巾着など何て事はない相手だと高を括っていた。しかし今回対峙した敵はあろうことか織姫が最も苦手とする玉葱…正確には玉葱をトッピングしたハンバーガーを武器として使用してきたのだ。
弾幕の様に全方位から襲い来る玉葱入りバーガー『サムライマック』を前に織姫は退却を余儀なくされてしまった。
5624/11/16(土)12:12:04No.1253633299+
「ランランルー!!」
どこからともなく聞こえてくる掛け声と共に図書館内の備品が跡形も無く消し飛んだ。
「どうなってんだ…。壊れないんじゃなかったのかよ…」
織姫が事前に聞いていた情報によると図書館内のオブジェクトは破壊不可能との事。だが例のピエロはそれさえも問答無用で消し去ってしまう。消えた備品は謎の力が働いてすぐに再生されるも、追手にとっては標的の居場所さえわかれば良いといったところだ。
「みんなも一緒にやってみようよ!行くよ?ランランルー!!」
再び消し飛ばされる図書館の備品。
身を隠す物が無くなり、ついに織姫は彼女を追って来た存在___日竜将軍ピエバーガモンに見つかってしまう。
このまま逃げ回っていても埒が明かない。そう思った織姫は偶然地べたに転がっていたモップを足で蹴り上げてキャッチ。それを二つにへし折り鋭利に尖った断面を前に向けると、槍投げの要領でピエバーガモン目掛けて投げつけた。
5724/11/16(土)12:12:51No.1253633495+
「アラーッ!?」
織姫の読み通り、破壊不可能オブジェクトであったモップはピエバーガモンの身体を易々と貫いた。
追撃とばかりにモップのもう半分もぶん投げてピエバーガモンの喉をぶち抜く織姫。
「アラーッ!?」
思わぬ反撃を喰らったピエバーガモンは仰向きに倒れピクピクと痙攣している。ひとまず一矢報いる事には成功し、撤退する為に必要な時間は十分に稼ぐ事が出来た様だ。織姫は足早にこの場を去った。
5824/11/16(土)12:15:25No.1253634155+
冒頭は以上となります。
完成はいつになるかわかりませんが、出来るだけ早めに仕上げたいと思います。


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