浩一郎「やあ、我がBAR Novemberにようこそ」 クンビラモン「いや、お前名ばかり経営者だろ」 浩一郎「オーナーとはえてしてそう言うもんだろ……さて、依頼を受けてくれる人には必ず一杯って言うのが個人的なルールでね」 クンビラモン「酒がダメならモクテル……ノンアルコールカクテルもあるからそっちでもいいぞ」 浩一郎「ま、嫌いなら飲まないのもそれでいい、所詮こちらの心がけだからね」 クンビラモン「さて、頼んだなら先に話といこう、このタブレットを見てくれ」 『3人の人間の写真がプロフィールと共に掲載されている』 クンビラモン「今回捕縛を願いたいのがこの3人、村田會……正しくは三代目村田會と言うヤクザのトップ3人だ」 浩一郎「よく見ておいてほしい、おそらくはトップであるとともに最高戦力だから」 クンビラモン「そしてもう一つ、おそらくデジタルワールドに存在するというこいつらの財源を破壊してもらいたい……ヤク畑の殲滅だ」 浩一郎「次の資料だ、この錠剤」 『タブレットの画面が切り替わる、ラムネ菓子状に加工された錠剤が写る』 浩一郎「こいつが村田會の財源……DLTAと呼称された麻薬だ」 クンビラモン「MDMAと同じような略称だと思ってくれていい、digital life trancelate Alterationの略、【電子生命体への変質】」 浩一郎「笑えるだろう、こいつを飲むとDNAが変質し別物になる…半人間反電子生命体…当然不可逆」 クンビラモン「こいつを服用し続けると理性が徐々に失われ、最終的には本能に任せて暴れる獣になる、当然だな、こんなもんに頼ってたら」 浩一郎「ある程度科学者たちがそう言った結果を報告してくれてる、人でもデジモンでもない……もっと醜悪な何かだね、ほんと」 クンビラモン「こんなものが市井に流れてるんじゃ安眠ができん、酒も不味くなる」 浩一郎「さて、ここまで聞いたら考えるだろう、ならなんでお前が行かないのか、あるいは警察が動かないのか」 クンビラモン「当然答えはこうだ、動けないあるいは動けば知られる」 浩一郎「警察内に鼻薬を嗅がされて市民を守る正義でありながら裏切っている人間がいる」 クンビラモン「それももみ消しであれ情報を流すであれそんなことを出来る程お高いところの警察様さ」 浩一郎「こいつの首根っこを引っこ抜くためにもヤクという証拠、そしてヤクザの身柄は必要だ」 クンビラモン「そしてこんな仕事を受ける奴らにこんなことを言うのは覚悟を疑うようなことだが……お前たちに応援は行われない」 浩一郎「俺たちが軽いバックアップする程度ならあるがね……大規模支援は望まない方がいい」 クンビラモン「さっきも言ったが警察内の裏切り者に感づかれないように動かなければならない」 浩一郎「俺は警察内に知り合いがいてね、俺が大きく動けば察知される……だからこそ足がつかない人間に依頼された」 クンビラモン「例え死んでも性奴隷になっても見てみぬふり、悪いけが」 浩一郎「最初から特攻要因と言うわけだ……ま、くちどめりょ……報酬は高いからそこは信用してくれ」 クンビラモン「けちって表ざたになったらどうなるかくらいは考える頭もお上にはあるみたいだ」 浩一郎「そしてもう1つ、この一件にかかわっていて君たちと敵対したヤクザは……殺害してよい」 クンビラモン「欲しいのはトップ共の首だけ、他はいらないってわけだ、当然だな、法律は人間に適用される、人間でもデジモンでもない謎の存在は人間じゃぁない」 浩一郎「ほら、ホラー映画のバケモノだよ、ゾンビの頭にヘッドショット入ったところで気にしはしないだろう?」 クンビラモン「まあこれも任意だ、どうせ闇に葬られるんだ」 浩一郎「さて、後は何か質問があればよろしく頼む……ないなら仕事にかかってくれ」 『MISSION・ヤクザ壊滅』 1・ヤクザたちの資金源となっているヤク畑の破壊 →どこかに必ず入り口がある、そこにたどり着くための調査を行え 2・ヤクザたちを捕縛せよ →トップ3人・組長:村田龍一、若頭:佐藤克介、若衆:神谷奈美の捕縛 それ以外はいらない、いいね?