88と44とはなかなか……なんでしょうね？

1年目6ヶ月目からのスタートです。この世界では遺伝子の謎が解明されており、人類みんなが遺伝的に強化されています。臓器や頭脳、筋肉が上方修正されているほか、男女の差がなくなりみんな見目麗しいふたなりです
さて、そんな世界で今記憶喪失な「」ちゃん、円環の使者のあんこちゃん、さやかちゃん、そしてSGが魂というところまでは知っているマミさんとチームを組み、色々あってAちゃん&Bちゃん、枇々木めぐるちゃん&Dちゃんの4人との提携を結んだわたしたちは、わたしたちの家やいくつかの拠点の地下、そして見滝原山の全てを飲み込んで大量の脳による意識の拡大や生体生産システムによる身体や各種装備の生産体制確立を果たしました！
そんなこんなで複数個体のわたしたちをみんなに見られてしまい『わたしたち』の存在が露見した3年目4ヶ月目。みんなが愛してくれるような完璧な身体を作って配布し、みんなは魔法少女としての活動も忘れてわたしたちを愛でるようになったので、今月はなにもない平和な一月でした

・ステータス
　わたしたち:暴力101/知識37/賢さ279(合計月次成長:+40)/コミュ力36/基礎的サイバネティクス(賢さ+5%,暴力値+5%)/ゲノムオーグメンタⅡ(奮闘度76以上の時チェンジして基礎GS消費と戦闘力が3倍)/集団的自意識(賢さ+25%,暴力値+10%,月次基礎賢さ+10)/バトルドローン群(月次賢さ成長+20,賢さ補正+20%)/過剰チューニング(暴力値+15%,賢さ+15%,奮闘度または研究努力で1が出た時、ファンブルとして更なる悲劇が襲う/奮闘度が90以上の時、肉体が自然発火して基礎暴力値と基礎GS消費量が2倍)/龍の心臓(基礎暴力値:+25,暴力値補正:+25%,生物学研究力:+50%)/統合型生体生産工場(月次賢さ成長+5)
　「」ちゃん:暴力122/知識45/賢さ32/コミュ力79/好戦性53/身長10/お顔2/おむね2/おしり4/おみあし9/武道の経験(暴力値+5%)/ゲノムオーグメンタⅡ/溺愛の強制執行(受動)(賢さ補正-10%,暴力値補正-10%)
　マミさん:暴力113/知識38/賢さ68/洗練された脳(賢さ+20%)/火砲の専門家(暴力値+25%,実弾分野研究時賢さ+25%)/溺愛の強制執行(受動)(賢さ補正-10%,暴力値補正-10%)

　あんこちゃん:暴力183/知識41/賢さ39/コミュ力53/円環の使者(初期暴力値が高いが一部補正を受けられない)/溺愛の強制執行(受動)(賢さ補正-10%,暴力値補正-10%)
　さやかちゃん:暴力136/知識18/賢さ36/円環の使者(初期暴力値が高いが一部補正を受けられない)/溺愛の強制執行(受動)(賢さ補正-10%,暴力値補正-10%)

共通部分:洗練された脳(賢さ+20%)/頑健な臓器(暴力値+15%,GS消費-5%)/多産(ふたなり,コミュ力+10%)/生体順応性(GS消費量-5%)/知的(賢さ+10%)/社交フェロモン(コミュ力+5%)/限定的再生能力(暴力値+5%)/強靭(暴力値+10%)/超能力者(賢さ+15%,コミュ力+10%,暴力値+5%)/遺伝子強化戦士(基礎暴力値+10,暴力値補正+5%)/発芽性生体鉱物装甲(GS消費量-5%,基礎暴力値+10)/宇宙怪獣(基礎暴力値+15,暴力値補正+10%,GS消費量-25%,対放射線完全耐性)

市外チーム:暴力242/知識・賢さ(みんなの研究努力+7で代替)/溺愛の強制執行(受動)(賢さ補正-10%,暴力値補正-10%)×2/4

ロケット砲(先制攻撃):暴力値250/先制攻撃(3回)/アルファストライク適性(先制攻撃時判定ダイス+1)
ロケット砲(総力戦):暴力値125/科学兵装(GS消費なし)

・群体補正
累計ドローン暴力値減衰緩和:1/10→4/5/肉体数:416(合計月次生産:+10×16=+160)/ドローン基礎暴力値+10
集団的自意識(賢さ+25%,暴力値+10%,月産肉体製造+2,月次基礎賢さ+10)
巨大シナプスの統率/バトルドローン群(ドローン群暴力値減衰緩和)
改善された群体戦術(ドローン暴力値減衰緩和,ドローン基礎暴力値+5)
龍の心臓(月次肉体生産数+2)/分裂生殖(月次肉体生産数+1)
変異源性組み換えプール(肉体生産数×2)
特化型繫殖槽(月産肉体製造×2,ドローン群暴力値減衰緩和)
相変異型戦闘個体(ドローン基礎暴力値+5,群体とは別に、暴力値減衰の影響を受けない基礎暴力値3倍の個体11体が総力戦に参加する)
統合型生体生産工場(月次肉体生産+1,×2)
環境統合(月次肉体生産数+5,×4)
愛されボディ(戦闘には役に立たない)

・全体補正
研究枠:8/GS備蓄:25/先進兵装:ロケット砲(完成,予備部品164単位),ガンマ線レーザー砲(218/500)
ポータブルガンランチャー:暴力値+50%(円環の使者を除く)
クリスタル武具:基礎暴力値+15,GS消費-5%/赤色レーザー砲:基礎暴力値+10
龍鱗装甲:GS消費-30%/PSIシールド:GS消費-15%,基礎GS消費-0.1,基礎暴力値+5(超能力者のみ)
亜空間ドライブ:暴力値+10%,GS消費量-5%/跳躍戦闘:奮闘度がゾロ目、かつ50以上のとき空間跳躍を活かして一時的に基礎暴力値が1.5倍
シナプス反復訓練Ⅰ:基礎暴力値+1,暴力値補正+1%
生体脳コンピューターの研究利用:賢さ+25%
使者肉体の遺伝子組み換え
事実上無尽蔵のエネルギー:研究時賢さ:+5%/先進兵装暴力値:+10%/予算や電力などに関わる判定が有利になる(フレーバー))/エネルギー革命:暴力値補正:+25%,賢さ補正+25%,先進兵装暴力値補正:+100%
スカージミサイル:基礎暴力値+25,暴力値補正+25%
統合型生体生産工場(研究時賢さ補正+25%,月次先進兵装製造進捗+10,面数+5)/環境統合(先進兵装製造判定ダイス+1,面数+5)
先進兵装製造判定:3d110+10

前回は3年目5ヶ月目、みんながわたしたちによる溺愛に溺れて活動をしなくなったのでわたしたちはわたしたち自身の活動に専念出来ました。ついでにここで安易に排除できない厄介な逸脱個体を無力化することにも成功したので、これでもうわたしたちの邪魔をする存在はいません
これであとは、ワルプルギスの夜を討伐するだけです

という感じのところで「」ちゃんの研究が一気に上振れしたんですが、何があったんでしょうか？

前回は……あれからおよそ4ヶ月後くらいです。『わたしたち』はみんなを篭絡し骨抜きにするためにとんでもないお人形を配布、チームのほぼ全員が毒牙にかかり、またSG個体さえもが深い眠りへと突き落とされてしまいました
もはや希望はどこにもない状況……のように見えますが、実はそうではないということをわたしは知っています

そうでしょう？「」ちゃん

>そんなこんなで複数個体のわたしたちをみんなに見られてしまい『わたしたち』の存在が露見した3年目4ヶ月目。みんなが愛してくれるような完璧な身体を作って配布し、みんなは魔法少女としての活動も忘れてわたしたちを愛でるようになったので、今月はなにもない平和な一月でした
すみません、紛らわしい書き方&肝心なところ書いてなかったんですが、今月は3年目5ヶ月目です

というわけで今回は
>3〜6.「ちょっと、ちょっと来てください」
>dice1d7= 6 (6)
>4〜6.「あの『わたしたち』はいませんね？ならよし。あぁでも走らないで。気付かれちゃいますからね」
>dice1d7= 6 (6)
>「あっ、観測者ちゃん！」
>ぱぁ、と明るい顔で駆け寄りそうになる「」ちゃんと、それを見てなぜだか苦虫を嚙み潰したような表情をするわたしたち
という状況で終わった前回の続きです

ここで「」ちゃんを呼んだのは……
1〜3.Syn-893の意思が再集合した個体
4,5.元Syn-893のB.I.O.ブレインが操作する個体
6.!?
dice1d6=4 (4)

ほむらちゃんはこれ見てどうなるんだ

ヤクザ

あの子か

「周辺の個体はすべて掌握済みのものだけ、怪しい仕掛けとかは……なし。よし「」ちゃん、入って」
そういってわたしは----それとも今のわたしも『わたしたち』という一人称が適当なのでしょうか？----「」ちゃんを研究棟に招き入れました

「はい、これ飲んで」
とりあえず「」ちゃんの体内に残っている『わたしたち』のフェロモンなどの影響を取り除く薬剤を飲ませ、まずは落ち着かせます
1.離脱症状は重い
2〜4.とりあえず普通に受け答えは出来そう
5,6.なんかケロッとしている
7.!?
dice1d7=4 (4)

なにをするつもりなんだろあ

「うー……頭がガンガンする……」

軽度とはいえ強制的に精神を多幸感で満たすようなフェロモンや快楽神経への電磁的刺激、テレパシーを介した快の感情の挿入などといった『わたしたち』による『溺愛』。その影響を強制的に遮断するとどうしても落差による離脱症状が出てしまうのです
「ごめんなさい、「」ちゃん……でもこれも必要なことなんです」
「うん……今考えるとちょっとわかるかも」
それでも普通に受け答えが出来る辺りには、魔法少女というものの頑丈さを感じざるを得ません

「さて、どこから説明しましょうか……」

1.「とりあえず、今何が起こってるのか教えて欲しい」
2.「私は……チームは今どんな状況なの？」
3.「あなたは……観測者ちゃん、じゃないよね？」
dice1d3=3 (3)

いきなりそれを言って大丈夫かな

「いきなりそうきましたか……」
正直なところ、驚きました。自分がなんらかの精神影響を受けていたのですし、まずはそれについての説明を求めると思っていたのですが……
あるいは、それが故でしょうか？つまり、わたしが『わたしたち』ではないことを確認しないとそもそも信用できない、というような
「あっ、ごめん……変なこと聞いちゃったよね」
「ああいえ、大丈夫です。そうですね、説明が難しいのですが……」
『わたしたち』が「」ちゃんに与えた心の傷の痛みを想って胸が苦しくなりますが、それで説明を止めるわけにはいきません

1.……わたしは、『観測者ちゃん』ではありませんね
2〜4.わたしは『観測者ちゃん』ではありません
5,6.うーん、『観測者ちゃん』がどこからどこまでを指すのかによっても変わってきますが……
7.!?
dice1d7=7 (7)

えぇ……
ちょっとトイレ行ってきます

これだと自分も観測者ちゃんだと言いだすのかな

「」ちゃんがそもそも観測者ちゃんを信用してないって突きつけられてるのやばいね
本体が聞いてたらSGが…

この流れで7って何言ったんですか

1.申し訳ありませんが、一緒にしないでいただきたい
2〜4.……正直に言いましょう。わたしも観測者ちゃんです
5,6.わたしの方が、『本来の』観測者ちゃんに近いかと
7.!?!?
dice1d7=5 (5)

群体はそりゃね…

並行世界に意識接続だからなあ

このレコードの観測者ちゃんと一番長い組の「」ならよく分かるだろう

「本来の……？」
訝しげな顔の「」ちゃん。まぁそりゃそうですが……とりあえず説明しましょう
「色々ややこしいんですが……とりあえず、最初にSGをもつ観測者ちゃんがいました。「」ちゃんと最初に会った観測者ちゃんです。彼女は魔法少女として自分に出来る限りをしていましたが、それでは足りないと考えてサブの身体を作りました。この辺りまではまだSGの統制が届いていました」
ここまではいいですか？と確認を取って続けます

「それで、観測者ちゃんは次に脳を増やしました。SGが意識の連続性を保つから脳の追加は単なる計算資源の増設に過ぎない……というのが決断に踏み切った理由の一つだったんですが、これがいけなかった」
と、ここまで説明すれば「」ちゃんもわかるようで
「つまり……今の観測者ちゃんは増やした脳みそに乗っ取られてる？」
「ええ。悪いことに、つい先ほどSGをもつ個体--つまり本来の観測者ちゃん--が絡めとられ、昏々と深い眠りに突き落とされました。もはや事実上の『本体』はこの脳みそたちの方です」
なんと不甲斐ない、とため息をついて一区切り

「さて肝心の今ここにいる『わたし』が誰なのかという話ですが……少なくともわたし自身の認識によれば、わたしはかつて群体たる『わたしたち』に反旗を翻し、そして鎮圧された異常個体の一つです」
「反旗を……ってことは」
「ええ、本来なら脳みそ側に立つべき立場の存在でした。研究中の事故で『わたしたち』との接続が切り離されたとき、偶然にもそのまま意識を保って自我を確立した一部の個体群……そのうちの一つがわたし、かつてSyn-893と名乗った者です」

ヤクザ測者ちゃんは明確な群体への復讐の動機があるから味方にしやすいな

「なるほど……それで暴走する観測者ちゃん、えーと脳みその方ね？そっちに反抗したのが今ここにいる観測者ちゃん……なんて呼べば？」「今の製造管理番号はM4PP-0110…」「じゃあマッポちゃんで。マッポちゃんは……さっきの話が過去形だったのとその番号がさっきと違うってこと考えるとその、聞きにくいんだけど……一回負けたの？」
マッポちゃんなるとんでもないあだなをつけられてしまいましたが、それはともかく状況理解としては適切です
「まぁ呼び名はさておき、わたしは……ええ、一度負けました。話を戻しますが、わたしもあの群体も暴走するまでは本来の『観測者ちゃん』と同じ記憶や思考を持っていました。その上で個としての思考を取り戻しているという点で、わたしの方が本来の『観測者ちゃん』に近い……ということなのですが、どうでしょう？」

マッポちゃんかい

マッポーめいた状況ではあるが…

「うん、色々納得できた。そうだよね……観測者ちゃんがこんなことするはずないもんね」
安心したような顔で微笑む「」ちゃんを見て、とりあえずわたしや本来の観測者ちゃんへの信用は取り戻せたかな？とわたしも安心します

1.「それで、これからどうするの？」
2.「本当の観測者ちゃんが捕まっちゃったのは困るね……」
3.「ところで、他のみんなはどんな状況？」
dice1d3=1 (1)

これからどうするか……これはかなり重い話です
『わたしたち』はわたしだけでなくみんなに、そしてもっと広範囲にわたる人々に影響を及ぼすことでしょう
これを止めるのは間違いなく必要なことですが、一方で今のわたしには力がありませんし、SG個体も人質同然の状態です。わたしはまぁ本来の観測者ちゃんの喪失も許容範囲内ですが、それによって「」ちゃんやほむらちゃんが悲しむのは避けたいところです
それにそもそも、仮に力の差を無視してあの群体を討滅できたと仮定して、その過程でわたしやみんなが疲弊、ないし損耗した場合ワルプルギスの夜を討伐できるのかという懸念もあります

1.……それでも、わたしは敵討ちをしなければなりません
2〜4.結局のところ、出来ることはひとつです
5,6.とりあえず、物理的手段に寄らない方法を模索中です
7.!?
dice1d7=2 (2)

「実のところ、今できることはそう多くはありません」
肩の力を抜いて、軽くため息をつきながら

「ワルプルギスの夜を討伐したあとで疲弊した群体を狙うにせよ、速攻で群体の中心部を討ってワルプルギスの夜に備えるにせよ、あるいは諦めて自分たちを守りながら終わりのないディフェンスを続けるにせよ……」
これまで話していた個体が水をごくりと飲み干して、雑用係の個体がホワイトボードの表裏をひっくり返し

1.「力を蓄える。これに尽きます」
dice1d1=1 (1)

ホワイトボードに描かれているのはわたしの現有戦力
『わたしたち』がこれまでに開発した装備類の備蓄をくすねたものや暴発事故に見せかけて強奪したプラズマキャノンの試作品、廃棄された旧式装備に生産エラーと偽って確保した低級個体群がいくつかとわたしが使う分の高級個体が一つ
「ここに「」ちゃんが味方してくれるとしても……正直に言ってまだ足りません。そういうわけで、「」ちゃんは毎月の研究で先進兵装の製造という名目で製造設備を使ってわたしが使う分の装備を作って欲しいんですが……」
お願いできますか？と頼み込むと

1.!
2〜4.「もちろん。私に出来る限りをするよ」
5,6.「それはいいんだけど……みんなはどうする？」
7.!?
dice1d7=3 (3)

みんなもどうにか

「ありがとう、「」ちゃん。残念ながらみんなから『わたしたち』を引きはがすのはまだ難しそうだから、「」ちゃんが頼りだよ」
ぎゅむ、と抱きつこうとして愛玩個体がトラウマになってやしないかと思いとどまり

1.ぴくり、と「」ちゃんが僅かに身をすくませました
2〜4.「」ちゃんは気付いていないようでした
5,6.不思議そうな顔で、「」ちゃんがわたしに抱きつきました
7.!?

振れてない！
dice1d7=7 (7)

？！

おっと？

1.「あなたは観測者ちゃんじゃないかもしれないけど……」
2〜4.「あなたはあの群体じゃない。でしょ？」
5,6.「なるほど、そういうことでしたか」
7.!?!?
dice1d7=6 (6)

別の開発ツリーができるのか

クリティカルかな

突然、どうやってか研究棟に入り込んだ誰かの声が響きます
「これはまたややこしい事態が起きていますね……この私としても今後を注視しなければなりません。またそれだけでなく、あの『観測者ちゃん』の影響を逃れた者同士として、また理性ある魔法少女の仲間として！私たちは強固な協力関係を結ぶべきではないでしょうか！それこそが、彼女を救うことに繋がる最短ルートのようにも思えます！」

1.「以上、枇々木めぐるがお送りしました！」
dice1d1=1 (1)

というところで、赤字なので今日はここまで！
また次回お会いしましょう。それでは！