二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1728010889139.png-(1151848 B)
1151848 B24/10/04(金)12:01:29No.1239364068そうだねx2 14:01頃消えます
デジモンの怪文書書きました。
依頼No.135及び織姫ちゃんの短編集となります。

うちの子達
fu4073361.jpg
存在示唆含めてお借りした方達
fu4073366.jpg
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/10/04(金)12:03:28No.1239364509そうだねx2
うおっ多…
224/10/04(金)12:04:27No.1239364733+
特に意味は無いけど、通常版とディレクターズカット版の二つを用意しました。短時間でサクッと読みたい方は通常版をどうぞ。先にディレクターズカット版を読まれるという方は通常版を読む必要は無いです。
通常版
fu4073371.txt
DC版
fu4073373.txt
324/10/04(金)12:06:01No.1239365117+
ここには通常版の方を書き込んで行きます。


デジモンイレイザーを名乗る男と一悶着あった千本桜 冥梨栖は自身の住居である池の管理を依頼の請負人に押し付け…もとい任せて再び道後温泉を訪れていた。
「良い湯ですわ〜。本館は観光客でごった返しているし、椿の湯は地元住民の巣窟……やっぱり道後温泉を愉しむなら飛鳥乃湯泉が一番ですわ〜(※あくまで個人の感想です)」
湯船から上がった冥梨栖は濡れた体を拭いて脱衣所へ戻った。
424/10/04(金)12:06:27No.1239365233+
脱衣所では客と従業員が何やら揉めている。
「誰も居ない筈の浴室でシャワーが勝手に点いたんです!本当です、信じて下さい!」
冥梨栖は聞き耳を立てながら考え込んだ。
「シャワーから独りでにお湯が出るなんて、妙な事もあるものですわね。……もしやデジモンイレイザーの仕業!?もうここを嗅ぎつけたと言うんですの!?」
更衣を済ませ外へ出た冥梨栖は一抹の不安を抱きながらも、風呂上がりにみかんジェラートを食べるという重大な使命がある為、捨て置く事にした。
みかんジェラートに舌鼓を打った後、冥梨栖はとある場所へ向かったが…
524/10/04(金)12:07:01No.1239365388+
「パチンコ屋が知らない間にタオル屋さんになってますの!?せっかくパチンコ初体験と洒落込もうかと思っていましたのに………これも全てデジモンイレイザーのせいですわ…」
パチンコ屋が無くなった原因はイレイザーにあると勝手に決め付け、怒りの感情を滾らせる冥梨栖。
その後、冥梨栖は気分転換に道後サイダーを飲む事にした。会計を済ませ店員からサイダーを受け取ろうとしたその時、手を滑らせて瓶を落としてしまった。瓶が割れサイダーが床に溢れる。
「申し訳ございません!大丈夫ですか?お客様」
「えぇ、私なら大丈夫ですのでお気になさらず…………………おのれ、イレイザー……」
冥梨栖の中で怒りの炎が沸々と燃え上がる。
「…ソーサリモン!ソーサリモンはいらっしゃいますか?」
イレイザーから身を隠す為の旅行だった筈が逆にその本拠地へ乗り込む事を決意。デジタルゲートを開き、ソーサリモンの案内のもとイレイザーベースへと向かった。
624/10/04(金)12:07:39No.1239365554+
イレイザーベースには多数の配下達が待ち構えていたが、今の彼女の前にそれは意味を為さなかった。

怒りの臨界点を越えた冥梨栖から放たれる呪いのオーラは当てられた者達を次々とギュウキモンに変え、そのギュウキモンの毒牙にかかった者達もまた次々とギュウキモンへと変異して行く。
724/10/04(金)12:08:16No.1239365707+
襲い来る配下達を退け、イレイザーベースの奥へ進んで行くと広い部屋に出た。部屋の壁という壁にモニターが敷き詰められており、中央に取り付けられた椅子には一人の男が座っていた。
ボサボサ頭に大きめのグラサン、クソダサスーツにマント……冥梨栖が以前遭遇した歩きタバコの男とは別人であったが、その男がデジモンイレイザーの一人と見て間違いないだろう。
突然の来客にもイレイザーは顔色一つ変えず、冥梨栖を歓迎するかの様な物言いで話し始めた。
824/10/04(金)12:08:47No.1239365838+
「遠路はるばるよく来たな。君の噂はよく聞いている。日竜将軍を葬ったというクティーラモ…「仏の顔も三度撫ずれば腹を立つ…という言葉がございますわ」
イレイザーの言葉を途中で遮るかの様に冥梨栖が言い放つ。話の腰を折られて若干の困惑が見られるも、気を取り直して話を続けるデジモンイレイザー。
「……何の話をしているかは知らんが、僕の本拠地に単身乗り込んで来るとは大した度胸だ。気に入った…君、僕の配下にならないか?何なら君が従えているデジモン達共々我が軍に迎え入れてやっても良い」
「二度までなら私も目を瞑ります……ですが三度目は無くってよ…デジモンイレイザー」
924/10/04(金)12:09:19No.1239365981+
会話が成り立たない事にイレイザーは次第に苛立ちを覚え始める。
「だから何の話だ!?さっきからお前は一体何を言っていr!?」
「お黙りなさい!!」
突然、冥梨栖が姿を消したかと思うとイレイザーのすぐ目の前に現れ、彼の後頭部を両手で掴みその顔面に膝蹴りを入れた。
冥梨栖は間髪を入れずに蹌踉めいたイレイザーのキン◯マを蹴り上げ、更に追い討ちとばかりに蹲ったイレイザーの側頭部を力任せに蹴り飛ばす。
そして仰向けに倒れたデジモンイレイザーに馬乗りになったかと思うと胸ぐらを掴んで彼の頭を何度も床に打ち付けた。
1024/10/04(金)12:10:00No.1239366170+
「やってしまえ!アルカディモン!!!」
絶体絶命のイレイザーは自身のパートナーと思しきデジモンの名を声高に叫ぶ。
次の瞬間、冥梨栖は何かを感じ取り咄嗟にイレイザーから距離を取った。だが彼女が気付いた時にはもう遅かった。イレイザーによって呼び寄せられたデジモンの奇襲により冥梨栖は跡形も無く消滅してしまう。
フラフラと立ち上がるデジモンイレイザーの背後には冥梨栖を葬り去ったアルカディモン超究極体が不気味なその姿を鎮座させていた。
「ざまあないな。僕に歯向かうからこういう事になる!」
1124/10/04(金)12:10:27No.1239366297+
「なるほど…あなたに歯向かえば、こうして新しい身体が手に入りますのね」
イレイザーのすぐ後ろで冥梨栖の声がした。
声のした方へイレイザーが恐る恐る振り返ると、背後で起きていた光景に彼は驚愕した。いつの間にかアルカディモンの腹部にクティーラモンの顔を思わせる巨大な人面瘡が出来ており、イレイザーを見下ろしていたのだ。
直後、アルカディモンの身体にクティーラモンの体色と同じ色の腫瘍が出来たかと思うとそれは次第に数を増やして行き、瞬く間にアルカディモンは全身が腫瘍に覆い尽くされてしまった。
1224/10/04(金)12:10:58No.1239366416+
心臓の様に脈打ちながら怪しい光を放つ腫瘍の塊。

イレイザーが固唾を呑みながら見つめていると腫瘍は破裂。中から気色の悪い液体に塗れたギュウキモンが出現し、けたたましい雄叫びを上げた。
ギュウキモンが不気味な顔をイレイザーに向けたその刹那、ギュウキモンの身体から進化の光が放たれた。
やがて光が収まり、ギュウキモンはクティーラモンへと進化。だがその姿はこれまでのクティーラモンとは若干の差異が見られた。
アルカディモン超究極体を取り込み糧とした事で到達した新たなる形態、クティーラモン超究極体誕生の瞬間である。
1324/10/04(金)12:11:24No.1239366531+
さしものデジモンイレイザーもこれはヤバいと判断したのか、説得を試みる事にした。
「わ、わかった。お前の望む物を何でもくれてやろう。デジモンイレイザーの座を譲ってやっても良い」
「………ゴッドマトリックス」
クティーラモンが呟いた瞬間、イレイザーの四肢が消し飛んだ。
「なるほど…こうやって使いますのね」
達磨状態にされたイレイザーが声にならない声を上げながらのたうち回る。
1424/10/04(金)12:11:55No.1239366698+
「た…すけ…てくれ…」
「無理ですわね。あなたの身体は既に分解を始めています。もう、手の施しようが御座いませんわ」
「……」
「それに…あなたに対して投げかけられたその言葉に、これまで一度でも耳を貸した事があなたにありまして?」
イレイザーの命乞いも容赦なく切り捨てるクティーラモン。
「貴、様……こんな事して…ただで、済むと………思う…なよ………デジ、モ…ンイレイザーは僕一人だけ、じゃない……いつか、他のイレイザーが!必ず貴様を…………」
遅効性のゴッドマトリックスによりデジモンイレイザーは完全に消滅してしまった。
「人を呪わば穴二つ……よく覚えておきなさいな、デジモンイレイザー。」
1524/10/04(金)12:12:29No.1239366848+
戦いを終え、冥梨栖の姿に戻ったクティーラモンはデジタルゲートを開き帰路に付く。
「依頼を受けてくださった方々へのお土産、どうしましょう…
竜馬さんには私お手製の宇和島鯛めしと鍋焼きうどんを食べていただくので材料を買って帰るとして……
蓮也さん…この方は確か新婚さんでしたわね。なのでペアルックのTシャツを……
楽音さんはNEWイレイザーになる…確かそう仰っていましたわ。『デジモンイレイザーの座を譲ってやっても良い』というイレイザーの言質も取れましたし、あの方には一つ空いたデジモンイレイザーの席をお譲りしましょう…
あのおじいさんは……お風呂で遊べるイルカの玩具で良いかしら?
祭後さん……この方は難しいですわね…無難に温泉の素の詰め合わせ?…とか?」
去り際にイレイザーベースを跡形も無く消し去った冥梨栖は旅行の続きを愉しむべく、道後へと繋がるゲートの中へ消えた。
1624/10/04(金)12:15:27No.1239367595+
依頼135の怪文書(通常版)は以上。ここからは織姫ちゃんの短編集になります。
fu4073407.txt
番号は前回のものfu4073405.txtからの通し番号になっています。
1724/10/04(金)12:16:15No.1239367827+
⑪サラキア・希声・ヴァンツェッタ編
リアルワールドに迷い込んでしまい帰れなくなってしまったゴリモンをデジタルワールドに帰すべく奮闘していたサラキア・希声・ヴァンツェッタとそのパートナー、ジェリーモン。
ジェリーモンがサラキアの腹を殴り続けてゲートを拡大させて行くもゴリモンが通るにはまだまだ小さい。
「お困りの様ですわね。」
「ここは私達にお任せを……」
そこへ虚空蔵 優華子と千年桜 織姫がやって来た。
詳しい事情を聞いた二人はそれぞれ織姫がゴリモンの前面に優華子が背面に立った。
「準備は宜しいですか?」
「えぇ、いつでもいけますわよ!」
「「せーのっ!」」
二人が両面から一斉にゴリモンを押す。前後からプレスされたゴリモンはたちまち紙の様にペラッペラになってしまった。
「できましたわ!」
「これなら狭いゲートでも通る事が出来る筈です」 
「ゴリモンがペッタンコに!?」
「いや、そうはならないでしょ!?」
1824/10/04(金)12:16:38No.1239367935+
⑫サラキア・希声・ヴァンツェッタ編part2
「キサラが身長155cmって絶対嘘だろ…」
「う、嘘じゃないし……」
「私様が155だ。キサラの方が私様より背が高いのは一目瞭然なんだから、もっとある事にしないと普通にバレるぞ」
1924/10/04(金)12:17:02No.1239368038+
⑬都路 めあ編
ひょんな事で出会い、共闘する運びとなった闇、風、氷の三人の闘士。これは戦いを終えた三人の何気ない会話の一幕である。
「そうですか…あなたの真名は†コキュートス†というのですね」
「左様。都路めあとは世を偲ぶ仮の姿…我が名は†コキュートス†。全ての悪に絶対零度を齎す者!」
「では…私も真名を明かさなくてはなりませんね…
『悠久の刻を彩る、千の桜と天ノ川』……それが私の真名です」
織姫が名乗った真名のネタを瞬時に理解した遥希はクスリと笑みを浮かべる。
一方のめあはと言うと……
「(何それ!?超かっこいい!!)」
目を爛々と輝かせながら食い付いていた。
2024/10/04(金)12:17:26No.1239368138そうだねx1
⑭鉄塚クロウ編
食事のため『優雅堂』を訪れた織姫。今回は瑠璃ではなく新しく入ったというバイトの少年、鉄塚クロウが対応をする事になった様だ。
「少年…あんたからは中華の匂いがするな。さぞ美味い中華を作る事だろう……青椒肉絲を貰えるか?」
クロウはえ?良いのか?これ…と言いたげな視線を少し離れた場所に居た瑠璃へ向ける。
瑠璃はあの客またメニューに無い物頼んでる…と少々呆れた表情だ。
そこへ店の奥から瑠璃の母親らしき女性が現れ、「いいわよ」。そう一言告げると再び奥へ戻って行った。
「「(良いんかい!!)」」
従業員二人の心の中のツッコミが見事にハモった瞬間であった。
2124/10/04(金)12:17:55No.1239368286そうだねx1
⑮新篠アイリ編
「発注ミスで余ってしまった花火を大量にいただいたのですが、お一つ如何ですか?」
「ナイスなタイミングですよ、千年桜さん
ちょうど今無性に花火を打ち上げたかったところなんです、ワタシ」
そう言ってアイリは受け取った大量の花火に一斉に火を付け、空へ打ち上げた。
ところが花火は途中で勢いを失うと見る見るうちに高度を下げ、歩きタバコをしていたグラサン男の頭上に落下し爆発した。
「へっ!きたねえ花火だ」
2224/10/04(金)12:18:23No.1239368411+
⑯琴吹 彩音編
「大変お待たせしました。では……始めましょうか。客席には興奮と感動を……あなたには、死を届けましょう……!」
織姫が短剣片手にポーズを決めながら口上を述べる。
「………どうでしょうか?琴吹さん」
「凄く良い感じです!まるでプリンシパルの真似をするエマちゃん先輩みたいでとっても可愛いです!」
「…それ、どういう意味ですか…」
2324/10/04(金)12:19:31No.1239368722+
⑰奈良平 鎮莉編
優雅堂近辺にて異常発生した巨大玉葱であったが、テイマー達の尽力により鎮圧に成功、暴れていたカオスドラモン完全体も無事退治された。
「これで一段落、ですわね。来られなかった織姫さんの分も残しておきませんと…」
「織姫ちゃんの分なら必要ないですよ〜。あの子、玉葱が苦手みたいですので〜」
巨大玉葱を抱え上げた優華子を鎮莉が制止する。
「そうなんですの!?」
「えぇ、ついこの前二人で優雅堂に行った時も…」
『はい、デカ盛りナポリタンと今日の賄いの親子丼ね』『………』『織姫ちゃん、具合でも悪いんですか?』
『私の事を守って下さる…奈良平さんは以前そう仰いましたね?』『言いましたけど、何故それを今?』
『私にもどれだけ死力を尽くそうと敵わぬ敵というものはございます…』
『玉葱、ダメなんですか?』『………』
「なんて事がありまして〜」
「あのすぐ義足を壊してしまう以外に欠点の無さそうな織姫さんにそんな一面が…。何だか可愛らしいですわね。」
「でしょ〜。つい守ってあげたくなっちゃうんです」
二人の談笑はその後も暫し続いたという。
2424/10/04(金)12:20:20No.1239368953+
⑱灰庭 音糸編
テイマー達によって巨大玉葱の異常発生が鎮圧されてから翌日の事、灰庭 音糸は巨大玉葱を背負ったキュウビモンを連れ千年桜邸を訪れていた。
使用人に玄関ホールへと案内され、暫し待っていると織姫がやって来る。が、キュウビモンが背負っている玉葱を見た途端に顔を顰めた。
「あ、来た来た。昨日は用事で来られなかったって聞いたからさ。これお土産」
悪気の無い様子で音糸がキュウビモンの背中から玉葱を降ろす。織姫の表情がどんどん引き攣って行く。
「あ…ありがとうございます……依頼の報酬を持って参りますので少々お待ちを」
2524/10/04(金)12:21:38No.1239369332+
⑱灰庭 音糸編(続き)
織姫はまるでその場から逃げ出す様に急ぎ足で階段を登って行くが、踊り場付近で足を滑らせ盛大にずり落ちてしまった。
「えぇ!?大丈夫?」
心配する音糸をよそに何事も無かったかの様に立ち上がって平静を装う織姫。
「何も問題ありません…お気遣いは無用でふ…」
「(あ…噛んだ)…何か具合悪そうだし、今日は帰るよ。報酬はまた後日渡してくれたらそれで良いから」
「……わかりました。本日はわざわざありがとうございました」
音糸が帰ったのを確認すると織姫はすぐさまスマホを取り出し電話をかけた
「もしもし、奈良平さん……?」
2624/10/04(金)12:22:09No.1239369492+
⑲真見無目 モモ編part2
「北極生ま〜れの〜大きなか〜ら〜だ〜♪
私、今度は北極に行きたいな!もんもお姉ちゃん連れてってー!」
「……」
2724/10/04(金)12:22:49No.1239369684+
⑳青石 守編part2
「今度うちの大学でオープンキャンパスがあります。青石さんも是非お越し下さい…」
「え!?でも千年桜さんとこの大学って、女子大なんじゃ……」
「それが何か…?」
「問題大ありですよ!!新手の拷問ですか!?そもそもオープンキャンパスなんて言ったところで通えるわけなi「通えますよ」
「…へ!?」
「通えますよ。私、理事長の娘ですので…その程度の些細な問題など……」
「やっぱり新手の拷問だ!?これ!!」
2824/10/04(金)12:23:17No.1239369825+
㉑霜桐 雪奈編
織姫は魔術の才能に目覚めた霜桐 雪奈とその付き添いで来た千明 遥希を連れ、とあるバッティングセンターに来ていた。
「魔術を扱うにも最低限の体力は必要となるでしょう……ですので、本日は気軽に実践できるトレーニングをお教えします。」
そう言って織姫はバッターボックスに立つ。
「内容は150km/hで飛んで来るボールに書かれている数字を読み取る…と言ったもの……まずは私がやってみますので、霜桐さんは見ていていただけますでしょうか?」
「チソ訓練ってやつですね!」
「??」
付き添いの遥希はとても楽しそうにしているが、当の雪奈は頭の上に沢山の?を浮かべている。
「3!」
唐突に叫び出した織姫は飛んで来たボールを見事素手でキャッチ。ボールに書かれていた3という数字を雪奈に見せた。
「ではやってみて下さい、霜桐さん。」
「えぇ〜〜……」
2924/10/04(金)12:23:52No.1239370005+
㉒霜桐 雪奈編part2
「5!」
織姫に言われた通り、チソ訓練を始める雪奈。だがどうにも上手くいかない様子。
「出鱈目を言ってはいけません、霜桐さん。当てずっぽうで答えていては鍛錬になりませんので…」
「ごめんなさい……ところでこのトレーニングには一体何の意味が?」
「実のところ私もよくわかっていないので知りたいです!織姫さん」
「…残念ながら私にもこの鍛錬を考案した者の意図を理解するまでには至っておらず……ですが魔術師としての才能を開花させた霜桐さんになら必ずや……」
「出鱈目を言わないで下さい。当てずっぽうで答えないで下さい。」
3024/10/04(金)12:24:39No.1239370223+
㉓日野 勇太編
「織姫さん、この子が日野 勇太さん!以前話した特撮大好きな男の子です。」
同じ趣味を持つという事で馬が合うだろうと遥希は日野 勇太を連れ千年桜邸へとやって来た。
「なるほど、君があの……よろしく日野少年!」
「あ…はい、よろしく……お願いします」
織姫は握手を求める様に右腕の萌え袖を差し出すが、どこに手があるのか分からず勇太は困惑する。
「ところで日野少年。君は特撮を作る方には興味があったりするか?私様の大好きな作品のリメイクが一向に作られる気配がないからもう自分で作ってしまおうかと思ってな。良ければ君にも出て貰いたいと考えているんだが、どうだ?」
「是非参加させて下さい!!」
二次創作とは言え特撮に出られると聞いた勇太は目を輝かせながら二つ返事で快諾した。
3124/10/04(金)12:25:23No.1239370449そうだねx1
㉓日野 勇太編(続き)
そして…


織姫、遥希、勇太の三人は変身アイテム片手にポーズを取り、高らかに叫んだ。
「「「重甲!」」」
織姫は青、遥希は緑、勇太は赤のアーマーを纏った戦士にそれぞれ姿を変え名乗りを上げる。
「ブルービート!」「ジースタッグ!」「レッドル!」


「なぜこんなことになってしまったんだ」
完成した映像を観ながら一人嘆く勇太であった。
3224/10/04(金)12:26:06No.1239370684+
㉔心のマグマが目覚めたら
突如織姫の前に現れた彼女のクローンと名乗る少女、一年桜 織姫(ひとせざくら おりひめ)。
「私様はあんたの優れた部分だけを集めて造られた謂わば上位互換。オリジナルのあんたに勝ち目は無いよ」
織姫(おりひめ)はレーベモンに進化し、槍先を織姫(ベガ)へと向ける。対する織姫(ベガ)には武器を眼前まで近付けられてもなお物怖じする様子など微塵も無かった。
「命ある者は、常に前へ進みます…。昨日までのデータになど……負けはしないのですよ…」
そしてその後、織姫(おりひめ)は地獄を見る事となる。
3324/10/04(金)12:27:10No.1239371039+
㉕ラブリーデビモンは二度死ぬ
イレイザーベースではクティーラモンとネオデスジェネラルとの激しい闘いが繰り広げられていた。
8対1という圧倒的不利な状況ながら一歩も引かないクティーラモン。
「みんなよけろ。クティーラモンだけはゆるせない!」
ウォーティラノモンが叫んだ。
「やれるものならやってみなさいな」
「テラーズイグザーション!!」
ぐいっ!
「なに!?」
「あなたがくらいなさい!」
「ぎゃーーーっ!!」
ラブリーデビモンは、クティーラモンのたてがわりにされてしんだ。クティーラモンは、ラブリーデビモンのダークネスローダーをてにいれた。なにをたくらんでいるんだ?
「なんてやつだ!」
「おーっほっほっほ、ゆかいですわ〜」
(おわり)
3424/10/04(金)12:28:47No.1239371557+
EX.図書館戦争導入
助平飯店でお出しされたサバ味噌に舌鼓を打っていた冥梨栖と織姫のもとへ3体の小型ギュウキモンがやって来た。
かつてヴェノムバウタモン、ラブリーデビモン、そして反転世界の冥梨栖をそれぞれ担当していたスプシモンだった者達だ。
ギュウキモン達は唸り声の様なものを発して何か言いたげにしている。
「姉様、こいつら何か言ってるぞ。……里帰りしたいってさ」
「あら織姫、この子達の言っている事がわかりますのね。」
「姉様に出来るのだから私様にだって出来る。」
「随分と大きく出ましたわね、織姫。まぁそれはともかくとして、確かにそうですわね…この子達も色々と頑張って下さっている事ですし、暇を与えても宜しいかもしれませんわね。そうと決まれば善は急げですわ!破廉恥メイドさん、サバ味噌ごちそうさま」
サバ味噌を食べ終えた冥梨栖は一万円札をテーブルに置いて立ち上がり、ギュウキモンを連れて店を出た。
3524/10/04(金)12:29:38No.1239371827+
EX.図書館戦争導入(続き)
「里帰りか……私様もたまには前世の両親に顔出してみるかな…。メイドちゃん、ごちそうさま」
冥梨栖に続いて織姫も食べ終え、新たに取り出した一万円札を置いて店をあとにした。
「あのやりたい放題令嬢ども……いつも投げ銭感覚でお金置いて行きやがって…」
二人が帰った後、ぶつくさ不平を言いながら万札を回収し、食器を片付ける薄帯 瑠璃であった。
3624/10/04(金)12:31:35No.1239372475+
怪文書の方は以上になります。
こちらはDC版に登場したアナザーラーナモン
fu4073465.jpg
3724/10/04(金)12:32:42No.1239372802そうだねx1
ソーサリモン
fu4073473.jpg
3824/10/04(金)12:34:22No.1239373341そうだねx1
クティーラモン超究極体
fu4073476.jpg
fu4073479.jpg
3924/10/04(金)12:35:20No.1239373664+
超大作だァ…
4024/10/04(金)12:35:53No.1239373831+
OMAKE
fu4073481.jpg
4124/10/04(金)12:36:18No.1239373963そうだねx2
多いな…いや多いな!?
4224/10/04(金)12:36:30No.1239374027そうだねx1
OMAKE2
fu4073482.jpg
4324/10/04(金)12:37:56No.1239374493+
普通に超究極体が出てきてだめだった
4424/10/04(金)12:39:07No.1239374888そうだねx2
魔法少女雪奈ちゃんに倒されたこいつも鋭意制作中。身体中を這ってるデジコードみたいなのに予想以上に難儀してます。
fu4073486.jpg
4524/10/04(金)12:41:56No.1239375743+
>こちらはDC版に登場したアナザーラーナモン
>fu4073465.jpg
むっ!
>敗北。
し…しんでる…
4624/10/04(金)12:42:53No.1239376030そうだねx1
今回お出しできるものは以上になります。解釈違いとかあったらごめんなさぁい!
4724/10/04(金)12:44:41No.1239376592+
何度見てもラスボスみたいな生態してるな…
4824/10/04(金)12:44:57No.1239376666そうだねx1
ドットの時はマトリクスだったけど、ゴッドになったらマトリックスになるのか〜。なんて思ってたらドットマトリックスの奴も居てこれもうわかんねぇな…ってなったアルカディモン
fu4073499.jpg
4924/10/04(金)12:47:00No.1239377260+
モテモテだなー竜馬
5024/10/04(金)12:48:53No.1239377807+
>し…しんでる…
これからはソーサリモンが中の人なアナザーラーナモンが活躍するから大丈夫。


>何度見てもラスボスみたいな生態してるな…
実はギュウキモンの元ネタである牛鬼にはスサノオの化身みたいな説があったり…
5124/10/04(金)12:50:39No.1239378327+
頭蓋骨は嫌だが人形くらいは受け取る義理堅さはあった竜馬氏
5224/10/04(金)12:58:45No.1239380462+
>モテモテだなー竜馬
>頭蓋骨は嫌だが人形くらいは受け取る義理堅さはあった竜馬氏
「その頭蓋骨は君自身だから簡単に手放しちゃいけない」みたいな事を竜馬さんに言われる。それでまたお嬢が惚れる。
5324/10/04(金)13:03:32No.1239381592そうだねx1
>普通に超究極体が出てきてだめだった
まぁイレイザー名乗ってるしこんな隠し玉持っててもおかしくはないかなと…
5424/10/04(金)13:04:40No.1239381878+
奈良平公式ですが出して頂き誠にありがとうございます
やべー場所へのカチコミに迷わず着いて行ったり弱み(玉葱堀鉄華)を見せてくれたり織姫ちゃんとウチの子が思ったよりキテル…
5524/10/04(金)13:15:42No.1239384191+
日竜将軍すぐしぬ
5624/10/04(金)13:16:47No.1239384446+
>奈良平公式ですが出して頂き誠にありがとうございます
>やべー場所へのカチコミに迷わず着いて行ったり弱み(玉葱堀鉄華)を見せてくれたり織姫ちゃんとウチの子が思ったよりキテル…

こちらこそ長い方のDC版を読んでいただきありがとうございます。
冥梨栖嬢にも言える事だけど、大抵の事は自力で何とか出来てしまう子達なので守ってあげるみたいな感じで優しく接して来られると二人とも結構チョロかったりします
5724/10/04(金)13:20:59No.1239385364+
うちの子たちをありがとうございます
かわいいよねエマちゃんパイセン
ダディヤナサンのチソ訓練はホント何の意味があるのか…ズィードクズルーモンもお待ちしてます
5824/10/04(金)13:23:43No.1239385911+
書き忘れてだけど、怪文書でお借りした子達への織姫ちゃん(素)の二人称はこんな感じになります。

サラキア・希声・ヴァンツェッタ→キサラ
都路 めあ→†コキュートス†
鉄塚 クロウ→鉄塚少年
新篠 アイリ→アイリたん
琴吹 彩音→彩音る
奈良平 鎮莉→鎮莉ネキ(誰も居ない所で稀に彦星様)
灰庭 音糸→音糸ちん
霜桐 雪奈→ツナちゃん
日野 勇太→日野少年
5924/10/04(金)13:26:31No.1239386523+
温泉の素貰っちゃった
この人難しいよね 俺もめんどくさいと思う
絡んでいただきありがとうございました
6024/10/04(金)13:27:39No.1239386763+
>アナザーラーナモン。略してアナラー
何言ってんだこいつ
6124/10/04(金)13:35:21No.1239388460+
>うちの子たちをありがとうございます
>かわいいよねエマちゃんパイセン
>ダディヤナサンのチソ訓練はホント何の意味があるのか…ズィードクズルーモンもお待ちしてます
読んでいただきありがとうございます。
出来るだけ早めに仕上げたいと思います。
エマちゃんパイセンのプラモも早いとこ組まなきゃ…
6224/10/04(金)13:38:25No.1239389119+
>温泉の素貰っちゃった
>この人難しいよね 俺もめんどくさいと思う
>絡んでいただきありがとうございました
読んでいただきありがとうございます。
初期案だと道後温泉のペナントになってたのは内緒…
6324/10/04(金)13:39:26No.1239389324+
ぬぁ!
ウチの竜馬を拾ってくださってありがとうございますんぬ!
邪神ぞ…人形はおそらく竜馬の荷物にしっかり入りましたんぬ!
6424/10/04(金)13:43:42No.1239390262+
>>アナザーラーナモン。略してアナラー
>何言ってんだこいつ
ふふっ……わかんねぇだろ?俺もわかんない。
6524/10/04(金)13:46:41No.1239390921+
>ぬぁ!
>ウチの竜馬を拾ってくださってありがとうございますんぬ!
>邪神ぞ…人形はおそらく竜馬の荷物にしっかり入りましたんぬ!
こちらこそ読んでいただき感謝なんぬ!
今後もうちのお嬢が絡んで来たり妙なもの渡して来たりするかもしれないんぬが、よろしくお願いしますなんぬ!
6624/10/04(金)13:52:20No.1239392128そうだねx1
そろそろスレも消えるので…
読んでくれた皆様、ありがとうございました。
今後ともうちの遥希ちゃん、冥梨栖嬢、織姫ちゃん、あとついでに出て来ては死ぬ日竜将軍の面々とソーサリモンをよろしくお願いします


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