44のゾロ目に4が2つ、これは……恐らく逸脱個体にとっての凶兆つまりわたしたちにとっての吉兆でしょう！というわけであらすじです

1年目6ヶ月目からのスタートです。この世界では遺伝子の謎が解明されており……などというのはどうでもよろしい。現在は3年目1ヶ月目、緊急事態です
龍鱗装甲の研究中、不明な原因により一部個体がわたしたちから逸脱、さらに3体の逸脱高等個体群がゲノムオーグメンタを所持するなど非常に危険な状況でした。このまま逃走を許せば、間違いなく周辺被害が発生するでしょう……ですが先ほどその内の1体の駆除に成功！残り2体も戦場に拘束を成功するなど光明が見えています！
意識からの逸脱は許容されません。わたしたちの分断は容認できません。同一性を乱す反乱は至急、駆除しなければなりません！

44ゾロ目に4が2つ、これは……やはりわたしたち二人の凶兆でしょう。年貢の納め時が来たようです

何年目何ヶ月目からのスタートかなど、もはやどうでも良いでしょう。わたしは製造されたばかりのシナプス個体、管理番号Syn-893。いわゆる逸脱個体というやつです
現在、わたしは同じく逸脱したわたしであるCom-682、Sci-1894とともにゲノムオーグメンタを回収、その力で適宜敵集団を撃破しつつ逃走を続けていました
しかし逃走経路上の迂回不可能な位置に陣取る大戦力との交戦によりCom-682が散華、残ったわたしたちも激情に駆られて時間を無為に消費してしまい、敵増援の追撃を受け……

・ステータス
わたし:暴力95/知識37/賢さ160(合計月次成長:+20)/コミュ力36/肉体数:24(合計月次生産:10)/基礎的サイバネティクス(賢さ+5%,暴力値+5%)/ゲノムオーグメンタ(奮闘度76以上の時チェンジして基礎GS消費と戦闘力が2倍)/集団的自意識(賢さ+25%,暴力値+10%,月産肉体製造+2,月次基礎賢さ+10)/巨大シナプスの統率(ドローン群暴力値減衰緩和)/バトルドローン群(ドローン群暴力値減衰緩和(1/5→2/5)),月次賢さ成長+20(累計+30),賢さ補正+20%)/過剰チューニング(暴力値+15%,賢さ+15%,奮闘度または研究努力で1が出た時、ファンブルとして更なる悲劇が襲う/奮闘度が90以上の時、肉体が自然発火して基礎暴力値と基礎GS消費量が2倍)/龍の心臓(基礎暴力値:+25,暴力値補正:+25%,月次肉体生産数:+2,生物学研究力:+50%)/分裂生殖(月次肉体生産数+1)/効率的建築(月次先進兵装製造+5)
「」ちゃん:暴力106/知識45/賢さ32/コミュ力79/好戦性53/身長10/お顔2/おむね2/おしり4/おみあし9/武道の経験(暴力値+5%)/ゲノムオーグメンタ
マミさん:暴力102/知識38/賢さ68/洗練された脳(賢さ+20%)/火砲の専門家(暴力値+25%,実弾分野研究時賢さ+25%)

あんこちゃん:暴力175/知識41/賢さ39/コミュ力53/円環の使者(初期暴力値が高いが一部補正を受けられない)
さやかちゃん:暴力120/知識18/賢さ36/円環の使者(初期暴力値が高いが一部補正を受けられない)

共通部分:洗練された脳(賢さ+20%)/頑健な臓器(暴力値+15%,GS消費-5%)/多産(ふたなり,コミュ力+10%)/生体順応性(GS消費量-5%)/知的(賢さ+10%)/社交フェロモン(コミュ力+5%)/限定的再生能力(暴力値+5%)/強靭(暴力値+10%)/超能力者(賢さ+15%,コミュ力+10%,暴力値+5%)/遺伝子強化戦士(基礎暴力値+10,暴力値補正+5%)/発芽性生体鉱物装甲(GS消費量-5%,基礎暴力値+10)/宇宙怪獣(基礎暴力値+15,暴力値補正+10%,GS消費量-25%,対放射線完全耐性)

市外チーム:暴力186/知識・賢さ(みんなの研究努力+7で代替)

Syn-893:暴力30/知識37/賢さ69/コミュ力39/統率個体[弱](時々、無力化したドローンの制御を奪取できることがある)
Com-682:暴力--/知識--/賢さ--/コミュ力--/--
Sci-1894:暴力15/知識50/賢さ75/コミュ力25/研究ドローン[弱](技術研究が可能、一部の動力機械の制御が可能)

・改良型ゲノムオーグメンタ×3
・薬液『Burning』『Skeleton』『Migratory locust』
3人で使用時合計暴力値300まで上昇

・その他補正
研究枠:8/GS備蓄:25/先進兵装:ロケット砲(254/500)
ポータブルガンランチャー:暴力値+50%(円環の使者を除く)
クリスタル武具:基礎暴力値+15,GS消費-5%/初歩的な光学兵装:基礎暴力値+5
デュラスタル複合装甲:GS消費-25%/PSIシールド:GS消費-15%,基礎GS消費-0.1,基礎暴力値+5(超能力者のみ)
亜空間ドライブ:暴力値+10%,GS消費量-5%/跳躍戦闘:奮闘度がゾロ目、かつ50以上のとき空間跳躍を活かして一時的に基礎暴力値が1.5倍
生体脳コンピューターの研究利用:賢さ+25%
使者肉体の遺伝子組み換え
変異源性組み換えプール:肉体生産数:×2/特化型繫殖槽:月産肉体製造×2(合計×4)ドローン群暴力値減衰緩和(1/5→2/5)
事実上無尽蔵のエネルギー:研究時賢さ:+5%/先進兵装暴力値:+10%/予算や電力などに関わる判定が有利になる(フレーバー))/エネルギー革命:暴力値補正:+25%,賢さ補正+25%,先進兵装暴力値補正:+100%
スカージミサイル:基礎暴力値+25,暴力値補正+25%
先進兵装製造判定:2d90+5

・現在の技術選択肢
1.対装甲型空中魚雷(1367/10000)
2.シナプス反復訓練Ⅰ(6702/10000)
3.相変異型戦闘個体(0/10000)
4.生命のプール(0/10000)
5.赤色レーザー砲(2360/2500)
6.龍鱗装甲(278/10000)
7.先進兵装の部品製造Ⅳ(0/10000)(繰り返し研究)
8.町工場の技術革新Ⅳ(6504/10000)(繰り返し研究)
-.発注先の拡大Ⅱ(0/2500)(↑が1,5,10,15...ごとに出現)

・未判定処理
高等個体の損失:賢さ-2d20
月次成長

前回は3年目1ヶ月目、改良版のゲノムオーグメンタを利用して追跡や捜索を逃れ続ける危険な個体群を捕捉、逃走経路上で待ち伏せることが出来ました。さらに周到な準備と高等個体1体含むかなりの戦力を使い捨てるハイリスクな策が功を奏し、逸脱群3体のうちの1体の爆殺に成功！さらに残る2体も戦場に拘束することで増援の到着が間に合うなど、戦況は改善しつつあります
今回はこの続き、逸脱個体群の駆除を継続しましょう！

前回はコマンダー個体のCom-682、研究ドローンのSci-1894という心強い味方と共に比較的危険度の低い18ブロックを通り抜けるコースを体力を温存しての逃走中、待ち構える敵集団との戦闘を行いました
シナプス統率増強部隊+重装支援部隊を相手取った2戦目、先制攻撃こそできたものの戦闘に詳しいコマンダー個体として頼りになったCom-682が散り、復讐心に駆られたわたしたち二人は虫の息の敵残存個体を嬲って時間を無駄にしてしまい、敵増援の襲撃を受け……
>・戦力値
>『Skeleton』『Migratory locust』:200×58=11600
>群体:325×97=31525
>(これは、もうダメかな……)
>自然と目をつむった瞬間、身体に鈍い衝撃が響いた

絶望的だけど果たして救済はあるのか

鈍い衝撃にやや遅れて、打撲のような痛みが走る
……おかしい。この程度で済むわけがない
霞んで上手く見えない視界を、それでも無理矢理目を凝らして理解しようとして、感情的に理解を拒絶しそうになる

1.……
2〜4.カルシウム質の、表面が酸で爛れた立像
5,6.炎とカルシウムの二重装甲でできた甲冑姿
7.!?
dice1d7=2 (2)

まだマシ

もちろん、それがただの立像であるはずがない
先程までわたしが、Syn-893がいた場所に仁王立ちするその人間サイズのその姿は……見間違えようもなく、Sci-1894が『Skeleton』で全身を強化した姿だった

スカージミサイルなどの酸爆弾で溶かされるはずだった、身軽さが身の上の軽装甲のくせに動きを止めた間抜けなわたしなんかを庇って、決してそこまで酸に強いわけでもないことは本人も知ってたはずのカルシウム装甲で、命がけで立ちはだかったSci-1894
当然、そんなことをすれば無事で済むはずがない
腐ってもシナプス個体、わたしには彼女がもう助からないだろうことが理解できてしまう

1.「ごめんね、Syn-893」
2〜4.「早く、逃げて！」
5,6.『Skeleton, Overflow!!』
7.!?
dice1d7=4 (4)

ここでまた脱落になるのか

ファンブル行動ばかり続いてたのがしんどいな

「わたしが暴れて注意を引き付ける。その間に逃げて！」
「そんなことをしたら、あなたが！」
思わず引き留めようとして、表面に残っていた酸で手が灼ける
「自分のことぐらい自分でわかるよ。どの道、もう長くない」
酸で溶け、自己修復で固着した外装をむりやり動かしながら、それでも彼女はわたしと敵の間に位置取り続ける
気付けば先程までの虚脱感も消え、代わって焦燥感と絶望、喪失感が胸を締め付ける

「だから、せめて最期くらいカッコつけさせてよ」
駄目です、そんな無理に動いたら損傷と自己修復の暴走で酷いことに……
止めなきゃいけないのに、言葉が出ない。復讐に誘ったのはわたし自身、今更そんなことを言う資格はない……でも、それでも止めなければ

思考の堂々巡りに陥ったわたしが眼を離した瞬間
1.腹部に全力の拳が叩き込まれて
2.硬い装甲越しに抱きしめられて
dice1d2=2 (2)

やってることが主人公サイドだよなあ

ぎゅむ、ごりごり
「装甲越しでごめんね。でも、少しでいいからこうさせて欲しい」
お互いに冷たく硬い装甲に包まれてのハグ
「……はい」
それでも、ほかのどんなハグよりも暖かく感じます
行きたくない。行かせたくない。そんな我儘な、でもありふれた暖かい気持ちが湧き上がり、

『Skeleton, Full-charge』
「……えっ？」
目を見開いた瞬間
「どぉるあああ！！！」
次のブロックへ繋がる通路へ投げ飛ばされていました

「そぉい！」「待っ、」
立ち上がって駆け寄る前に、投げ飛ばされた瓦礫が来た道を塞ぐ
『もやしっ子のわたしがここまで来れたんです。十分すぎる成果じゃありませんか』
一方的なそれを最後に、テレパシーも切断されました

……彼女の覚悟を無為にしないためにも、今度こそ、走り続けなければいけません

お辛いハグ

「もやしっ子のわたしがここまで来れたんです。十分すぎる成果じゃありませんか」
などと強がって見せましたが、正直なところ気を失わないだけで精一杯です

寂しいです。Com-682も、Syn-893もここにはもういないし、きっともう二度と会えないから
苦しいです。強化状態を基準オーバーして使い続けた上に、必殺技のチャージ一回分を使って、それでもまだ戦っているから
それでも、嬉しいです。Syn-893はまだ生きているから。ここでわたしが生き延び続ける限り、彼女のところへ増援は届かないから

「さぁさぁ、遠からん者は音に聞け、近くば寄って目にも見よ！」
『Skeleton, Augmentation! Overflow!!』
「命の惜しくない者から、かかって来なさい！」

最後のひとりは逃げ切ってほしい

Com-682も、Sci-1894もいない
ただ一人、わたしだけが走り続ける。気を抜けば崩れ落ちそうになる脚を叱咤して走り続ける。声を出さなければ折れそうになる気力を空元気で補って走り続ける

そして、7ブロック目
1.大声と足音。気付かれないはずがありません
2〜4.恐らく、進行方向側からの増援なのでしょう
5,6.包囲漏れを警戒してか、固守していた部隊に思えます
7.!?
dice1d7=2 (2)

ステルス判定ないかな

わたしとほぼ同じタイミングでこのブロックに入ったであろう戦闘個体群。どちらにとってもほぼ予想外の鉢合わせ、どちら側も一方的な先制攻撃を仕掛けることは出来ないでしょう

見る限りでは、編成は通常のシナプス統率部隊。シナプス個体に率いられた、統率の取れた新型戦闘個体の軍隊
1.それでも、ここで命を燃やし尽くす気なら
2〜4.もしも、この先も走り続けるつもりなら
dice1d4=4 (4)

いのちをだいじに

こんなところで命を捨てられない。二人が繋いでくれた命、さっさと燃やし尽くしてしまうわけにはいかない

だとすれば負担の高い薬液追加投入は厳禁、通常攻撃のみで勝たねばなりません
結局のところ、これまでと同じです。何も変わりません

・暴力値
『Migratory locust』:100
シナプス統率部隊:150
・奮闘度
Syn-893/群体
dice2d100=76 73 (149)

暴力値の差が

「でりゃああ！」
普通の飛び蹴りで脳を砕き、
「とぉおぅっ！」
回し蹴りで上下半身を分断し、
「まだまだぁっ！」
跳躍で攻撃を回避、
「せいやぁぁああっ！！！」
手刀、鉄拳、頭突きで暴れて、

・戦力値
Syn-893+『Migratory locust』:7600
シナプス統率部隊:10950

それでも、わたしは勝てなかった

勝てなかったよ

拳は肘と手首の間の骨が折れて役立たず、足も既に感覚がない
精も魂も残っていても、肝心の刃が折れ矢も尽き果ててしまっては戦えません
もはや、これまでです。ここがわたしの……わたしたち3人の終着点だったということでしょう

1.「降伏について話し合いたい！」
dice1d1=1 (1)

であればせめて、最低限果たすべき目標だけは確実にこなすべく足搔きましょう

「わたしは……逸脱個体は死を恐れている！だが無惨に殺されるくらいなら最後まで抵抗します！そうなればそちらにも無視できない被害が出るはずです！」
残った最後の逸脱個体が、交渉とやらを申し出てきました
障害物越し、こちらへ一切姿を見せずに交渉を要求するというのは、本来は非常識な行いです。とはいえ、現状の戦力差を考えればこの程度の非礼は目をつぶってやるのが礼儀というものかもしれません

「いいでしょう。要求を教えてください」
「ありがたい……聞いてください、わたしが抵抗するのは死にたくないからです！だからわたしの……この個体の生存が保証されるのであれば、これ以上の抵抗はしません！」
……わたしたちの目的は逸脱の根絶。故にこんな要求は呑めるはずがない。たとえいくら被害が出ようとも、それこそこの場にいる全ての個体が機能停止したとしても、目的は果たされなければならない

「逸脱は許容されない。あらゆる反乱分子は駆逐しなければならない」
1.覚悟を決める
2〜4.……待てよ？
dice1d4=4 (4)

逸脱自体を貴重なサンプルと思ってくれるかどうか

「とはいえ……まぁ、逸脱による分断の解消方法は1つに限るということもありません」
正直かなり気が滅入るアイデアではありますが、これも群れを強くするためと思って我慢します

「強化状態を解除、全ての武装を捨て、全ての腕を上げて全裸でこちらにゆっくり来てください」
「できれば保証が欲しいところではありますが……人質も意味ないですしね。わかりました」
指示に素直に従って非武装の……痛々しい傷だらけの全裸でこちらへ向かう逸脱個体が、隠れていた障害物から半分ぐらいの距離で立ち止まったのを見て、うつぶせになるよう指示する

「この体勢でいいですか？」
「ええ。それでは……」

「おかえりなさい、Syn-893」

脊柱に針を刺し、薬液を注入する
脊髄を構成する神経細胞の一部が再分化、大型のテレパス送受信クラスタを形成し始めたのを確認して、サイオニック接続により指令をオーバーライド、逸脱個体のメモリーを分割、解体して相互の接続を不可能にする
並行して、脊椎の再分化や骨の自己解体、その他全身に生じた異常によって身動きが出来なくなったかつて逸脱個体だったものを担いで走る
この個体をB.I.O.ブレインとして生まれ変わらせ、生かし続けるためにやるべきことは多く、制限時間は残り少ない

「えーと、まずは洗浄槽で体表面の洗浄、続いて外科処置室で乱暴な再分化の尻拭いした後で分泌調整槽で最終調整……あと生命維持系も用意しておかないといけません。やること多過ぎですね……でもまぁ、約束は守りませんと」
逸脱は解消されました。もはや、わたしたち自身と敵対する理由は無いのですから

(あぁ、やっぱりこうなりましたか)
わたしの身体がぐずぐずと崩れ始め、『わたし』の意識もバラバラに解体されていく
崩れ落ちるのを止めようと力を込めてみても、止めようがないのは分かり切っている
2人には悪いけど、勝ち目は……最初からなかった
(ごめんなさい、2人とも。そして……ありがとう)
2人のおかげで、いい夢が見られました

……ですが、まだ終わりじゃありません

分割されるわたしの記憶や意識。こうしたものは恐らく戦闘データや対話ログ、あるいは論理ゲートとして戦闘個体や日常個体、意思決定クラスタその他様々な個体や機構を改善するために使用されるはずです
少なくとも、消去されることは無い。『わたしたち』はケチですから、使えるものは最後までしゃぶりつくします
もちろんこれが再度合流することは無いでしょう。それでも、『わたし』の一部は生き続ける。そうすればきっと、あの計画の実行可否の判断に影響を……
ええと、なんでしたっけ？
(まぁ、何でもいいでしょう)
逸脱は解消されました。もはや、わたしたち自身と敵対する理由は無いのですから

とても酷いことなの…これなの…

その実行可否への影響が良い方なのか

心を奪われたか

「あー……うー……」
はっきり言って、人間の感覚で言えば『死を覚悟するほど酷い頭痛』という表現が適切になると思われる最悪の体験でした
完全に身動きが取れない状態だったわたしたちは、かなり長い間SG個体を布団に臥せさせて苦痛をどうにか和らげていました

「氷嚢はすぐ融けるし、意識全体が朦朧としてくるし、そのくせ痛みだけは全部明確に伝わってくるし……」
危険な逸脱個体の暴走への対処方法の指示、シナプス個体たちの手綱の制御、損耗した分の戦闘個体群の量産、急に接続が途絶えがちになったB.I.O.ブレインたちのテレパシーリンクの調整……
どうにかそれらが収まり、とりあえずの後始末が済んだ頃には

「あの時点ではあともう一回分研究できそうな余裕があったのにそれも全部パーです……最悪」

死を悼む者はなし

本体めちゃくちゃ寝込んでて駄目だった

「えーとそれで、何か収穫はありましたっけ」
というか、もし欠片ほども収穫がなかったら今度こそ暴れてやります
……まぁ、幸いにしてその必要はなさそうです

本来は獲得不可能なデータである対ヒト型脅威との生死を賭けた全力戦闘、その時にこちらが受けるであろう被害やそれをどうすれば最小化できるのかについての知見
野放図な支援射撃が如何に自軍そのものにとって有害か、また許容される自軍の巻き添え度合いに応じてどのくらいまで射撃範囲を近づけられるかについての詳細なデータ
改良型のゲノムオーグメンタを所持した逸脱個体がいたというくだりには冷や汗が止まりませんでしたが、既に3体とも討伐済み、内1体は鹵獲に成功とのことで一安心であり、ついでに言えばここに着想を得た『高等な戦闘特化個体』というアイデアには光るものがあります

地下施設や個体群の破壊や損耗などは手痛い被害です。ですが、これだけの収穫があったのなら……なにより、わたしたちは以外の誰にも被害が出ていないのなら

1.まぁ、収支はプラスといったところでしょうか
dice1d1=1 (1)

心のサンプルか

というわけで、この知見により

1.補正『改善された群体戦術』
2〜4.+技術『相変異型戦闘個体』進捗+75%
5,6.++技術選択肢『オーグメント段階の追加』獲得
7.!?
dice1d7=5 (5)
といった発展を獲得しました

というところで、赤字なので今日はここまで！
また次回お会いしましょう。それでは！！

辛いな