… | 1224/09/24(火)08:09:41No.1236030454そうだねx6「姉者、おはようございます。朝ですよ。練習に行きましょう」 扉をノックしつつ外から声をかける冬毱は、一向に起きてこない姉を廊下で待っていた。一緒に自主練する約束をしていたからだ。 姉が自室に人を入れたがらない事は知っているが、しかしこのままでは埒があかないのも事実。 夏美の部屋のドアに手をかけた冬毱はふと、まだ寝ているであろう姉がどんな姿でいるのか気になった。昨晩は少し蒸し暑かったが、冷房を入れる程の気温では無かった。それを見越して自分はTシャツとハーフパンツを寝巻きにしたわけだが、昨晩の姉は長袖のパジャマを着てはいなかっただろうか。 リアリストで合理主義な一面もある姉の事だから、寝苦しければ寝巻きを脱ぐという発想には至るはず。それが深夜の事なら、わざわざ別の寝巻きに着替えるだろうか…?もし姉がパジャマを脱ぎっぱなしのまま下着で寝ているとすれば、この薄板一枚隔てた向こうには無防備な姿で可愛らしい寝顔を見せる姉がいるはずで、そんな姿を見られたとしてもそれは約束通り起きてこなかった姉が悪 「寝過ごしましたの!」 戸を開け出てきた夏美は、すっかり練習着に着替えていたのだった。 |