二次元裏@ふたば

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1716624 B24/09/23(月)00:02:01No.1235619221そうだねx5 01:33頃消えます
こいつらの絵本描いた
前の話からちょい続いてるよ
ゲスト
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こいつら
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/09/23(月)00:02:14No.1235619302そうだねx1
 テリアモン達の村での出来事から数日経った。
 あの後、勇太は過呼吸からその場に倒れ込みアンティラモンに抱えられ璃奈とケンタルモン達がいるはじまりの街へと送り届けられていた。
 ヴォ―ボモンも進化の影響から1日寝たきりとなったが回復し、後は勇太の回復を待つだけであった。しかし…
「ふむ、中回復フロッピーを使っただけはあるな。
 噛み抉られた肩に肉も付き、皮膜が張っている。炎症も殆ど大丈夫だな…だが、これはここ(DW)だけで出来る事だ。
 現実世界はこうはいかないと聞いている気を付けたまえ」
「…ありがとうございます」
「…寝てないようだな毛髪と目の隈…光君達とも会ってないのだな」
「殺しかけたんです合わせる顔がないですよ…光も怖がってた」
「聞いた話では君の怒りは真っ当と思うがね」
「みんなを殺しかけるのが真っ当ですか?…あれが自分の本性って思い知ったんです…いつか…俺はみんなを…」
「…勇太君、ひとつ頼まれ事を受けてはくれんか?」
「光達に会えとか言わないですよね?」
「(相当やさぐれてるな)…言わんよ君ひとりにだ」
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224/09/23(月)00:02:28No.1235619383そうだねx1
「勇太さん!勇太さん!勇太さん!お客様ですよ!!」
 璃奈が慌ただしく入って来た。
「璃奈君、診察中は服を脱ぐ事もあるんだもっと落ち着いて来たまえ」
「やだお恥ずかしい。それより勇太さん!親類の方って!高校生?くらいの!しかもイケメン!イケメンですよ!」
「えっ…親る「ここにいたのか勇太!!」
「か…叶!?なんでここに!?」
「俺もこっちに来てたんだお前がそこの鬼塚さんとこっちに来てるのはなんとなく察してたかたそこら中探したんだぞ!」
 そこにいたのは勇太の従兄の持田 叶だった。
 勇太達がデジタルワールドに来る前、一緒にトー横にいたが、デジタマに吸われずそのまま現実世界にいたと思った。
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324/09/23(月)00:02:41No.1235619457そうだねx1
「えっほんとに!?ほんとに叶!?ベツモンとかじゃないよな!?」
「お…おほい…やめろって!」
 勇太は叶の頬を何でも引っ張って確かめる。
「いやだって…すっかり俺達だけがこっちに来てるのかと」
「で、引っ張ってみてどうだった?」
「叶!でも大丈夫だった!?えっとその子がパートナーデジモン?」
「ん?あぁブイモンだ」
「…」
「えっとこんちわ」
「…」
「無口な奴なんだよ」
「そっかまぁよろしく!」
 勇太が手を差し出すとブイモンも一瞬間を置いて握り返してくれた。
424/09/23(月)00:02:57No.1235619576+
「へへ…叶はこっち来てからどうしてたの?」
「ん?ブイモンと一緒に必要な物資を街に運びながらお前を探してたんだよ」
「こっちには薬品届けてくれたんです!でも、驚きですね勇太さんの御親戚ってすっごい偶然!」
「すまん勇太君さっきの事なんだが」
「すみません。ケンタル先生…えっとごめん叶!ちょっとやらないといけない事あるから!」
 離れようとする勇太に叶が肩を組む。
「水臭いだろ勇太。どうせ俺もしばらくは時間あるし、いいですか」
「ん?ああ構わんよ」
 テントを出て勇太はケンタルモンに着いて行く。
 その時、様子を見ていた光と一瞬目が合ったがそのまま逸らしてしまった。
 光もそれに気付いたが俯いて何も言えず、ふたりはすれ違った。
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524/09/23(月)00:03:16No.1235619696そうだねx1
「頼みたい事とはこの子の事なんだ」
 ケンタルモンが勇太達を連れて来たのはエリザモンの前であった。
「この子も親デジモンがいなくなってしまった子なんです」
「引き取り先も改めて見つかったんだが、親から貰った御守りがなくなってしまったんだ。」
「昨日なくなったんですけど、どうにも近くの海岸に投げているデジモンがいたの見たって子がいたんですけどここにそういったタイプの意地悪する子はいないと思うんですけどね〜」
 璃奈は心当たりがないのか困ったようにヤレヤレといった態度を取った。
624/09/23(月)00:03:27No.1235619762そうだねx1
「この子は3日後引き取られるがやはり親との絆が絶たれるのは今後の成長にも良くはない、そこで3日後までに見つけて貰いたいんだ
 この子は身体が弱い医師としてあまり海水で身体を冷やしつ続けるのは感心しないのでな」
「3日後から海の中から!?幾ら「やります」
「おい勇太お前また無茶なことを安請け合いして」
 エリザモンは不安そうに勇太達を見上げる。
「ごめん…でも俺がやりたいんだ」
「…はぁぁぁぁぁ」
 叶はわざとらしく下を向いて溜息を吐いた。
「わかった。お前のわがままとそれの尻拭いはいつもの事だしな」
「叶!ありがとう!俺らに任しておいてよ!エリザモン!」
 勇太はエリザモンの頭を撫でる。
 エリザモンは涙ぐみながら何度も感謝を述べた。
 それを叶は後ろで笑顔のようで何か含んだ張り付いた表情でそれを見ていた。
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724/09/23(月)00:03:46No.1235619877そうだねx1
 それから日が暮れるまで勇太達は御守りを探した。
 ただ、見かけたというデジモンに話を聞いても海岸は1kmもあるし沖に流されている可能性だって…その可能性の方が十二分であった。
「勇太もう日が暮れる
今日…いや俺がなんとかするから探すのは諦めよう。
分かってたが土台無茶な話なんだよ」
「ごめん。俺はもう少し探すよ。探さなきゃいけないんだ」
「ロップモン達の話か…聞いたよ
なぁ勇太ちょっと話そう。もう昼から海につかりぱなしだ。
探すにしても休憩は必要だろ?」
「…」
 勇太は叶に着いて行き砂浜に座った。
824/09/23(月)00:03:56No.1235619943そうだねx1
「…」
「勇太気にするなよ本当ならこんな状況がおかしいんだ。
現実に帰ればこんな事起こる事なんてまずないんだ。
異常な状況なんだよそれをそんなに気にしても仕方ないだろ
?」
「…それでも…上手く言えないけどなんとかしたいんだ。
ここにいる以上逃げちゃ駄目な気がするんだよ」
「…なぁ勇太。ここに来たのは現実世界へ帰れる方法があるからなんだ」
「えっ!?」
「ここに来てすぐに見つけたんだ。
向こうの大きな街ひとつ越えた山脈…ムゲンマウンテンって言うとこに時空の裂け目があるんだ。
教えて貰ったんだがそこならひとりだけなら現実世界に行けるって
お前を帰すために俺はお前を探してたんだ」
 叶が指を指す方向には渦巻くような奇妙な大きな山があった。
 こちらに来てからずっと勇太達も目にしていた山であった。
924/09/23(月)00:04:11No.1235620024そうだねx1
「俺は帰れないよ…」
「鬼塚の事か?
なぁ勇太クラスメイトだか知らないがお前が責任感じる事はないだろ。
 お前碌に進化もさせられないって聞いたぞ?俺は究極体までこいつを進化させる事ができる。
 俺はこっちにいるつもりだし鬼塚は俺が責任持って何とかするよ」
「…光は…気難しいし…」
「俺なら上手くやれる。何回か話してもう懐いてくれてるしお前より上手くやれるよ。
 冷静になれよ。近所でも有名なヤバい奴だろ?お前が感じてるのなんて吊り橋効果の勘違いだ。顔だけいいからって相当苦労したんだろ?
 そんなのに付き合って死んだらおばさん達泣かせるのか?」
「母さん達は関係ないだろ。それに叶だっておばさん達いいのかよ?」
「俺はこっちが気に入ったんだよ。誰にも囚われない窮屈じゃない外の世界。
 俺がずっと望んでた場所だ。
 鬼塚だってきっと帰せる場所があるさ。だから…な?」
「まだ、おばさんの事許してないの?」
「関係ないさ…なぁ勇太「俺も!」
1024/09/23(月)00:04:21No.1235620086そうだねx1
「俺も今逃げ出す訳にはいかないんだ。
 分からないけど、帰るのは全然いいけど…光も関係ない。
 馬鹿みたいだけど、今ここから逃げ出す事は絶対にしたくないんだ」
「…分かったよ。3日後までに考えてくれ
お前は探しててもいいけど、御守りは俺も何とかするよ」
「…ごめん」
「いいさ。お前の頑固さはよく知ってるよ
 ただ、鬼塚含めて俺と一緒にいた方がいいと思うけどな」
「…」
 勇太は無言で立ち上がりまた海を探し始めた。
 叶もなにも言わず肩を竦めてはじまりの街へ戻って行った。
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1124/09/23(月)00:04:36No.1235620184そうだねx1
「…」
 夜も遅く勇太ははじまりの街へ戻って来た。
 当然だが、御守りは見つからなかった。
 勇太が帰って来て目にしたのは叶と光が楽しそうに笑い合っているところであった。
 叶は見た目も良く話も、楽しいではなく安心して話せる空間を作れるのが上手かった。
 ああいった光の安心した笑顔は勇太も数回しか見たことがない。
 …叶は光の肩に手を回し距離も近い。
 殺しかけ怯えさせた自分。そして今の従兄とクラスメイトの状況。
1224/09/23(月)00:04:46No.1235620243+
 胸がざわつく、それは自分が如何に思いあがっていたかを思い知らせられるものであった。
 光の隣に自分がいたのは、光が心を開いてくれたと思ったのは何も自分が˝特別˝だったからではない。
 光はもう誰とでも…きっと人生を切り開けるのだと。
「あっ」
 光と勇太の目が合う。
 光は何か気まずそうに勇太を見た。
 勇太は目線を外し逃げるように自分のテントへと入ってそのまま床へ着いた。
 何か酷く疲れたように思えた。
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1324/09/23(月)00:05:02No.1235620330そうだねx1
 2日目もただただ無為に時間が流れるだけであった。
 帰ればまた、叶と光が話していた。それはどこか見せつけられているようであった。
 …自分はいったい何をやっているのだろうか。
 何もできず無為に床に着く自分自身が虚しかった。
 3日目、たったこれだけの期間であったにも関わらず勇太には当初の意気込みのような前向きなものは無く、ただただ惰性のように朝起きて海に向かって御守りを考えるでもなく手を動かすだけであった。
 日がまた暮れ始めてるもう時間がなかった。
「情けないねえ勇太」
「えっ君…誰?」
「悲しいねぇ…まぁいいけど僕はルクスモン。
 それより、君の周りは酷い奴ばかりだね可哀想な勇太。
 君を避けて、君の望むものを何も与えてくれない。
 売女や出来損ないの獣なんていらなくないかい?
 ねえ僕が殺してあげようか?」
 ルクスモンが勇太の頬に手を当て絡みつくように近づき息がかかるくらい耳元で語りかけてくる。
 勇太はそれを振り払い、確かな悪意を感じた取った。
1424/09/23(月)00:05:14No.1235620398そうだねx1
「離せ!今の言葉誰に向かって言った?」
 勇太の瞳にには確かにあの時のような黒い炎が宿っていた。
「くっくっくっ嫌だなぁあんまりそんな瞳で見ないでおくれよ。悲しくなってしまうよ?
 でも、事実君だって分かってるんだろ?その黒い気持ちが自分の本性だって?なのに誰もそれを受け入れるどころか怯えてる…薄情じゃないかあれだけ君に縋りつきながら、軽く締まらない股を濡らしておきながら今は別の男に…もしかしたら今頃跨って腰を振ってるかもね」
「黙れよ…お前からは俺の嫌いなあの視線を感じる」
「くっくっくっそれはあの売女達だけにさ。
それより御守り探してるんだろ?大見え切っちゃたもんね。
見つからないときっとエリザモン悲しむだろうね?」
「分かってるなら邪魔するなよ」
 勇太はルクスモンから顔を背けまた海を探し始めた。
「そんなに邪険にするなよ。僕ならきっとその御守り見つけてあげられるよ?そういった事ができるんだからね?どうする?」
 ルクスモンが勇太の両肩を掴み耳元で語り掛けてくる。
1524/09/23(月)00:05:30No.1235620494そうだねx1
「あいつらじゃない…僕なら勇太の望んだものみんな叶えてあげられるよ?」
「いらないよ。君みたいなのに頼る気はないし、これは俺の問題でもあるんだ」
「そっか…流石勇太だね。ま、力が…僕を頼りたくなったら呼んでよ…君の味方は…君の世界は僕だけなんだから」
 そういうと勇太が何か言う前にルクスモンは去って行った。
「何だったんだあいつ…気色悪い…」
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1624/09/23(月)00:05:42No.1235620568そうだねx1
「クソ…」
 空が紫かかってきて当たりもすっかり夜のとばりが降りてきた。
 もう帰ろうか…そう思った時であった。
「ここ数日どこにもいないと思ったこんなとこで何やってるのよ」
「うわ!?へっ光!?」
「むふふおどろいた勇太?」
「デビドラモンも…」
 声を掛けた方向を振り向くとそこには光とデビドラモンがいた。
 久々に話せた…一瞬勇太の口が緩んだが、すぐに結んで海に向かった。
「…叶と一緒にいなくていいの?」
 光はにやと大きく口を歪めながら話を続けた。
「まぁね!叶って話面白いわよねどっかの誰かさんと違ってデリカシーもあるしガキっぽくないし…」
(下の名前…)
「それに…どっかの誰かさんが小学3年生までネションベンしてた事も教えてくれたしね!」
1724/09/23(月)00:05:54No.1235620640そうだねx1
 勇太の顔が見る見る内に紅潮して暗くなったところでもはっきりと赤くなっているのが分かった。
「なっ!?はっ!?叶のや…はぁ!?ちがうし!!!日花がしたの庇っただけだよ!!!」
「…私はね小学4年生よ」
 勇太はその発言にぽかんと外され上手く言葉が続けれなくなった。
「それは…まぁ…ひとそれぞれだし…恥ずかしがる事じゃ」
「ほんとあんたってそういうとこよね」
「ぐっ…ごめん」
「私も探すわよ。全く」
「デビドラモンも!」
「…一緒に来ないかって誘われたわ」
「そっか…」
1824/09/23(月)00:06:06No.1235620717+
「正直あの時のあんた怖かったわ…今まで見た事ないくらいに」
「ごめん…」
「全然気持ちの整理も付かなくてね…それで叶の奴がポロッとね…どうせ見つからないし同じの取り寄せてそれを御守りとして渡すってね。それであんたがずっと探してるの呆れてるって…全くその通りよ」
「…」
「…それでね思い出したのよ…あぁ、あんたってそんな馬鹿な事する奴だったって。
 怖いだけの奴じゃないって…こういう…私の好きな馬鹿ってね
 そしたら怖がるなんて馬鹿みたいに思っちゃたのよ」
「デビドラモンはもとからこわがってないよ!」
「光…デビドラモン…」
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1924/09/23(月)00:06:39No.1235620925そうだねx1
「私達だけじゃないわよ」
 光が後ろを指さす。
「ヴォ―ボモン…」
 そこにいたのはヴォ―ボモンであった。
「ヴォ―ボモン…俺…「ごめん勇太!」
「えっ?いやいや俺の方だよ…謝らないとなの」
「僕…どうしていいか分からなかったんだ…勇太になんて声掛ければ良かったのか…でもこうやって勇太が僕達を突き放して分かったんだ。
 僕は勇太と離れたくない!そばにいたい!
それで気付いたんだ僕は勇太のパートーナーなら勇太がひとりで悩ませない!また勇太がとっても怒って周りが見えなくなったら僕が顔叩いても目を覚まさせないとって!だからごめん!」
2024/09/23(月)00:06:51No.1235620991そうだねx2
「俺みたいな奴がパートナーじゃ…」
「そうじゃないでしょ!勇太!そこは頑張ってああならないようにするって事でしょ!分からなきゃ一緒に考えよう!僕達だけじゃない光やデビドラモンもいる!
だから…」
 ヴォ―ボモンが手を差し伸べる。
「そうだね……ありがとう本当に……またよろしく!」
「うん!」
 勇太はヴォ―ボモンの手を固く握った。
「ほら!馬鹿ふたり!探すわよ!徹夜になっても見つけてやろうじゃないの!」
「うん!」
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2124/09/23(月)00:07:09No.1235621100そうだねx1
 エリザモンが旅立つ日、叶は他の街で仕入れた同じ御守りを持ってエリザモンに渡そうとした時であった。
「あったよ!!!!あった!!!御守り!!!あった!!!」
 後ろから勇太達が横を通りエリザモンに渡した。
「まさか本当に…見つけるとは…ただ自分を見つめ直す機会程度と思っていたのに」
「おかげで徹夜よ!肌もざらざらだし感謝しなさいよ」
 エリザモンは何度も勇太達に感謝の言葉を言っていた。
 叶は…それを本人も自覚できないうちに険しい表情で見ていた。
 エリザモンが旅立った後、勇太は叶の方に寄って来た。
 その頃には叶もいつものようなにこやかな表情をしていた。
「やったな勇太凄いじゃないか」
2224/09/23(月)00:07:19No.1235621166そうだねx1
「叶も見つからない時のフォローしてくれてありがとう!俺全然そんな気回らなくて…やっぱり叶わないな…」
「…そんな目で俺を…」
「?」
「いやなんでもない…それで勇太」
「うん…やっぱり俺光達と旅を続けるよ」
「そっか…」
「私もこの馬鹿の面倒は私が見ないとだしね」
「そっか…じゃあ頼むよ光。こいつ結構抜けてるから」
「というか叶も一緒に行こうよ!俺を叶なら何でもできるよ!」
「いや…すまない。今受けてる仕事もあるから一緒には行けない」
2324/09/23(月)00:07:37No.1235621276そうだねx1
「えぇ…」
「それと…大事な事も話さないといけないだから先に行くけどムゲンマウンテンには来てくれ」
「今じゃ駄目なの?」
「あぁ…じゃあ俺も行くけど必ず来てくれ」
「分かった!気を付けてね!」
「お前もな…じゃあ光もまたな」
「えぇまたね」
 そういって叶とブイモンは先に去って行った。
2424/09/23(月)00:07:47No.1235621325そうだねx1
「ふむ…心身共に回復したところでブラックガルゴモンからの伝言だ」
「そうよ!慌ただしくて忘れてたけどあいつどこよ!?色々聞きたい事あるのに!」
「ふむ…黒いリングの噂のある街に先に行くと言っていた。
 それで話したい事もあるから待ってるから来てくれと」
「最近、その街危険なアリーナが流行ってるって聞いてますし何かあるかもしれないですね」
「アリーナ…」
「丁度ムゲンマウンテンの間にあるとこね…たくどいつもこいつも勿体ぶらないでその場でパッパと言えっての!」
「そういえばなんですけど…この街ってルクスモンっています?」
「え?いや見ないですね…というか天使型のデジモンって最近めっきりみないですよ?」
「そうですか…」
 あのルクスモンは一体なんだったのだろうか…勇太は思った。
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2524/09/23(月)00:08:01No.1235621418そうだねx1
「いやぁ惨めだったねえ」
 ブイモンと先を急ぐ叶に話しかける影があった。
 ルクスモンだった。
「御守りのお膳立てまでして、勇太と売女達を分断してやったのに、あの売女を口説き落として完全に勇太と切り離すんじゃなかったなかったのかい?」
「…」
「小賢しく立ち回ったって、結局勇太に美味しいところ持ってかれたのはお笑いだったけどね。
 それより、ムゲンマウンテンで重大な話って何かあるのかい?」
「お前には関係ないだろ…それよりあの御守りまさか…」
2624/09/23(月)00:08:11No.1235621479そうだねx1
「八つ当たりはやめてよ。
アレは本当に勇太が見つけたのさ。助けても良かったけど僕を忘れた罰で何も言ってないよ
 本当さ…全く勇太も君も…君をここに来た君の世話を焼いてやったの僕だって忘れてないかい?」
「…」
「まぁいいさ…勇太とあのパートナー気取りの糞トカゲと売女と切り離せてくれれば僕は何でもいいよ」
「じゃあ、黙ってろよ」
 叶のポケットからデバイスの着信音が鳴り響く。
「…」
「早く出なくていいのかい?デーモン様からのお呼びだよ?」

 暗雲が広がり始めていた。
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2724/09/23(月)00:08:22No.1235621529そうだねx2
オワリ
2824/09/23(月)00:11:29No.1235622629+
次はアリーナ編かぁ…
2924/09/23(月)00:11:46No.1235622732+
おおう…だいぶいろんなものが出てきたぞ
3024/09/23(月)00:12:05No.1235622837そうだねx1
話が進んできた
3124/09/23(月)00:12:58No.1235623188そうだねx3
勇太はさぁ…重い子をひきつけるフェロモン出しすぎ
3224/09/23(月)00:14:18No.1235623698そうだねx1
話が進んでいく様子にテンションあがりながらブイモンとエリザモン可愛いね…ってなってる
3324/09/23(月)00:14:24No.1235623738そうだねx1
光ちゃん良妻すぎない?
3424/09/23(月)00:16:01No.1235624350+
ルクスモンジャナイルクスモン…
3524/09/23(月)00:16:26No.1235624477+
遂に真のパートナーが?
3624/09/23(月)00:16:39No.1235624556そうだねx3
支えたいと思ってる相手に支えられて追いつきたいと思ってる相手はすでに堕ちている
勇太の明日はどっちだ!
3724/09/23(月)00:17:33No.1235624874そうだねx1
ルクスモンゲス顔過ぎて笑っちゃった
3824/09/23(月)00:21:22No.1235626276そうだねx1
でもヤンホモ天使が真のパートナーなのは勇太っぽいよ…
3924/09/23(月)00:22:28No.1235626646+
勇太重いのに好かれがち
4024/09/23(月)00:25:55No.1235627853+
NTR…ねえ!
4124/09/23(月)00:30:37No.1235629552そうだねx1
チリンくん責任を取ってこのヤンホモを天界で真っ直ぐにしてきてくれーっ!
4224/09/23(月)00:31:21No.1235629831そうだねx1
>チリンくん責任を取ってこのヤンホモを天界で真っ直ぐにしてきてくれーっ!
チリンくんところのとは別個体だろ!?
4324/09/23(月)00:33:40No.1235630633そうだねx3
>私の好きな馬鹿ってね
>私の好きな馬鹿ってね
>私の好きな馬鹿ってね
満足…ただただ満足だ
4424/09/23(月)00:41:12No.1235633279+
イケメンに喜ぶナスガキはかわいいな
4524/09/23(月)01:30:37No.1235648314+
叶くんやルクスモン絡めた人間関係が楽しみになってきた
あとちょっと言いづらいけど誤字が目立つから推敲した方がいいと思うよ!


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