ヴィンテージ/Vintage 「あらいらっしゃい、初めましてお客様」///「死ななければ何とでもなる。私みたいね」///「貴方、私の趣味じゃないわよ」 NMによる指定が無ければ基本的にニチョームにて骨董屋を構えているストリートニンジャ。ディセンションした年齢は20代初めから中ごろ。 濡れ羽色の髪を腰ほどまで伸ばし、ミコーめいた清廉な意匠のニンジャ装束を纏う。 背丈は女性としては恵まれた高さであり、整った顔立ちと艶やかな肢体は口さがない者から“男に媚びる為に生まれた”と揶揄されるほど。 普段は骨董やレリックの売買や鑑定で生計を立てており、荒事へと身を投じることは少ない。 だが必要に迫られれば、強大なカトンを用いて生成した炎のノダチを自在に振るい、敵を溶断する。 彼女は暴走寸前だった自らを受け入れてくれたニチョームの人々や友人達を大きくリスペクトしており、彼らへ悪事を為さんと目論む者に容赦しないのだ。 ・封じられた魂に見初められし者 地方に窯を構える著名な陶芸家の一人娘として生を受けた彼女は幼少期に母を事故で、ハイスクール時代に工房にて起こった非常に奇妙で不可解な爆発事故によって父を喪う。 1人残されたヴィンテージは両親が遺した工芸品を世へ送り出すことがせめてもの親孝行だと考え、ネオサイタマ大学に進学し芸術分野と経営学を専攻。 ネオサイタマに潜む社会の罠をかいくぐり卒業に漕ぎつけた後は、幸運にも父母の代から続く芸術畑の人脈に恵まれ、志は遂げられるはずだった。 強大なニンジャソウルの憑依という重大インシデントに巻き込まれるまでは。 集めた工芸品に何故か紛れ込んでいたニンジャレリックのノロイで死亡すると同時に凄まじい爆炎を伴うディセンション現象が発生。 何が起こったのかも分らぬうちに彼女はニンジャとなってしまったのだ。 さらに運悪くソウカイニンジャに存在を気取られたことにより、否応が無く組織から追われる羽目になる。 迫りくる狂暴なニンジャや纏わりついてくるヨタモノを退け続ける明日をも知れぬ日々の送る中、ある日強引に差し伸べられた救いの手により、彼女はニチョームへと導かれた。 (この時に設定される救いの手の主はNMの好みで設定してもよい) 尚、彼女に宿るニンジャソウルは強大なカトンの使い手だったこと以外の仔細は不明である。 ・ヴィンテージのユウジョウ表 ストリートニンジャの場合は余暇やシナリオ中に遭遇することで判定対象にでき、PLがカルマ善の場合は判定ダイスを+1追加してもよい。 ただし親密度0の男性ニンジャに限り判定難易度が+1される。(来歴故、彼女は無意識に見知らぬ男を警戒するのだ) 最重視するパラメータ:【カラテ】 親密度1:「いらっしゃいませ。何かお探しかしら?」 報酬  :『◉知識:ストリートの流儀』『◉交渉:駆け引き』『◉頑健なる肉体』 親密度2:「レリックは装備しないと効果がないぞ。…なんてね」 報酬  :『◉知識:宗教』『◉交渉:理路整然』『◉特殊近接ステップ』 親密度3:「ただの店番がなんで強いのかって?ふふっ、特別に教えてあげてもいいわよ」 報酬  :『◉知識:危険生物』『◉交渉:共感』『◉◉タツジン:ノダチ』 親密度4:「ねぇ一緒にバカンスに行かない?貴方ならきっと気に入ってくれると思うから…ね?」 報酬  :『◉知識:伝統的アート』『◉魅了』『◉ヒサツ・ワザ:ヘルムブレイカー』 爆発四散:「父さん…貴方もこうやって…」 報酬  :『**レガシー・オブ・ヴィンテージ**』 【**レガシー・オブ・ヴィンテージ**】 ヴィンテージが遺した美術品や店の権利書及び台帳が束ねられたもの 古臭い店の構えに反し、経営状況は極めて良好だったようだ 種別:レリック 売却すれば即時万札30を得られる。また保有し続ける限り余暇開始時にD6を振り、出た目と同じだけの万札を得られる。