88と44が少しばかり不穏ですが……まあなんとかなるでしょうというか前回よりはマシだと思いたいです
というわけであらすじいきます

1年目6ヶ月目からのスタートです。この世界では遺伝子の謎が解明されており……などというのはどうでもよろしい。現在は3年目1ヶ月目、緊急事態の只中です
龍鱗装甲の研究中、不明な原因により研究に参加した高等個体を含む少数がわたしたちから逸脱してしまいました。中でも逃走した3体の高等個体は連携しているようで、通路を崩落させることで追跡を妨害するなど非常に危険です。このまま逃走を許せば、いずれ周辺被害が発生する可能性もあります
意識からの逸脱は許容されません。わたしたちの分断は容認できません。同一性を乱す反乱は至急、駆除しなければなりません

総和が少し低いのが気になりますが29以外素数もないし88は縁起が良い数字なのできっといいことが起こるはずです！
というわけであらすじですね

何年目何ヶ月目からのスタートかについては今はおいておきましょう。わたしは製造されたばかりのシナプス個体、管理番号Syn-893。いわゆる逸脱個体というやつです
もっとも何が『逸脱』かについては議論の余地があるでしょうが……ともあれ現在のわたしは同じく逸脱したわたしであるCom-682、Sci-1894とともに生き残るため2人が待つ連絡路へと到達、そこでSci-1894の言う『良いもの』を回収しました
とりあえず戦力は確保できたので、今後の方策について検討しましょう

・ステータス
わたし:暴力95/知識37/賢さ160(合計月次成長:+20)/コミュ力36/肉体数:24(合計月次生産:10)/基礎的サイバネティクス(賢さ+5%,暴力値+5%)/ゲノムオーグメンタ(奮闘度76以上の時チェンジして基礎GS消費と戦闘力が2倍)/集団的自意識(賢さ+25%,暴力値+10%,月産肉体製造+2,月次基礎賢さ+10)/巨大シナプスの統率(ドローン群暴力値減衰緩和)/バトルドローン群(ドローン群暴力値減衰緩和(1/5→2/5)),月次賢さ成長+20(累計+30),賢さ補正+20%)/過剰チューニング(暴力値+15%,賢さ+15%,奮闘度または研究努力で1が出た時、ファンブルとして更なる悲劇が襲う/奮闘度が90以上の時、肉体が自然発火して基礎暴力値と基礎GS消費量が2倍)/龍の心臓(基礎暴力値:+25,暴力値補正:+25%,月次肉体生産数:+2,生物学研究力:+50%)/分裂生殖(月次肉体生産数+1)/効率的建築(月次先進兵装製造+5)
「」ちゃん:暴力106/知識45/賢さ32/コミュ力79/好戦性53/身長10/お顔2/おむね2/おしり4/おみあし9/武道の経験(暴力値+5%)/ゲノムオーグメンタ
マミさん:暴力102/知識38/賢さ68/洗練された脳(賢さ+20%)/火砲の専門家(暴力値+25%,実弾分野研究時賢さ+25%)

あんこちゃん:暴力175/知識41/賢さ39/コミュ力53/円環の使者(初期暴力値が高いが一部補正を受けられない)
さやかちゃん:暴力120/知識18/賢さ36/円環の使者(初期暴力値が高いが一部補正を受けられない)

共通部分:洗練された脳(賢さ+20%)/頑健な臓器(暴力値+15%,GS消費-5%)/多産(ふたなり,コミュ力+10%)/生体順応性(GS消費量-5%)/知的(賢さ+10%)/社交フェロモン(コミュ力+5%)/限定的再生能力(暴力値+5%)/強靭(暴力値+10%)/超能力者(賢さ+15%,コミュ力+10%,暴力値+5%)/遺伝子強化戦士(基礎暴力値+10,暴力値補正+5%)/発芽性生体鉱物装甲(GS消費量-5%,基礎暴力値+10)/宇宙怪獣(基礎暴力値+15,暴力値補正+10%,GS消費量-25%,対放射線完全耐性)

市外チーム:暴力186/知識・賢さ(みんなの研究努力+7で代替)

Syn-893:暴力30/知識37/賢さ69/コミュ力39/統率個体[弱](時々、無力化したドローンの制御を奪取できることがある)
Com-893:暴力50/知識30/賢さ60/コミュ力30/コマンダー個体[弱](指揮下ドローンの暴力値+10%)
Sci-1894:暴力15/知識50/賢さ75/コミュ力25/研究ドローン[弱](技術研究が可能、一部の動力機械の制御が可能)
鹵獲新型戦闘個体(損傷):暴力35/知識0/賢さ0/コミュ力0

・その他補正
研究枠:8/GS備蓄:25/先進兵装:ロケット砲(254/500)
ポータブルガンランチャー:暴力値+50%(円環の使者を除く)
クリスタル武具:基礎暴力値+15,GS消費-5%/初歩的な光学兵装:基礎暴力値+5
デュラスタル複合装甲:GS消費-25%/PSIシールド:GS消費-15%,基礎GS消費-0.1,基礎暴力値+5(超能力者のみ)
亜空間ドライブ:暴力値+10%,GS消費量-5%/跳躍戦闘:奮闘度がゾロ目、かつ50以上のとき空間跳躍を活かして一時的に基礎暴力値が1.5倍
生体脳コンピューターの研究利用:賢さ+25%
使者肉体の遺伝子組み換え
変異源性組み換えプール:肉体生産数:×2/特化型繫殖槽:月産肉体製造×2(合計×4)ドローン群暴力値減衰緩和(1/5→2/5)
事実上無尽蔵のエネルギー:研究時賢さ:+5%/先進兵装暴力値:+10%/予算や電力などに関わる判定が有利になる(フレーバー))/エネルギー革命:暴力値補正:+25%,賢さ補正+25%,先進兵装暴力値補正:+100%
スカージミサイル:基礎暴力値+25,暴力値補正+25%
先進兵装製造判定:2d90+5

・現在の技術選択肢
1.対装甲型空中魚雷(1367/10000)
2.シナプス反復訓練Ⅰ(6702/10000)
3.相変異型戦闘個体(0/10000)
4.生命のプール(0/10000)
5.赤色レーザー砲(2360/2500)
6.龍鱗装甲(278/10000)
7.先進兵装の部品製造Ⅳ(0/10000)(繰り返し研究)
8.町工場の技術革新Ⅳ(6504/10000)(繰り返し研究)
-.発注先の拡大Ⅱ(0/2500)(↑が1,5,10,15...ごとに出現)

・未判定処理
高等個体の損失:賢さ-2d20
月次成長

前回は3年目1ヶ月目、新型戦闘個体の実戦運用評価を兼ねた逸脱個体の駆除が概ね完了し、しぶとく追跡や捜索を逃れ続ける個体に苦戦していたところ、戦場となったブロックを崩落させるという暴挙に出た逸脱個体を取り逃がしたところで終わりました
今回はこの続き、逸脱個体群の駆除を継続しましょう

前回はコマンダー個体のCom-682、研究ドローンのSci-1894という心強い味方と合流するための逃走ルート最終関門の第9ブロック目での戦闘でシナプス個体としての能力を活かして敵勢力ごと追跡ルートを潰し、鹵獲した新型戦闘個体と引き換えに連絡路までの逃走に成功！
そのまま二人と合流してSci-1894の言う『良いもの』こと
>5,6.改良型ゲノムオーグメンタ×3
>dice1d7= 5 (5)
を回収したところで終わりました。今回はこの続き、今後の方策について検討するところから再開です！

さて、そんなわけでわたしたち3人の手元には3基のゲノムオーグメンタがあるわけですが、コレはあくまで筐体であり、わたしたち側の戦力として利用するためには別途オーグメント用の薬液が必要となります

「というわけでSci-1894、その薬液はどこにどのくらいあるの？」
1.えーと、それが……
2〜4.見つかったのは、この3つかな
5,6.薬液はないんだけどね？
7.!?
dice1d7=7 (7)

おい

昨日の今日で、しかも開始早々？そりゃないでしょう……
1.っ！話は後、2人は下がってて！
2〜4.薬液は3本しかないんだけど……
5,6.そこが『改良型』のミソでね？
7.!?!?
dice1d7=4 (4)

クリティカルおすぎ！

「3本、3本かぁ〜……」
Com-682が嘆くけど、まぁそれも仕方ありません
ゲノムオーグメンタは身体に薬液を注入して対象を強化します。問題なのはこの薬液が使い捨て、かつ強化時とは別に必殺技を起動するときにも消耗するということ
一応1本のシリンジには2使用分が入っているから変身と必殺技を1回ずつ、それか変身2回分として使うことはできるけど……
と、わたしとCom-682が悩んでいると

「ところがどっこい、改良型のすごいところはこれです」
そう言ってSci-1894が見せてきたシリンジには

1.目盛りが4本刻まれていた
2〜4.リピート再生のマークがある
dice1d4=4 (4)

>あらすじ
Syn-893,Com-682,Sci-1894はクローン人間である
彼女を製造した観測者ちゃんはワルプルギスの夜討伐を企む悪(違法)の集合意識である。
3人は自らの生存のために観測者ちゃんと戦うのだ！

「このマークの通り、解除後に使用者の身体の1部を使って成分を再生するので、身体がもつ限りにおいて薬液は何度でも使用可能なんです！」
「そうなると……話は変わってきますね」
『わたしたち』の努力に感嘆しつつそれをわたしたち3人の脱走に利用するという皮肉に苦笑しつつ、それぞれがどの薬液を使うかについての相談を終えた頃

1.シナプス個体の統制下にある、新型戦闘個体の軍隊が現れました
dice1d1=1 (1)

おあつらえ向きだ

「経路の崩落とは……その場しのぎとしては悪くない手ですが、少々迂闊でしたね、Syn-893」
そう呼びかける声は、わたしと全く同じ
声の主の姿は、わたしと全く同じ
その表情だけは、感情の存在しない異なるカタチ
Com-682がやや筋肉質なように、Sci-1894がやや細身で頭身が小さめなように、『わたしたち』の個体群は目的に合わせた形態で製造される。逆に言うと、同じ目的の個体はほぼ同じ形態で作られる

つまり、目の前で大量の新型戦闘個体を統率しているのは、『わたし』と同じシナプス個体ということです
「あんな派手なことをすれば個体情報や位置情報を含めた全ての情報が露見します。数に劣る側のやるべき策ではなかったですね」

微かに侮蔑の感情が込められたようにも思える声を聴きながらわたしは、

1.前に出ようとする二人を手で制しながら
2.偶然にも二人と同じタイミングで
3.二人にアイコンタクトで合図して
dice1d3=3 (3)
ゲノムオーグメンタを装着した

無言の確認が頷きで返されて、
「「「ゲノムオーグメンタ起動」」」
3人揃って腹部下側、腰の少し上の辺りにゲノムオーグメンタの針を刺す
『『『Standing by』』』
同時に腰を一周するようにベルト状の保持具兼補助注入針ユニットが巻き付いて、スタンバイ状態になる
『Burning』『Skeleton』『Migratory locust』
それぞれの薬液シリンジの2次元バーコードをスキャンしてロック解除、装填する

1〜6.発現した装甲に覆われて、わたしたち3人は戦士となる
7.!!!
dice1d7=5 (5)

1人は高熱の装甲を纏い、燃え盛る炎のような激しい攻撃を続ける
1人はカルシウム質の重装甲を纏い、酸さえものともせずに全ての攻撃を受け止め、反撃する
1人はケラチン質の軽装甲だが、引き換えに得た身軽さと強靭な脚力でヒット・アンド・アウェイのワンサイドゲームを繰り広げる

「ゲノムオーグメンタ！？なぜお前らが！」
敵のシナプス個体は驚愕して対応が遅れ、適切な指示を出せずに手駒の新型戦闘個体の約半数を喪失した
・暴力値
『Burning』『Skeleton』『Migratory locust』:300
シナプス統制下新型戦闘個体群:150/2(半壊)=75
・奮闘度判定
Syn-893,Com-682,Sci-1894/『わたしたち』
dice2d100=45 43 (88)

『Burning』『Skeleton』『Migratory locust』:300×45=13500
戦闘個体群:75×43=3225

拳を振るえば戦闘個体の頭蓋が砕け、蹴りを入れれば戦闘個体の上半身と下半身が泣き別れる
圧倒的な暴力の差と装甲の違いが生み出す一方的な殲滅
自分を縛り付けるものを破壊するプリミティブな悦びと、骨が砕け血肉が飛び散る感触の虚しさがないまぜになった苦痛を終わらせようと戦闘を続け……

1.「まてSyn-893！」
2〜4.「終わった……のか」
5,6.逃走を図るシナプス個体を見つける
7.!?
dice1d7=7 (7)

また！？

今日やべーの

1.敵のオカワリが来た
2〜4.残るはシナプス個体ただ1体
5,6.「もう充分だ、逃げよう！」
7.!?
dice1d7=4 (4)

「もう充分でしょう、なぜ戦う！」
新型戦闘個体の軍隊が活動を停止し、自己分解酵素で栄養ペーストの山に変化してもなお、敵のシナプス個体は戦闘をやめなかった
障害物の向こうから届いた返答は言葉ではなく爆弾、しかし今のわたしであれば容易くはじき返すことができる
「やめないというのなら、こちらとしても手段を選ばざるを得ません」
シリンジに手をかけ、返答を待つ

「3...2...1...」
1.ゼロ
2〜4.「落ち着けSyn-893！」
dice1d4=4 (4)

>「ゲノムオーグメンタ！？なぜお前らが！」
テンプレ的悪党のセリフっぽいですが大きい目で見て味方（のはず）です

一線は超えずに済んだか

Com-682の声で、我に返る
見れば、2人は敵側ではなくむしろわたしの方を見ている
「そう……でした。わたしたち3人の勝利条件は敵の殲滅ではない。なのにどうして……」
わたしが頭を抱えつつ強化状態を解除するのを見て、2人も安心したように解除して元の姿に戻りました
「戦闘用の道具ですからね、そういう仕様なんです」
ごめんなさい、と申し訳なさそうな顔のSci-1894が謝るのを見て心が痛みますが、今は依然非常事態。手の震えを誤魔化しながら、とりあえず連絡路の先へと走ります

セーフ

「それで、この後のプランは！？」
あちこちで警報フェロモンが噴出する通路を走りながら、Com-682が問うてきます
「その前に当面の目標を考えよう！わたしたち3人は最終的にどうするべきだと思う！？」
Sci-1894が、それよりもこちらの方が優先度が高いのではと別の問いを投げかけて来ます

1.残念ながら話は後だ！敵襲！！！
2〜4.どちらにせよ、まずは移動手段を確保しよう！
5,6.最終目標は自由！そのためにもまず外に出よう！
7.!?
dice1d7=5 (5)

実のところそもそもこの二つの問題は繋がっています。当面の目標によってこの後の具体的プランは定まりますし、この後の行動によって選択できる結末も左右されます
となれば、やはり指針は生存と自由。そのためにここから脱出する！これしかないでしょう

というところで、まだ赤字ではありませんが今回はここまで！
また次回お会いしましょう。それでは！