【注意事項な】 下記の内容は、我がナイトキャップに関して2024.8.6の質問コーナーの数値から独自に想像した物であり、ニンジャスレイヤーdiceスレッド本編とは一切関係ありません。 その下のトレジャーボックスめいたキャラクター設定に関しても同様であり、我が内なる次元のものとしてご了承ください。 【白套のナイトキャップ】 ソウカイ紋の刻まれた白いナイトガウンめいたニンジャコートを羽織り、ハッカーではなくカラテ戦士として前線に立つナイトキャップ。 かつてダークニンジャの奥義デス・キリを数度に渡り凌いだワザマエは、度重なる鍛錬と死線を乗り越え更に研ぎ澄まされている。(ダークニンジャのワザマエもまた同様である) 極限集中により加速したニューロンで相手の機先を読み取り、アイキめいたムーヴで攻撃をのらりくらりと掴みどころなく捌き、痛烈なカウンターを叩きこむスタイルを得意とする。 カラテ   13 体 14 ニューロン 10 精 11 ワザマエ  14 脚 7/N ジツ     0 万 0 近/射/機/電 13/14/15/18 緊:3/即:6 回/精/側/発 16/14/14/10 伝統的ニンジャ装束一式、▶▶▶▶生体LAN端子LV4、電脳ザゼン素子、トロ粉末、オーガニック・スシ 『◉◉タツジン:アイキドー』『◉◉ヒサツ・ワザ:ポン・パンチ/アラバマオトシ』『◉叩き伏せ』『◉バック転回避』『◉翻弄』『◉電光石火』 『◉◉◉◉知識:ドラッグ/ハッカーの流儀/IRCネットワーク/高級嗜好品(酒)』『◉交渉:卑屈』 【ユウジョウ判定表】 ソウカイニンジャであれば、余暇あるいはシナリオ内で遭遇していれば判定対象にできる。 最重視するパラメータ:【カラテ】または【ワザマエ】。「◉忠誠心:ソウカイヤ」「◉憎悪:ザイバツ」を持つ者は判定難易度が+1される。 親密度1:「アー…?ドーモォ…ナイトキャップ…です。……誰、だったかな?」 報酬:『◉知識:ザイバツ』/『◉知識:ドラッグ』 親密度2:「ダイダロス=サンの後任がこんな怠け者で不服なクチかね?文句ならゲイトキーパー=サンに……カラテ?お前もそれか、面倒だな」 報酬:『◉翻弄』/『◉交渉:卑屈』 親密度3:「さて行くか、仕事はさっさと終わらせるに限る。ヤルキだって?とんでもない、その分しっかり暇を貰う為さ。帰りにサケでもどうだい」 報酬:/『◉叩き伏せ』/『◉知識:高級嗜好品(酒)』 親密度4:「こんなオレを信頼してくれているなら光栄だが、こっちも一つだけいいか?先に死ぬのはナシだ、寝覚めが悪い。結構、応えるんだよ」 報酬:『◉◉タツジン:アイキドー』/『◉バック転回避』 爆発四散:「幕引きもロクでもないな……なあ、オレは……サヨナラ!」 報酬:『グラス・オブ・ナイトキャップ』 ナイトキャップが愛用していた眼鏡。ザイバツ電算室の支給品はヌケニンの折に手放したが、アティチュードとしては残った。智(ヨロイ)に独特な装飾が施されている。 レリックとしてみなす。【精神力】+1、『緊急回避ダイス』+1、シナリオ中1回限り、緊急回避ダイス(即応ダイス)による回避判定を振り直す。 ナイトキャップ/Nightcap ゲイトキーパー直属の精鋭ニンジャの一人。平時は亡きダイダロスの後釜としてソウカイヤ電子部門の要を任される。ただし元ザイバツのヌケニンであることから、 シックスゲイツの六人としては数えられておらず、あくまでもゲイトキーパー配下のニンジャの一人の扱いである。 本領はハッキング以上の類い稀なカラテのワザマエにあり、有事には戦力としてイクサの最前線に駆り出される。重篤ザゼン中毒者であり、非戦闘時は常にドテラを羽織り、 日がな曖昧な居眠りがちに過ごしている。事あるごとにザゼンを呷り、エルゴノミクスチェアーで堂々と昼寝をし、電算室を抜け出しサボタージュを図る姿がしばしば目撃される。 ただしひとたび重い腰を上げて動き出せば、抜かりなく迅速にミッションを達成。目標を上回る成果を提示してみせ、余暇を作っては再び惰眠を貪る。 ヌケニンの経歴及び平時の腑抜けた態度に対し、侮蔑と嘲笑の眼差しを向ける者。或いはそれがゲイトキーパー直属として重用されている事に敵意を向ける者は少なくない。 そうした余計なトラブルの懸念と手元での監視の意味も込め、ゲイトキーパーの采配により他のソウカイニンジャとは注意深く距離を置かれており、カラテのワザマエを知る者も限られる。 元より一人で居ることを好み、積極的な他者との関りを億劫な面倒事としていたナイトキャップにとっては好都合であったが、ゲイトキーパーの一番弟子を自負するドミナントからは、 カラテの実力を含めて却ってダークニンジャに並ぶ激しいライバル感情と侮蔑を向けられている。 身長は180cm程度。年齢は27~29歳。度の入っていないブルーライトカット眼鏡を着用している。 ・生い立ち モータルネームはイワネ・ナンゾウイン(南蔵院 磐音)。キョート、アンダーガイオン下層にて、町角に立つ酒浸りのオイランの子として産まれる。 ナンゾウインという姓はアッパーガイオン名家の父親のものと母親に教え聞かされたが幼いながらにイワネはそれが妄言だと気付いていた。 (後年調べた際、ナンゾウインという家名はそもそもガイオンに存在しなかった) 物心ついてより、早朝から暮れまでオミヤゲ工場の違法少年労働に駆り出されて日銭を稼ぎ、家に帰れば深夜まで客を取る母親の嬌声にフートンを被り耳を塞ぐ、眠れぬ疲弊した毎日を送る。 14歳になる頃、母親はフリークアウトしたヤクザ崩れの薬物中毒者の客の手によりイワネの目の前で刺殺された。同時に、裏切り者のケジメに現れたヤクザアサシンに偶然命を救われる。 その男が何を思ったか、イワネは共に連れ帰られ、アンダーガイオン中層のヤクザクラン配下のハッカークランの下働きとして囲われた。決して良好な親子関係ではなかったが、 目の前で助けを求める肉親を殺されたトラウマから、イワネは毎夜の如く悪夢に苛まれ、変わらず眠れぬ日々を過ごす。 ある時、ビズの支給品として与えられたザゼンドリンクの鎮静と酩酊に心の安寧を見出すまでは。 それ以来、イワネはザゼンの過剰摂取と電子の世界への耽溺から、ハッカービズに邁進すると共に頭角を表していくこととなる。しかしハッカーとしての能力とは裏腹に、 日常生活に支障をきたす域の胡乱なザゼン中毒者の有様は周囲の誰からも嘲笑われ、軽んじられた。 だが、もとより卑しい身の上と鬱屈の日々で醸成された低い自己評価と厭世観に加え、電子と酩酊、物理と現実の価値が反転していたイワネにとっては些細な問題だった。 歳月が経ったある日、クランがザイバツの傘下企業に手を出した事で状況は一変。たちまちザイバツニンジャが派遣されヤクザたちは全滅。ハッカーたちはニューロンを焼き切られ、 生き延びた者は電算室の奴隷ハッカーの素体として全員捕らえられた。次々と犠牲者を出す恐るべきタイピング速度検定と自我破壊研修に宛がわれ。仕上げの脳改造処置の寸前、 イワネにニンジャソウルが憑依。そのままなし崩し的に電算室のハッカーニンジャとして抱えられた。 電算室に加わって以降もその態度とビズに対するスタンスは変わらず、舞い込む仕事を早々に済ませ切り上げては時間の大半を惰眠に費やし、オフィス内でサボタージュと居眠りを繰り返した。 その様は事あるごとにストーカーの神経を逆撫でしては、激しいヒステリーを引き起こす事となる。しかし、電算室室長ヴィジランスは勤務態度を引き換えとしたナイトキャップの 業務遂行能力の高さを、来るべきデスマーチ実現のためのイノベーションの一種とし、ケジメすることはなく、逆に直々に呼び出して邁進の期待を告げた。 彼にとってこの一件はあまりにも意外な出来事であり、ひとつの転機となる。 元より、人生の大半を自分一人の世界に耽溺(或いは逃避)し過ごしてきたナイトキャップにとって、周囲の者達から己がどう思われようと何を感じる事もなかった。 むしろ己は他者から見下され蔑まれて当然の存在であり、実際その通りに甘んじる「ろくでなしのクズ」そのものだと深く承知していた。 その己に向けられた他者からの期待・信頼に困惑すると共に、それに応えられぬ事に恥の感情を覚えた。己には無縁と思っていた小さな矜持を自覚したのである。 その後も表面上の態度は変わらず傍目には違いを見出せなかったが、ミッションに臨むナイトキャップの精神面はひとりのニンジャとしてエゴと能動性を持ち始める。 謎めいたアラクニッドの占いに基づくパーガトリーの勅命を受け、ネオサイタマへ派遣されるのはそれから間もなくだった。 ナイトキャップに宿ったソウルはアイキ・ニンジャクラン、或いはアスラ・ニンジャクランの系譜の素手の近接カラテに特化したソウルと思われるが、 いずれにせよさほど等級の高いソウルではない。 かつてのイクサにおける、実力において遥かに上回るダークニンジャと応報し、奥義デス・キリを数度に渡り凌いだ驚くべきワザマエについて。 ソウル由来のカラテを雛形に、多量のザゼンのもたらすゼンめいた鎮静に適応しながら、かつてのトラウマのリフレインめいた構図に瞬間的に揺り動かされたナイトキャップのニューロン、 ダークニンジャの強大なカラテが生み出す極限のアトモスフィア、或いはイクサの舞台となったウシミツ・アワーの廃テンプルとオヒガンの位相による局所的なエテルの流入か。 諸々の条件が極めて稀な確率で重なり合うケミストリー反応を引き起こし、その場で初めて現出した物だったと言える。 (アラクニッドの占いが果たしてこれを指し示したものだったかは不明) ゲイトキーパーにナイトキャップの身を預けた後、ダークニンジャはしばしばそのカラテを確かめに現れ、ゲイトキーパーからの薫陶・稽古を更に上回る過酷なカラテ鍛錬を課した。 時にトコロザワ・ピラーのカラテルームでの組手、時に危険なミッションへの同行で。幾度となく死線に晒されながらもその度にナイトキャップはカラテし生き延び、 当初はある種のカジバヂカラであったワザマエを確固たる己の血肉としていった。 ナイトキャップにとってダークニンジャは、腹の内の読めぬカラテの怪物。畏怖の対象であると共に、己に助けを求めた女を斬った仇にして裏切った信頼に対するケジメの象徴。 或いは己のカラテを、存在を惜しいと称し認めた者。厭世観に浸り、己だけの眠りと怠惰の世界に耽溺しようとする者を問答無用に打ちのめし、現実に繋ぐ。複雑な存在であった。