■スプシ図書館について  ○概要  古代の遺跡のような、塔のような姿をした巨大なデータサーバー。中ではスプシモンが忙しなく働いており、その地下にある巨大シアターでエンシェントモニタモンが全てを観察している。ポテチを齧ったりコーラを飲んだりポップコーンを食べたり、割とやりたい放題のようだ。  尚、普段は外観及び反応をエンシェントモニタモンの持つ情報改竄能力で欺瞞しており、半径1km以内に侵入しなければ視認すらできない。  本来は半径1km以内まで近付いてもエンシェントモニタモンの選定した人間、及び『識の使徒』以外には視認さえできないのだが、どっかのスプシモンがうっかりスプレッドシートに載せてしまったばかりに近付けば視認できるようになってしまった。  ○間取り  -玄関  重厚なレリーフの彫られた大きな扉。一部の規格外のデジモンはのぞいて、ほとんどのデジモンが出入りできるように扉は大きめにとってあるらしい。見た目に反して自動開閉機能付き。  -大回廊  玄関からスプシ図書館本館までを繋ぐ大きな廊下。人間が歩いて通ると少し汗ばむ程度の長さ。やや涼しい。  -本館  巨大なサーバー「Gドライヴ・KK」が設置された本館。サーバーへのアクセスは「物理的にアクセスして三重に施されたセキュリティを突破する」「スプシモンからスマホを取り上げる」「スプシモンにお願いして見せてもらう」「エンシェントモニタモン本人と交渉する」ことでアクセスが可能。ただし、前者二つを試みた場合、無条件で識の使徒全員に討伐対象と見做される。  また、この「Gドライヴ・KK」にすべてのデータがアップロードされているわけではない。  -シアター  エンシェントモニタモンのアバターが待ち構えている場所。大小様々のモニターが合わせて約1300枚設置されている。これらを組み合わせてエンシェントモニタモンはあちこちを観察しているらしい。  バトル背景には20枚弱が映っており、常に様々な映像に切り替わり続けている。  空間を捻じ曲げて作られているらしく、非常に広い。  -地下室  シアターからつながる地下室。エンシェントモニタモンの本体がいるのはここ。  無数のコードに雁字搦めに繋がれた小さなブラウン管モニタ。コレがエンシェントモニタモンであり、彼女の夢の残骸でもある。  本体にはアバターをも凌ぐ非常に強力な情報改竄能力がある上、制御しきれていないため基本的にアバターから意識がこちらに戻ることはない。  ほとんどの情報はコードの先のサーバー『アーカーシャ』に記録されている。エンシェントモニタモン本体が保持しているのはたった一握のデータ。彼女の生きてきた年数に比べれは吹けば飛んでしまうような短い時間の情報のみ。