好きな人と大切な家族の前ではカッコ悪いところ見せられないからね

その後の彼の鬼神の如き戦い振りはハナミを通して記録される事となる
それを見た者は彼を危険な存在と呼び
あるものは憧れを抱き
また別の者は会いたいと願った
そして…1人の少女はその姿にかつて迷子の己を助けてくれた男と重ねていた

彼の行動が事件の解決に直接的に関わった訳ではないが
〈ゴースト〉の登場は管理局の中でも大きな出来事として記録される
幸いと言うべきかそのお陰で酌量の余地を得る事ができた者も居るのだが…それはまた今度

アリシア:
1〜3.…貴方が、ハナミのお兄さん…なんですか？
4〜5.というかどうして真仁さんの武器を…
6.…
dice1d6=1 (1)

色々あったけどお兄さん

赤髪の男→真人':そうだ、俺が崇宮真人…ハナミの兄だ
親指をビシッと自分に向けて指してアピールする真人'に僅かに呆れる
本当に彼が兄なのか…ちょっと信じ切る事が出来ない
真人':…まぁ、信じられない…よな
1〜3.でも、君がハナミの側に居てくれて良かったよ
4〜5.ハナミ、俺はやっぱり一緒にはいられない…まだやらなきゃいけない事がある気がするんだ
6.こんな事を言うのもアレだが…
dice1d6=4 (4)

もう行くのかよ

ハナミとアリシアと自身を遠巻きに見る者達の目を見て悟ったのか
真人'はハナミそう言って一歩後ろに下がる
〈ゴースト〉に対する恐れや警戒、その中には怒りの感情を含む者も居た
仕方の無い事だろう、それほどの事を〈ゴースト〉は…彼はしてしまったのだから
ハナミ:『
1〜3.ですが…私達兄妹の心は一つです
4〜5.…寂しくないですか？
6.私は寂しいです、兄さん
dice1d6=3 (3)』

真人':ああ、勿論だ…けど
彼は少ししゃがんで私に目線を合わせる
なんだか小さい子扱いされてる気がしてちょっと悔しい
真人':
1〜3.今の相棒はアリシア、君だ
4〜5.…アリシアさん、ハナミの事を宜しく頼みます
6.
dice1d6=5 (5)

託した

呆気に取られる私を他所に、それじゃ！と言って去ろうとする男を慌てて呼び止める
アリシア:あの！それってどう言う…！？
真人':
1〜3.今のハナミには君が相応しい！それだけだ！
4〜5.君ならハナミの担い手として十分って事！
6.ふっ…ハナミ・テスタロッサなんて────
dice1d6=3 (3)

聞かれ方によってはあまり良くない方向に勘違いされそうな言い方！

６はなんだよ

アリシア:あ！ちょっと！説明不十分！
真人':十分十分！あ、真仁にはなんか呼んだら勝手にドミニオール来ちゃったごめんって言っといてくれ！
じゃあなーと逃げる様に去っていく姿をただただ見送る事しか出来ず
フェイト達の所へ戻ると凄い勢いで心配されてしまった
ハナミ:『
1〜3.…私はアリシアに相応しいのでしょうか
4〜5.全く兄さんは…でも、これで私も私らしく生きる事が出来るかもしれませんね
6.ふーん…そうですかそうですか
dice1d6=2 (2)』

欠片に分かれても呼べば来てくれるドミニオール君は忠犬だな

アリシア:相応しいとか相応しくないとかじゃなくて…私は、ハナミと一緒に居たい
ハナミ:…そうですね、私も同じ気持ちです
彼が去っていった方向からは太陽が上り、1日の始まりを知らせていた
そしてその光は私達の新しい一歩を応援している様にも…見えた気がしたのであった…

真人としてもハナミとのケジメというか区切りは一応つけられて良かった感じするね
まぁ娘二人との関係がまだあれなんだが

とまぁそんな事もあり
真心ちゃんや真結ちゃんの申し出もあって始まったのが彼の捜索
理由は不明だが各地を転々としているとの報告が上がっていたのでフェイトやなのはちゃんは彼を説得して大人しく投降して貰おうとしたり頑張ったのだが結果は惨敗
逃げる事に関しては相当な技量を持っているようだ
アリシア:…また逃げられた…
ハナミ:お疲れ様です、まぁ兄さんの事です…また現れるでしょう
そしてハナミはあの一件以来元気を取り戻し、一層管理局の職務を全うしていた
きっといつか兄さんの役に立てるかもと頑張っているらしい
アリシア:…それどうしたの？
ふと、机の上に置かれた資料に目が行く
其処には日本の街の事が書かれていたが…聞いた事もない街だった

神浜かな？

アリシア:その街、気になるの？
ハナミ:ええ、まぁ此処には分体を送ってあるのでお気になさらないでください
アリシア:ふーん…
ハナミが興味を持った街
その街に一体何があるのだろうか
アリシア:
1〜3.美味しい食べ物とかあるのかな…！
4〜5.…でも、こんな街あったかな…？
6.なんだろう、妙な胸騒ぎが…
dice1d6=4 (4)

まぁ街なんて星の数程あるし知らなくても仕方ないかと特に気にせず別の仕事に取り掛かる
この時、もう少し資料に目を通していれば良かったのかもしれないが…果たして本当に良くなったのかは、今となってはわからない

という訳で此処まで
また夜からは見滝原をやっていくわ

お疲れ様
少しづつおっさんの動向の余白埋まっていくな…

因みに時系列(仮)
67年reflection(8月)/detonation(8月)/〈ゴースト〉との邂逅(12月)
68年
69年
70年strider 真結4歳、真心7歳
71年 唄い繋ぐ小さな魔法(今回の話)
72年
73年
74年 100年戦争 真結8歳、真心11歳
75年strikers ヴィヴィオ6歳 真結9歳 真心12歳

こんな感じか

今更ながらに8歳と11歳に経験させるには戦争は壮絶すぎるよう！