首輪付き:あれだけ喰らってもまだ動くか…！
メガトロン:ああいうのは後1、2回は殴らないと落ち着かないタイプだな…ホイルジャック！チャージにはどのくらい掛かる？
雄叫びなどは上げないものの、ドリルを回転させて地面に潜って行くアイスワーム
すかさず2度目の攻撃を与える為にもチャージを急がせるが…
戦友:問題ない、既に2射目の準備は出来ている
レヴィ:さっすがー！なら後は僕が当てれば良いんだね！

カレン:んじゃあもう一回！
アーニャ:直撃、させる？
ジノ:ああ！頼んだぜアーニャ！
案の定シールドはどちらも再展開されている為、先程と同じ様に雷撃を当てる必要がある
しかし一度当てたのだ、もう一度当てることはそう難しくはないだろう
レヴィ:せーのっ！
レヴィ達×2/アイスワーム
dice2d100=47 51 (98)

「」むらちゃんの想定だったら1回目で倒せてたんだよなこいつ…

アイスワームが強力な魔力波を周囲に放ち、此方を寄せ付けぬ様にしたその直後
すかさずレヴィは雷を顔部に直撃させ、プライマリシールドをひっぺがす
戦友:よくやってくれた、後は任せてくれ
九音:ふぅ…破軍歌姫〈ガブリエル〉…っ！輪舞曲〈ロンド〉！
九音も再度破軍歌姫〈ガブリエル〉の力を用いてジャネットに力を送る
一回で仕留めるつもりだった為、前回よりも力は劣るが…それでもジャネットの持つ剣の輝きが曇る事はなかった
戦友:レールキャノン出力90…95…100…！

戦友:────巻き込まれるなよ…！

そして再び、閃光がアイスワームを貫いた

爆音と共に地面に倒れる巨大ミミズの顔部にハドロン砲が叩き込まれる
アーニャ:これで、おしまい
カレン:もう一回！弾けろッ！
間髪入れずに輻射波動が３つあるドリルの内、一つを完全に破壊する
そこへストライクのアーマーシュナイダーが投げ込まれ、大きな爆発が起こる
ジノ:よし！んじゃあ後は…！
九音:…っ、…っっ！ジャネット！
ジャネット:はいっ！

倒れそうになる九音をリズが支え
ジャネットへ激励を送る
リズ:大丈夫、貴方なら出来るわ…！
ジャネット:はい…！せぇぇぇぇのっ！！！
振り下ろされた剣から放たれる光はアイスワームを飲み込む
オルレアンに住むもの達は光の発生源が1人の少女…オルレアンを解放してくれた聖女である事に衝撃を受けつつも
この街に迫る脅威を迎え撃ってくれている事に気付き、声援を送る
青年:頑張れーッ！
少女:負けないで！お姉ちゃん！
男性:聖女様…！
女性:私達に勝利を…！

そして…光が晴れた先には────

今度こそ行けるか…？

外しはしないだろ！

1〜3.火花を散らし、ドリルの回転が止まった
4〜5.装甲が砕かれ、内部が剥き出しになった
6.魔導炉を無理やり稼働させ、魔力光を放つ
dice1d6=5 (5)アイスワームの姿があった…

6だと原作さながらの化け物になるところだった…

「」むらちゃん立ってたの

ジノ:…っ
まだ動くかも知れない、ライフルの照準をアイスワームに向け、いつでも弾ける様に狙いを定める
そんなジノの横をメガトロンが通り過ぎ、カノン砲を胴体部分に叩き込んだ
メガトロン:…終わりだな
装甲のないアイスワームは最も容易く内部から爆散し、バラバラの破片と化す
紅蓮の輻射波動はしっかりと内部を少しずつだが破壊していたのだ
そして蓄積したダメージはアイスワームを完全に破壊するまでに至った…
ジャネット:…やった！
リズ:ええ…！守り切れたわね…！
戦友:よくやってくれた、みんな
1〜3.後1発、余裕はあったが…使わずに済んで何よりだ
4〜5.流石に此方も急造品だったからな…次が打てるかは怪しかった…
6.
dice1d6=1 (1)

こんなデカブツを倒したらジャネットがより大きな伝説になっちゃうな…

アイスワームがオルレアンを狙ってたらやばかったな…

────それから、数刻の時が過ぎ…

ジャネット:…もう、いっちゃうんですね
戦友:そうなるな…君達の協力に、改めて感謝する
戻ってきた新世紀中学生から事件が解決した事を伝えられた九音達は帰還への道に着く
これ以上この世界、時代に止まってしまうと今度こそ帰れなくなってしまうらしい
九音:はい…
1〜3.今まで、一緒に過ごせて楽しかった
4〜5.もし、さ…いつかまた会えたら、その時は私の歌を聴いてくれる？
6.
dice1d6=5 (5)

友達が増えたな…

ジャネット:勿論！
リズ:ぜひ聴かせて頂戴
そう言って抱き合う3人をジノは見守りつつ、己の期待を見上げる
ジノ:しっかしまぁ…世界は広いって知らしめられたなぁ…
魔法少女とその力による影響は計り知れない
今回は偶々自分達は対抗できる手段を持っていたが…もしそれがなかったどうなっていた事か…
メガトロン:
1〜3.魔法少女か…少し、気にかけておく必要が出てきたかもしれないな
4〜5.ああ、俺達も世界の一部だという事も…な
6.
dice1d6=2 (2)

カレン:はぁ…なんか、黒の騎士団まで祭り上げられてるけど…良いの？
オルレアンの人々は乙女〈ラ・ピュセル〉と共に黒の騎士団をこの街を、そしてフランスを救った英雄として祝っていた
ブラックナイツのイメージを払拭する為にゼロ(スザク)が用いた事だが…まさかここまでとは
メガトロン:さてな…さて、俺達も帰るとしよう
新世紀中学生が用意したルートに向かうカレン達をパシャリと端末で撮ったアーニャは連絡先一覧の画面を見る
アーニャ:…
『真結』とだけ書かれた欄にカーソルを合わせるも…端末を閉じてカレン達について行く
きっといつかまた会える、そう信じて…

シャマル:貴方達はどうするの？
オルガ:あん？
シャニ:えぇ？
クロト:はい？
気怠そうに連合の制服を纏う3人は声をかけてきたシャマルの方を向く
シャマル:そのまま元いた世界に帰るのか、よ
恐らく戻ればまた投薬処置をされてしまう…でも、帰るかどうかは3人が決める事だろう
オルガ:戻った所で俺達がどうなるかなんて分かりきってるだろ？
クロト:そうそう、てかそっちに行って俺達はどうするのって話だし
シャニ:アンタはついて来て欲しいの？
シャマル:
1〜3.そうね、治療を終えてない患者をほっぽり出す真似はしたくないわ
4〜5.貴方達が望むなら
6.
dice1d6=6 (6)

シャマル:真結ちゃんだってきっと、そう望んでるもの
オルガ:……ちっ、わかったよ…
あの純粋な目が脳裏に浮かび、オルガは渋々ついて行く事を決める
シャニ:気になったの？あの子
クロト:へぇー
オルガ:んだよお前ら！殴られてぇのか！
茶化された事にキレたオルガはシャニとクロト相手にギャアギャアと騒ぎ出す
シャマル:…大丈夫かしら、これ…
やっぱりつれてくのやめた方がいいかも知れない
そんな事を思いつつも、一度決めた事なので引くに引けないシャマルは天を仰ぐのであった…

ああ…やっと戦いから離れられるんだな…

過剰な薬物投与が三人の寿命をどれだけ削ったかが気がかりなの…

いい所で6が出るんよ…良いんよ…

>シャマル:真結ちゃんだってきっと、そう望んでるもの
強かで優しい子に育って本当に良かった…

首輪付き:…報酬は前払い、だった筈だぞ？
再度振り込まれまた報酬に苦言を呈す
確かに提示された2倍を支払われた事には変わりない、普通なら喜ぶべきところだが…
執務官:ええ、ですのでこれは追加報酬です…今回の任務に巻き込まれていた人物、その人を助けてくれましたので
首輪付き:そう言う事なら有り難く受け取っておこう…アンタは金払いが良いからな
首輪付きは執務官に連れられ元の世界へ帰って行く
一仕事終えた執務官は背筋を伸ばし、金髪の髪を靡かせると…オルガ達を宥めるシャマルの方を向き、少しだけ笑みを浮かべた

そん…？

レヴィ:さーって！ボクもかーえろ！
あ、もしもし王様！ボクだけど…一仕事終えたから帰るね！後カレーまだ残ってる？と鳴るお腹を抑えて帰る支度をする
緑髪の女性:それにしても…あの魔導炉というもの、一体どこで作られた物なのでしょうか…
レヴィ:さーねー、先生に聞いてみようかなー…ていうかキミはどうするの？
転移魔法を用いてエルトリアへ帰還するレヴィに自分は自分の帰る場所があると言って見送る女性
レヴィ:そっか！それじゃまたねー！
風を吹上げ空高く飛んで行く
その風に巻き込まれ女性の被っていた帽子が飛んでしまう
緑髪の女性:おっとと…全く、やんちゃな子なんですから…

かわいい