二次元裏@ふたば

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1151848 B24/08/07(水)21:29:25No.1219515618そうだねx1 22:42頃消えます
ほむらの話を書きました
360永須芽亜里さんを少しお借りしています
fu3828221.txt
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/08/07(水)21:29:49No.1219515789+
「ん〜…私はビールかな〜シャウトモンは?」
「あー…そうだな…カルピスで。」
「あっはっはっはっは!何それ子供みたーい!」
「いいだろ別に好きなんだから!」
ライブの後、俺とほむらは二人で居酒屋にいた。
「シャウトモン何食べる?」
「んー…砂肝だな。」
「なかなかいい趣味してるじゃん…すみませーん!砂肝2本ともも!どっちも塩で!」
程なくして、ジョッキが二つ運ばれてくる。
「「乾杯!」」
「んっ……ぷはー!すみませんレモンサワーお願いしまーす!」
「お前だいぶ飛ばしてんな…」
「いいじゃん打ち上げなんだしー!」
いつもそれぐらい飲んでるだろ…とは言わないでおいた。
224/08/07(水)21:30:09No.1219515943+
「今日も盛り上がったなほむら!」
「ギターのミスしなくて良かったよ〜…」
「大した指さばきだったぜ!」
そんな他愛もない話をしながら、数十分後。
「……ねえシャウトモン。最近何か変って思ったことない?」
ほむらが7杯目に入った頃、そんなことを言い出した。
「変?どういうこったよ?」
「なんかさー…最近誰かにつけられてるっていうか…そんな感じがするんだよね…」
「そりゃまた穏やかじゃねえな。ストーカーってことか?」
324/08/07(水)21:30:24No.1219516049+
「うーん…そうなのかな…?直接見たわけじゃないからよくわかんなくってさ…ただなんか…ずっと誰かに見られてるみたいな感じがしてさ…シャウトモンわかんない?」
「俺はなにも…もしかして今もそうなのか?」
「………うん。」
ほむらは周囲を見回してから、小さく首を振った。
この店の中にいるのか?俺も辺りを見回してみたが、特に不審な人物は見当たらなかった。
ただ、何か嫌な予感のようなものは、俺にも感じ取ることができた。
「そういうことなら、あんま遅くなる前に帰った方がいいかもしんねえな。」
「えー…まだ全然飲んでないんだけどー…」
424/08/07(水)21:30:46No.1219516196+
ほむらを引っ張りながら足早に道を歩く。
「ちょっとシャウトモーン!そんな引っ張んないでよー!」
「嫌な予感がする!とっとと帰るぞ!」
先を急ぐ俺たちの前に、人影が立ちはだかった。
「まさか気付かれてるとは思わなかったよほむらクン。」
「ああ⁈誰だテメェ!」
その人影からは、人間一人とは到底思えない圧を感じた。
「あれ…?先輩じゃないですか!」
「知り合いか?」
「うん…よく私のライブ聴きに来てくれてて…どうしたんですか先輩?」
男はほむらの方へと近づいていく。
「本当はもっと泳がせて一番の食べごろを待とうと思ったんだけどね…」
男の目が、黄色く光った。
「離れろ!そいつおかしいぞ!」
524/08/07(水)21:31:03No.1219516313+
「気付かれちゃったら…もうしょうがないよねぇ!」
男の体が六角形の白い何かに包まれていく。これは…卵の殻か?
殻が完全に男を包み込むと、恐竜のような両足がそれを突き破り生えてくる。
デジタマモン。噂に聞いたことがある…こいつは、人喰いデジモンだ。
「ほむら逃げろ!ロックダマシー…G!」
火炎弾をぶつけたが、強固な殻には焦げ跡一つ付くことはなかった。
「ほ〜むらク〜ン!君みたいな女はとっても美味しいんだよねぇ〜!!」
「俺が時間を稼ぐから逃げろ!ブレイクロッカー!!」
いくら殴ろうが、ヒビすら入らない。
「でもシャウトモンはどうすんの!」
「俺のことはどうだっていい!こいつは人を喰うんだ!早くにげ────「ナイトメアシンドローム」
ゼロ距離で放たれた暗黒の球体。俺はそれをモロに喰らってしまった。
「ぐぅぉはぁッ!!」
「シャウトモン!!!」
全身が軋む。まるで何かに握りつぶされたようだ。
624/08/07(水)21:31:19No.1219516427+
ディナーの邪魔をしないでねぇ〜!」
「ほむ…ら…にげ…ろ…!」
体がいうことを聞かない。せめてラウドモンに進化できれば…!
ほむらが走って逃げていくのが見える。息が苦しい。俺はダメでも…お前は…!
「つ〜かまえたぁぁ〜!」
デジタマモンから発せられた黒いエネルギーが、ほむらの足を掴んで宙吊りにし、口元へと持ってきていた。
「離してよ!この!」
ほむらはなんとか逃れようともがいている。
せめて奴の意識を逸らそうと再びロックダマシーGを放とうとしたが、腕どころか体全体に力が入らなかった。
724/08/07(水)21:31:32No.1219516533+
「ひぇへへへ!いただきま〜す!」
「放せって…言ってるでしょ!」
宙吊りにされたほむらは、デジタマモンに向けてパンチを放った。
黄色い目が不気味に光る空間。殻の中へと向けられたほむらの右腕は、次の瞬間なくなっていた。
「えっ………いっっっっ!!?!!!?」
「ほむ…ら…!?」
右腕を喰われたほむらの叫び。噴き出た血が、デジタマモンの白い殻を赤く染めたその光景。
それが、意識を失う前の最後の記憶だった。
824/08/07(水)21:31:45No.1219516625+
残りはtxtからどうぞ
924/08/07(水)21:38:18No.1219519306+
デジタマモンの風評被害が深刻だ!
いや実害出てるけども…
1024/08/07(水)21:39:16No.1219519697+
野生のデジタマモンは怖いなぁ…あと鏡華さんやっぱり親バカですよね?
それとうちのこ使ってくれてありがとうございます!なんか凄い武器持たされてんなファントモン
1124/08/07(水)21:42:07No.1219520817+
先輩がちょっと被害者すぎる…!
1224/08/07(水)21:45:52No.1219522238+
ありがとう先輩の腕!
1324/08/07(水)21:47:34No.1219522873+
指紋も変わるのか…大変だな…
1424/08/07(水)21:51:03No.1219524219+
こんなにんげんのたべかたはしないぞ
1524/08/07(水)21:51:10No.1219524271+
>鏡華さんやっぱり親バカですよね?
あくまで貴重な成功例に被害が及ばないようにしただけ
と本人は言い張っています
1624/08/07(水)21:52:21No.1219524746+
まあ人間の腕で再構成できるって貴重な検体ではある
1724/08/07(水)22:07:51No.1219531133+
ほむら達の封印されてた記憶がremindするのはいつになるんでしょうね


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