無のスピリット 影十闘士の一人、エンシェントグリーモンを封じたとされる物。 エンシェントグリーモンはあまりにも危険なその特性から、裏十闘士が封印されるより前、遥か昔に彼らによって封印されたのだという。 その後スピリットは各所を転々としたのち、現在は所在不明となっているらしい。 スピリットの状態では無の特性は完全にシールされており、触れても消滅するようなことはない。 しかし、もしスピリットエボリューションに使用した場合、封印が破れたり、最悪の場合は使用者が飲み込まれ消滅する可能性がある。 ━━━━━━━━━ エンシェントグリーモン 無の属性を司る影十闘士の一人。 世界を構成するプログラムに存在する歪みが集積した結果、デジタルワールドに発生した”穴”から生まれたデジモン。 その体を構成しているデータは無そのものであり、データ量も0である。 あらゆるデータを見境なく吸収する性質を持っており、全てを無へと帰してしまう。 これは制御できず、近くを通るだけでデータを吸い込んでしまうことすらある。 言うなれば、制御不能なドットマトリクスが常時展開されているような物。 意志や知性の類があるのかは不明で、笑い声のような鳴き声をあげていたらしいという記録が存在する。