◆◆◆◆◆◆
「はぁ…っ、はぁ…っ」
荒く息を吐きながら俺は戦場を見渡す。荒野にトロイメアの残骸が散らばっている。戦闘を始めてからの記憶がまるでないが、どうやら俺は…こいつらに勝ったらしい

「くっ……ぁあっ…！」
右腕の感覚が無く、代わりに焼け付くような痛みがそこにある。喪われたのか、それとも皮一枚で繋がっているのか分からないが、隻腕で生活することを覚悟しなければならないだろう

だが、それよりも。そんなことよりも…俺にはただ妹が気掛かりだった。重い歩を進め、イヴのもとへ向かう。荒野から森へと風景が変わり、そして開けた場所に到達する。激しい戦闘の痕が刻まれており、最悪の予想が頭をよぎる

「イヴ！アウラム！！」
叫ぶが、返答はない。焦りに突き動かされ、俺は速度を上げる。ありえない、そんなことはない、アウラムならきっと、俺の信じた男ならきっと、妹を救い出して…

「………は？」
そして俺は、とんでもない光景を目の当たりにした。腹を貫かれたイヴ、呆然とその体を抱きかかえるアウラム、途方に暮れるイムドゥーク…

「アウラム…おまっ…貴様ァ！」「……ニンギルス！？生きて…」
絞り出された声を聞いたアウラムは、驚愕の表情を持ってこちらを向く。イヴの腹からアウラムの剣が抜かれ、どろりと体液が流れ落ちてくる
赤と…白色の

そして、俺はイヴの顔を目の当たりにした。普段の凛々しく可憐な眼差しは見る影もない。そこにあるのは…
「んぇっ♥えへ、えへへへへ…♥」
快楽に蕩け、だらしなく緩んだ恍惚の笑みだった。なんのことはない。俺がトロイメアの軍団と死闘を演じている最中、この義弟と実妹は…
性交をしていたのだ

「……。」
俺は無言で拳を握りしめ、ゆっくりと近付く。アウラムも観念したのか、ただ目を閉じた
イヴを救ったのなら助けに来てくれても良かっただろう、そもそもここは野外だぞ、せめて避妊具をつけろ、イムドゥークの目の前でおっぱじめるな、ついさっきまで戦っていたのだから気を失うまでヤるな。言いたいことは山程あったが、それよりも、なによりも…

「お前たち…まだ結婚もしていないだろうが！！！！」
婚前交渉に励んだ不埒者の頬を、俺は唸る拳で殴りつけた

◆◆◆◆◆◆
「……なぁ、イヴ」
「何でしょうかニンギルスさん」
戦いが終わってから、はや数ヶ月が経過していた。俺達は故郷に戻り、そこで穏やかな毎日を送っている。妹夫婦も住民に受け入れられ、俺達はおそらく大団円に到達したと言えるだろう…いくつかの、懸念点を除けばの話だが

「まず最初に…いい加減また兄さんと呼んでくれないか？」
「駄目です。アウラム君を殴りつけたこと…本人は許しても、私はまだ許せてないので」
バッサリと、にべもなく断られる。隣ではアウラムが苦笑いを浮かべていた

「………そうか」
天を仰ぐ。イヴの辛辣な一言がかなり深刻なダメージになったこともそうだが、2人のまさに新婚といった様子─机の下で手を繋いでいるのが丸わかりだ─を見ていられなかったためだ。夫婦の新居にお邪魔し、卓を囲んでいる。血縁の集まりのはずだが、強烈な疎外感を覚えざるを得なかった

「で、本題なんだが…」
話題を切り替えようとし…そして言葉に詰まる。村民の皆さんを悩ませるこの問題、果たしてどう切り出したものか？
夜な夜な夫婦の新居から聞こえる女性の悲鳴。喉も枯れんばかりの嬌声

すなわち、彼らの夜の営み…性交が、あまりにも激しく、壮絶に過ぎるという話だ。だが、それをどう伝えるべきだ？「お前たち、夜が激しすぎるんじゃないか？」とでも聞けば、妹夫婦に軽蔑されるのは必至だ。もしかしたらアウラムからもニンギルスさんと呼ばれかねない…それだけは御免だった

「最近な、夜この辺りで物騒な声が聞こえるって噂があってだな…」
ゆっくりと、慎重に言葉を選ぶ。二人とも聡明な人間だ、婉曲に伝えればきっと分かってくれるだろう、そんな望みをかけて
「物騒な声…ですか？」
クソッ通じてない！対象に取らない言葉遣いをしたが効いていない。もしや我が妹は完全耐性か？

「例えば…例えばだぞ？婦女が暴行されているような…」
言いかけて、慌てて口を閉じる。センシティブにもほどがある話題だ、さすがに直接的に過ぎたか…

「ああ、それはおそらく」
幻滅されるかと思ったが、そうでは無い。イヴは、くすりと笑い

「私たちの性交の音でしょうね」
鈴の鳴るような澄み渡る声で、とんでもない爆弾を投げ込んだ

「……え」
思考が硬直する。あのイヴが、我が最愛の妹の口から、そんな俗な言葉が出てくるとは

「私たち…身体の相性も凄く良いみたいで」
なおも続けるイヴに打ちのめされる。カラカラに乾いた口で、なんとか言葉を絞り出そうとした

「し、しかし…暴行されているような声が」
「それも私の趣味です。アウラム君に激しく求められるのが…病みつきになってて♥」
「えっ」「えっ」
男二人、異口同音に声をあげる。なぜアウラムも困惑しているんだ、お前は知ってるはずだろう、そんな疑問すら霧散していく。にへら、と破顔する妹の、『女』の顔が俺の胸に突き刺さっていた
俺の知らない、俺に向けられるはずのない顔
アウラムだけが独占できる表情

「だから、兄さん。私たちがどんなことをしていても、絶対に…」
やめろ聞きたくない見たくない

「邪魔はしないで、くださいね♥」
カクカクと首を縦に振る。妹の目から来る圧に、俺は反抗出来なかった
妹が俺を覗き込んでいる。その瞳に俺の狼狽した顔が映っている。その肌は白磁のようで、美しく…

そこまで接近して、俺は気付いた。妹の首元にはミミズ腫れのような痕が残っている。手首には縄の痕、よく見れば肩口には噛みついたような痕が痛々しく存在していた

「あ、アウラム…お前…」
目を伏せる義弟に声をかけようとして、また気付く
視線のその先、夫婦の寝室、そこに乱雑に転がっていた。首輪に縄、手錠に足枷、鞭

「ああ、気付きましたか」
イヴが艶然と笑う

「それも、私の趣味です」

◆◆◆◆◆◆
「…はっ！」
夜風に頬を撫でられる感触で、俺は我を取り戻した。脳が粉々に破壊されるとはこのことか、あまりの衝撃に、俺は妹夫婦から逃げ出してきたらしい。
いつの間にか日が暮れ、村の家々には明かりが灯っていた。呆然としながら歩を進める俺の足元に、旅の仲間…守護竜のイムドゥークがすり寄ってきた

「クゥン…」
昔から思っていたが、竜というよりは犬のようだ。ふかふかした背を撫でる。俺はイムドゥークに親近感を覚えていた。残された者の…余り者としての

「あの2人の間には…入れないか、お前といえども」
「わふん…」
寂しそうに鳴くイムドゥーク、幼い頃から一緒だった巫女…イヴを取られたという意味では、俺も彼も同類だろう。慰め合うよう、声を掛ける

「一緒だな…俺もお前も」　
「ガゥッ！？」
ちいさな竜は弾かれたように跳ね跳び、こちらに顔を向ける

イムドゥークは、とても、嫌そうな表情をしていた

おしまい

イヴリースから身体の主導権を取り戻したイヴが、内なるリースを抑えるためにアウラム君とファックしてるという設定のお話です

ニーサンかわいそ…

アウラム君…Sっ気に目覚めない？

>首輪に縄、手錠に足枷、鞭
鞭いる？

アウラムくんはどんな感情でハードSMに付き合ってるの...？

>内なるリースを抑えるためにアウラム君とファックしてる
性的嗜好の言い訳にリース使ってない？

>>首輪に縄、手錠に足枷、鞭
>鞭いる？
アウラムのレス

イヴリースがアウラムを逆レする(ここまでは原作通り)もあまりの身体の相性の良さに失神→その隙をついてイヴがまた主導権を取り戻すってルート
でもリースは未だイヴの内に残ったままで夜になると出てくる→じゃあまたアウラム君に犯してもらってイかせれば良いんじゃね？
って感じ

俺が犯すことでイヴが救われるなら...

っちーにあるやつの続きかこれ
ニーサンかわいそ…でも原作ルートよりはマシ

>アウラムくんはどんな感情でハードSMに付き合ってるの...？
イヴに酷いことをしたくないけどイヴがマゾ仕草すると何時もより出る者
になるのが申し訳なくて後で土下座する者

>グリフォンが、ゴブリンが、フェニックスが、ケルベロスが、ユニコーンが、それぞれ吠える。
ここから
>荒く息を吐きながら俺は戦場を見渡す。荒野にトロイメアの残骸が散らばっている。
こうなるのおかしいでしょ

>腹を貫かれたイヴ
>イヴの腹からアウラムの剣が抜かれ、どろりと体液が流れ落ちてくる
ものは言いよう

リースの機械ボディっぽいの出るしそっちに閉じ込めて皆でハードSM調教しない？

前作と前々作です

fu3676995.txt

fu3676996.txt

>>グリフォンが、ゴブリンが、フェニックスが、ケルベロスが、ユニコーンが、それぞれ吠える。
>ここから
>>荒く息を吐きながら俺は戦場を見渡す。荒野にトロイメアの残骸が散らばっている。
>こうなるのおかしいでしょ
（マーメイドはすでに仕留められてる）

どの媒体でもとりあえずマーメイドは神速で仕留めてるんだよなニーサン

>イヴリースがアウラムを逆レする(ここまでは原作通り)
そうだったかなぁ

>「んぎっ♥あんっ♥♥あ゛あ゛っ゛助けてぇっ♥や゛め゛て゛ぇ゛ぇ゛っ゛♥♥♥死ぬっ死んじゃう♥お゛お゛お゛っ゛っ゛♥♥♥」
こんなのが夜な夜な聞こえてくるんだぞ狂うわ

アウイヴ怪文書ありがたい…過去作読んでないので拝見しよう

>>首輪に縄、手錠に足枷、鞭
>鞭いる？
リースを痛めつけるのに必要でしょう？

>イムドゥークは、とても、嫌そうな表情をしていた
ひどい

>>>首輪に縄、手錠に足枷、鞭
>>鞭いる？
>リースを痛めつけるのに必要でしょう？
必要ないよアウラム君💙リースも優しいセックスは耐えられないって💙ハードSMじゃ私は倒せないよ💙

>対象に取らない言葉遣いをしたが効いていない。もしや我が妹は完全耐性か？
だめだった

>>>>首輪に縄、手錠に足枷、鞭
>>>鞭いる？
>>リースを痛めつけるのに必要でしょう？
>必要ないよアウラム君💙リースも優しいセックスは耐えられないって💙ハードSMじゃ私は倒せないよ💙
ﾊﾞｼｯﾊﾞｼｯ

対象に取らないのはニーサンの得意技だからな…

イヴリースがアウラムを逆レするけど身体の相性良すぎて堕とされる怪文書をimgで過去に見た記憶があるんだけどその人とは別の「」？

>イヴリースがアウラムを逆レするけど身体の相性良すぎて堕とされる怪文書をimgで過去に見た記憶があるんだけどその人とは別の「」？
多分別かな？自分は最近のやつ(っちーにまだ残ってるの)しか書いてないです
ただインスピレーションは受けたかもしれない

対象取らない墓地送りとか効かないの完全耐性かサロスおばさんくらいだからな...

身体の主導権はイヴにあるからリースが目覚めると既に拘束されてる状態になっててどうにもならないんだよね
悲しいね

良いですかアウラム君
私かリースかどうか迷ったらやることは一つ
犯してください

アウラム君…いえご主人様♥愚かにもイヴの体を乗っ取りは向かおうとした私を折檻してください♥
私の貧相な身体を虐めてください♥マゾ臭い悲鳴をいっぱいいっぱいあげさせてください♥
っていうイヴリースごっこするイヴが欲しい牛尾と言う者だが…

>アウラム君…いえご主人様♥愚かにもイヴの体を乗っ取りは向かおうとした私を折檻してください♥
>私の貧相な身体を虐めてください♥マゾ臭い悲鳴をいっぱいいっぱいあげさせてください♥
>っていうイヴリースごっこするイヴが欲しい牛尾と言う者だが…
えっ…アウラムならすぐに気づくと思いますけどアウラム自身も無自覚なサドに目覚めてて演技に気付かないふりしてハードSMに溺れていくとかどうでしょうか…

身体の相性が良い概念は何度摂取しても良いものだ

リースが殊勝なこと言うわけないからすぐにバレるだろう
そのうえで乗っかるとすごいシコれる

鞭は乗馬系の鞭か縄みたいな鞭か

>>アウラム君…いえご主人様♥愚かにもイヴの体を乗っ取りは向かおうとした私を折檻してください♥
>>私の貧相な身体を虐めてください♥マゾ臭い悲鳴をいっぱいいっぱいあげさせてください♥
>>っていうイヴリースごっこするイヴが欲しい牛尾と言う者だが…
>えっ…アウラムならすぐに気づくと思いますけどアウラム自身も無自覚なサドに目覚めてて演技に気付かないふりしてハードSMに溺れていくとかどうでしょうか…
気づかないフリして虐めてくれるアウラム君に嬉しくてマン汁だらだらのイヴいいよね…

>首元にはミミズ腫れのような痕が残っている。手首には縄の痕
拘束してるからここまではわかる
>肩口には噛みついたような痕
アウラム君？

>>首元にはミミズ腫れのような痕が残っている。手首には縄の痕
>拘束してるからここまではわかる
>>肩口には噛みついたような痕
>アウラム君？
何か問題でも?

>>首元にはミミズ腫れのような痕が残っている。手首には縄の痕
>拘束してるからここまではわかる
>>肩口には噛みついたような痕
>アウラム君？
キスマークみたいなもんだからまぁ…

まだ子供時代だからインピオか…いいな

これイヴリースは本気で抵抗してくるんでしょ？
それを拘束して押さえつけて犯すのアウラム君の精神に何か甚大な負荷かけない?

イマラされて咳き込んで零した精液を鞭で脅されるまで舐めず舐めとるのもイヤイヤなのがリース
咳き込んで零した精液を誠心誠意謝罪してお尻と性器鞭打ちしてもらってから舐めさせていただくのがイヴ

>これイヴリースは本気で抵抗してくるんでしょ？
>それを拘束して押さえつけて犯すのアウラム君の精神に何か甚大な負荷かけない?
けど滅茶苦茶出る者だから平気

リースもここまでされる謂れはない…いやあるか…

むしろこんなにしてもらえるのを感謝するべきリース

最初はアウラムも罪悪感に苛まれながらいやいややってたんだよね…
それが今では

昼は仲睦まじいお似合いの若夫婦なのに夜になると強姦されてるような叫び声が聞こえてくるの流石にビビると思う

ニンギルスに三角木馬とかバイブ作るの頼むように…

困ったことに現状だと最適解なのがね
これ以外だともう切腹とかになるし

イヴリースを抱き潰すといつもより出でし者