皆に話しておきたい事がある。我々BVの食糧事情についてだ」
「なんだよ影さん」
「菓子、スナック、清涼飲料水、レトルト、冷凍、些か乱れすぎている。そしてこんな巨大な……ちょっと待てめもりそれは何だ」
「あーしが作った映えスイーツ！うまそうっしょー」
「うわ美味ぇ！？プロのお菓子じゃんこれ！」
「没収だ！というかそんなスキルがあるなら日頃僕に丸投げせず少しはキッチンに立て！」
「つかそういう影さんだってカロリー?●イトしか食わねえときあるじゃん」
「う゛っ……確かにそれでも構わないと考えていただが今は違う、我々には過酷な任務に向かうために今まで以上にコンディションに気を遣わねばならない。そしてミサキ、キミの事もある」
「私、ですか…？」
「年齢に対して身体の成長が著しく遅れている、栄養不足の影響が深刻だ」
「それセクハラね影の人？」
「やかましい真面目な話だッ。…BVでの活動だけではなくキミにはまだ未来がある人間だ、この現状を今のうちに対処できれば可能性がある」
「影ちゃん結構おせっかいさんだねー。その優しさもうちょっとちょうだいー？」
「断る」

「ドゥフトモン司令、相談がある」
「どうした影太郎急に改まって」
「僕のような表社会に存在できない人間が管理栄養士の資格を取るのにはどうすればいい」
「……。───？？？？」