「エンシェントアンドロモン様！！正気ですか！？」
「ええぃしつこいぞハイアンドロモン！！」
「しつこくもなりましょうとも…『人間の少女』を標的とした作戦など！！」

ハイアンドロモンは焦っていた
コレまでも選ばれし子供達とエンシェントアンドロモン派閥がぶつかり合うことは多々あった
しかしながらそれはあくまでもデジモン同士の争いに人間が割り込んできたと言う形が基本だ…ここまであからさまに人間を標的に据えた作戦など前代未聞である

「下手をすればリアルワールドの人間達との戦争になります！！」
「それがどうした！？そうなったならば我々が勝利してそちらの世界すら支配するまでのことよ！！」

エンシェントアンドロモンは覇道を征くそれは承知のことである
しかし今回のこれは常軌を逸しているようにしか見えない何かがエンシェントアンドロモンの判断を狂わせているその確信を持って尚もハイアンドロモンが食い下がろうとするが…

「ええい！もう良いわ！貴様はここで基地を守っておれ！この作戦の副官はメタルティラノモンに任せる！」
「えっマジで？ハハーッ！ありがたき幸せ！」
「エンシェントアンドロモン様！！」
「ちょっとしつこいよハイアンドロモン君？あんまりしつこいと頭からガブリンチョしちゃうからね？」
「ぐっ…！」

もはやとりつく島もないままエンシェントアンドロモンと軍団が出陣してしまう
後にはポツンとハイアンドロモンだけが取り残された

「私はっ…！」

ふと彼が足元を見るとそこに何かがいる

「お前達は…」
「「「………………」」」

デジメンタマモンだ3匹のデジメンタマモンがジッとハイアンドロモンの顔を見つめている
ハイアンドロモンが何度かの離反を繰り返して選ばれし子供達と交流を持つ中でいつのまにかついてくるようになったのがこの三匹のデジメンタマモンである
彼らにはそれぞれ『勇気』『友情』『誠実』の紋章が刻まれていた

「お前達は…私に何を求めているのだ？」
「「「………………」」」

デジメンタマモン達は何も答えない…しかしその紋章が僅かに輝いた気がした

「勇気…友情…誠実…私に押し通せと言うのか？しかし…」

目を閉じて思案する
すでに起きてしまったこと
これから起きるであろうこと
起こしてはいけないこと
自分にできること

「……エンシェントアンドロモン様を止めなければ」

迷いは断たれた
ハイアンドロモンの元に三体のデジメンタマモンが集まりさらに輝きを増す
その輝きは一つになり…やがて光の中から一振りの剣が姿を現した

ハイアンドロモンが剣を取り基地の外に出る
森のある方が組み目を向ければ空が赤く染まり黒煙が天と地をつなぐ柱のように立ち上っている

行かなくてはならない…全てが手遅れになる前に

「私が…止めなくてはならないのだ！」

────────────────────────

fu3479105.jpeg
デジメンタマソードX3・完全体・種族属性不明

三匹のデジメンタマモンがデジクロスと思しき現象を起こして誕生した謎の剣
3つの紋章を宿しておりそれぞれに対応した精神性を高いレベルで備えたものにのみ扱えると言う
全てのデジメンタマモンを従えた者には奇跡の力が宿るとされる

なんなんだデジメンタマモン…

武器にもなるんだ…

傷つきさまよい それでも やさしさ探し当てたとき
君の中 なにかが変わり始める

一体何ターセイバーなんだ…

あの武器を怪文書にしたのか…

こやつアルマダハイアンドロモンではないか？

昨日見せにきた変なものだ…

マイ伝の方かよ！

アンドロモンのCV同じだったな…

>武器にもなるんだ…
デジモンをデジクロスして武器にするのは公式でやったからまぁ出来るだろ…
むしろデジメンタルの武器化まだ無かったのかよ
…いやデジメンタマモン…？

デジメンタマモンというかこれもうマイクｒ…

>昨日見せにきた変なものだ…
時間的には今朝じゃなかった？

ガブリンチョでだめだった

>ガブリンチョでだめだった
メタルティラノモンはそういう声優ネタ挟んでくる
原作でもそうだった

…原作？

やっぱり鋼鉄の勇気輝いてるじゃねぇか！

これだったか〜
デザインがシュールで好き