二次元裏@ふたば

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1881718 B24/05/13(月)15:04:27No.1188770620+ 17:08頃消えます
今日予定していた分のトレーニングを終えたダイイチルビーは、担当トレーナーとトレセン学園の敷地内を並んで歩いていた。
空の下地は燃えるようなオレンジ色に、その上からグラデーションの夜空が差す頃だった。
「本日この後、会食の予定があります」
相も変わらず、ダイイチルビーは一族の行事もありプライベートな時間がほぼ無い状態である。
そんな彼女を見ながら、バツが悪そうな様子でトレーナーは切り出した。
「ルビーが忙しい所に申し訳ないんだけど、今日は彼女との約束があって……」
「存じております。お相手を待たせるのも失礼かと。急いで行ってあげてください」
トレーナーは先月程から、ダイニルビーという女性と男女の付き合いをしている。出会いはダイイチ家の執事からの紹介だった。
ダイイチ家の親戚とのことらしく、容姿はダイイチルビーにとてもよく似ている女性だ。
ウマ娘であり背格好や髪形もダイイチルビーに似ており、トレーナーもはじめは姉妹ではないのかと訝しむほどだった。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/05/13(月)15:05:18No.1188770828+
「トレーナーさん、遅いのではないでしょうか。5分程遅刻しています」
声の先を見ると、校門の前でダイニルビーが手を上げてトレーナーに声を掛けていた。
ダイイチルビーを小走りで追い越し、トレーナーはダイニルビーの傍まで行くと頭を下げた。
「すみません、トレーニングは終わったんですけど、後の事務作業が残っていたので……」
「お忙しい中で私との時間を取って頂けるのは嬉しいのですが、あまり待たされると私も不満を覚えてしまいます」
少しばかり不機嫌そうな表情を見せたダイニルビーだったが、すぐに柔らかい表情を見せる。
「ですが、ご自身の体を労ることも大切ですよ。無理をせずに頑張ってください」
優しく腕を擦ってくれるダイニルビーに、トレーナーの表情も綻んでいく。
224/05/13(月)15:08:32No.1188771633+
「ありがとうございます」
「ふふっ、それでは行きましょうか。エスコートはよろしくお願いします」
ダイニルビーが笑顔で踵を返したところで、トレーナーはダイイチルビーに別れの挨拶をしようと振り返った。
だが、すでにダイイチルビーの姿はそこには無く、何者かがいた気配すらも感じない程の静寂が広がっていた。
「どうかしましたか?」
「ああ、いえ何でも。行きましょうか」
少しばかり躊躇いがあったが、ダイイチルビーが多忙なのは珍しい事でもないな、と思ってしまう。
(ダイイチルビーは俺と違って忙しいからな……)
トレーナーは、ダイニルビーの手を取って彼女と並んだ。
一度振り返った時、ダイニルビーが見えないところで苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべていたことに、トレーナーが気付くことは無かった。
324/05/13(月)15:30:59No.1188777109+
ドッペルビーか?
424/05/13(月)16:26:27No.1188790618+
めんどくせぇなこいつら!
524/05/13(月)16:34:37No.1188792415そうだねx3
分身してるのか別人なのか判断に困るが似てるなぁで済ませてるルビトレはクソボケというよりただのボケである
624/05/13(月)16:50:51No.1188796463+
最後の1行でダイニルビーが別人かそうでないのかが分からねえ
724/05/13(月)16:53:20No.1188797016+
ダイニルビーには素直に出来る
ダイイチルビーと違って背負うべき責任が少ないからか?
824/05/13(月)16:54:00No.1188797180+
確かに…ファインモーションのトレーナーも今はショミンモーションという方とお付き合いしていると聞いたことがあるな
よくある話のひとつだろう
924/05/13(月)16:55:53No.1188797631+
最後自分がダイイチルビーだと気づかないトレーナーに苛立ってるのか
別人の自分が隣にいるのにダイイチルビーを気にかけるトレーナーに苛立ってるのかで大分解釈が変わる
1024/05/13(月)17:01:55No.1188799142+
ヒソヒソ…


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