デジ対…ヒトナー連合です 今宵は月が綺麗ですねな怪文書回です ちょっとだけエッチな表現を入れてるが許してほしい ヒトナー連合でした 自キャラ 芦原 倫太郎 & ドウモン 都内某所。芦原とドウモンはマンション暮らし。 二人が出会って早2年。すっかり同棲生活も板についてきた。 面倒くさがりの芦原に対して、家事したがりのドウモンに甘えた状態だ。 ■ドウモン  「もんすたーダンス~♪ もんすたーダンス~♪ 朝までずっととまらない~♪」 キッチンで歌を口ずさみながら料理をする彼シャツ+スカート+エプロン姿のドウモン。 芦原はというと、メール処理をしつつテレビはニュース配信チャンネルをかけ流し、 黙々とある程度の情報のインプットとアウトプットの真っ最中。 テーブルには出来立ての料理が何品かとビール缶とグラスが広げられている。 ■芦原 倫太郎  「………よし」 ■ドウモン  「はい…お待たせ倫太郎さん♪ 油揚げとニンジンを甘辛く炒めた奴ー♪」 ■芦原 倫太郎  「今日もおいしそうだ。いつもありがとう、ドウモン」 申し合わせたように、PCを閉じて、ドウモンの到着に合わせてビール缶を傾ける芦原。 ドウモンもすかさずマイグラスを傾け、お酒を並々とそそぐ。 注ぎ終えたころ合いで、今度はドウモンがビール缶を手に取り、芦原のマイグラスに注ぐ。 テーブルは向かい合う形ではなく、隣で並ぶ形。 今夜の献立…〇豆腐のチョレギサラダ〇油揚げの味噌汁〇さいころステーキニンニク炒め〇だし巻き卵 〇油揚げとニンジンのきんぴら〇タケノコとアサリの炊き込みご飯〇ビール ■ドウモン  「んも~褒めても私しか出ませんよ倫太郎さん♥ おっとっとっ…」 ■芦原 倫太郎  「おっとっと…それじゃ」 ■ドウモン  「はい…♪」 ■芦原 倫太郎&ドウモン  「「お疲れ様♪」」 グラスを鳴らしてから食べ始める。二人分とはいえ精力きもち強めのメニュー。 リアルワールドの知識がドウモン自身にあったとはいえ、彼女の料理に芦原の胃袋はすっかり握られていた。 なぜ対面ではないかというと…ドウモンが尻尾で横にいる芦原をふさふさ弄りたいがため。 芦原も黙認…というより悪い気はしてない様子。 ■芦原 倫太郎  「味付けが良い…箸がすすむ。きんぴらには〆に山椒も加えたのか…好きな味だ」 ■ドウモン  「ふふ~♥ 倫太郎はほんと褒め殺しますねー…♪」 ■芦原 倫太郎  「こういうのは言わないと解らないからな」 ■ドウモン  「んふー~♥ それじゃぁ倫太郎さん…あーん♥」 ■芦原 倫太郎  「そ…それはさすがに…」 ■ドウモン  「あ~ん♥」 ■芦原 倫太郎  「ッ…!! 外ではやるなよ…あー…」 恥ずかしながら、口を拡げる芦原に、箸で摘まんだサイコロステーキを食べさせるドウモン。 料理自体は実に美味しいし、何度でも食べられるがこういうシチュエーションは恥ずかしがる芦原。 無事食べてもらえただけで尻尾を嬉しそうに振ってゆくドウモン。 今度は自分にとばかりにお口をあーん♥するドウモンにヤケ気味にだし巻き卵を与える赤面の芦原。 そんなやり取りをしつつ、あっという間にお皿は空となり、二人の腹を満たしてゆく。 ■芦原 倫太郎  「ごちそうさまでした」 ■ドウモン  「お粗末様でした…♥」 皿片付けと洗い物は芦原が担当。ドウモンはと言うと窓の外の夜景を見ながらソファでお冷をちびちび飲んでいる。 飲酒の後はお水を倍摂取する。芦原とドウモンの中で設けたハウスルールだ。 部屋選びが良かったのか、ビル街に囲まれてはいるが、月がいい具合に良いロケーション。 そこまで悪酔いするタイプではないが、物欲しげに夜景を見ながら尻尾を揺らすドウモン。 芦原はお冷を持ちながら、そんな彼女の隣に座る。 そんな彼にもたれる様に肩を寄せるドウモンに芦原は抵抗しない。 ■ドウモン  「……んふ~♪」 ■芦原 倫太郎  「酔いが抜けないかドウモン…?」 ■ドウモン  「確かに…もっと酔っていたいですね…今でも…夢心地ですよ倫太郎…♥」 ■芦原 倫太郎  「ちゃんと、もってる水は飲み干せよ」 ■ドウモン  「はい……っ」 残ったお水を一気に飲み干し、お酒でもないのにぷはーっとしてしまうドウモン。 芦原は合わせるようにグラスを空にして、ドウモンのグラスを受け取るとソファの台にグラスを置く。 空いてしまった指と指が絡みつき…向かい合うカタチに。ギュッと握られたとたん、尻尾が跳ねるドウモン。 ■ドウモン  「倫太郎…その…お酒の勢いで…とかは好みではないのですか…?」 ■芦原 倫太郎  「ドウモンは勢いのまま押し倒されたいか…?」 ■ドウモン  「ああっ♥ それはそれで捨てがたいですがっ♥ そんなマジマジと見られてしまうと私のキャラがっ」 ■芦原 倫太郎  「ちゃんとルールは決めた通り。それに…」 ■ドウモン  「ひゃうっ…♥」 ■芦原 倫太郎  「お前を抱くときは…誤魔化したくない」 唇が重なり、マズルを傾け、舌を交える。一度や二度ではない、熱く求めあうような唾液交換。 普段はいやらしい言葉でまくし立てるドウモンであるが、芦原も彼女の熱意を棒に振るほどクソボケではない。 わかりやすいドウモンの尻尾が唾液音と指の絡ませに連動する様にパタパタピンピン揺れてゆく。 唇が離れると…唾液で紡がれた糸が月明りに照らされる。 ドウモンの顔は実にしおらしく紅潮しており…実に芦原好みの表情だった…。 二人の住むマンションルームの玄関には人と狐、二つの人形が置かれている。 普段は寝かされている人形であるが、寄り添うように立たされた時は…OKサイン。 それもまた芦原とドウモンの中で設けたハウスルールだ。 いま…玄関の人形は、仲良さそうに寄り添っていた。 人とデジモンとの性交渉による効果は未だ未知の領域。 まさに不明瞭で未開拓の世界に足を踏み込む二人。 だが…周りが思ってる以上に、心と体の絆はそれなりに深まっているようだ。 おしまい