二次元裏@ふたば

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296099 B24/05/11(土)00:56:34No.1187828116そうだねx2 03:33頃消えます
おじさんのイモゲンチャーデビュー戦書きました
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うちのおじさん(25)とタスクモン
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お借りした人たち
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あと56番の魚澄真菜ちゃんお名前だけお借りしています
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/05/11(土)01:00:51No.1187829391そうだねx1
シズカちゃんとオアシス団のお姉さんには勝手なイメージを押し付けてしまいました
ぼくのでじたるわーるどではこういうかんじなんだ!
ごめんなさ〜〜い!
224/05/11(土)01:04:06No.1187830186+
いいぞ…もっと出しても…!!
324/05/11(土)01:07:29No.1187830988+
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デビュー戦完成記念にダルマに目を入れたの忘れてました
424/05/11(土)01:08:20No.1187831178+
「おーっほっほっほ!世界のすべてはシードラモンと真菜ちゃんのもとにひれ伏すことになるんですから〜!」
そう叫んでワルシードラモンに暴虐の限りを働かせる女が今、迷わずの森で迷子になりながらもはじまりの街と紙一重のエリアで暴れていた。
「推し活」なるものを叫んではいるがやっていることはただ考え無しに暴れているだけだ。
雷撃、水流、凍結攻撃。
トリッキー且つ強力な攻撃が野生のデジモンたちを追い立てる。
「見るのです!シードラモン族が如何に素晴らしく優秀な能力を持っているのかをその目で!」
攻撃を繰り出すのはワルシードラモン。
シードラモンの上位デジモンでずる賢く知恵が回り、名前の通り悪事を働くデジモンだ。
524/05/11(土)01:08:38No.1187831258+
「きゃー!エンジェウーモンが!……きゃあ〜エンジェウーモン?」
はじまりの街からほど近いエリアに現れた暴れん坊を止めるために出撃したエンジェウーモンも、
相手が強い攻撃的な意思よりもイデオロギーの表明を目的とする活動を自称していたために、
暴力的になっていいものか判断が付かない間に絡み付かれ締めあげられてしまう。
今までに見たこともないほど太く、長く、立派な赤黒い竜がその身一つでエンジェウーモンを束縛し身の自由を奪ってしまう様に
エンジェウーモンのパートナーであるシズカはたちまち見入ってしまい身動きを取らなくなってしまう。
「シズカ逃げなさい!シズカ!……んっ!くっ……ああっ!」
自分の置かれている状態も顧みずパートナーの身の安全を心配するがシズカは動けない。
足首から順に螺旋を描いてエンジェウーモンを縛り上げるワルシードラモンの胴体のわずかな隙間から肘から先だけはみ出した右腕の拳が、
エンジェウーモンの苦悶に耐える表情とリンクして閉じたり開いたり、ピンと張り詰めたり豊かな表情を見せるのもシズカは決して見逃さない。
624/05/11(土)01:08:59No.1187831348+
「オーッホッホッホ!これこそシードラモンの力の一端です!さあモドキベタモンさん達!あなたたちも立派はシードラモンになるために私たちと特訓をしましょう!」

――暴れる女の正体はオアシス団の団員RM−4110号。
  デジモンの中でシードラモンの地位向上を目指してオアシス団で活動する、
  全身ピッチリとしたラバースーツに身を包む通称『シードラモンおばさん』だ!
  得意技はシードラモングッズの押し売りとシードラモンについて熱く語ることだ
  (オアシス団団員紹介サイトのプロフィールから引用)――

普段は対人の独演会で済んでいたはずの彼女の活動が今日の舞台が久しぶりのデジタルワールドだった事もあってか少し興奮気味な様子だ。
なによりここには将来有望なモドキベタモンが群生しているのだ、こんなに心躍ることはない。
今、4110号は無限大の夢の中にいる!
724/05/11(土)01:09:19No.1187831414+
自分の世界に深く浸り、周囲の状況も目に入らないRM−4110号をよそにWR−4110号ことワルシードラモンも現実世界ではなかなか機会がなかった力の行使に酔っている。
デタラメに技を繰り出す中で、ついにワルシードラモンから放たれた一本の氷柱が逃げ遅れたモドキベタモンへ一直線に飛んでいく。
陸上を必死に歩くモドキベタモンの脚では、高速で迫る鋭い氷の矢から逃げきることはできない。
あわや直撃かと思われたその時、森の木々を押しのけ巨大な影が地鳴りと共に飛び出した。
モドキベタモンを完全に覆ってなお余る巨体から突き出した、これも巨大な――
――黒く、長く、太く、ツノと呼ぶにはあまりにも大きすぎ、それは大雑把過ぎた。
  それは正に、タスクモンのツノだった――
824/05/11(土)01:10:35No.1187831728+
――グャィィィイン!(文字で表現し難い音)
現れたタスクモンは鈍い金切り音を伴ってその巨大なツノで弾き飛ばすとそのままワルシードラモンへと突撃。
突然の割り込みには流石のワルシードラモンもエンジェウーモンを盾にするか、離して逃げるかの判断を付ける間もなくその体当たりを受けてしまった。
とはいえ所詮成熟期のデジモンである。
体格の差だけを見てもタスクモンにはワルシードラモンを跳ね除けるだけの膂力はない。
一瞬驚かされはしたがいつまでも格下相手に怯んでいるつもりはないとばかりに身をよじるが、今度はエンジェウーモンへの注意が逸らされてしまっていた。
「今のうちにデジモンたちを街へ逃がすんだ!」
「感謝します!……シズカ!行いますよシズカ!」
924/05/11(土)01:10:52No.1187831804+
タスクモンの背の、巨大な一対のツノの間に跨る男が口上をあげる。
「わかりやすい悪党め!俺たちが来たからには狼藉もそこまでだ!」
そう言い切ると、男はタスクモンの背の上で立ち上がりオアシス団員の女を人差し指を差して見えを切る。

――男の名はマッド・ジョージ。
この世界とは違うデジタルワールドで、彼もまたドラモン達の可能性を守るために戦う戦士であった。

「悪党とは心外です!あなたも真菜ちゃんとシードラモンの良さを分かりさえすればそんなことは言わないはずなのですから!」
オアシス団員の女もジョージへと向かって腕を組み大きく胸を張って宣言する。
「私はシードラモンのために、こちらのモドキベタモンさんたちを導くためにここへ訪れたのです!彼らこそシードラモンによって統治される世界を導く希望の存在なのです!」
シードラモンを讃える言葉を述べていることだけはかろうじて理解したが、何を言っているのか理解できないでいる。
「そして、その世界を真菜ちゃんに捧げるために!」
……真菜ちゃんとは誰なのだろう?
1024/05/11(土)01:11:14No.1187831884+
ジョージは自分が指さした相手の言動、そして何よりも青少年の前には決して出してはいけないと思われるピッチリラバースーツで身を包んだトンデモない姿と、
その恰好から繰り出される巨大な2つのクサリカケメロンを組んだ腕で支え、抱きかかえるようなポーズを凝視してしまい一瞬たじろぐが、
護るべき対象の前で大見得を切った手前だ、もう後には引けない。
気を引き締めなおして言葉を返す。

「俺の名はジョージ!ドラモンの未来を守るために戦ってきた者だ!
 貴様が何者かは存ぜぬ、ドラモンの可能性を育む姿勢には共感するが……、
 その希望のモドキベタモンをその手でデジタマに返すところだったのを棚に上げて言う事がそれとは笑止千万!」
「もういいだろジョージィ。俺はいつでもいい!コマンドをよこせ!」
タスクモンの呼び掛けにジョージも応じる。
1124/05/11(土)01:11:37No.1187831976+
「よし、ドラモンファクター!プラグイン!」
掛け声とともに右腕に装着したブレスレットに装着されている端末を90度回転させフラッシュメモリ然とした小さなガジェットをスロットに突き刺す。
「タスクモン、拡張進化……実行!」
端末のCボタンを押し進化コマンドを実行させると、拳を握った右腕を肘から直角に曲げて手の甲を外側へ向けて立ててブレスレットの端末をタスクモンへと向ける。
端末の小さな液晶画面から一条の光がタスクモンへと照射された。
光に包まれたタスクモンのシルエットがみるみる大きく、そして姿を変えていく。
「タスクモン!エクスパンドエヴォリューション!!!……完了!グラウンドラモン!!」
タスクモンの巨体から更に一回り大きくなったその姿はグラウンドラモン。
翼が変化した地中を掘り進めるための巨大な翼腕がトレードマークの地竜型デジモン。

「ぶちかませ、グラウンドラモン!」
1224/05/11(土)01:12:17No.1187832153+
「ぶちかませ、グラウンドラモン!」
姿を現すやいなや、ワルシードラモンを見据えたグラウンドラモンの真っ赤な背びれが燐光を発し、その口から破壊光線が放たれる。
放たれた閃光に次いで爆発的に熱膨張した大気が衝撃波となって吹きすさぶ。
だがその光線がワルシードラモンをとらえることは無い。
不意打ち常套、だまし討ち当然、一度は不意を突かれたがそれこそワルシードラモンの十八番である。
グラウンドラモンの光線と同じタイミングでツノに蓄えた電撃をサンダージャベリンとして放ったのだ。
結果、雷撃のエネルギーは相殺されたものの光線は軌道を大きく逸らされ、後方の湖畔に着弾、クレーターに水が流れ込みさながら小さな湾が形成された。
「やるじゃねえか!」
ワルシードラモンの口角が上がる。
互いに一撃を放ち、挨拶は済ませたとばかりに地竜と海竜それぞれが目を合わせ睨み合うのも束の間、どちらが先ともなく駆けだし巨体がぶつかり合う。
1324/05/11(土)01:12:42No.1187832246+
長大な身体を巻き付かせ放電を伴いながら締め落とさんとばかりのワルシードラモンと、
巨腕で相手の胴を握り潰さんとばかりに必殺のスクラップレスクローを発動して掴み返すグラウンドラモン。
グラウンドラモンは本来の四肢の爪を地面に突き刺し地面へ電流を受け流している。
バチバチドンドンと派手に音を立てて土煙を上げ、組んづ解れつ巨竜が森を転がりまわる。

「……、は?」
ただ一人、その場の当事者でありながら真菜ちゃんのための世界を宣言した直後から一瞬のやりとりに置き去りにされた女がいた。
「いやいやいや!?進化するなんて卑怯じゃないですか!こっちは出て来た時からずっとワルシードラモンなんですよ!?」
ツッコミどころはたぶんそこではないが、やっとの思いで開いた口からは素っ頓狂な文句だった。
「いやいや開幕ビームとか!?卑怯でしょ!?卑怯はワルシードラモンの専売特許でしょ!?」
正直ちょっとだけチビッたかもしれない。ビームの衝撃波と遥か後方に着弾した筈の爆風はちょっと今日の予定にはなかったスリルだった。
1424/05/11(土)01:13:47No.1187832536+
「いや失礼、隙を見せたら死ぬ世界にいたもので。こういう戦い方しかできなくてね」
独り言のつもりで喚いた所で突然真横から声がしてびっくりして振り向くと、先ほどまでグラウンドラモンの背にいた筈のジョージが真横にいる。
「あんなのに乗ってたら潰されちゃうでしょ?ああそうだ、卑怯ついでにこちらも披露しよう」
そう言ってジョージは新たなメモリガジェットを取り出すと進化の時と同じ要領で、ブレスレットへ差し込む。
「ドラモンキラー、プラグイン!」
武装コマンド実行のAボタンを押すと取っ組み合いを繰り広げているグラウンドラモンの右の巨腕が光に包まれ、真紅の爪が鈍色に変化する。
勘で危機を察知したワルシードラモンは全身から水流を放ち身をよじってグラウンドラモンの拘束から逃れ距離を取った。
「ドラモンキラーですって!?それウォーグレイモンの……あなたドラモンを守ってたって言ったのにドラモンキラーですって!?」
「仲間にウォーグレイモンが居てね、意外とメモリのストックが多いんだよ。敵にもドラモンが多いから致し方なくって事もあった」
1524/05/11(土)01:14:14No.1187832662+
「へぇ〜……。いやへ〜じゃなくて!?WRー4110号、突撃してはいけませんよ!」
幸い、グラウンドラモンの変化は右の巨腕だけのようだ。
「気を付けるのですWRー4110号!右です!相手の右腕に気を付けるのですよ!!」
安直な見た目から分かるアドバイスをするが、実際はそんな単純な話ではない。

「寝ぼけたこと言ってんじゃねえ!」
――あいつの腕は何やっても必殺級なんだ、とまでは口にできない、するわけにはいかない。
初めの取っ組み合いで握り潰さんとばかりに捕まれていた胴のダメージは今にも捩じ切れんばかりだ。
プラグイン実装するタイミングに発生したわずかなラグによる隙が無ければ今頃は身体は二つに千切れていたのではないだろうか。
そのラグの発生さえ地竜とそのパートナーは承知の上で実行したのではないか。
1624/05/11(土)01:14:31No.1187832720+
「チッ、……舐めやがってよぉ!」
吠えるもののもはや決定打を打ち込めるだけの体力も、リスクを抱えて地竜の懐に飛び込むだけの気概も薄れつつある。
相方のRM−4110号はともかく、ワルシードラモン自身は久々の憂さ晴らしに出てきただけのはずだったというのに。
こんな相手が飛び出してきて辛酸を舐めさせられているのだ、損得の割に合わない。

「どうしたチョロヘビ野郎!ビビって尻尾撒いて逃げ帰るのかぁ!?」
――ブゥン、ブゥン、ブォン!
短いブーム音を伴って一つ、また一つと頭のてっぺんから順にグラウンドラモンの背びれが赫灼たる燐光を放つ。
「黙れよ6本足のムシケラが!」
ワルシードラモンの周囲の中空に氷の矢弾『アイシクルニードル』がいくつも発生する。
1724/05/11(土)01:14:44No.1187832767+
「……シールド、プラグイン実行」
それを見るやいなや待ち構えていたかのようにジョージはもう一つ追加のプラグインをグラウンドドラモンへと入力する。
グラウンドラモンの左の巨腕が一瞬光に包まれたのが先か、ワルシードラモンが氷の弾を撃ち出したのが先か。
光に包まれた左の巨腕を頭の前にかざすグラウンドラモン。
無数の氷の矢弾が殺到しキラキラとダイヤモンドダストの如き爆煙がグラウンドラモンを包み込むがワルシードラモンは追撃を止めない。
そして最後の矢弾の斉射に合わせて自身も突撃を敢行する。頭上のツノに電撃を蓄えながら。
『サンダーインジャスティス!』
全身の質量を頭のツノに託し敵に突き刺して放電するつもりであっただろうその最後の一撃は、しかし、グラウンドラモンには届かなかった。
暴発した雷撃のエネルギーが氷の煙幕を吹き飛ばす。
グラううドラモンが身体の前にかざした左の巨腕は健在である。
その左腕の甲には太陽を模したかのようなアイコンが浮かび上がっている。
1824/05/11(土)01:15:06No.1187832868+
「そんな……、それはブレイブシールドですか!?ズルですよそんなの!!こんなの悪いヤツらがやるやつですよ!」
……それが悪いことをする女のセリフだろうか。

グラウンドラモンは左の巨腕でワルシードラモンのツノを掴むとその頭を自分の目線の高さまで下げさせる。
「おやおや残念だったなあ、詰めが一歩足りてねえや」
ワルシードラモンは身じろぎはするが全身用いて反撃するまでの抵抗はもはや見せない。
「じゃあな、お家に帰って風呂入っておねんねする時間だぜ」
グラウンドドラモンの尾の先の背びれまでがついにすべて光を帯び明滅する。
「今度は外しようがねえな」
グラウンドラモンの顎が大きく開き口腔の奥底から紅蓮が湧き出す。
『レッドインフェルノ』
吐き出された猛火がグラウンドラモンが握り込んだツノを除くワルシードラモンの全身を炙りつくす。
1924/05/11(土)01:15:27No.1187832954+
「あ〜っWR−4110号〜〜〜っ!!シードラモンの蒲焼きになっちゃう〜!!」
おろおろあたふたと手足を大きく身振り手振りして慌てる姿はまるで
「阿波踊りか?こんな時に?」
「違いますけど!?」
そんなことをしている間にワルシードラモンは完全に干からびて口から煙を吐いている。
「ジョージぃ〜!仕上がったぞぉ〜!」
エコーの効いた声が煙臭を漂わせて飛んでくる。
「よっしゃ、じゃあ貴重な資源を頂戴するか」
「…資源?まさかWR−4110号の皮を剥いで肝を取って…このドラモン殺し〜!!」
一人と一体のやりとりの蚊帳の外に置かれたRM−4110号の不安をよそにジョージはメモリガジェットを取り出すと
それを振り上げると……おもむろにワルシードラモンへと突き立てた!
2024/05/11(土)01:15:42No.1187833012+
ドーン!
ブスり!
「ぐぇ〜っ!」
まだ喚く程度の力は残っていたらしい。
「ちゃんと加減したよジョージぃ〜」
「偉いぞグラウンドラモン!本当に力尽きてると何も吸い出せないからな!」
メモリを突き刺したまま腕のデバイスを「ぴっぽっぱっ」と操作する。
ぎゅいんぎゅいんぎゅいーん!メモリガジェットが音を立ててワルシードラモンから光を吸い出す。
ぎゅいんぎゅいんぎゅいーん!充填完了1本目。
ぎゅいんぎゅいんぎゅいーん!充填完了2本目。
ぎゅいんぎゅいんぎゅいーん!充填失敗。
「2本か。グラウンドラモン相手にどっぷり組み付いて、なかなか骨のある相手だったのにもっと絞れるかと思えば残念だったな」
「あなた!WR−4110号になにを……いえ、何を盗ったのですか!?」
「何って……ドラモン因子だが?」
2124/05/11(土)01:16:02No.1187833099+
ワルシードラモンの身体が発光してみるみる縮んでいく。
光が治まって表れたのはゲコモンだった。
「いやあ〜〜〜っ!WR−4110号が〜っ!?どうして……シードラモンではないのですか!?」
「すまない。だがたまにあるんだ、ドラモン因子抜きすぎたせいで進化する以前の姿そのものではない、ドラモン以外に退化するのが」
RM−4110号は腰が砕けたようにへたれ落ち、大きな木の幹にもたれ掛かった……が、その木は幹が削り取られ背中を預けたのは扉だった。
戦いの余波で扉が壊れていたのか、もともと立て付けが悪かったのか、軽く体重を乗せただけで扉はRM−4110号もろとも木の内側へと倒れてしまった。
「留守だって言ってんでしょ帰りなさーい!」
謎の声が扉の抜けた戸枠の奥から聞こえ、RM−4110号シードラモンおばさんは勢いよく空高く投げ飛ばされてしまった。
2224/05/11(土)01:16:18No.1187833162+
「あの方向はデジモンたちの街か」
「ジョージぃ〜このカエルはどうするの?」
グラウンドラモンだったモノはいつの間にかベタモンへと姿を変え頭にメモリを突き刺していた。
「あっちの湖に投げておけばその内目を覚ますだろ」
ベタモンの頭からメモリを引っこ抜いて回収する。ドラモン因子はたとえ自前でも大事な資源だ。
「ぼくお腹すいたよジョージ」
ベタモンはおでこをジョージの脚に摺りつけながら空腹をアピールする。
この仕草をするとジョージはだいたい言う事を聞いてくれる。
「そうだな、補給もしたいし俺たちも街へお邪魔しよう」

ベタモンを抱きかかえ、この世界で初めての交流を行うべく男は歩き出した。
2324/05/11(土)01:16:41No.1187833259+
――一方、はじまりの街では。
「シズカ大変です!人が降ってきましたよ!?……これは、先ほど暴れていた方ですか?」
「そうだね、こんな変な格好で……もしもし?大丈夫ですか?」
投げ飛ばされて街の噴水へとダイブするかの間一髪のところを街のデジモンにキャッチされて事なきを得たオアシス団団員RM−4110号は気を失っており、シズカが揺さぶって意識を確認している。
「おばさん大丈夫ですか?」
呼び掛けと揺さぶりを同時に行うシズカちゃんだったが、次第に人名よりも重大かつ大変な事実に気が付いてしまった。
おばさんの身体を揺するとピッチリとしたスーツに包まれたクサリカケメロン二つがたわわに揺れるのだ。
先ほどは暴れていたこともありよく見てはいなかったのだが、その姿はピッチリとしたスーツに包まれた女性の身体はボディラインがすべてくっきりと浮き彫りになっているのだ。
2424/05/11(土)01:17:23No.1187833421+
もう一度おばさんの身体を揺さぶってみる。
ぼるんばるん、と重力に逆らうクサリカケメロンが振動を吸収し大きく揺れることでエネルギーを解消している。
シズカの脳に電撃が走る。
まさか、ただ地肌を晒す露出よりも上の姿があるのではないか。
少女の無限大な夢は果てしなく広がっていくのだった。

―完―
2524/05/11(土)01:20:41No.1187834222+
…10レスどころじゃなかったよ「」イチぃ〜!!
貼りだしたからもう最後までやるしかなかったよ
本当はシードラモンおばさんがシズカちゃんを無理やり真菜ちゃんと同じ制服に着替えさせるシーンに
シズカちゃんがおばさんの格好にされるのかと恐怖したら普通の格好させられて唖然とする様子があったんだけど
自分以外に通じる文章に見えなかったので色々削ったら30kbから10kbくらい削れちゃったよ
2624/05/11(土)01:23:16No.1187834854+
真菜がものすごい風評被害を受けている…!
いいぞもっとやれ
2724/05/11(土)01:28:21No.1187836093+
ANSIで保存したら♡が対応してないって?に変換されちゃってたよ「」イチ〜!
推敲ッて最後の最後でやらなきゃだめだね!!
2824/05/11(土)01:29:11No.1187836305+
>真菜がものすごい風評被害を受けている…!
>いいぞもっとやれ
真菜ちゃんなんもしてないのに…!
なんにもしてないからですね!
2924/05/11(土)01:29:42No.1187836429+
♥はUTF16-BEあたりで保存できるゾ!
3024/05/11(土)01:30:56No.1187836742+
>♥はUTF16-BEあたりで保存できるゾ!
特殊な記号や絵文字類はUTF側ならいけるんだよね
最近はANSIで保存するくせつがいてたから…!
3124/05/11(土)01:31:59No.1187837043そうだねx4
こいつキャラチョイスがエロだぜー!
3224/05/11(土)01:33:01No.1187837306+
神タイツがシードラモンタイツと繋がっちゃったな
3324/05/11(土)01:44:57No.1187840043そうだねx1
>今までに見たこともないほど太く、長く、立派な赤黒い
>エロだぜー!
3424/05/11(土)02:11:33No.1187845605+
うわー!シズカちゃん書いてくれてありがとう!!
エンジェウーモンがまた負けて締め付けされててありがたい…
グランドラモン対ワルシ―ドラモンの地竜対海竜の戦いは怪獣バトル味あっていいね…
ワルシードラモンも不意打ちに即対応したりいい感じに強敵でよかった
迷わずの森にいっぱいいるモドキベタモンが狙われているっていうのも初代デジモンワールド好き的にいいねぇ…ってなった
ジョージがアメリカンなのは知ってたけどグランドラモンも言い回しがなんかアメリカンでいいパートナーだね…
3524/05/11(土)02:22:58No.1187847794+
シズカちゃんに妙な概念を吹きこんでごめんなさ〜〜い!
エッチだけどかっこいいお姉さんの格好にあこがれるシズカちゃんが
某大洗のあんこう踊り見たらどうなっちゃうのか気になって仕方がない気持ちを抑えられませんでした
エンジェウーモンは完全体だから多少酷いことしても大丈夫だって信じています!
3624/05/11(土)02:38:12No.1187850007そうだねx1
シズカちゃん結構怪文書にでてきててエッチなんだー❤
3724/05/11(土)02:40:46No.1187850412+
>エッチだけどかっこいいお姉さんの格好にあこがれるシズカちゃんが
>某大洗のあんこう踊り見たらどうなっちゃうのか気になって仕方がない気持ちを抑えられませんでした
かっこよかったりキレイだったり物腰柔らかな所作が好きな女の子だからコミカルなアンコウ踊りはなんともかもしれない…
全身ウェットスーツなオアシス団員RM-4110号のことはエッチな目で怪文書通り見ると思います
>エンジェウーモンは完全体だから多少酷いことしても大丈夫だって信じています!
大丈夫!!!!!ありがとうございます!!!!


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