二次元裏@ふたば

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708290 B24/05/10(金)23:26:21No.1187794953そうだねx2 00:47頃消えます
ミサキちゃんがBVのあとしまつする怪文書描きました
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うちの子
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オリデジ
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settei
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お借りした方々
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/05/10(金)23:26:38No.1187795056+
デジ対の移転先が豊洲だと聞いた詩虎とベルゼブモンは休日に映画のついでにちょっと見に行くことにした。
免許を取って堂々と二人乗りできるようになベヒーモスを駆って聞いた場所に向かう。
「へー、あれが俺達の新しいオフィスになるのか。」
まだ建築中のために足場と防音シートに囲まれた一角を見て詩虎が言う。
「豊洲ならビッグサイトにすぐ行けるのはありがてえ……んだけどよお、隣もなんか作ってんな。しかも俺達のよりも大きいのが。」
隣を見てベルゼブモンが言う。確かにすぐ隣の敷地では、かなり大きな複数の建物が建築中だった。
工事はかなり進んでいて、足場の向こうに建物の姿がチラ見している。
「なんだお前、ちゃんと話を聞いてなかったのか……」
急に詩虎のテンションが低くなった。
「あれが併設される一番の目玉、都立デジモン学園だよ……」
「ああ、あれが……ってなんでそんなに落ち込んでんだ?」
「宇佐美さんにね、お前は絶対に近づくなって言われてさ……」
普段はバイタリティ溢れる好青年の詩虎が青菜に塩と言わんばかりにしょげている理由をベルゼブモンは察した。
224/05/10(金)23:26:56No.1187795171+
都立デジモン学園はデジタルワールドから帰還した子どもの学力回復と社会復帰を目的に設立された。
同時にリアルワールドに来たデジモンにこの社会の常識やルール、読み書きなどを学ばせる施設でもある。
デジ対総合庁舎に増設される帰還児童保護施設(仮称)で保護された児童たちもこの学校に通うことになる。
幼小中高までをカバーし、一般デジモンも通うことが想定されかなり大型の施設となっていた。
「なんつーか、その……元気出せよ。」
自分の職場近くにデジモンたちの夢の花園があるというのに立ち入ることも近づくことも禁じられた詩虎の心中が察せられたベルゼブモンにはそれしか言えなかった。

だがその宇佐美の指示はわずか1ヶ月後に撤回される。
まず現行のデジ対庁舎を非正規ワクチンと呼ばれる一団が襲撃。
原因は誤解と誤情報であったが庁舎は半焼。
国会議事堂や議員会館、赤坂離宮に近い場所での炎上事件は大問題となった。
そのため予定を前倒しして未完成の新庁舎に引っ越した。
しかしそこにも非正規ワクチンが襲来、まだも火災に見舞われる羽目に。
やむなく隣接する都立デジモン学園の一部に間借りすることとなったのだ。
324/05/10(金)23:27:12No.1187795266+
「デジ対の皆さん、お疲れ様であります!引っ越しのお手伝いに来ました!」
まだ焼けた跡も生々しいデジ対新庁舎(元)に現れたのは陸上自衛隊の制服を着た若者だった。
「あっ、アンタ確か……」
「Dレンジャーのスノハラ……だっけ?」面識のあるベルゼブモンと詩虎が反応する。
「お久しぶりです!デジシコ詩虎さんとロリコンベルゼブモンさん!」
『だからお前それやめろって!』完全にハモる二人。
「いや本当に申し訳ない。こいつはバカなのだ。それよりダイゴ、初対面の方々もいるのだからまずは自己紹介だろうが。」
続いて入ってきたガードロモンは、二人の記憶とは微妙に異なっていた。
野戦用三色迷彩が都市戦用ドット迷彩になっていた。
424/05/10(金)23:27:27No.1187795378+
「そうだったそうだった!皆さん!自分はデジモン学園の駐在武官、春原大吾三尉であります!以後よろしくお願いするであります!」
「自分は同じく駐在武官のガードロモン、識別名髭切三尉であります。以後お見知りおきを。」
一同に対して敬礼をする二人。
「ちゅうざい……」
「ぶかん……?」変態呼ばわりされたほうの二人は頭上に?を浮かべたような顔をしている。
「何だ知らないのか?」芦原が近づいてきた。
「反デジモン派の議員団がデジモンのたくさん集まるこの施設に自衛隊の駐留を要求してたんだ。」
焼け残った物を整理して汚れた手を拭う。
「最初は反デジ系が支持してる新型警官ロボットの自衛隊版を置く予定だったらしいが……なんかトラブったとかでDレンジャーに白羽の矢が立ったらしい。」
524/05/10(金)23:27:42No.1187795472+
そこまで言って芦原は右手を春原に差し出す。
「副室長の芦原だ。話は宇佐美室長代理から聞いている。よろしく頼む。」
「あっはい、よろしくお願いします!芦原さんのお噂もお聞きしてます!デジモンと結婚する初めての人類を目指していらっしゃるとか!」
「ぶふぉっ!」たまらず芦原は吹き出した。
624/05/10(金)23:27:58No.1187795577+
「パートナーのドウモンさんの事ももちろんお聞きしてます!盛り盛り巨乳プラグインで意中の男を誑かす恋愛スタンピーダー、だけどまだマトリクスエボリューションできない不憫一番星!って!!」
「はぁ、何を言ってるんですかあなた!私と倫太郎は常日頃から一心同体でありマトリクスエボリューションなどしなくても私は常に倫太郎のことを強く強く感じているのですよそれを初対面のあなたに斯様な言われ方する覚えはありません!」
どうやら春原の発言は彼女の地雷を踏み抜いたらしい。
髭切三尉は天を仰いだ。
「これ吹き込んだの名張だろ!おい名張はどこだ!名張のバカはどこだあぁぁっ!!」
芦原の怒号が焼け残った建物の中で妙に強く反響した。
724/05/10(金)23:28:13No.1187795657+
同日同時刻、文化庁デジタル文化振興室のロビー。取置サンワはその姿を認めると小さく舌打ちした。
「やあ取置君、ご機嫌いかが?」
「たった今最悪になったところですよ名張さん。」
あくまでも笑顔を崩さない名張に対して不愉快さを隠そうともしない取置だったが、名張の傍らにいるそれを見て無表情になった。
明らかに未就学な年齢の女の子がそこにはいた。名張のズボンをギュッと握っている。
「……なんだその子どもは。どこからさらって来た?」
「失敬な奴だな君は。僕の娘に決まってるじゃないか。」
知っていた。が、そう毒づかずにはいられなかった。
「……フン、その娘をこんなところに連れて来て何の用だ。悪いが俺はこれから予定があるんだ。あんたの相手をしている暇はない。」
824/05/10(金)23:28:29No.1187795740+
「知ってるよ。」名張がそういった直後、エントランスの自動ドアが開いた。
「あっ……こんにちは、取置さん。……と、名張さん。」
入ってきたのは赤瀬満咲姫、ミサキだった。今日は彼女のカウセンリングと『授業』の日だ。
「ほら、一華、あいさつして。」
屈んで女の子の耳元に顔を寄せて名張が言うと、女の子はぺこりとお辞儀をした。
「みなさんはじめまして。なばりいちか、よんさいです。」
つい先日誕生日を迎えた一華はだいぶ滑舌がよくなっていた。
「この子を君たちの『授業』に同席させてほしい。」名張はそう言うと深々と頭を下げた。
「授業の邪魔はしない。頼む、お願いだ。」
今まで見たことのない名張の態度は取置とミサキを固まらせるのに十分だった。
924/05/10(金)23:29:26No.1187796044+
以上です
解釈違いとか細かい間違いとかあったら
ごめんなさぁぁぁぁい!!
1024/05/10(金)23:35:37No.1187798361+
いっきにBV怪文書がいっきにきた!!
1124/05/10(金)23:49:16No.1187803454+
リアルワールド設定いろいろ補強してもらえるのありがたい…
1224/05/10(金)23:54:26No.1187805351+
やっぱリアル組は愉快な大人が多いな…教育には悪いな
1324/05/10(金)23:54:40No.1187805439+
>同時にリアルワールドに来たデジモンにこの社会の常識やルール、読み書きなどを学ばせる施設でもある。
デジモン以下の非常識人がちらほら…
1424/05/11(土)00:05:31No.1187809104+
(これはスピリットモドキ周りの設定ちゃんと整備したほうが良さそうだな…という顔)
1524/05/11(土)00:09:17No.1187810495+
>(これはスピリットモドキ周りの設定ちゃんと整備したほうが良さそうだな…という顔)
(おかげでこの話のギミックが思いつきました感謝…という顔)
1624/05/11(土)00:38:31No.1187821198+
臆病にもスレ消えそうになってから書くけどミサキちゃんに学校や弟子を生やしてしまって何か言われないかちょっと心配…
1724/05/11(土)00:41:30No.1187822421+
それはそれでだし
いろんな世界があってええ!!
後は免許回のおかげで
ちょっとフラグ立てられそう感謝!


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