久能ナヤムは勇気を出した。彼女をデートに誘ったのだ。
普通のカップルならやって当然なのだが、ナヤムと彼女であるスーザンはなにもかも普通ではない。

「ナヤム〜！今日もお疲れ様、デス」
「そっち組も人払いいつもありがとうな」
ナヤムがコウガモンとスーザンが用意した隠れ場で、フェアリモンから元の人間に戻る。
体が（特に胸が）解放されるこの瞬間がナヤムがフェアリモン活動関連で一番安心する瞬間だった。

だが、今は別種の緊張があった。

数日前…
「はぁ？彼女とデートをキチンと出来てないの？」
フェアリモンの仲間であるシューツモンがあきれ返る。
「自分は男ってよく言ってるけど、中三連れまわしてキープって男なら最低の部類だかんね」
「仕方ないだろ…スー…じゃなくて、あいつがこっち優先を望んでるんだから」

告白自体は活動を共有する中で向こうがしてきて、元から憎からず思っていたナヤムはすぐにOKした。
そして彼女の気持ちに触れるにつれてナヤムもどんどん惚れていった。
しかし恋愛のペースは完全にあちらに握られて、いざ攻めるとなると何をすべきか分からなくなっていたというのが実情である。

「前誘おうと予定聞いたら、すぐにフェアリモンのトレーニングの話してきたし…切り出すタイミングなかったっていうか…」
シューツモンはなんとなく理解した。コウガモンのパートナーは、喋らなくてはと思うあまり言葉数が多くなるタイプのコミュ障だと。
その結果、話す事が尽きないフェアリモンの話ばかりになっているのではと。

「なら直球で言いな？言葉かわされても畳みかけてペース掴んだらあとは自分次第だよ少年」
シューツモンは「じゃ」と言うとどこかに飛んで行った。
言いたい事だけ言ってどっか行くシューツモンの図太さに彼は羨ましさすら感じた。
しかし、少しでも助言が貰えるのは今のナヤムにとっては幸いでもあった。

そして今に戻る。
「あのさ…今度の日曜、買い物デートしよう！」
思わず目を瞑ってしまう。彼氏彼女だから必要ないはずなのに。
ナヤムは恐る恐る目を開ける。

「あ、えっと…その…よろひくおねがいしましゅ…デス…」
目の前には恥ずかしさと嬉しさでフリーズしているスーザンと「誘われただけでこうなるのか」と言わんばかりの冷めた目でスーザンを見るコウガモンがいた。
「ナヤム殿、ウチのスーザンを…よろしくお願いするでござる」
まったく動け無さそうなスーザンに飽きれたのか、コウガモンがそう言うとスーザンはかがんでコウガモンをぺちぺちし始める。

ナヤムは一連の行動がめちゃくちゃ可愛くて幸せになっていた。

そして迎えた日曜日…。

ナヤムは少し挙動不審になりながらも自分の彼女を待つ。
普段はジャージで済ませてばっかのナヤムが、珍しくYシャツを着て自分が出来る最大限の恰好で待つ。
（いつも出会ってるし、なんならお互いの部屋も何度も行ってるのにデートって意識するだけで全然違うな…！）
少年は心臓の高鳴りを抑えられなくなりながら待ち人になんて言うか考える。

「ナヤム！待たせましたか？」
振り返ると白と黒のツートンカラーでまとめられたワンピースと普段しない化粧をしたスーザンがいた。

「…可愛い」
ナヤムは返事よりも感想が先に出てしまった。

普段の彼女はパーカーと動きやすいパンツルックで活発的な印象の服を着る事が多かった。
内面は大人しい少女なのは重々承知だったが、清楚な服を着た彼女は振舞いもあいまって似合っていた。

化粧も気合を入れたのだろう。唇はウルウルして、肌は元々の白さが引き立って陶器のようだった。
「えっと、あ…凄い嬉しいデス…母様に色々教えてもらって…えと……ナヤムもカッコいいデスネ！」

話題をお互い探り、いつもの半分も言葉が出ない。
「じゃ、そろそろ…中行こうか」
ナヤムは手を差し出した。そもそも手をつなぐ為の誘い方がこれで正しいかはわからない。
だが、これでよかったみたいだ。
「はい…今日は楽しみましょう…デス」
スーザンの照れ隠しにお互いの緊張を感じとりながら、ナヤムは手を重ねたスーザンの手を取ってモールの中に入っていった。

ここからデート本番ってなるんですがまず服屋いくならスーザンとナヤムにどんな服買わせようかとか
ゲーセンでスーザンの好きな漫画のプライズに挑戦とか
レストランで何を食べさせるかとか
さらに趣味の物買わせるなら何になるんだって考えたら無限に悩みだしたのでみんなのデートプランとか聞かせて欲しいんです
誰でもいいんです。ウチの子がモールにデートに行ったらこういう事させたいとかでいいんです。

「」に何を期待してるんだ…

買い物デートってさ…キャラの趣味嗜好全部さらけ出すようなシチュだな？ってなって本当に難しいし
それでもデートする二人を考えるときは凄い可愛いなあとかなって完遂まで書くのすっげえ難しい！
そもそもデートした事ないし！

映画だよ映画に行け
いい感じのムードにできるやつだ少女漫画系がいいぞ

>「」に何を期待してるんだ…
ショッピングモールで楽しむテイマーたちの妄想を期待してる
フードコートで丸亀製麺に並ぶ派とか変なの買う派程度でもいいから書いてほしい

ぎこちなくなってる所に見知った同級生のカップルがイチャイチャしててあんなのでいいんだなって緊張が解けるとか

>映画だよ映画に行け
>いい感じのムードにできるやつだ少女漫画系がいいぞ
スーザンは少女漫画よりも少年漫画系好みそうだなあ…
コナンでも見せればちょうどいいか

変に背伸びして失敗して笑い合ったりとか

>変に背伸びして失敗して笑い合ったりとか
服屋に行って試着楽しんで値段みて青ざめる二人…うむ！

公式のお前が完璧なデートの前フリしてるのに勝てるわけねぇだろうが〜！

>ぎこちなくなってる所に見知った同級生のカップルがイチャイチャしててあんなのでいいんだなって緊張が解けるとか
そもそも二人はクラスメイトに知られてるのかとかスーザンの仮面をどうするかとか難しい…けど遠目で見る分にはいいか

>公式のお前が完璧なデートの前フリしてるのに勝てるわけねぇだろうが〜！
俺はスーザンとナヤムが好きなだけの第三者なんでそれぞれの作者の見解があればマジで聞きたいんですよね
あとこの二人ならではのデートは下着屋に行って「おっぱいって本当に普段邪魔だよね」って話で盛り上がるのは書いてて今思い出した

もう少年漫画にあるあるなデート中に事件が起きて彼女の心配をして動けないヒーローを彼女がケツ叩いて送り出すやつかな…？

>もう少年漫画にあるあるなデート中に事件が起きて彼女の心配をして動けないヒーローを彼女がケツ叩いて送り出すやつかな…？
それもやりてえ！
けど二人には心置きなくデートもしてほしい！
コウガモンが心配しすぎてついてきて邪魔になっちゃって三者で遊ぶのも見てえ！
まだ素顔を知らない時系列ですれ違う三ケツも挟んでもいいなあ！
こうやっていいなあってシチュが絞り切れないんです

貴緒さんにお相手できたら3ケツでWデートトリプルデートもできるんだよな…

>貴緒さんにお相手できたら3ケツでWデートトリプルデートもできるんだよな…
お相手と小学生男子どうしようね…