[パートナー達は静かに暮らさせたい］

　3日前、渋谷の上空に黒く染まった巨大なシャッコウモンが出現した。それは、突然現れるやいなや周囲を攻撃し出した。あまりの突然の出来事に人々は逃げ惑い、公機関も慌てて対応に乗り出す。
　しかし、事態はわずか10分足らずで収束する事になる。突如現れた巨大な槍がシャッコウモンを右側から貫いた。突如飛来した光り輝く何かがシャッコウモンを左側から貫いた。そして胴体を粉々に粉砕された黒いシャッコウモンは、崩壊して消滅した。
　黒いシャッコウモンを倒したのは何だったのか、そもそも現実の出来事だったのか、3日経った現在でも詳細は何も判明していない。

　渋谷の街中を二人の少女が歩いていた。一人は背の高いスタイル抜群の少女、学校鞄を持っていない方の手でドラコモンと手を繋いでいた。もう一人は小柄な少女、頭の上にベタモンを乗せていた。恐らく下校中であろう二人と二匹は、おやつどこに行こうだのゲーセン寄っていくかだの、他愛もない話を楽しそうにしながら歩いていた。そこに、一人の女性が近づく。
｢ちょっといいですか？私、週間○○の記者でして、3日前の巨大デジモン出現についてお話しを聞いて周ってるのですが」

｢わっ、いきなりですね」
｢んー、ウチらも特になんか見た訳ではないんよー」
　急なインタビューにも特に動じることもなく、二人は何の気なしに話し出す。
｢本当にいきなり現れて、いきなり破壊されて、いきなり消えたもんね」
｢逃げる人波が凄くってー、動画とか撮ってる暇もなかったんよー。むしろこっちが機密情報とか聞きたいんよー」
｢あはは、ごめんなさい、私どももまだ全然情報を掴めてなくて」
　その後も特に実になる会話はなく、暫くしてこれからカラオケの予約があるとかで別れる事となった。再び他愛ない会話をしながら歩き出す女子高生達の背中を見つめながら、記者……名張茜は嘆息する。

(情報筋によればあの日あの場所近辺にいたテイマーのうち、真の力量が確認できていないのはあの二人だけ。でも、会話してみても尻尾を見せるような反応は全くなかった。本当に無関係？それとも完璧に感情を隠蔽しているとでも言うの？あの歳で？)
　頭の中で疑念をぐるぐるさせていると、急に携帯に通知が入った。旦那からのLINEであった。
『【緊急】上からの圧力により渋谷の件でアレを倒した存在についての調査は打ち切って今後一切詮索禁止』
　あんまりにも急な横槍に、茜はつい感情的になって返信をする。
『はあ？何いきなり？上って誰よ！？』
　それに対して、旦那からの返信は一言であった。
『おじいちゃんセンサー超怖い』

　この一言に悪魔を連れた悪魔並みに恐ろしい上司の協力者を頭に浮かべて、再びため息が溢れ出る。そして何の気なしに再びさっきの女子高生を見返す。
　ドラコモンとベタモンがこちらを見ていた。それは成長期デジモンの円な瞳のはずなのに、強大な迫力を秘めているような気がした。その圧力の押し出されて、茜は今日は厄日だと心の中で呟きながら足早にその場を後にした。

以上になります

「」"ー！「」"ー！勝手に同い年だからって陽奈美ちゃんと幸奈ちゃんをクラスメイトにしてごめんなさーーい！
だがその他(もしかして一緒に冒険してた？お互いにお互いの実力知ってるの？など)一切の事は分かりません！(無能昆虫学者)

あとついでに疑問なのですが、うちの議員はデジヴァイスv(ゴスゲで宙達が使ってたやつ)をつけているという設定ですがスプシみるとバイタルブレスと書いている方が多いです
違いとかあるんでしょうか？

デジヴァイスVとバイタルブレスは区別のつくものじゃないので気にしなくても大丈夫だと思います
ゴスゲ前に買った人はバイタルブレスって呼んでる印象

バイタルブレス（デジヴァイスV、VV）って感じ
仮面ライダーも進化させられるからバイタルブレスだけだとちょっとデジモンのアニメとして使いづらかったんじゃないかな

おじいちゃんもしかして便利設定では…？
（おじいちゃんの入った怪文書を作りつつ）

>おじいちゃんもしかして便利設定では…？
>（おじいちゃんの入った怪文書を作りつつ）
雑に使える権力は便利なんだ

理解ある権力者ってのは動かしやすいからな！

親より使い勝手いいよね祖父母

成長期デジモン達が守護者してるの冒険終えた後って感じでいいね

ご教授いただきありがとうございます
日曜仕事でゴスゲもTverで見てたので周辺機器あたりは疎かったので助かりました