[メイン] 界王 :  

[メイン] 界王 :  

[メイン] 界王 : 「おーい悟空ー!大変じゃー!」

[メイン] 孫悟空 : 「うわなんだよ界王様、いきなりでけぇ声出して」

[メイン] 界王 : 「実は大界王様の所にとんでもないものが届いてのう」

[メイン] 手紙 : はたしじょう
孫悟空を〇〇まで呼んでこい
呼んでくれたらお前たちに極上のえっちなほんをくれてやるぞ。

伊庭宗一

[メイン] 界王 : 「というわけなんじゃよ」

[メイン] 孫悟空 : 「果し状…どんな奴なんだそいつ」

[メイン] 界王 : 「いやぁそれがな、ワシにもよくわからん」

[メイン] 界王 : 「気で言えばそう大きくは無さそうだが…」
「だけど何か凄い異質なものを感じる」

[メイン] 孫悟空 : 「へぇ…」

[メイン] 界王 : 「まあわざわざこんな所に手紙を送って悟空を指名する奴だ、ただ者じゃなかろう」

[メイン] 界王 : 「油断するなよ悟空」

[メイン] 孫悟空 : 「ああ、ここ最近平和だったからなー…」
「どんなやつか楽しみだぞ」

[メイン] 孫悟空 : 「……ん?」

[メイン] 孫悟空 : 「オラ送りつけるって事はこいつもしかして悪い事でもしたんか?」

[メイン] 界王 : 「いやまだ特にしとらんが…まあたまには悟空を喜ばせてやろうと思ってな」

[メイン] 孫悟空 : 「ほんとか〜?えっちなほんに釣られてるだけじゃないの〜?」

[メイン] 界王 : 「ち、違うわい!!いいから早く行けー!!」

[メイン] 孫悟空 : 「わかったって!よしじゃあ行ってくるか!」

[メイン] 孫悟空 :  

[メイン] 孫悟空 :  

[メイン] GM : どこかの荒野

[メイン] 孫悟空 : 「さーて界王様が言ってた場所は…ここらへんか」

[メイン] 伊庭宗一 : 荒野に独り、その男は立っていた

[メイン] 伊庭宗一 : 誰かを待ち望むように腕を組み、ぽつんと突っ立っていたソレは

[メイン] 伊庭宗一 : 「きたか」

[メイン] 伊庭宗一 : 悟空の姿を見て口元を歪ませる

[メイン] 孫悟空 : 「!」

[メイン] 孫悟空 : 人影に気づくと、視線を引き締めて

[メイン] 孫悟空 : 「おめぇか、伊庭ってのは」

[メイン] 孫悟空 : だけど少し楽しげな雰囲気を混じえながら話しかけて

[メイン] 伊庭宗一 : 「ああ。お前を呼び出したのは俺で間違いない……孫悟空」

[メイン] 伊庭宗一 : 「俺は伊庭宗一。普段は暗殺家業をしているが……これは依頼ではない」

[メイン] 孫悟空 : 「ただ戦いたいって事か」

[メイン] 伊庭宗一 : 「そういうことだ」

[メイン] 伊庭宗一 : 暴力的な威圧感を放ちながら、おもむろに悟空の方へ歩み寄る

[メイン] 伊庭宗一 : 「素晴らしい……視ればわかるぞ、貴様の強さが」

[メイン] 伊庭宗一 : 「俺も昂ってきた…!」

[メイン] 孫悟空 : 「おめぇの方は中々どういうやつかわからねぇな、界王様の言う通りだ」

[メイン] 孫悟空 : 「…初めてだ、こういう相手は。ワクワクしてきたぞ」

[メイン] 孫悟空 : 歩み寄る伊庭を見て、構えを取る。

[メイン] 孫悟空 : 「よし!はやくやろうぜ!」

[メイン] 伊庭宗一 : 「ああッ!」

[メイン] 伊庭宗一 : 《赫き剣》
伊庭はまず手始めに自分の手首から夥しい量の血液を流すと、それを細い長剣のように形作っていく

[メイン] 孫悟空 : 「……!!」

[メイン] 孫悟空 : 「……ふっ」

[メイン] 孫悟空 : 武器を生成する場面を興味深そうに見つめて、待ち構える姿勢を取って

[メイン] 孫悟空 : 片手だけやや上に向けて構える

[メイン] 伊庭宗一 : 「徒手空拳か……ククク面白い!」

[メイン] 伊庭宗一 : 「さあ行くぞッ!!!」
「なによりも美しい血の色を俺に見せるのだ!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 《コンセントレイト:バロール》+《巨人の斧》
砂塵を巻き上げるほどの瞬発力で地面を蹴り上げながら悟空に接近し……

[メイン] 伊庭宗一 : 「でェいッ!!!」
超重量になった剣を振り下ろす!

[メイン] 孫悟空 : 顔色を冷静に、太刀筋を指で受け止める

[メイン] 孫悟空 : 「……ッ!!」

[メイン] 伊庭宗一 : (指でだと…!?だがッ!)

[メイン] 孫悟空 : 想像よりもずっと重いそれを、だけど確実に受け止めて

[メイン] 伊庭宗一 : そのまま地面へとめり込ませる勢いで力を加えていく

[メイン] 伊庭宗一 : 「やはりその身体…尋常ではないようだな」

[メイン] 孫悟空 : 「ぐ…!」

[メイン] 孫悟空 : 加えられた力をいなすように剣筋を指からそらして

[メイン] 孫悟空 : 「だりゃ!」

[メイン] 孫悟空 : 反らした隙をねらい蹴りを放つ

[メイン] 伊庭宗一 : 「かはッ!」

[メイン] 孫悟空 : 「だぁー!」
吹っ飛んだ伊庭に追い打ちの肘を飛ばす

[メイン] 伊庭宗一 : 細身の体はあっけなく吹き飛ばされ

[メイン] 伊庭宗一 : 「ぐふ……ッ」

[メイン] 伊庭宗一 : めり込まされた肘に、苦悶の声と血が漏れていく

[メイン] 孫悟空 : 「どうした!さっきまでの勢いは!」
「あの力はでたらめだったんか!」

[メイン] 孫悟空 : 異質の力に呑まれる前に確実にペースを取るべく連撃に移る

[メイン] 伊庭宗一 : 「……悪いが、体質上」

[メイン] 伊庭宗一 : 「あまり回避行動というものを積極的に取らなかったものでなッ!」

[メイン] 伊庭宗一 : 殴られた場所からすぐに再生していき、その連撃にも対応し始める

[メイン] 孫悟空 : 圧倒していたはずが徐々に手応えを失っていき、そして受け身を取られることも増えていく

[メイン] 孫悟空 : だけどそれを見て焦ることなくただ喜ぶように笑い

[メイン] 孫悟空 : 「そうこなく…っちゃ!!」

[メイン] 孫悟空 : 連撃が完璧に対応され始めたタイミングで一旦距離を取り

[メイン] 伊庭宗一 : 「!」

[メイン] 孫悟空 : 屈むように腕を交差し、また向かうように誘いをかける

[メイン] 伊庭宗一 : 「フ……俺にイニシアチブを譲るとはな」

[メイン] 伊庭宗一 : 「いいだろう!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 《コンバットシステム》+《巨人の斧》+《コンセントレイト:バロール》+《血の宴》
本気で行くぞ…!

[メイン] 伊庭宗一 : 「オオオオッ!!」
凄まじい気迫…と同時に
まるでプログラミングされたかのように正確かつ無駄のない軌道で、孫悟空の身体を両断しようとする!

[メイン] 孫悟空 : 「………だぁッッ!!!」
向かってきたタイミングに合わせ両腕を勢いよく広げ開放し

[メイン] 孫悟空 : 気合い砲を放つ。

[メイン] 伊庭宗一 : 「!!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 直撃すればまたダメージを負い、吹き飛ばされ距離を取らされる

[メイン] 伊庭宗一 : ……剣ではなく銃を生成して撃ち合いに持ち込むか?

[メイン] 伊庭宗一 : 否!

[メイン] 伊庭宗一 : 《刹那の勝機》

[メイン] 伊庭宗一 : 「叩き伏せてくれるわァッ!」

[メイン] 伊庭宗一 : 瞬間的に思考を加速させて、悟空の放った攻撃のベクトルを認識
重力操作により自らの身体を脱出させて、そのレンジから逃れる

[メイン] 伊庭宗一 : 「ハァァ!!」
そのまま再び剣を振り下ろした

[メイン] 孫悟空 : 「ッ!?」
(オラの気合い砲から一瞬で抜け出した!?)

[メイン] 孫悟空 : 予想外、そして完璧な対応をされて、こちらは逆に反応が遅れ

[メイン] 孫悟空 : 寸前の所で剣撃を躱すも、わずかにかすり、ほんの小さな切り傷を許してしまう

[メイン] 孫悟空 : 後方に飛び、一気に距離を取り

[メイン] 孫悟空 : 「だりゃ!!」

[メイン] 孫悟空 : 気功波を3発ほど投げつける

[メイン] 伊庭宗一 : (この男、これだけ身体を鍛えておきながらレネゲイドコントロールのようなことも…!)

[メイン] 伊庭宗一 : 「ぬんッ!」

[メイン] 伊庭宗一 : 《グラビティガード》+《魔人の盾》

[メイン] 伊庭宗一 : 自身もまたガードを固めることで、気功波を防ぎ切る

[メイン] 伊庭宗一 : 「大したものだが……フン」
「もう少しで鮮血が見れそうだな」

[メイン] 孫悟空 : 「うっそぉ!?」

[メイン] 伊庭宗一 : 「撃ち合いが望みとあれば俺もそれに応じよう」

[メイン] 伊庭宗一 : 「もっとも何で戦おうが俺は負けんがな…!」

[メイン] 孫悟空 : 「気前がいいな」

[メイン] 孫悟空 : 「ならもうちょっとサービスいいか?」

[メイン] 孫悟空 : その場で両手を後ろに抱えるように構えて

[メイン] 孫悟空 : 「特大のをくれてやる!」

[メイン] 孫悟空 : 気を高めて、力を込める

[メイン] 孫悟空 : 「かー……」

[メイン] 孫悟空 : 「めー……」

[メイン] 伊庭宗一 : (これは…!)

[メイン] 孫悟空 : 充填されていく気が大地を震えさせる

[メイン] 孫悟空 : 「はー……めー……」

[メイン] 孫悟空 : 「波ァァァ!!!!!」

[メイン] 孫悟空 : 限界まで溜め込んだ気を、一気に解き放った!!

[メイン] 伊庭宗一 : 「うおおおおおおおおおおおお!!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 回避行動は…とらない!

[メイン] 伊庭宗一 : 重力操作により全てを受け止めようとするが…

[メイン] 伊庭宗一 : 「防ぎ…きれん!」

[メイン] 伊庭宗一 : 凄まじいエネルギーをぶつけられて、コートが弾け飛び全身が焼けていく

[メイン] 伊庭宗一 : 伊庭宗一はあくまで地球人だ
肉体的強度も一般のソレ
ただ…

[メイン] 伊庭宗一 : 《不死不滅》

[メイン] 伊庭宗一 : 「────────クククク」

[メイン] 伊庭宗一 : 「ハハハハハハ……!」

[メイン] 伊庭宗一 : 直線状に抉れた地面
その上に、男は立っていた

[メイン] 孫悟空 : 「……あれを受け止めたか」
笑いを浮かべつつもその顔には汗も少し伝っていて

[メイン] 孫悟空 : 「流石のオラもおどろいたぞ…」

[メイン] 孫悟空 : 「参ったな、このままじゃ勝てねえ」

[メイン] 伊庭宗一 : 「どうした?こんなものではないはずだ。貴様の実力は聞いている」

[メイン] 伊庭宗一 : 「もっと引き出せ。貴様の全てを!血沸き肉躍る戦いを俺に見せろォォォ!」

[メイン] 孫悟空 : 「ああ、オラもここでこの戦いを終わらせたくねえ」

[メイン] 孫悟空 : 「…見せてやるよ、超サイヤ人!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 「!!」

[メイン] 孫悟空 : 力を込める体勢を取ると

[メイン] 孫悟空 : 眩い光とともに体内の気が一気に爆発する!!

[メイン] 孫悟空 : 「はあッッ!!!!」

[メイン] 孫悟空 : 黄金色のオーラを身に纏わせて
ほんの少しヒリついた視線をむけて

[メイン] 孫悟空 : 「さあ、第2ラウンド始めようぜ」

[メイン] 孫悟空 : 言い終えると一瞬で距離を詰めて
腹に向かい重い拳をめり込ませにいく

[メイン] 伊庭宗一 : 「!!!」

[メイン] 伊庭宗一 : リアクションをとることすら許されず

[メイン] 伊庭宗一 : 「ををををあああああ!!!」
遥か後方の岩盤へと吹き飛ばされていく

[メイン] 孫悟空 : 衝撃で噴煙が飛び散り、目測が不可能になった伊庭を

[メイン] 孫悟空 : 気を探り瞬時に居場所を突き止め、追撃に向かう

[メイン] 伊庭宗一 : (これほど急激に…………ぬお!?)

[メイン] 伊庭宗一 : 岩盤にめり込みながら、どうにか体勢を整えようとしたところ……
前方から高速で気が迫ってくるのを感じ

[メイン] 孫悟空 : 視界が塞がった状況を利用し、追撃と同時に軽い罠を仕掛ける

[メイン] 孫悟空 : なるべく均等に気を分けた気弾を一発向かわせて、本体と誤認させるべく伊庭に突撃させる

[メイン] 伊庭宗一 : (見えん…!)

[メイン] 伊庭宗一 : 私に視界を遮られた時に対応するエフェクトはない

[メイン] 伊庭宗一 : 「ハ」

[メイン] 伊庭宗一 : 「何が来ようと……俺は滅びぬ」

[メイン] 伊庭宗一 : 「俺は闇だ。全てを飲み込む闇になる」

[メイン] 伊庭宗一 : 「何が来ようと……関係はない!」

[メイン] 伊庭宗一 : 《赫き猟銃》
前方から向かってくる”気”へ向かって、今度は鋼鉄をも貫く弾丸をいくつも掃射しはじめる!

[メイン] 孫悟空 : 誤認の囮として放った気弾が目標到達を待たずに撃ち落とされたのを察知し

[メイン] 孫悟空 : 「やるじゃねえかチクショウ!」

[メイン] 孫悟空 : 方針を変更。
残りの囮の気弾を盾とし、伊庭の凶弾を防ぎ距離を詰める。

[メイン] 伊庭宗一 : 「ッ!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 本体ごと撃ちぬこうとするも
それは必ず接近を許す

[メイン] 孫悟空 : ただで追撃できると思ってはいない。
必要なのは確実な接近。

[メイン] 孫悟空 : その上で狙い通り、盾とした気弾が全て撃ち落とされた時には目標に到達し

[メイン] 孫悟空 : 「だりゃあーーッ!!!」

[メイン] 孫悟空 : 撃墜狙いの凶弾ごと落とすかのように、正拳を突き出す

[メイン] 伊庭宗一 : 「はああああああーーーッ!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 《漆黒の拳》+《魔王の腕》
自らも拳で応じる……が、しかし

[メイン] 伊庭宗一 : 「ぐああああああ!!!!」
突き出した伊庭の拳は砕け散り、右腕は使い物にならなくなる

[メイン] 孫悟空 : 「もらった!!」

[メイン] 孫悟空 : 右腕が砕かれた隙を逃さず拳を乱打
一方的な攻撃は全身を隈無く破壊していき

[メイン] 孫悟空 : 最後に思いっきり蹴りあげて
また彼方にまで伊庭の身体を吹っ飛ばす

[メイン] 伊庭宗一 : 「──────!!!!」

[メイン] 孫悟空 : そして気の気配を逃さず、また一瞬で距離を詰め

[メイン] 孫悟空 : 伊庭の砕かれ抜かれた全身を見下ろす

[メイン] 孫悟空 : 「おめぇの負けだ、もうこれ以上戦えねえだろ」
「殺しはしねぇ、怪我もなんとかしてやる」

[メイン] 孫悟空 : 「もう終わりにしようぜ」
「おめぇは強かった」

[メイン] 孫悟空 : 一方的に自身の勝利と、戦いの終了を告げる

[メイン] 伊庭宗一 : 「…………フフフフフフ」

[メイン] 伊庭宗一 : これこそが

[メイン] 伊庭宗一 : 俺の求めていた戦いだ

[メイン] 伊庭宗一 : Eロイス《不滅の妄執》

[メイン] 伊庭宗一 : 既に肉体のほとんどは修復が追いつかないほどに損壊している
しかし

[メイン] 伊庭宗一 : 「俺の能力のひとつ……重力操作」
「身体を動かすのに筋肉は要らぬ」

[メイン] 伊庭宗一 : 《斥力跳躍》

[メイン] 孫悟空 : 「なっ…!?」

[メイン] 伊庭宗一 : まるで重力を感じていないかのように
ふわりと男の身体が宙に浮く

[メイン] 伊庭宗一 : 「”上”に来い……」

[メイン] 伊庭宗一 : そのまま斥力で
荒野の遥か上空へと飛んでいく
無論、逃走ではない

[メイン] 孫悟空 : 「…ああ」

[メイン] 孫悟空 : 誘いに乗り宙に浮き、高さを合わせて

[メイン] 孫悟空 : 「驚いたぜ、あそこからまた戦えるようになるなんて」

[メイン] 伊庭宗一 : 「フ」

[メイン] 伊庭宗一 : 「無限に戦えれば……どれだけいいことか」

[メイン] 伊庭宗一 : 宇宙に近い空
すぐ上に雲が見えるほどの上空で
俺たちは向かい合う

[メイン] 伊庭宗一 : 「行くぞ……」

[メイン] 伊庭宗一 : ひしゃげ、折れ曲がった右手を悟空に向け

[メイン] 伊庭宗一 : 《黒の鉄槌》+《黒星の門》+《コンセントレイト:バロール》

[メイン] 伊庭宗一 : 孫悟空の四方八方から、孫悟空の中心へと向かうように極大の重力を発生させる…!

[メイン] 孫悟空 : 「くっ…!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 「押しつぶしてくれる…!」
「甘美な赤を見せるがいい…!」

[メイン] 孫悟空 : 向かいくる攻撃を交わし続けるもその数はあまりにも多く

[メイン] 孫悟空 : 「くそッ!!」

[メイン] 孫悟空 : しびれを切らして、手に気弾を握り相殺を試みるも

[メイン] 孫悟空 : 「なっ…!?」
気弾とぶつかりあった重力は強い反発を起こし、爆発を生じさせ

[メイン] 孫悟空 : 直撃を受けもはや躱すことは不可
ならば手で弾き飛ばそうとするも重力波はその手にまとわりつくように沈み込み、そして衝撃を身体に叩き込んで

[メイン] 伊庭宗一 : 「うおおおおおおおおおおおおッ!!!」

[メイン] 伊庭宗一 : そのまま孫悟空の全身を圧壊するかのように、広げた手のひらを握りつぶし
最大の圧力を加えていく

[メイン] 孫悟空 : 躱すことも防御することも不可能
脱出ももはや望めず絶体絶命の危機を迎える

[メイン] 孫悟空 : ただ死を待つしかないその身体が、その気配が

[メイン] 孫悟空 : 何故か、一瞬にしてその場から消滅した

[メイン] 伊庭宗一 : 「……!?」

[メイン] 孫悟空 : 「はぁ…はあ…」

[メイン] 孫悟空 : 「危なかった……死ぬかと思った」

[メイン] 孫悟空 : 悟空を目掛けて向かう重力波同士がぶつかり合い相殺しあい、消滅する

[メイン] 孫悟空 : そして悟空の身は何故か伊庭の目の前に現れる

[メイン] 伊庭宗一 : 「……どうやった?」

[メイン] 孫悟空 : 「さあな…」
意地悪そうに笑い

[メイン] 孫悟空 : 「本当にやるなおめぇ…ならオラもいいもん見せなくっちゃな」

[メイン] 孫悟空 : そう言い終えるとそこから更に上空に飛び上がって

[メイン] 孫悟空 : また両手を後方に構えて、伊庭を鋭い目つきで見据える

[メイン] 孫悟空 : 「おんなじだと思わないほうがいいぜ」
「桁違いのをぶつけてやる」

[メイン] 伊庭宗一 : 「……!」

[メイン] 孫悟空 : 「かー……!!」
「めー……!!」

[メイン] 孫悟空 : 宣告通りその両手に溜まっていく気はあまりにも凄まじく

[メイン] 孫悟空 : まだ溜めている途中にも関わらず既に地球を破壊しそうなほどの

[メイン] 孫悟空 : いや

[メイン] 孫悟空 : その射角からして、確実に直撃し、地球外生命消し飛ぶほどの気が溜まっている

[メイン] 孫悟空 : 「はー…………!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 「…………」

[メイン] 孫悟空 : 死なばもろとも
なんて目は一切していない

[メイン] 孫悟空 : 地球がどうなるかが予測できない
そんなバカな知能もしていない

[メイン] 孫悟空 : にも関わらずその顔は揺らがない
本気で放つ気で伊庭に突き刺すように睨みつける

[メイン] 孫悟空 : 「めー…………っ!!」

[メイン] 孫悟空 : 気の高まりが頂点に達し、放たれようとした一瞬

[メイン] 孫悟空 : その一瞬、またその身体は消滅し

[メイン] 孫悟空 : 伊庭の超至近距離、そして射角を上に向けて悟空の身体が現れる

[メイン] 伊庭宗一 : 「!!!」

[メイン] 孫悟空 : 「波ーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!」

[メイン] 孫悟空 : そのかめはめ波は伊庭の全身を容易に多い

[メイン] 孫悟空 : そして成層圏を突き抜け、大気圏外まで射線を伸ばして突き進んでいく

[メイン] 伊庭宗一 : 「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 伊庭の身体が遥か天空へと押し出されていく

[メイン] 伊庭宗一 : だが…しかし

[メイン] 伊庭宗一 : (ノイマンシンドロームの閃きを侮るなよ…!)

[メイン] 伊庭宗一 : (読めていたともォ!)

[メイン] 伊庭宗一 : 身体を宇宙空間へと吹き飛ばされながらも、最期の力を振り絞りレネゲイドを行使する

[メイン] 伊庭宗一 : 《黒星招来》

[メイン] 伊庭宗一 : 「止まれィィィ!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 極小規模ではあるものの、暗黒の渦を生成し
悟空の放った莫大なエネルギーを吸収する…!

[メイン] 伊庭宗一 : 「ぐ…はぁ……あああ!」

[メイン] 伊庭宗一 : 結果として……限りなく宇宙空間に近い場所

[メイン] 伊庭宗一 : 地球の外気層で伊庭の身体は止まる
……すぐ近くに、暗黒の空が見える

[メイン] 孫悟空 : 「…クソッタレ」
悔しさを滲ませて、だけど嬉しさを隠しきれずに思わず笑う

[メイン] 伊庭宗一 : 「来い!!孫悟空!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 「俺も全力を出す…!」

[メイン] 伊庭宗一 : 「だから貴様も全てを振り絞れェ!」

[メイン] 孫悟空 : 「…ああ」

[メイン] 孫悟空 : 「見せてやるさ…取っておき」

[メイン] 孫悟空 : 気をもう1段階爆発させると
髪が更に逆立ち、そして纏う黄金のオーラがスパークを始める

[メイン] 孫悟空 : そして

[メイン] 孫悟空 : 「まだまだ…こんなもんじゃねえ……!!」

[メイン] 孫悟空 : そこから更に全身の気をため、高め上げていく

[メイン] 孫悟空 : 地が、空が

[メイン] 孫悟空 : 否、地球そのものがその気に触れて激しく揺らされ始める

[メイン] 孫悟空 : 「……………っっっっ!!!!!」

[メイン] 孫悟空 : 「はああぁぁァーーーーーッッッッ!!!!!!」

[メイン] 孫悟空 : 今までの全てが茶番に感じるほどの圧倒的な気の塊を携えて

[メイン] 孫悟空 : その見た目までも別人の如く変質させて

[メイン] 孫悟空 : 宇宙最強の戦士、孫悟空の最強形態

[メイン] 孫悟空 : 超サイヤ人3がこの地球に顕現する

[メイン] 伊庭宗一 : 「それが貴様の……真骨頂というわけか」

[メイン] 孫悟空 : 「この状態はあんまり長くはやれねえんだ」

[メイン] 孫悟空 : 「決めようぜ、今ここで」

[メイン] 伊庭宗一 : 「いいだろう」

[メイン] 伊庭宗一 : 生の始まりは暗く、死の終わりもまた昏い

[メイン] 伊庭宗一 : 幾千幾万の屍を超えた先に俺の求めるものがある

[メイン] 伊庭宗一 : 俺は闇になろう
全てを飲み込む闇に

[メイン] 伊庭宗一 : 《黒星粉砕》

[メイン] 伊庭宗一 : 「飲み込んでやろう!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 「永劫の闇に!!貴様を!!」

[メイン] 伊庭宗一 : 自身の能力を暴走させ、ブラックホールを発生させ
悟空を、周囲の光もろとも飲み込まんとする…!

[メイン] 孫悟空 : 三度、構える

[メイン] 孫悟空 : だが

[メイン] 孫悟空 : (…まずいぜこいつは)

[メイン] 孫悟空 : (かめはめ波だけじゃどうやっても相殺しきれねえ)

[メイン] 孫悟空 : (つっても他に打つ手もねぇ、まずったな…)

[メイン] 孫悟空 : (あんまり悪い奴じゃなさそうなのに今地球が消し飛びそうだぞ…)

[メイン] 孫悟空 : そんな思考を巡らせつつも放つための気を充填させ続ける

[メイン] 孫悟空 : (決めなきゃ全てが終わる、ガキの頃を思い出すな)

[メイン] 孫悟空 : (………!!)

[メイン] 孫悟空 : (ガキの頃…そうか…!)

[メイン] 孫悟空 : (もうこれしかねえ!!!)

[メイン] 孫悟空 : 全身全霊、全てを叩き込むべく溜め上げた気が頂点に達する

[メイン] 孫悟空 : 「待たせて悪かったな」

[メイン] 伊庭宗一 : 「!」

[メイン] 孫悟空 : 「決着つけようぜ」

[メイン] 孫悟空 : そう言い終えると、両手に込めたかめはめ波を敵に向かい

[メイン] 孫悟空 :

[メイン] 孫悟空 : ほんの一瞬、目標の真逆、自身の後方に放ち

[メイン] 孫悟空 : その勢いで身体を圧倒的なまでに加速させ

[メイン] 孫悟空 : そして残りの溜め込んだかめはめ波を自身の中に全て吸収する

[メイン] 伊庭宗一 : (これは…!?)

[メイン] 孫悟空 : 派手なものなど何もない、身一つがただ圧倒的な速さを伴い飛ぶ

[メイン] 孫悟空 : 「オラの全てを!!!!」

[メイン] 孫悟空 : 「この拳にかける!!!!!」

[メイン] 孫悟空 : ただの突貫に一瞬、凄まじく壮大な影が映る

[メイン] 孫悟空 : 全身全霊を賭けた拳を
全力で突き出す

[メイン] 孫悟空 : 「貫け!!!!!」

[メイン] 孫悟空 : 「はああアアアアアッッッッ!!!!!!!」

[メイン] 孫悟空 : 拳から巨大な
あまりにも強大な龍が放たれる

[メイン] 伊庭宗一 : 「──────!!」

[メイン] 孫悟空 : 全てを飲み込むブラックホールに向かい、龍は逆にそれを食らい尽くさんとばかりに突撃する

[メイン] 伊庭宗一 : (これほどのものなのか……”サイヤ人”!!)

[メイン] 伊庭宗一 : 龍をも飲み込まんと、ブラックホールは渦巻くが……

[メイン] 伊庭宗一 : (フ…………)

[メイン] 伊庭宗一 : ぶつかり合った力と力は相殺され

[メイン] 伊庭宗一 : 伊庭宗一の渾身のエフェクトは掻き消されるのだった

[メイン] 孫悟空 : (ああ…すげえや…)

[メイン] 孫悟空 : (世界には知らない所にまだこんなに強いやつがいるのか)

[メイン] 孫悟空 : (オラが限界超えてもそれでもまだ勝ちきれるかわかんねえ程の)

[メイン] 孫悟空 : (オラもっと強くなる)
(こんな強い奴ともっと戦いてえ)

[メイン] 孫悟空 : (ありがとうな、界王様)

[メイン] 孫悟空 : (伊庭……!!!)

[メイン] 孫悟空 : 闇と龍の激突は互いを打ち消し合い、そして

[メイン] 孫悟空 : 生じた衝撃はあまりにも眩い閃光となり

[メイン] 孫悟空 : その場を、2人を

[メイン] 孫悟空 : そのすべてを包み込んだ。

[メイン] 孫悟空 :  

[メイン] 孫悟空 :