文科省デジタル文化振興室キャラ設定 取置サンワ(男・22) 職員 プロフィール: 女殴ってそうな見た目だけどめんどくさい女にばっかりモテて女性恐怖症気味。童貞。 でかいパタモンとは小四以来の付き合い。 デ文室ではPGとして働いており、メグルの同僚だった。 理論研究は他の職員に任せ、機能としての実装を一手に引き受ける職人肌。 彼が来るまでのデ文室は理論ばかりが先立っており、表向きのアプリの開発だけで手一杯であった。 デジモンと人間の関わりについては楽観的に捉えており、ごく自然と友人として生きてゆけると考えている。 自分とパタモンはそうして生きてこられたから。 趣味はゲーミングデバイスのレビュー。どれだけ「ゲーミング」な光量であるかに重点を置いている。 荷物が届く度にパタモンは「サンちゃんまた変なもの買ってる…」と呆れている。 手がけたアプリ: 『どこでもヴィルトゥオーソ!』の裏コード(開発名称:「トイボックス」)  表向きは子供向けの楽器演奏アプリだが、端末をx軸方向に回転させながらアプリを起動することで、  メニュー配下に「いつか君を助ける機能」という謎のトグルボタンが表示されるようになる。  トグルを3回ONにして楽器を選択すると、対象の楽器データを物質化して呼び出すことができる。  物質のデータ化、またその逆を行う理論研究の成果であり、本来は非生物ならおおよそのものはデータ化/物質化が可能。  Dev版で実際にデータ化/物質化を検証したところ、官公庁デジタル人材向けのめちゃつよタブレットでしかろくに動かせなくなってしまったため、  リリースに際して機能を制限している。  サンワは「普通に最適化不足です。もちろんコードじゃなくて理論の」と不満げである。  メグルは支給品であるめちゃつよタブレットにDev版を入れ、貴重品のストレージとしても使っている。 『ARバンバンMAX』の裏コード(開発名称:「緊急避難」)  表向きは子供向けのARシューター。位置情報をデ文室のサーバールームに偽装して起動することで、  サンドボックスモードが解放される。  サンドボックスモードでは銃を撃つことはできないが、遮蔽オブジェクトをアウトカメラ視界内に自由に配置でき、  その際アセットのロードが発生するものの端末の性能に依らず短時間の物質化が可能である。  リアライズ現象の解明のため小規模なデータ空間からの物質化を研究する中で生まれた技術である。  アセットのロードを行う以上通信環境の制限を受けるため、サンワは「これ緊急って言えます?」と不満げである。  メグルはこのアプリを多用している。 『3さいからのゴッホようせいきょうしつ』の裏コード(開発名称:「リドロー」)  ゴッホと名前に付いているが表向きは普通の子供向けお絵かきアプリ。レイヤー機能付きで油彩ブラシが豊富。  キャンバス選択のアコーディオンを開いている際に端末を18回縦に振ることで、  付近の「データ構造体およびデータ生命体」(デ文室におけるデジタルワールド内の物質やデジモンの総称)のテクスチャを選択する機能が解放され、  それを描き変えることができる。  データ構造体およびデータ生命体への干渉実験の中で特に有害性が低かったためアプリに実装された。  なお、機能テスト中にパタモンがおなかに四次元ポケットを落書きされてギャン泣きした。犯人は室長。  「他と比べて社会への影響度は低いから別にいいんですけど、18回は流石に多い」とサンワは不満げである。  メグルは衣服のデータを毎日描き変えるのが日課。「緊急避難」で呼び出した遮蔽オブジェクトの隠匿性を高める際にも用いる。 開発名称:「橋」  一般リリースを全く想定していない開発中のアプリ。  デジタルワールドとリアルワールドを繋ぐ空間を生成することを目的として、現在開発が急ピッチで進められている。  目下実行中の作戦「Operation:Return of the DEEP DIVERS」の要である。  メグルはこのアプリの開発を知らない。 得意楽器: フルート、GarageBand 室長の個人的な趣味により、デ文室メンバーは音楽経験がある者しか採用されていない。 これにはサンワだけでなくメグルも当時から「私物化甚だしい」と不満げであった。 でかいパタモン プロフィール: 取置サンワの友人であり、デ文室のマスコット。 サンワとは幼い頃から平和な時を過ごしており、進化に対するモチベーションが全く育たなかった。 何故か成長期のまま体だけが妙に大きくなり、自身でも少し困惑している。 室長は変な目でみてくるし変なことしてくるからイヤ。 サンちゃんは大好き。 メグルさんも優しいから好き。 芦江ケイコ(女・29) 室長 プロフィール: 身長が低く童顔で、小学生と間違えられることもある。 一方で言語学の博士号持ちであり専門は生成文法(木接合文法)。 一般的なデジタルワールド関連の知識は素人に毛が生えた程度。 デジモンがどの言語話者とも意思を疎通できるのは、デジモンが自然言語を普遍文法で置き換えているからではないかと考えている。 であるならばデジモンは生得的な普遍文法話者と言え、普遍文法の構造論に寄与する可能性を見いだしている。 デジ文字については単なる置き換え文字と見做して重要視していない。 猫に嫌われる猫好きと同タイプの接し方をデジモンに対してしている。 なお、デ文室は機密性の高い研究部署であるため、モニタモン系のデジモンやデータへのアクセス、拡散能力の高いデジモンは出禁である。 趣味はドラえもん鑑賞。毎年のドラ映画をメグルと見に行き、感想を語り合うのが一番の楽しみであった。 デジタル文化振興室の創設について: ポスドク研究員時代に教授のツテで、文科省に「データ構造体およびデータ生命体」の研究室が創設されることを知り、 「芦江君ちょうど良いと思うよ」という教授の雑な推薦で基幹メンバーの一人として抜擢。 別口で基幹メンバーに選ばれていた岸橋メグルと大学以来の軽い再会を果たす。 「他にできそうな人がいなかったから上との繋ぎ役になってるだけ」とは本人の弁であるが、 研究者とフィールドワーカーばかりの基幹メンバーの中では社交性が最も高かったため、実際のところ事実である。 岸橋メグルとの関係性: 岸橋メグルとはいとこ同士であり、小さい頃から家族ぐるみでの交流があった。 メグルたちが『選ばれし子供』としてデジタルワールドに転移した「一斉消失・および一斉帰還事件」には巻き込まれていないが、 それが却って彼女の中でメグルの存在を大きくした。 「メグルくんは誰かが繋ぎ留めておかないと、呼ばれたらどこにでも行っちゃう」 という焦燥感が芽生えたのだ。 岸橋メグルの転移事故を普段から危惧していたため、事故が実際に起こった際に平静を装うことはかろうじて可能であった。 デジタルワールドからデ文室のAPIを叩く端末を検知したため、生存も確実視できた。 でも、このままじゃ帰ってこられない。 私達が、人間が、彼をリアルワールドに引き戻す。 「Operation:Return of the DEEP DIVERS」の開始を決意したのはその時だった。 Operation:Return of the DEEP DIVERSとは: 自力、もしくは現地のデジタル生命体の助けを借りてもリアルワールドへの帰還が容易でないデジタルワールド在留者を「DEEP DIVERS」と定義する。 彼らに対して直接コンタクトを取り、望むのであれば帰還を促し、そして実施する。 そのためには、我々自身が現地へ移動し現地で保護を行うことが我々自身の意志として必要だ。 それが、その機能が「橋」であり、それが我々である。 第一保護目標「DEEP DIVER01:岸橋メグル」を探し出して、再び出会うために。 得意楽器: チェロ、マンドセロ(マンドリン属のチェロ枠) 元々はコントラバスのレッスンを受けていたが、 小学3年生の頃から全く身長が伸びなかったため、フルサイズのコンバスを弾きこなせないと考え中学進学時にチェロに転向。 しかしチェロも少し弾きづらい。マンドセロもラウンド型はすごく弾きづらい。 大学時代にマンドリンオーケストラサークルに入部し、そこでマンドセロに初めて触れた。 以来チェロと同程度に弾けるよう練習を行っており、市民マンドリンオーケストラを主催するのが夢。 また、大学時代のサークルには岸橋メグルも入部しており、ケイコからの強い勧めでマンドリン(主に1st)を始めることになった。 「メグルくんいつも伴奏ばっかだしさ。ね、いいでしょ」 岸橋メグル(男・26) 自称・元職員 あっちこっちただふらついているように見えて、リアルワールドとの繋がりが濃い場所からなんとか帰還できないか探っている。 なお、事故での消失に伴って死亡扱いで籍はもうデ文室にないだろうと思っているが、普通に残っている。 得意楽器: ピアノ、マンドリン 『どこでもヴィルトゥオーソ!』にマンドリンオーケストラ用の楽器を仕様策定し、実装したのは彼である。 「みんな心配しているんでしょうね…でもこっちでも困っている人はたくさんいるし…うーん」