拘束プラグインN:NetLauncher メダマグモという自分の網を投げて獲物を捕まえるクモのデータから作ったシンプルなプラグイン。 銃・弓などの射撃武器の場合は弾や矢が投網に変化、それ以外の場合は手元に出現する網を投げる。どちらも出来ないタイプは口から出す。 網には粘着性があって命中した対象にへばりつき、プラグイン解除で消滅する。 副次効果として目視での距離感が研ぎ澄まされ命中補正が入る。 投縄プラグインB:Bola ナゲナワグモ(英名BolaSpider)というクモのデータから作ったシンプルなプラグイン。そのためボーラと名付けられているが出現するのは紐付き粘着球。紐は任意で伸び縮みできる。 敵に投げつけて動きを封じる、遠くのものを引き寄せる、◯パイダーマンみたいにワイヤーアクションするなど使い方は多彩。 使用方法はネットランチャーと同じで、こちらも解除で消滅するが、命中補正とかは特に無い。 以上2種類のプラグインはかねてよりデジタル庁から依頼を受けて開発していたもので、すでに経産省を通じて都内のファクトリーで量産体制が敷かれ(開発者は反対したがそこそこ高めのパテント料で折れた)、近く全国のデジタル犯罪捜査課にも供給される予定。 擬装プラグインH:H.E.N.G.E Human Evelope & Nerval-controlled General-purpose Emulator レナモン系統のデータを参考にしつつ、アリに擬態するアリグモというクモのデータをベースとして……クモ被りすぎじゃない? 人間をアリ、デジモンをクモと定義することでデジモンを人間に擬態させる。 人型に近いほど使用者への負担は軽くなり、ベルゼブモンで顔と手と肌色だけを擬装した場合の負担は腕に大きめの腕時計をつけた程度、連続稼働時間は18時間を超える。 テリアモンやナニモンの場合は全身着ぐるみ状態の負担で1時間未満が限度となる。 元ネタ同様に細かな仕草まで人間に似せる機能があるが、同時に擬態能力が原因で低下した敏捷性まで再現してしまった。 開発者としてはデジモンが人間社会に溶け込むために普及させたいのだが、確実に悪用されるため世に出せずにいる代物。 今回、ベルゼブモンの性癖と人柄を信じて特別にデジタル庁上層部から許可を得て試験運用という名目で提供した。