東  睦月 (ひがし むつき) 男 16歳    一人称:俺。二人称:お前、基本呼び捨て、目上の人にはさん付け。  〇〇高校に通う2年生。短い茶髪で碧眼。身長180cm。デジヴァイスIC(灰色)を所持。  運動神経抜群だが、成績は良くない。趣味は機械いじりと料理。皮肉やユーモアを混ぜながら話すことが多い。  普段はふざけた態度が目立つが、根は情に厚く、正義感にあふれる熱血漢。  5人兄弟の長男、幼少の頃から弟たちの面倒を見ていたため責任感が強い。  両親は健在だが仕事の都合上家を空けることが多い。現在金銭的余裕はあるが、弟たちに不遇な思いをさせたくないと思い,アルバイトをして家計の足しにしている。  バイト帰りの夜、突然生えてきたデジタルゲートに吸い込まれ、デジタルワールドに迷い込んでしまう。  混乱しつつも辺りの探索中に、チッチモンと出会い共に行動することとなる。  元の世界に戻ることを目的にしつつ、出会ったデジモンや人間達の手助けをしたりながら冒険している。特に弟たちと同じ年代の子ども達(中学生以下)には優しく接している。  明るく振舞っているがいるが、頭の片隅では大切な家族に対する心配と、ここにいる間は鬱陶しい家族の面倒を見なくていい思う安堵感、そんな考えをしている自分に対する嫌悪感が混じりあい滅入っている。  チッチモンに対して、最初は不愛想で変な鳥と思っていたが、冒険を続けることで絆が芽生え、今では頼れる相棒と思っている。          チッチモン 進化ルート:チッチモン→ヒョコモン→ブライモン→ブテンモン→クロノモン(DMモード)→クロノモン(HMモード)    睦月のパートナー。一人称:私。二人称:きみ、呼び捨て。  記憶喪失で自身に関する記憶を失っている。見た目に似合わず低い声をしている。 現状完全体(ブテンモン)まで進化でき、並大抵のデジモン相手なら負けることはないが、長時間維持できず長期戦は不得意。戦闘後はチッチモンまで退化してしまう。  真面目で優しい性格だが、不愛想で言葉遣いが堅く、本音を隠さず直球で話す。  そのため、付き合いの浅い者からはあまりいい印象を持たれていないが、当人は気にしていない。  優れた知識を持っているが、記憶喪失のせいか常識感がない。そのため時折、天然で面白い言動が見られるが、チッチモンは至って真剣にやっている。  自身の記憶を取り戻すこと、睦月を元の世界に戻すことを目的に行動している。  睦月に対して、よきパートナであり友と思っており、友として絶対に睦月を守り通すと脅迫概念に近い決意を持っている。      チッチモンがかつてクロノモン(HMモード)であった頃、  とあるエリアの防衛のため多くのデジモン達と協力してデジモンイレイザー軍との三日三晩にわたる戦争を起こす。  デジモンイレイザーの卑劣な策とさらなる増援の投入により防衛軍は壊滅。エリアは消去寸前に追い込まれてしまう。  満身創痍のクロノモンは、残った自身のすべてのエネルギーとデータを使えば最低でも敵に大打撃を与え、防衛軍の生き残りを撤退させることができるかもしれないと思い、自爆特攻に赴こうとする。  しかし、防衛軍の生き残ったデジモン達の不意打ちに遭い倒れ伏す。防衛軍にとってクロノモンは最大戦力であり、こんなところで無駄死にせず生き残ってほしいと考えていた。  デジモン達は最後の力を振り絞りクロノモンを遙か遠い安全なエリアへ転送する。  薄れゆく意識の中、クロノモンが見た光景は、崩壊する故郷、先ほどまで戦っていた敵軍が奈落へ落ちてゆく姿、そして、友であり共に過ごしてきた仲間達の最期であった。  ダメージが大きかったのか転送が不完全だったのか、あるいはエリア消滅の影響かは定かではないが、クロノモンは超究極体から幼年期チッチモンへ退化し、自身に関する記憶をすべて失う。