【あらすじ】
デッドリーエテモンを倒したデジマスター達はエンシェントショウジョウモンをはじめとする裏十闘士の存在を掴むことに成功する
そして情報を元に偽装デジヴァイス生産工場に潜入した彼等が見たものとは…！

「「「ザッケンジャナイワヨー！！！」」」
生産マシンの影から！下から！中から！ターゲットモンが！ターゲットモンが！ターゲットモンが！
次々と現れてはデジマスター達に襲いかかる！
『KABOOOOM！KABOOOOM！』
「いくら何でも数が多すぎるだろうコイツら！！」
炸裂弾をばら撒きながらブリッツグレイモンが愚痴る
「おそらくコイツ等は偽装デジヴァイスと共に偽装パートナーとして『生産』されたのだろう」
「……外道め！デジモンの命を何だと思っているのだ！？」
「さしづめ此奴等はクローンターゲットモン！」
津波の如く押し寄せるクローンターゲットモン達！その物量を前にしては如何に究極体2体であっても退却を選ばざるを得ない！
クーレスガルルモンがイアイで道を切り開きブリッツグレイモンが弾幕で壁を打ち壊し突破する！

そしてついに工場の外へと辿り付いたその時である！
「「「スピリットエボリューション！！！」」」
クローンターゲットモン達が一斉に叫ぶ！
おお見よ！その手に握られているのは禍々しいオーラを放つ『致命のスピリット』だ！
エンシェントショウジョウモンがそのチカラで生み出した暗黒進化を齎す呪いのアイテムその一つである！
無数のクローンターゲットモン達が一糸乱れる事もなく全く同じ動作でデッドリーエテモンへと進化した！！

「「「「「「デッドリーヴォイス！！！」」」」」」
「「「グワーッ！」」」
デジマスター達悶絶！
四方八方から浴びせられる音波攻撃になす術がない！囲んで棒で叩き続ければ究極体であっても実際死ぬ！

その時クーレスガルルモンが何かに気づく
「ブリッツグレイモン！地面に向けて撃て！！」
「な…なに！？」
「早くしろ！私だけでは威力が足りぬのだ！！！！」
「ええい南無三！死んでも恨むんじゃねぇぞ！」
ブラックデジゾイドの武器をクーレスガルルモンが斧にブリッツグレイモンがバズーカに換装して構える！
『KABOOOOOOOOM』
大爆発が起きた後にデジマスター達の姿はない…跡形もなく消し飛び死んでしまったのか？否！
地面には大穴が開きデジマスター達を地下へと飲み込んでいた！

デッドリーエテモン達の追撃を振り切ったデジマスターは背負っていたサーバー型デジヴァイスを地面に下す
一行のそれぞれの顔に疲労の色が濃い
「一旦食事にしよう」
そう言ってデジマスターはサーバーのモニターに腕を突っ込みそして中から何かを取り出した……それは紛れもなくスシだ！
デジマスターのサーバーは元々オンラインRPGの管理をしていたサーバーである
故にこの内部にはゲームに関わる全てのデータが備わっている…その中から食事アイテムを抽出する事で彼等は日々の糧を得ているのである
「オレ玉子！玉子のスシが良い！」
「私はハンバーグを！」
各々が好きなスシネタを手に取り口へと運ぶ…ゲームアイテム特有の回復効果がデジタル存在である彼等の体を急速に癒した

「……より多くの仲間が必要だ」
デジマスターが呟く
裏十闘士に立ち向かうのに今のメンバーだけでは明らかに手が不足している
「選ばれし子供達に合流することを目指しましょう」
「仕方ないか…」
デジマスターは子供を巻き込むことには否定的であるしかしながら戦力の心当たりも他にはない
気が重くなるのを感じながら立ち上がった

それでも戦えデジマスター！いつかデジタルワールドが平和を取り戻すその日まで！

エンシェントショウジョウモンをお借りしました

アイエエエエエ！？

こんなに強いクローンヤ…クローンターゲットモン初めて見た

ど…ドーモ…デジマスター=サン…

初出の時こんなに忍殺だったかなぁ！？

「スシ」 「スシを食べている」 「スシを補給している」 「さては手負いか！」

>初出の時こんなに忍殺だったかなぁ！？
タコが悪いよータコが

デッドリーエテモンお前スピリット体デジモンだったのか…