すぅーーー……（大きく息を吸うかごめ）
…海の匂いがします、現代の海辺と同じです
ここがもうすぐ世界の中心になるだなんて…

『現刻は1962年の10月20日だよ…ここから市街に入る事になるね…みんな準備はいいかな？むふっ』

世界の中心と言っても、人類史に残る負の記録と言って差し支えないのでありますよ☝
最悪の事態は回避したから良いものの…

観光気分ではいられないわよ…まだ事が表沙汰になっていないだけで
もう双方は戦時下のようなものよ…

ﾌﾞｯﾌﾞｰ♪（船からの積み荷を受け取ったカーキ色のビークルが走っていく）
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ…（どうやらロシア軍の燃料補給車のようである）

それじゃ、アリナは行かせてもらうんですケド…（ｽﾀｽﾀと歩き出すアリナ）
アナタ達に加担もしない…縛られもしないというプロミスだヨネ？

まままってください！（アリナの服の裾を掴むかごめ）

ぐいっ
ドテッ

ｳｯﾌﾟｽ!アナタはアリナの邪魔をしようというワケ？

＜前回のあらすじ＞
いよいよキューバ危機のさなかの現地へと向かうことになった我らがさやかと成人男性一行
ペレネルたちからのサポートを受け、ほむらと旭、そしてアリナを伴って
みことの力で時代を超える鏡を作り出したいろはに見送られ、現地の魔法少女を探して彼らは旅立つ
アリナに焚きつけられる形で新たにかごめを加えたマ連タイムトラベラーズの前に
果たして、何が待ち受けているのであろうか…？

>ｳｯﾌﾟｽ!アナタはアリナの邪魔をしようというワケ？
せ、せめて街に入ってからにしましょう…！
そうじゃないと…アリナさんも大変な事になりそうです！

>ｳｯﾌﾟｽ!アナタはアリナの邪魔をしようというワケ？
そうじゃなくて！その…で、できれば一緒に行動した方が良いと思います
アリナさんがいくら強くて、アート活動で戦地に慣れてても一人で動き回るなんて心配ですし危ないです…！

もう少し我慢してほしいでありますアリナ殿
湾港は少々空気が張り詰めているであります・・・！

とりあえずあれだ…君たちはうまく隠れていった方がいい
俺はただのジャパニーズビジネスマンとして堂々あの検問を通るだけだ！

「」っしー…大丈夫なの？
なんならあたしが運んでもいい…って目立っちゃうかぁ

>俺はただのジャパニーズビジネスマンとして堂々あの検問を通るだけだ！
どう見ても怪しい男よあなた…

ハァ……オーケー（困り眉のアリナ）
>とりあえずあれだ…君たちはうまく隠れていった方がいい
>俺はただのジャパニーズビジネスマンとして堂々あの検問を通るだけだ！
さっさとサクッとパスしてきてヨネ、ミスターハゲ
もし絡まれたらチップをポケットにねじ込めばだいたい通してくれるはずだカラ

一応ほら！堂々と港から来ましたよって事にすればかえって怪しまれまい！

（検問には兵士が立っている…銃を持っている！コワイ！）

ヨシ…飛んだり跳ねたりできないからな俺…
君たちはうまーくニンジャ的な動きで俺を追ってきて！

>どう見ても怪しい男よあなた…
どうにかなる！大丈夫！（といいつつも背広を脱いで肩にかける「」）
…しかし暑い…これが南米の陽気！

もしもの時は頼んだわよほむら…あんたの力には期待してんだから！

……ん？（日に焼けた兵士の鋭い眼光が「」を捉える）
おい！止まれそこのチャイニーズ…いや？日本人か？

『そうだね…下手に芝居を打つより堂々入った方がいいかもしれない』
『現代は手続きが身を守る事にもなるし、欠けていたら首を絞める事にもなる…』

>……ん？（日に焼けた兵士の鋭い眼光が「」を捉える）
>おい！止まれそこのチャイニーズ…いや？日本人か？
いやー実はそうです、あっはい！（あ、よいしょと下手に出る成人男性！名刺を差し出す）
実は私こういう者でして実際怪しくないますです！

>もしもの時は頼んだわよほむら…あんたの力には期待してんだから！
使わずに済むことを願うわね…

（メガネ…カメラ…そして七三である）

>いやー実はそうです、あっはい！（あ、よいしょと下手に出る成人男性！名刺を差し出す）
>実は私こういう者でして実際怪しくないますです！
ふむ……（怪訝な顔で名刺を受け取る兵士の兄ちゃんだ）
…ハイエナジー不動産？聞いたことはないが
日本の不動産会社がハバナに使いを出して一体何の用なんだ？

（受け取った名刺をポイ捨てする）
パスと書類を見せろ

>日本の不動産会社がハバナに使いを出して一体何の用なんだ？
実は弊社、今まさにワールドワイドかつアクティブにいろいろとビズの手を広げてましてハイ
ここハバナの名産をいろいろと見繕わさせていただきたいなという見積もりでして！
>（受け取った名刺をポイ捨てする）
>パスと書類を見せろ
あ、どうぞどうぞハイ！（ｽｲ…と差し出されるは偽造書類である！）

>日本の不動産会社がハバナに使いを出して一体何の用なんだ？
（あっ！ペレネルさんカバーストリーくらい作ってくださいよ！！）
え、ええと…旅行事業も手掛けています、弊社は
（パスの下にドル札を幾枚か）

なかなか「」殿もこの手の芝居が慣れている気がするでありますなぁ？

ハバナの名産……すると、葉巻とかか？おい
まぁ良い、しかし…先の大戦での敗戦国が、アメリカの下で景気の良いことだな？

>（パスの下にドル札を幾枚か）
…通れ

>なかなか「」殿もこの手の芝居が慣れている気がするでありますなぁ？
色々とそういう事はやってきたのだ…
結構な度胸だと思うけどどうして出世とかできないんだろ…

（パスと書類を突き返す兵士…何かを握った右手はポケットにIN!）
（帽子を深く被り直すとゲートの先を指さしてくれる）

>まぁ良い、しかし…先の大戦での敗戦国が、アメリカの下で景気の良いことだな？
政治とかよくわからないんでワタクシ…（ﾍﾟｺﾍﾟｺ）
ではドーモ

……ほんと、景気の良いこって（見送る兵士…）

…とりわけ玄関口は厳しいわね…
あの男たちは軍属よ…

ふぅ……みんな、待たせたな！
さぁこれで大手を振って街を練り歩けるぞ！目立たないように！

（一方魔法少女たちはステルス的な動きはお手の物である）
（市内に出ると「」に合流する）

一時はヒヤッとしたでありますが…見事なものであります、「」殿！

アリナの言ったとおりだったワケ…アッハハ♪
ヘルズゲートもチップ次第でヘブンゲートにチェンジさせることができるヨネ

『むふっ…ご苦労様…まずは拠点としてホテルを取ろう』
『まだ表向きは戦時下というわけではないから他国の貿易商たちも数多く滞在しているよ』
『おじさんもその一人にすぎない』

（市内はまさに南国の街、と言った感じのたたずまいである）
（おそらく現代まで残る建物なんかもあるのだろう）

きれいな街ですね…ここが大変な事件で世界に注目されることになるなんて…

だな、ねむちゃん…（ねむの本を開く「」）
まずは拠点確保だ！

一番いい所を取ろう！
その方が安全だからな？でもおひとり様契約という事になると思うけど

わかったわ……まずは落ち着く場所が必要ね…

>きれいな街ですね…ここが大変な事件で世界に注目されることになるなんて…
この日常の中にも、すでにきな臭さが感じられるのであります☝
ロシアの軍用車両なんかがちらほらと確認できますからな
ほら…あのパン屋の前に駐まっているなんてZIL-157トラックでありますよ

>一番いい所を取ろう！
>その方が安全だからな？でもおひとり様契約という事になると思うけど
できるだけ大きい部屋を取ってね「」っしー
軍資金もある事だし！出し惜しみナシなのだ！

>ロシアの軍用車両なんかがちらほらと確認できますからな
>ほら…あのパン屋の前に駐まっているなんてZIL-157トラックでありますよ
ここで…このキューバで
ミサイルの発射基地が…今、まさに…

ここは東側の陣営だもの…
「」…貴方は西側に近い人間と認識されるわよ…

＜Спасибо ！(スパシーバ！)
（パン屋から袋を抱えて出てくるロシアの女性兵士がひとり）
（プラチナブロンドが軍服に実に映えている…）

とは言え宿泊施設のあるところがわからん…
ムム…あそこにあるのは案内板かな？ちょっと見てこよう！

>ここは東側の陣営だもの…
>「」…貴方は西側に近い人間と認識されるわよ…
だ、大丈夫だ…今の俺はビジネスマン！
金と資本拡大のことしか頭にない72時間働いてカロウシする！そういう存在だ…！

>できるだけ大きい部屋を取ってね「」っしー
>軍資金もある事だし！出し惜しみナシなのだ！
ケチれば命に係わりかねないからね
それに俺を含めて…6人か…ぎちぎちだな

ウェイト、ミスターハゲ！カロウシにはアリナが求める美が無いワケ
もっとベストな理由でライフをバーンナップしてヨネ！

>＜Спасибо ！(スパシーバ！)
>（パン屋から袋を抱えて出てくるロシアの女性兵士がひとり）
>（プラチナブロンドが軍服に実に映えている…）
＜ねぇ、かごめちゃん…あの人！＞（抱えたアルちゃんが反応する）

>＜ねぇ、かごめちゃん…あの人！＞（抱えたアルちゃんが反応する）
魔法少女…だね…？

ええっと宿泊施設は…ｳｳｯ…地図自体がよくわからん！

>とは言え宿泊施設のあるところがわからん…
>ムム…あそこにあるのは案内板かな？ちょっと見てこよう！
（スペイン語とロシア語混じりで書かれた街の案内板である）
（隅に何やら焦げた跡があるのだが読むには困らないのでそのまま修繕されていないようだ）

よう！何か探してるのか？チャイニーズ
（案内板を見て悪戦苦闘している「」に語りかけてくる髭面の現地民らしき男）

＜また来る！ありがとう！（パン屋に手を振るプラチナ髪のロシアガール）
＜しかし、こんなにもスムーズにパンが買えるとはありがたい！実に！
＜…祖国では日用品をちょっと買うにも時間がかかるからな

>魔法少女…だね…？
早速軍属の魔法少女のお出ましでありますな…
こちらも相手に気づかれないように魔法の使用は控えるべきであります

>よう！何か探してるのか？チャイニーズ
>（案内板を見て悪戦苦闘している「」に語りかけてくる髭面の現地民らしき男）
アッハイ…ああいやいや、実は私は日本人でして！ハイ！
今日の宿を探していましてね

>よう！何か探してるのか？チャイニーズ
>（案内板を見て悪戦苦闘している「」に語りかけてくる髭面の現地民らしき男）
わたしチャイニーズ違うね
日本人よ！えっと…あの…ホテル探しているよ！

日本人ねぇ……ほほう？（訝しむように見つめてくる髭面の男）
…まさか見方がわからねぇのか？おいおい
…なら、わかってるだろ？（手を出してくる…払えば教えてやる、ということらしい）

日本人…商魂たくましい事だ！
トーキョーはこことは比べ物にならんほど大きいのだろう？
なのにここでは迷うのか？

>…なら、わかってるだろ？（手を出してくる…払えば教えてやる、ということらしい）
（うーむ…足元を見られている…！）※笑顔の下で歯がみする「」
（看板は公共のもので、この人のじゃ無いだろうに…！）

>（うーむ…足元を見られている…！）※笑顔の下で歯がみする「」
>（看板は公共のもので、この人のじゃ無いだろうに…！）
（目をのぞき込み）…なんてな！（ﾆﾔﾘ）
いいだろう、教えてやるよ！（肩をバンバン叩く）
そこの角を曲がれば宿街だ

いやーお恥ずかしい！ですが東京は言わば通い慣れた我が家ですからね
慣れない街に身を置くってのはそれだけで不安なもんです、あなたもそうでしょう？

あれっ？教えてもらえた…？
いやーこれはありがたい！

>いやーお恥ずかしい！ですが東京は言わば通い慣れた我が家ですからね
>慣れない街に身を置くってのはそれだけで不安なもんです、あなたもそうでしょう？
まったくだ！良い関係を築けるといいな？アディオス！（背を向けると手をあげて去っていく男）

あっ！凄い…「」っしーがなんかうまく外人さんと話してる！

ありがとう！グラシアース！トモダチ！ユウジョウ！
……良い人だった！人は見かけによらないもんだ…俺が張り詰めすぎなのか…？

>あっ！凄い…「」っしーがなんかうまく外人さんと話してる！
ここではアリナ達のがガイジンなワケ
フールでフィッシュねアナタ

（案内通りに進み、角を曲がると確かに一目見てそれとわかる宿が建ち並んでいる）

>（スペイン語とロシア語混じりで書かれた街の案内板である）
>（隅に何やら焦げた跡があるのだが読むには困らないのでそのまま修繕されていないようだ）
ほむら殿……あの看板の焦げ跡、おそらくは…

（ホテル街の一角に不自然な空き地…まるでその一角が突然建物だけえぐり取られたかのような…）
（そしてその空き地の前に佇んでいる銀髪メガネの女性…）

ええ、三浦旭…あの看板の焦げ跡は、先の革命の残り香といったところでしょうね？

この街も先の革命で戦場になったのよ…そういう傷跡もあるのでしょう…

>（そしてその空き地の前に佇んでいる銀髪メガネの女性…）
「」っしー！あの人…もしかしてペレネルさん？

おおう！？もしや60歳くらい若いペレネルさんだろうか？

なるべく綺麗そうな宿を選ぶとするか…よし
一応だけども、水道の水なんかも極力そのまま飲むんじゃ無いぞみんな
>「」っしー！あの人…もしかしてペレネルさん？
えっ？…ホントだ、今とまったく変わってないなしかし！

>おおう！？もしや60歳くらい若いペレネルさんだろうか？
と、歳のこと言っちゃって良いのかな…（あわあわしているかごめ）

…（こちらの視線に気づいたのか振りむくペレネル）
（ジーっとこちらを見たのちに驚愕の表情！）
もしかして…賢者殿とさやか…ですか？

さっそくコンタクトが取れたわね…でも、気をつけなさい「」に美樹さやか
あのペレネル・フラメルはまだ、私たちの知る彼女とイコールというわけではないのだから

『むふっ…協力が得られるのなら渡りに船だね…』
『でも僕たちの情報は絞って接触すべきだよ？たとえ既知の間であってもね』

まあ…！（さらにかごめに目をやるペレネル）あなたまで？！

>さっそくコンタクトが取れたわね…でも、気をつけなさい「」に美樹さやか
>あのペレネル・フラメルはまだ、私たちの知る彼女とイコールというわけではないのだから
ねむちゃんからも注意が来た
友達の概念の欠片探しという目的は嘘じゃないからそれは伝えるつもりだよ

>まあ…！（さらにかごめに目をやるペレネル）あなたまで？！
お、覚えていてくれたんですか？

なんと、かごめ殿はすでにこの時代の彼女と面識があったのでありますか！？
まさしく奇なる物は人の縁でありますな☝

えーっと…あはは…こ、こんにちわーっす！
その…また厄介ごとに絡んじゃいました！あははは…